hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

転職について

問い「仕事と自分の目指す生き方がうまく合わない」

問い「仕事と自分の目指す生き方がうまく合わない」

【ご質問内容】

4月から社会人になり、5ヶ月がたちました。 
私の仕事は全国転勤があり、現在生まれ育った東海を離れ、中四国で一人暮らしをしています。

私は特に向上心があるわけではないので、仕事について生きてければ内容にはさしてこだわりはなく、お給料や人間関係が程々であればよいと考えています。 
それよりむしろ、趣味の追っかけや、友人や家族、恋人と過ごす時間をとりたい。それが満足にできないなら働く意味はないとすら思います。

ところが現在、中四国から東海・関東があまりに遠く、思うように余暇を楽しめていません。休日も不定休のため、友人とも時間が合わず、知り合いのいない土地で1人で過ごす休日になっています。

会社自体はまったく不満はありません。お給料も同じくらいの学歴の新卒と比べて良い方ですし、残業が多いということもない。反りの合わない上司はいますが、心をやられるほどではないので、ただの相性と割り切っています。年間の休日も、他社と比べて多い方です。 
ただ、連休が取れないために、趣味や会いたい人に会う時間だけが作れないのです。

今ではふと転職の二文字が頭をよぎります。 
しかし、私の経歴では十分すぎるほどの会社に勤められているし、今が社宅住まいなので転職するなら家探しからになる。親も心配するだろうし、何より入社前から予想できたはずのことで何をへこんでいるんだとも思います。 
それでも、今後こんな状態が何年も続いていくのかと思うと、私は何のために働いているのかと感じてしまいます。

私はどうしたらいいんでしょうか。 
せめて心持ちだけでも変えられたらと思います。


【拙回答】

「工夫」(くふう)

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「工夫」(くふう)という言葉がございますが、実は禅語の「動中工夫」という言葉が語源の一つとなっています。

修行僧も坐禅ばかりをしてるだけでは、当然に生活ができなくなってしまうため、坐禅以外における、作務や托鉢、食事の支度などの動作中においても、坐禅をしている時と同じような心境において修行ができるように、状況、環境に併せて、臨機応変に修行しているつもりで対応していきましょう、といった意味合いになります。

あめ様は、今の状況、環境において、どこかまだ「工夫」するような余地はないでしょうかね。

「趣味の追っかけや、友人や家族、恋人と過ごす時間をとりたい」というお気持ちも誠に理解できますが、一方で、転職というリスクを取った場合、安定した職場、給与等を維持できなくなってしまう可能性もございます。そうなると、更に余裕が無くなり、余暇やレジャー、リフレッシュも楽しめなくなってしまう可能性もございます・・

もちろん、まだ一年目であり、これからの頑張り次第では、転勤願いや配置換えを出せるぐらいまでにまでなれることも、先ではできるのではないかと思います。

とにかく、今は今の状況、環境で、ネットも最大限活用するなどして、無駄なく、うまく効率よく休みを「工夫」して、余暇やレジャー、リフレッシュも楽しんでみることも。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「中道になりたいです」

問い「中道になりたいです」

【ご質問内容】

4月に転職しました。 
頑張っているつもりですが、新しい環境のため仕事がスムーズにできません。

先日も、先輩に仕事をさっさとするよう注意されました。 
きつく言われた訳ではないのに、気分が沈み、やめたいと考えています。

いつも、どんな場でも、注意されると落ち込みがひどく、苦しくてやめたくなります。

ほどほどにとか、聞き流すことができません。

以前、お寺で住職さんが中道が大切と言われていました。 
私にはそれが欠けていると思います。

どうすれば、中道になれるのでしょうか。 
どのようにすれば、言われたことを気にせず、融通が利く人になれるのでしょうか。 
私と関わっている人もしんどいと思います。


【拙回答】

中道の練習へ向けて

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「中道」というのは、偏見、断見や常見などの極端な誤ったモノの見方、考え方を排した状態のことを申しますが、そのためには、まず、何が否定すべき偏見や極端であるのかを良く理解しないといけないことになります。

仏教でも、空の理解が大切、無執着が大切などと言っても、何が否定すべき空で無い状態であるのか、何が否定すべき執着の状態であるのかを知り得なければ、何をどうして良いのかも、当然わからないことになってしまいます。

それを知るために、仏教では智慧の開発と福徳(善徳行・方便行)の実践という修行が必要となる次第でございます。

落ち込みすぎないように、聞き流せるように、融通が利かせられるようにしたいとしても、そのためにも、もちろん知識とトレーニングが必要になります。

その知識とトレーニングのためにも、仏教の修習は大いに役立っていくことにはなるでしょう。

まずは簡単な練習からとして、そうですね、、

丁度、先日に刊行されました、我らがhasunohaの共同代表・井上広法師の著書「心理学を学んだお坊さんの幸せに満たされる練習」(永岡書店)からその練習を始められても良いのではないだろうかと存じます。手前味噌の宣伝ではありませんが、拙生も実際に拝読させて頂きました感想としてもお勧めをさせて頂きます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「悲観的にならない心構え」

問い「悲観的にならない心構え」

【ご質問内容】

婚約が仕事を辞めて転職活動中です。実は仕事を辞める前に次の仕事が決まっていたのですが、私のとある事情で白紙になりました。転職先決定に伴い、同じ市内での次のアパートの引っ越しもあったのですが、その話もなくなりました。 
今のアパートは今月末で解約なので、下手したら来月から家と婚約者の仕事がなくなるかもしれません。

彼氏は私を一言も責めずに就職活動をしっかりしてくれていて、「果報は寝て待てっていうし」と心にゆとりを持ちながら過ごしています。 
それに対し私は「せっかく仕事が決まったのに、私のせいでまた転職活動をさせてしまった。婚約者の仕事が早く見つからなかったら」「同棲している今の家がなくなったらどうしよう」と不安と申し訳なさでいっぱいです。ふとした時に胃が痛くなります。

このような時は私の気持ちばかり焦っても仕方ないことは頭ではわかっているつもりですが、どうしても悲観的に考えてしまいます。 
このような時、私にできることと、どう心構えをしたらよいでしょうか。


【拙回答】

できることからサポートを

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

悲観的にならないための心構え・・

あれこれと不安に思ったりすることもあるかとは存じますが、最初から無理だと諦めてしまったり、できることが何も無いと思うのではなくて、前向きにやれることから取り組んでいくことが肝要となります。

仏教では、全てのモノ・コトは、因縁(原因と条件)によって成り立っていると説明致します。何事にも因縁のあることをよく理解し、できるだけ良い結果へと向けて、良い因縁の取り組みに努めることが大切となります。

彼氏さんの就活も、うまくいくようにと、食事のことやリフレッシュなど、何か身の回りのできることから取り組むことで、良い結果が出るようにサポートされてみて下さい。

良い結果となることを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「転職を考えています」

問い「転職を考えています」

【ご質問内容】

今の仕事に就いて5年目、家のローンと生活費などを差し引くと貯金に手が回らないくらいの年収です。

先日、知人より以前から就いてみたかった職業のお誘いを頂きました。

自分的には直ぐにでもお願いしたいお誘いなのですが、今以上稼げるようになるには、やはり2、3年はかかるそうです。

3人の子どもがおり、妻も働きには出れないので経済的に厳しい状況です。

やはり諦めたほうが良いのでしょうか?

こういう時に親を頼って、援助の相談をしたりしたら親不孝になってしまうのでしょうか?

妻にもまだ相談できていません。

【拙回答】

まずは周りに相談して

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

できれば、やりたい仕事、やりがいのある仕事で、お給料をもらえるようになると良いですよね。

チャンスにしたいけれどもリスクも色々とある・・

あまり無責任なことは言えませんが、正直、やりたくない仕事、やりがいもない仕事で我慢するよりかは、やりたい仕事、やりがいのある仕事で頑張る方が、モチベーション、志の質が全く違い、少々の困難でも乗り越えていけるのではないかとは思います。

ただ、少し不安もあるだけに、こういう時こそ、周りにもしっかりと相談してから決断するのが良いのではないかと思います。その相談の中で、ご両親にも、ご理解、納得して頂いて、協力、支援を受けるということになれば、それはそれで全然構わないのではないかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「私は社会復帰することができるのでしょうか」

問い「私は社会復帰することができるのでしょうか」

【ご質問内容】

私は現在、躁鬱病で休職しています。 
転職して2ヶ月しか経っておりません。

実は転職前の仕事でも鬱がきっかけで休職、その後退職しました。 
その後体調がよくなり、転職をしました。 
しかし、鬱が再発し働ける状態ではなくなってしまった為、休職に至ります。

現職に転職する際、不規則な時間が気になりつつも、仕事内容に魅力を感じた事、前職より会社が安定している事、その頃には以前と変わらない体調であった事、で決めました。 
入社後わずか2ヶ月で休職に入ってしまい、現在の会社には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 
しかし、体調が良くなり復職しても、不規則な時間や残業の多さによりまた体調を崩し兼ねない為、来月で退職するつもりでいます。

正直、この先自分が社会復帰できるか不安です。 
病院の先生は、治療を続けていけば仕事ができるようになるから、と言ってくれますが… 
二度も休職している以上、また再発したらどうしようという不安が消えません。 
この不安はどうしたら無くなるのでしょうか。

ご回答のほど宜しくお願いします。

【拙回答】

無理や頑張り、焦りは禁物です。

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

鬱病の不安にてお悩みのご様子・・誠におつらいことでございます。

働くのは、とにかくまず鬱病をしっかりと治療してからにしましょう。

特に、無理や頑張り、焦りは禁物です。

周りの理解はどうでしょうか。

ご本人でしか分からないつらさやしんどさ、苦しさもあるかとは存じますが、できるだけ周りにもそのことをご説明されて、頼られて下さいませ。

また、先で復職される場合でも、いきなり正社員としてではなくて、契約社員やパート・アルバイトから、体調や症状の様子も見ながら、少しずつ働ける時間や期間も延ばすなど、自己管理をしながら調整されていかれてもどうであろうかと存じます。

とにかく、極端に「こうでないといけない」と思い込まないことも大切です。仏教では極端を離れた「中道」が推奨されます。時には、流れに任せて、柔軟に。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「逃げの人生の行く末」

問い「逃げの人生の行く末」

【ご質問内容】

30代前半ですが、仕事を転々転々としています。

仕事はどれもシステムエンジニア系なのですが各職場で頑張ろうと思っているんですが、途中で会社都合で退職になったり、契約終了(派遣の場合)になったり、自分から辞めたりでどれも続きません。

あっちこっちでいろんな企業の複雑なシステムを頭に詰め込んできましたが、もう頭に入らなくなってきています。今の派遣先も3月末で辞める予定です。

天涯孤独でお金もないですが、私のような愚か者でもどうにかして生きて行きたいです。無理せずに生きて行くにはどうしたら良いのでしょうか? 
困っています。

お知恵をお貸しください。 
どうぞよろしくお願い致します。

【拙回答】

自分のシステムを最適化する

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

システムエンジニアをされておられますとのこと、あまり詳しくには分かりませんが、システムは、「相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体。」「多くの物事や一連の働きを秩序立てた全体的なまとまり。体系。」ということで、エンジニアさんのお仕事は、それらの複雑で様々な互いに影響を及ぼしあう要素をうまくまとめて、それらを秩序立て、最適化・効率化・利便化・簡易化を図るというものになるのかと理解致しております。

そこで、一度、ご自身の取り巻く環境、人、立場等のご自身に影響を与え、また及ぼし合う要素を、全て出してみられて、そして、これから、それらをどう、自分の将来・夢・目標へと向けて、秩序立て、体系立てをして、将来・夢・目標へと向けた最適化・効率化・利便化・簡易化を図るべきかということをなさられてみられてはどうでしょうか。

そこで大切となるのは、私たちは他との関係性の中でしか生きていくことができず、互いの支え合い、助け合い、分かち合いが必要になるということでございます。

自身において相互に影響を与え合う要素同士においても、このことが言えます。

お互いがお互いで存在できている。その相互依存関係性をしっかりと見極めて、お陰さま、有り難うという感謝の思いや、報恩の思いを持ちつつ、苦しいしんどい時は、誰かを頼り、助けてもらい、支えてもらい、次に、自分も、また誰かに頼られた時には、助け、支えとなる、そんな関係を再構築していくことで、ご不安も少しずつ和らいでいくのではないだろうかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「前向きに考えたいです。」

問い「前向きに考えたいです。」

【ご質問内容】

夜分にすみません。

今日、主人に仕事を辞めたいと言われました。 
主人は今の会社に10年勤め、何度か会社の方針と主人の価値観が合わず、辞めたいと言われた事があります。

しかし、子供もいるし、家のローンもあるからと、頑張って働いてくれていました。

でも、私としては、仕事=お金 だけではなく、その中にやり甲斐や、楽しさも持ってほしいなと。。なので今回の転職には反対ではありません。

主人はマジメな性格なので、頑張りすぎてしまう所があります。私も不安一杯ですが、主人には「プラスに考えよう!今までに経験した事がない事を、転職を期に経験できるかもしれない^ ^長い人生なんだから、方向転換も良いんじゃないかな」と、明るく接しています。

でも、本当にそれで良いのかわかりません。

私はどう支えになれば良いのか、悩んでいます。

【拙回答】

リスクマネジメント

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

仕事を辞められて、転職なさられようとされるのには、色々と事情があるかとは存じますが、次の職はもう決まっているのでしょうか?

次のところで、できるだけキャリア、実績を引き継ぐことができれば良いでしょうし、何か強みとなる資格を持っておられるのであれば安心もできますでしょうが・・

もちろん、仕事におけるやりがいや楽しさは大切だと思います。しかし、どこでもそうであるかと存じますが、順風満帆に行くことなどはまれで、少なからずにも色々な困難や壁はあるかと存じます。

もしも、これから先、キャリアや実績、能力に応じて、会社の方針を決定していけるような立場となっていければ、価値観が合わないということもなくなり、やりがいや楽しさも出てくるのではないだろうとも存じますが、そのあたりのところについて、今一度ご主人様にもお確かめになられると良いのではないだろうかと存じます。

全くの社長や役員のワンマン経営で、情実人事がまかり通っているというならば、それはそれで仕方がないことにもなりますし。

やはり、仕事=お金=生活も必要なことであり、お子さまもいらっしゃられるとなれば、色々なリスクもございます。

もしか致しますとのん様もパートにしばらくは出ることになるかもしれません。

とにかく、色々なリスクも考えながら、夫婦で支え合って、助け合って、仲睦まじく生活していけること、お子さまの健やかなご成長が何より大切となります。

いずれにしましても、うまくいきますようにと祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「将来について」

問い「将来について」

【ご質問内容】

今勤めている会社の経営状態が悪くもって後2年だろうと噂が広まっていて不安ばかりが増す一方です。 
周りの話はあまり気にしないようにしているのですが、最近新聞やネットでもそれらしい記事を書かれ現実的になってきました。 
まだ子供達のこともあるし転職を考えなければならないのか自問自答しています。 
どうしたら良いのでしょうか?

【拙回答】

備えあれば憂いなし

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

先の将来へのご不安、誠にもっともなことでございます。

しかし、まだ来らぬ先のことをあれこれと心配し過ぎて、現実の足元が疎かになってしまってもいけません。

まずは、目の前のこと、なすべきこと、やるべきことをしっかりと取り組まれつつに、もちろん、万が一のために向けて、余裕のある内に、情報収集、あるいはスキルアップ、転職準備等も進められて、備えておかれるのも良いのではないかと存じます。

ある程度、心づもりと準備をしているのと、そうでないのとでは、いざという時の対応に差が出て参ります。

何事も備えあれば憂いなしとなります。

もちろん、まずは今の会社の一員としての責任もあるかとは存じますし、一社員のできることは、色々と限られているでしょうが、今の会社でまだまだ働きたいとの思いがあるのでしたら、会社の存続のために、多くの社員さんたちのために、あるいは、消費者の方たちの満足や幸せのために、たとえ微力でも、できることを一つ一つなされて、できれば、皆と力を合わせて取り組まれることも大切になるのではないかと存じております。もしか致しましたら、皆の頑張り次第では、会社も持ち直すかもしれませんし。

万が一にも備えられつつに、上記のことについても少しお考えになられてみて下さいませ。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「仕事に対して嫌悪感を感じはじめています。」

問い「仕事に対して嫌悪感を感じはじめています。」
http://hasunoha.jp/questions/333

【ご質問内容】

 半年ほど前に転職しました。

夜中にもメールが飛び交うなど、あまりにハードな職場環境、そして仕事が難しく、ついていけないと感じ始めている自分がいます。

土日で少しでも仕事を片付けようとパソコンには向かうのですが、仕事の事を考えるのが億劫になり、ついついネットサーフィンをするようなことが数ヶ月続いています。

お客さんからもらう宿題も、少しづつ、先送りをしており、このままでは、やがて行き詰まりになってしまうような状況です。

そこそこ良い収入もいただいており、がんばらなくてはという思いもあるのですが、時折、フッと、投げ出してしまいたい衝動が出てくることがあります。

とりとめのない相談となりましたが、アドバイスをお願いします。

【拙回答】

「頑張る」ということ

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

あまり「頑張らなければいけない」と気負わずに、無理のない程度にて、少しこの機会に現在の仕事とまっちゃん様との適正を冷静に判断なさられるのが良いのではないかと存じております。

問い『「がんばって」ということば』( http://hasunoha.jp/questions/355 )にて「頑張る」の語源について少し扱わせて頂いておりますが、どうやら「動じずに取り組み続けること」の意味が元々あるようでございます。

上記拙回答にても述べさせて頂いておりますが、確かに物事を成し遂げるためには、「動じずに取り組み続けること」が大切となります。中途半端にあっちもこっちもとフラフラしていては、身につかない、ためにならない、信用を得れないということがございます。

しかし、これも「ケース・バイ・ケース」となります。

それこそ、頑固に意固地にも、もう限界を超えているにも拘わらず無理していつまでもやらないと、やらないと、と自分を追い込んでしまっていけば、やがてストレスが溜まりすぎて、鬱病などの心の病になってしまいかねません。そこは、上手にストレス発散、気分転換、休暇充実を図りながら調整していくことが大切となります。

あまりにも、こだわって、とらわれて、かたよってと執着しすぎていては、弊害が生じることも多々であるため、仏教においては、こだわらず、とらわれず、かたよらずの「中道」を説くことで解決を目指すこともございます。

もちろん、やるべきこと、やらなければならないことはできるだけ責任を持って取り組まないといけませんので、「中道」と言っても、それは中途半端やいい加減にというものであってはいけません。

ただ、やるべきこと、やらなければならないことでも、それはあまりにも理不尽極まりない、違法スレスレ、社会的通念から逸脱し過ぎているというようなことがあれば、そこは労働組合や労働基準監督署、裁判所なり、正式な機関を通して会社に対して是正を求めるようにしていくことも必要となるのではないかとは存じております。

どうか状況に改善のございますことを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「退職理由について」

問い「退職理由について」
http://hasunoha.jp/questions/187

【ご質問内容】

現在退職を考えています。
理由は、勤務シフトに暮らしがついていかず体調不良が続いていることと、休憩中の受動喫煙が辛いということなのですが、甘いでしょうか?
職場は、勉強出来る環境ですし、業務内容やスタッフに不満はありません。

2交代制のシフトなのですが、遅・早・遅・早となるのについていかないのです。
始発で出勤して終電で帰宅するような激務の人もいるんだぞ!と言われればその通りです。
帰宅が遅くても朝がゆっくり出来たらいいじゃないか!と言われても当然なのですが、帰宅が遅くて夕ご飯が食べられないのが何よりのストレスなのです。
休日にたくさん作って冷凍するなどの努力はしていますが、足りません。
元々同年代の人に比べて食事の必要量が多く、いわゆる痩せの大食いです。すぐに底をつきてしまいます。

コンビニの弁当やカップ麺など便利なものもあるだろうといわれるかもしれませんが、
そんな粗末なものを毎日食べても食事の多幸感が無く涙が出ます。
手作りの健康的な食生活を送っていて、たまにジャンクフードを食べるからそれが美味しく感じるのです。食費は浪費するのに、食事内容が不幸であるなんて、不幸以外の何物でもないと最近は感じます。
好きな仕事をしているのに、仕事のために自分の暮らしを犠牲にしている被害妄想が激しくなってきました。

栄養状態が悪いので貧血になり、休憩室の受動喫煙も頭痛に拍車をかけます。喫煙者は上の人ばかりなので誰にも言えませんし、鼻をタオルで覆うなどのあからさまなことは嫌味になるので出来ません。
けれど、お昼休みにまで外で食事をしていてはお金がもちません。

今のところ、貧血と頭痛・吐き気・舌の痺れ・疲労くらいの症状なのですが、病院でもらった薬を飲んでいても改善していません。痛みは強くなっています。
これ以上長く続けたら本当に体を壊すと思っています。

社会人として体を壊すまで働かないと、甘えによる退職になるのでしょうか。
症状を文字で羅列しても、「そんなんみんな一緒や。みんなしんどいねん」と言いたくなるようなものでしかありません。

今は、同じ業種のほかの会社から「うちに来たらいい」と言ってくれてるところがあるので、
いろいろと考え込んでしまい、結果そちらに転職したい気持ちが強くなりました。
でも、自分の退職理由がただの逃げな気がして、何とも表現しがたい苦い思いです。

【拙回答】

「引き際」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

これまでお仕事関係でのお悩みにつきましては、下記のようにそれぞれに「縁」を扱いましてご回答をさせて頂いて参りました。また、それぞれのご回答の皆様の内容もご参考となるのではないかとも存じます。

問い「会社での仕事」
http://hasunoha.jp/questions/175
問い「倒産とリストラの人生」
http://hasunoha.jp/questions/152
問い「仕事を楽しいと感じない」
http://hasunoha.jp/questions/155

この度のLIMI様も「縁」に依っての一つの大きな岐路にあるのではないかとは存じます。

退職理由・・「一身上の都合」で良いのではないかとは存じます。

ただ、退職するにしても「立つ鳥跡を濁さず」として、できるだけ円満な退職をすることが大切となります。

退職の挨拶や引き継ぎのための整理もその一つであります。そこで一つの区切り・けじめをつけて、そして、気持ちよく次の職場へと向かうことが必要となります。先にて何が前の会社や仲間との繋がりで自分にとってプラスになるかわかりませんから。

「引き際」・・これは何事においても難しいことであります。引き際を自分の発展や成長へと結び付けていけるかが肝要になります。引き際のタイミングは、後顧の憂いがなく、次の展望も見えている段階にて行うことが重要であり、今回は転職先への紹介もありますし、既に気持ちもそちらに向いているのですから、誠に良いタイミングではないかとは存じます。

あと、「引き際」は、そこでの「終わり」・「止まる」にしてしまってはいけません。次へのチャンスと捉えて、自分が変われていくきっかけとすることも大切です。変わらなければならないのは今の会社や周りか、それとも自分かということも考えて、会社に変われと言うならば、役員になって変えられる立場まで頑張るか、労働関係を改善するために労働組合で取り組むか、労働基準監督署へと訴えるかなどをしていかなければなりません。それができなければ、今の自分が前向きに変われていけるように努力していくことが望まれます。この度の転職もその一つの「縁」でありますでしょう。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16
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