hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

お墓について

問い「亡くなった曽祖母の供養」

問い「亡くなった曽祖母の供養」
http://hasunoha.jp/questions/632

【ご質問内容】

十年以上前に亡くなった曽祖母がおります。
曾祖母は子供に恵まれず養子を迎えたため、血縁関係はありませんが、私は曾祖母が大好きでした。

曾祖母には年の離れた妹がおり、実子のいない曾祖母はこの妹のことをとても可愛がっていたと聞きました。
曾祖母がほぼ寝たきりなった時に妹が亡くなりましたが、曾祖母が気落ちすることを怖れた周囲の者は、最期になっても妹の死を知らせませんでした。

十年以上も経って唐突ですが、曾祖母の代わりに妹のお仏壇かお墓にお参りしたいと思うようになりました。
生前 すれ違った姉妹を、せめて死後 何らかの形で引き合わせたいのです。
これが私の自己満足であることは十分承知の上です。

ここで質問なのですが、妹のお仏壇やお墓にお参りする場合、うちのお仏壇にある曾祖母のお位牌を持って行っても良いものでしょうか?
また、現在 お墓の正確な場所(町内にいくつかあります)が不明なのですが、お墓を管理しているお寺に尋ねた場合、教えて頂けるのでしょうか?
妹の家とは数十年に渡って何の関わりもないため、家に上がってお仏壇にお参りするのはかなり難しいと考えておりますし、お墓の場所も教えて頂けないような気がします。

【拙回答】

ご供養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

生前にすれ違ってしまった姉妹を何らかの形で引き合わせたいとのお気持ち、誠に有り難く尊いことでございます。

さぞかしそれぞれ臨終の際にお互い会うことが叶わずにて寂しい思いもされたことでしょうね・・是非、この機会に曾祖母様の代わりとして曾祖母様の妹様のお参りをして頂けましたらと存じます。

お位牌は持参せずとも、気持ちだけで十分であるかとは存じます。仏壇前、墓前にて、「○○様の代わりに手を合わせに参りましたよ」とご供養して頂けましたら良いのではないかと思います。

また、もしも、お仏壇へのお参りも、お墓へのお参りもできなさそうだとなりましたら、この機会に姉妹のご供養を同時にお勤めされてもどうであろうかと存じます。

問い「親しいかった故人の供養をしたい・・・・」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1006868089.html

上記の問いにても述べさせて頂いておりますが、それぞれのお寺や僧侶の方針にもよりますが、丁寧に事情を説明してお願いを致しますと、大抵は真摯に対応して頂けるのではないかとは存じます。

もちろん、一番良いのは、それぞれの宗旨の関係もあるでしょうから、曾祖母様のご供養は蜂村様の菩提寺さんにお願いする、妹様のご供養は、妹様のところの菩提寺さんにお願いするのが本筋となるのでしょうが、一度、蜂村様の菩提寺さんにでも相談なさられてみられて、同時にが可能であれば、是非、ご供養をお勤めなさられて下さいませ。共にご供養なさられる仏縁・法縁によりて、それがきっと善き引き合わせに繋がるのではないかと存じております。

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「自宅敷地内の観音様について」

問い「自宅敷地内の観音様について」
http://hasunoha.jp/questions/605

【ご質問内容】

自宅敷地内の観音様について

以前、被災した義理の両親との同居を解消することに悩み相談させていただいた者せす。同居して2年が経過しようとしています。相談させていただいてからも、主人とは何度も離婚の話をしてきました。お互いこのストレスに疲れてしまっていたのです。そんな不仲の私達のことをみて、義理の両親がなぜか私達のことで結婚後過去最悪の喧嘩したそうです。
そして、この家からは出ていき、シングルマザーで2人の子供を育ててい
る義理姉のことをサポートしにいくことときめたようです。
そこで、ご教示いただきたいことがあります。

彼らがこちらに来る時に、代々祀ってきた観音様を我が家敷地内に、被災地から持ってきました。観音様と呼んでおりますが、どうやら昔の誰かのお墓らしいのです。主人のひいおじいさまの夢に、出てきて「掘ってくれ」とお告げがあり、掘ったらでてきたそうです。それから、その観音様は震災でなくなってしまった自宅近くの山に祠を建て祀られており、代々引き継がれていたようです。

こちらに持ってくるという話の時、私は「海を眺める場所にあったものだし、観音様はあの場所が好きだろうから動かすべきではない。」と言い、また、正直、新しい住宅地なので周りも若い家族が多いため気味悪がられたりされるのではないか、という気もして反対してました。
今、観音様は庭にあり、ホームセンターで購入した物置小屋を祠のようにして祀り、義理母が毎日お水をあげています。

これから家を出で岩手県に戻るとのことで、私は上で申し上げた理由2点から、あちらに戻して欲しいと思っています。
しかし、主人も含め、こちらに置いておきたい、といっていますが私は、義理の母ほど、その観音様に愛着が持てず管理ができる自信もありません。主人は週1くらいであればお水とご飯を供えそうですが、今までの仏壇へのお供え状況を見ていると私より頻度が少いので怪しいです。

こんな雑な夫婦のもとに観音様を置いておいて良いのでしょうか。
それで観音様は幸せでしょうか。
昔、観音様のお供え等をサボっていた時期に義理父が仕事で指を切断したそうで色々と怖いです。
今後どのようにしたら観音様は幸せですか?
ご教示ください。

【拙回答】

観音様の幸せよりもあなたご自身の幸せへと向けて

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

以前のご質問にも回答させて頂きましたが、あれからも同居を巡って色々とありましたようでして・・

この度は、ご自宅に祀られておられる観音菩薩様のご処遇についてでございますが、観音菩薩様のことにつきましては、下記のウィキペディアの内容をまずはご参照頂きましたらと存じます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/観音菩薩

観音菩薩様は、誠に智慧と慈悲を体現なされておられる菩薩様であり、その智慧と慈悲によって、迷い苦しみにある私たち凡夫を様々な変化身にて現れられてお救い下さる誠に慈悲深き有り難き菩薩様でございます。

星大晃様と誠に同じ趣旨のこととなりますが、観音様の幸せ云々のご心配よりもご自身の幸せへと向けて、観音菩薩様の智慧と慈悲の教えを私たちが修習することで、悟り・涅槃へと向けて精進努力していくことが必要となります。

ましてや家族内で喧嘩して争ってしまっていたり、不満やストレスを溜めてしまって心の状態が悪くあれば、観音菩薩様の尊いご意思に添うことではありません。

是非、この機会にも前回のご質問の時にもお答えをさせて頂いておりますが、何事においてもできる限りに助け合い、支え合い、分かち合いのバランス関係を保てるように調えることで、平穏無事に過ごしていけるようになさられて頂けましたらと存じます。

観音菩薩様のご処遇と致しましては、下記の問い拙回答もご参照下さいませ。

問い「生前の写真にお供え物をする事 再問」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002999474.html

「・・一定の尊いものへの配慮、失礼に当たらないような扱いというものが必要になるのではないかと考えております。このことを仏教では「荘厳(しょうごん)」と申しまして、中身は当然として、ある程度形式を重視するのも、形式をその尊いものへの配慮の現れとして扱うからでございます。もちろん、形骸化した中身の無い荘厳であってはいけませんし、何でもかんでも豪華絢爛でなければならないというのではなくて、身の丈に応じて、できるだけ尊いものを尊いものとして扱えるように調えて参りたいというところでございます。・・」

川口英俊 合掌

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問い「宗旨変えについて」

問い「宗旨変えについて」
http://hasunoha.jp/questions/291

【ご質問内容】

はじめまして

この度、早産で子供を亡くしたのを期に、義父と夫とでお墓を建立する事になりました。

義父母は遠方に住んでおりまして墓は私達世帯の近く(都内)に建立したく探しています。
義父の実家(本家)のお墓は曹洞宗のお寺にありますが、今回候補に挙がっているお寺は天台宗です。

私の実母は、霊園でなく寺墓地なら同じ曹洞宗にしたほうがいいと言い、私もそれはそう思うのですが、義父母は全く信心がないので、私と母の意見に耳を傾けてくれません。もし、改宗するのであれば、何か儀礼的な事をすれば良いのでしょうか?

紆余曲折してようやく話が纏まりかけているので、早く納骨をしてやりたいと思います。

お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスいただければ幸いです。

【拙回答】

お地蔵様に導かれて安らかにありますように

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は早産にてお子様を亡くされましたとのこと・・どれほどのつらさ、悲しみ、苦しみであったことか・・流産、早産、死産・・これは本当に経験した者でしか分からないつらさ、悲しみ、苦しみであるかと存じております・・

どうか懇ろなるご供養、お弔いも通じて、ご夫婦協力して、助け合って、支えあって、立ち直られますことを心から祈念申し上げます。

お納骨ご希望の御墓建立についてですが、三家族が一緒に入れる御墓をとのことで、三家族間にて、費用も分担して、またご供養賜れる宗旨、寺院様も相談して、納得のいく形にて調えられれば良いかとは存じております。

宗旨替えにつきましては、水上様もおっしゃられていますように、目指すべき「頂き=悟り」は一つです。宗旨宗派の違いは、登山の入り口やルート・道順の違いでしかありません。ただ、如来が善巧方便により説かれている教えの中で、自分にとってどれが最も合うのかというところはあります。そのためできるだけ総合的に仏教の学びを一通り進めて、俯瞰視できるようになってから判断しても良いのですが・・もちろん、どの宗旨宗派を選ばれようとも、とにかく、「仏縁」を大切に、「仏縁」を途切らさないようにして頂ければとは存じております。

お母様の「跡継ぎが出来ないのは婚家が先祖の供養を怠っているからでは」、「先祖が守ってきたものと違う宗派のお寺にしては障りがあるのでは?」・・これは少し酷い言いようです・・祟りや障り、そんなことをするような先祖、仏様はありえませんのでどうかご安心下さいませ。

これからもしっかりとご供養を賜れることで、きっと既にお名前もおありでしたでしょうね・・ErieO様ご夫婦のお子様○○ちゃんが、お地蔵様に導かれて安らかにありますようにと、この度は拙生もご供養の想いを寄せさせて頂きます。

地蔵和讃より「・・今日より後は我をこそ、冥土の親と思うべし、幼き者を御衣の、袖やたもとに抱き入れて、哀れみたまうぞ有難や、いまだ歩まぬ嬰児も、錫杖の柄に取り付かせ、忍辱慈悲の御肌に、泣く幼子も抱き上げて、なでさすりては地蔵尊、熱き恵みの御涙、袈裟や衣にしたりつつ、助けたまうぞ有難や・・」

川口英俊 合掌

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問い「やっぱり無縁仏じゃだめですか?」

問い「やっぱり無縁仏じゃだめですか?」
http://hasunoha.jp/questions/193

【ご質問内容】

こんばんは。
どうしよう。涙が出そうです。
病気の事に関しては以前通院していたないかの先生は「もっと前からなってたんじゃないの?」と言われました。
病気でもたいしたことないんですが、今テレビでも話題になっている「バセド病」です。よーく考えてみると先生の言うとおり小学生の頃からだったと思います。よく「目が大きいね」といわれてました。
学生の時は、なんでも興味津々でした。夢もありました。でも今は、やりたいこともないです。前向きになれません。
どうせ死んだって、亡くなった友人に逢えるわけでもないし、将来の旦那様と同じ墓は入りたくないし。
やっぱり一人がいいです。
何故そんなに無縁仏がいけないんですか?

【拙回答】

「涙の数だけ強くなれるよ・・」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

「無縁仏」・・まずは何をもって「無縁」と定義するのかということを考える必要がございますが、世間一般的には、自分が亡くなってから、自分の菩提を弔ってくれる施主(近親血縁者)がいなくなること、追善供養を行ってくれる施主(近親血縁者)がいなくなること、と言えるのではないかとは存じます。

しかしながら、拙生の考えにおきましては、そもそも「無縁」や「有縁」にとらわれてはいけないとは存じております。

仏教において、少なくとも僧侶たちのほとんどは、全ての迷い苦しみにある一切衆生が悟り・涅槃へと至れることを願って、日々の仏道修行、勤行、ご供養、善徳行・利他行に精進なされておられます。例え施主となる血縁者がいなくとも、菩提心を持って取り組んでいる無数の僧侶たちがこの世にいる限り、供養は一切衆生へと及ぼされるとお考え頂けましたらと存じております。

菩提心論
http://t.co/aSBtLQQI

特にこのことは、様々なお経を唱えた後において、必ずと言ってよいほど読む回向文として、「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを。十方三世一切の諸仏、諸尊菩薩摩訶薩、摩訶般若波羅蜜」がございます。

迷い苦しみある衆生においては、有縁も無縁も区別はありません。全ての衆生が仏道を成就して、やがて悟りへといざなわれんがための「功徳」を及ぼす供養、善徳行、慈悲・利他行を積み重ねていくことが仏道において大切となる次第でございます。

それと・・かおりさんは決して一人ではありません。無数の支えという色々な「縁」によって、これまでも、そしてこれからも生かされて生きていくことができるのであります。

まずはゆっくりと静養なされて、ご病気を治されましてから、少しずつ焦らずに、これからのこと、やりたいことについて自身を見つめ直されていかれましたらと存じております。

「涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く 花のように 見るものすべてに おびえないで 明日はくるよ 君のために」  シンガーソングライター・岡本真夜さん・ 「TOMORROW」より

川口英俊 合掌

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問い「お墓、供養について」

問い「お墓、供養について」
http://hasunoha.jp/questions/147

【ご質問内容】

先日、お墓が香川県の真言宗のお寺にあり、仏壇が兵庫県の次男の家にお骨と仏壇があり、供養の仕方をお教え頂いたものです。
今回の質問ですが、
①母が生前に、父といっしょにお墓に入りたいが、馴染みのない土地は嫌と言っていたので、私以外誰もお参りにいっていないですし、兵庫県で永代供養のお墓に母を納骨し、父も移し、私もいずれ入り、延長料金を払わないと合祀になるというお墓に入ろうかと考えています。色々な形態があると思いますが、私が入るときには両親のお骨と同じところに入れるのかも気になりますが、そういうお墓、供養でもいいのでしょうか?今の香川の先祖のお墓も兄に任せようかと思っています。
②仏壇ですが、次男がお祀りしても良いと前回お答えを頂きましたが、本来、長男が引き継ぐべきなので、兄に任せた場合、次男の私はお墓参りだけしかできませんか?写真にお花や線香、ろうそく、お菓子等お供えし、お経をあげてもいいものですか?よろしくお願いします。

【拙回答】

ご供養のことにつきまして

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

過日における拙回答への御丁寧なる御礼を拝読させて頂きました。

この度におけますご両親へのご報恩ご供養の思い、誠に尊いことであると存じております。

様々なおつらいお心の内を文面から察させて頂きました。そのような中にてのお母様がお亡くなりになられたことのショック・・いかばかりでおありであろうか・・どうか、ご供養をお勤めになられます中におきまして、確かなるご仏縁により、後生におけることにもご安心できるお心をお持ち頂けるようになりまして、まだまだ頑張って、いやご無理には頑張らなくとも、できうることからでも少しずつ前向きに社会復帰を目指されていかれましたらと存じております。

お母様のことは誠に突然にて、感謝のお気持ちを伝えられなかったとお悔やみのご様子でありますが、これまでの懇ろなるご供養も含めて、お母様は十分に分かっておられることであろうかとも存じます。まだまだお気持ちの整理が付かないかもしれませんが、「自殺、自死というより消えてしまいたい」とお思いでありますこと、拙生も同じくにお母様にとりましてもご心配になられることではないかと僭越にも存じております・・

お墓のこと、お仏壇のこと、今後のご供養のことに関しましては、一度、想いをお兄様にお手紙にてでも綴られまして、あんくま様のご希望やご要望、お心の内をお伝え致してから、ご安心できる形へと調えていかれましたらとも考えております。

また、お仏壇のことですが、お仏壇はお寺のご本堂の代理のものであるとして、帰依なさられるご本尊様をお祀りして、日々ご供養致すためにあるものと存じております。ちなみにお位牌は、お墓の代わりとして、ご先祖様をご供養致すためのものであると考えております。

お墓のことも、最も重要となるのは形よりもご供養のお心であるかと存じております。

ご事情も色々と勘案なされた上にて、お兄様、お寺さん、霊園ともご相談なさられて、これからのお祀り、ご供養について、あんくま様がご安心できる形をしっかりと調えていかれましたらと存じております。

川口英俊 合掌

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問い「供養について」

問い「供養について」
http://hasunoha.jp/questions/140

【ご質問内容】

昨年、実母が他界しました。12年前から私と二人暮しです。14年前に父が他界、その後、色々あり、兄とは絶縁状態。兄も母の子、死ぬ前に会わせました、もう意識はありませんでしたが。
葬儀は私が行いました、家族葬。兄家族はお客様気取り。墓参りも(父の)、仏壇に線香1本すらあげに来ません(母にも)。ずっと兵庫県に居住、家の墓は香川県のお寺にあり、父も納骨しました。1年に1度私が掃除に行きます。母は生前、知らない土地の墓に入るのは嫌と言っていました。葬儀から7ヶ月、まだ納骨もせず、仏壇も次男の私の家にあり、毎日供養している状態です。家は真言宗ですが、お寺の檀家にはなっていません。
ここから質問なんですが、
①私も病になったため、お茶の入れ替えやお経(般若心経、光明真言と大日如来様、観音様、お大師様の真言)も午後になったり(お経もこれでいいのか)、本当は午前中にしないといけない?
②ご飯を炊かないので、ご仏飯もたまにしかお供えしていません(当然、ろうそく、線香、お茶お水、お菓子、果物、お花は欠かしてません)
③経済的にも家の墓(香川県)に納骨するしかなく、私が独身、兄も子供は女の子で、いずれ無縁になると思うので、私が永代供養のお墓を兵庫県内に買ったら、両親もそちらに納骨し直したりしてもいいのでしょうか?
④次男の家で仏壇を祀っていていいのでしょうか?
⑤死後、40年近い祖父母の位牌も祀っていますが、お墓のあるお寺に引き取って頂いてもいいのですか?ただ、うちに過去帳はありません。
⑥父の葬儀時、葬儀社の紹介のお坊様に来ていただき、四十九日以後、お坊様にお経をあげていただいてないのですが、成仏できないですか?
ご回答、よろしくお願いします。

【拙回答】

ご供養、お墓、お仏壇のことにつきまして

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

①ご病気で身体に支障をきたすにも拘わらず無理にまでなさられることはありません。誦経もできる時にて構わないかと存じます。お経も般若心経、ご真言と回向で十分でないかとは存じます。もし更に丁寧になさられるならば、般若理趣経・百字偈も宜しいのではないかとは存じますが、詳しいことは真言宗の方よりアドバイスがあるかと存じます。

②お仏飯もお炊きになられた際の一番取りを都度に御供えなさられるので良いかと存じます。お供え物、御丁寧なることにてご敬服申し上げます。

③本来は長男であるお兄様がお墓の名義人として継承されて管理なさられるのが良いとは存じますが、現在、墓地の使用認証がどなたの名義なのか、墓地管理者に確かめられる必要があるかと存じております。そのあたりを明確にしておかないと後々にお兄様夫婦も亡くなられて入られることになる時にややこしいことになってしまいかねないと懸念致します。また、現在あるお墓をそのままにて永代供養、あるいは数十年後に無縁塔合祀供養など方法はあるかと存じますので、墓地管理者にお伺いなさられると良いのではないかと存じます。また、新規に墓地・墓石購入となりますと負担も大きくなってしまいますので、その際には永代納骨堂供養の検討もなさられると良いのではないかとは存じます。

④お仏壇も本来はお兄様が継承しご供養なさられるのが良いかとは存じますが、お兄様にその気がなく、また生前のご両親の意思に適う形でのお祀り、ご供養となっているようでありましたら特に構わないのではないかとは存じます。

⑤もし、これから先にてお仏壇をお祀りできない状況となって参りました場合のことでしょうか?まだお仏壇をお祀りになられるのであれは、そのままにてご供養を続けられても構わないかとは存じますが、例えば、ご位牌をお寺にて永代供養して頂く、また、浄梵にてお焚き上げご供養して頂く、お墓に納めるなどいくつか方法はあるかと存じますので、お寺にご相談なさられると良いかと存じます。

⑥ずっとお仏壇にてお経も唱えられて懇ろにご供養なされておられます。もしどうしても気になるようでありましたら、十三仏真言を唱えられて、各回忌の御仏・菩薩様方からのご加持を賜われますようにとご供養なさられても良いのではないかと存じます。

川口英俊 合掌

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問い「お墓」

 問い「お墓」
http://hasunoha.jp/questions/58

【ご質問内容】

日ごろからの疑問と心配ごとです。

地域によって違いはあると思いますが
人の歴史が深まるにつれて『お墓』の存在は増える一方。
私の住む地域では、先祖代々のお墓に兄弟、親戚、、、隔たりなく入る。
と言うのもありますが。

それは例外として、いわゆる「本家」でない家族は新しくお墓を構えるという認識があります。
最近では、ロッカールームのようなお墓もあるようですが。。。

日本と言う広くはない土地に、これからもお墓は増えて行くのでしょうか?
だからと言ってでは無いですが、私は骨になったら散骨を希望しようと思っています。

お墓は故人、祖先の存在を示し、崇拝する為に必要とは思いますが、
仏壇や、位牌があるだけではだめなのでしょうか?

【拙回答】

供養は第一に気持ちの問題、気持ちの表れが大切

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

これからの墓苑・墓所・墓石に対してのメンテナンスやランニングコスト、また利便性・負担等も鑑みて、双方のニーズの要望・需要から、お墓から納骨堂へのシフトが最近の傾向としてあるようには思えます。特にこの核家族化・少子化が進む中で、この先お墓の維持・管理ができない、子どもに負担を掛けたくないとして、納骨堂に改葬される方、永代供養・無縁塔合祀供養へと改葬される方等も多くなってきているようであります。「これからもお墓は増えていくかどうか」と申しますと、横ばいか、減っていく傾向になるようには思われます。

「仏壇や、位牌があるだけではだめなのでしょうか」・・供養は第一に気持ちの問題、気持ちの表れが大切かと存じます。このことにつきましては、下記拙回答をご参照頂ければと存じます。

問い「立派なお墓ほど良いのでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/27

また、追善供養・功徳回向の考え方につきましては、下記の拙論もご参照賜れましたらと存じております。

「追善供養・功徳回向の考え方について」 1~5
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

参照ばかりとなってしまいましたが、ご容赦の程を頂けましたら幸いでございます。

川口英俊 合掌

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問い「 立派なお墓ほど良いのでしょうか?」

 問い「 立派なお墓ほど良いのでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/27

【ご質問内容】

昔は偉い人や身分の高い人のお墓は古墳だったりピラミッドだったりと大きかったり立派だったりします。
宗教によってはその価値観が違うと思いますが、仏教では、立派なお墓にすることで故人のメリットってあるのでしょうか? メリットって言葉は変ですが、例えば天国でも不自由なく暮らせるとか、天国で他の人よりちょっと有利になるとか。

先祖や故人を大切にする気持ちがあるからこそ、生きている人にとっては結構気になるところであります。


【拙回答】

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

まずお墓に関しては、真に「仏教」的なものとして扱えるのかどうか、宗教学者・宗教評論家でも意見が分かれるところであり、お釈迦様は果たして「お 墓」なるものを容認していたのかどうか、正式に論拠に添って考察したことはございませんが、原始仏教経典類から否定する見解と容認する見解とで分かれてい るかと存じます。日本の仏教界の立場ではもちろんほとんど異論なく容認するところとなっているかとは存じます。

死者・故人を悼み弔うという風習は、もちろん大切なことであります。日本の場合では、土着的な死者への弔いの風習と併せて、仏教が日本に伝わる変遷 の中で、中国・朝鮮における道教・儒教的な要素の影響も強く受ける中、現在に到る「お墓供養・先祖供養」の形態が徐々に調えられていった面があるのではな いかと推察致します。

拙私見としては、少し難しいことですが、仏教の輪廻・業思想から述べますと、輪廻・業の作用に影響を及ぼすものは「心相続」であり、肉体は一時の縁 による仮のもの、無常なるものであります。もちろん、心も身体も実体として存在するものではなく「空」なる存在にて、ただ「縁起」により成立しているだけ であることには十分に注意が必要となります。

上記の点から、本来、心も身体も実体視して、執着はできないものと言えることから、本質的には、それらにまつわる「お墓」や「遺骨」にもあまりとら われすぎてはいけないものであると考えております。もちろんだからといってないがしろにして構わない、どうでもいいとまでは言いませんが、「形」あるもの は所詮実体として存在するものではなく、無常なる中で、やがて様々に変化していくものにしか過ぎません。もちろん、各々の「供養の気持ち」を世俗的に一応 「形」として表現したいとして、大小や優劣にこだわることは構わないですが、やはり最も大切になるのは、死者・故人がしっかりと仏縁を授かって、この輪廻 の苦の大海から抜け出でることを祈り願い、確かなる仏縁の下でしっかりと私たちも善徳行の実践を積み、その善徳行による善業が自分や特定の故人やご先祖様 だけではなくて、輪廻の苦にある一切衆生へと廻り及び、皆が悟りへと向かえていけますようにとして調えていくことが重要であると存じております。字数制限 ここまでにて失礼致します

川口英俊 合掌


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