hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

先祖供養について

問い「ご先祖様や仏様に愛されるには…」

問い「ご先祖様や仏様に愛されるには…」

【ご質問内容】

初めて質問致します。

よく先祖供養やご祈祷などで「ご先祖様にお願いします」「仏様にお願いします」と言いますが 私の供養をご先祖様は受け取り 
私のお願いを 仏様は本当に聞いて下さっているのだろうか…と思います。

と いうのも私は 生前の両親とは 仲はあまり良くなかったし、怒られていた記憶しかありません。

そんな私がお彼岸やお盆などに「先祖供養」しても その思いは亡くなった両親やご先祖様は受け取って下さっているのかどうか、気になります。

否、多分私が本当に真心込めて供養したとしても 「何を今更 ゴマすっているんだ?」と嫌がっているように思います。

仏様へのご祈祷でも 穂特様側から見れば

「はぁ?お前 普段 信心も何もしてないくせに”ご利益を下さい”なんて  
図々しいにも程がある!」と思っていらっしゃっるのではないかと思い  
ご祈祷をためらってしまった事もあります。

やはり ご先祖様や仏様から見守って頂き またお願いなどを聞いてもらうには お坊さん方のように 欲を断ち切り善行を行うしか 他に方法は無いのでしょうか?

例え純粋な思いで供養しても ご先祖様から疎んじられ 
純粋な気持ちでご祈祷をお願いしても 仏様に門前払いされてるような気がしてなりません。

やはり お坊さんのような修行をしないと 仏様はご利益を与えて下さらないし、両親や親戚縁者と 仲が悪かったら どんなに供養しても受け取ってもらえない…と思うと悲しくなります。

【拙回答】

「供養」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「供養」というのは、字の如く、「供に養う」ということで、有り難く尊い仏法、仏様方と「供」に、また、先に仏の世界、浄土へ赴かれて仏の道を歩まれているご先祖様方とも「供」に、更には、私たちこの世界で過ごしている一切の衆生たちとも「供」に、皆全てが等しく、遍くに、悟り・涅槃へと向けた行いを「養」うということが大切となります。

大上段に構えて、「善行」を、「功徳」を、とあまり気負いなさられることはありません。

仏教を学ばれて、修習なさられていかれる中で、やってはいけないことを慎み、推奨されていることに励むという感じで良いのではないかと存じます。

つまり、簡単には、七仏通誡偈の内容となりますが、悪いことをなさずに、善い行いに勤め励みて、心を浄らかにすることとなります。

どうぞ、これからもご仏縁を大切に、少し上記のことをお留め賜りまして、仏道を歩まれて頂きましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌

問い「しんどいです」

問い「しんどいです」
http://hasunoha.jp/questions/2793

【ご質問内容】

昔から運が無いようで人に騙されたり楽しい思い出は消えてしまいます。 
正直、私は真面目です。 
ゴミ分別で間違えてしまったときなども役場に電話して謝ったりします。

長年婚活しています。 
お付き合いしても会うのが苦痛になったり相手から見捨てられるなど短期間で駄目になります。 
見捨てられる理由はあまりにも私が我が儘を言わないようです。 
嫌なことをされても怒らず我慢しているところがあります。 
結婚相談所で出会ったかたと一年近く付き合いましたが次第に冷たくなりました。離れたくてそうしているのか聞いたら違うといい、こじれるのを避けたいから距離を置きたいといわれそうしていたら違う人とお付き合いしていたことがわかったりと悲しい結果になりました。 
過去には婚活詐欺にもあい辛いことが続きます。 
大抵おもしろいくらいに悪化し駄目になります。 
半年もてばよいくらいです。 
相手から優しさが感じられないと恐怖心になり何も言えなくなります。

あるお寺さんに霊視をしてもらったところ先祖の因縁とかで今のままだとどんなに頑張っても結果がでないといわれました。 
毎月12000円で最低三年続けることで先祖供養できますがと提案をいただいていますがまた騙されているような気がしてしまい悩んでいます。 

【拙回答】

「因縁」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、「因縁」ということにつきまして、少し詳しく述べさせて頂いておきたいと存じます。

これまでにも「因縁」に関することは、下記の各問いにても述べさせて頂いておりますので、こちらは、またお時間のございます時に、参考になさられて下さいませ。


まず、「因縁」は、単に、「原因と条件」のことで、先祖の因縁が・・とか、前世の因縁が・・とか、因縁をつける・・とか、というのは、正直、間違った使い方となります。

どうしても、世間で使われてしまう「因縁」という言葉は、悪いイメージとなってしまっていますが、本来は、ニュートラル、中性なものであり、ただこの世におけるモノ・コトのありよう、事象・現象世界のありようを説明する際に使われるものであるとお考え頂けましたらと存じます。

結果、また、これからの結果も全て「原因と条件」次第ということになります。因縁は、変えれないとか、永久不滅とか、いうのも間違いとなります。

仏教では、永久永遠に変わらない何か独立自存なる実体(・自性・自相)というものは、否定されるものとなります。

因縁が、結果として、また、その結果が、何らかの因縁となることもあって、また結果を生じさせることもあり、またその結果が・・といったように変化していくものとなります。

そこで、もしも、悪い流れがあるのであれば、どこかで、良い因縁、良い原因や良い条件を調えてあげていければ、変えることだってできるものであります。

先祖、前世の因縁云々も、まあ多少なりともその流れが引き継がれていることもあるかもしれませんし、否定もしませんが、何よりも直接にこれからの流れ、結果へと向けて大切となって参りますのは、ご自身における因縁次第が重要なこととなります。

先祖供養につきましては、「供養」という字の通り、「供(とも)に養う」、何をかと言いますと、悟りへと向けた「善行・功徳」であり、ご先祖様、あるいは全て一切衆生と、皆供に、悟りへと向けて養う行いが大切となります。そのような「善行・功徳」となる行いについても、少しこの機会にお考えを頂けましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌 

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。

問い「信じられるようになりたいです」

問い「信じられるようになりたいです」
http://hasunoha.jp/questions/2187

【ご質問内容】

はじめまして。よろしくお願いいたします。
私はこれまで、病気を抱えながら働いてきました。仏教の話に限らず、誰かと生きる意味などの話ができればと思います。
そのような集会はお寺などで行われていないでしょうか。

それから、お経をあげる意味とは何でしょうか。
今私が苦しんでいるのは、供養されていない霊の憑依があるからだという人もいます。
お経をあげることで、供養されるそうですが、私がお経をあげると、先祖が喜んでくれるのですか?

私は以前、お経をあげたり、瞑想したりしていましたが、本当に効果があるのかと思ってしまい(不遜な考えですが)、やめてしまいました。

しかし、このままだと、何かむなしい感じがしております。信じられるようになりたいです。そんな疑問から、このページを訪れました。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

【拙回答】

信じるかどうかは・・
「誰かと生きる意味などの話ができればと思います 」・・

まず、「生きる意味」に関しましては、また是非、このhasunohaへでも気軽にご質問下さいませ。

拙生もこれまでに下記の各問いにてお答えさせて頂いております。

生きる意味について
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_318924.html

「お経をあげる意味とは何でしょうか」・・

お経をあげる意味とは、丹下覚元様や釈心誓様と同様に、釈尊の教え、仏教をしっかりと学んで、そして修していくためであると存じております。意味も分からずに読むというのではいけないものとなります。できるだけ現代語訳や論書なども頼りとして、その内容を理解して実践へと役立てていくべきこととなります。そして、その実践が正しく、より善いものとなりましたら、ご先祖様方も安心して喜んで頂けることになるのではないかと存じております。

現代語訳としましては、「よくわかるお経の本」由木義文氏・講談社など、まずはいかがでしょうか。

また、様々な論書につきましては、下記サイトをご参照下さいませ。

「金剛居士の根本道場」・おすすめ仏教書のコーナー
http://kongoukoji.fc2web.com/

「今私が苦しんでいるのは、供養されていない霊の憑依があるからだという人もいます」・・

まあ、それは無いとお考え下さい。気にすることもありません。

一応、霊に関するこれまでの拙回答も少しくご参照下さいませ。

霊感・憑依等について
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_319683.html

「信じられるようになりたいです」・・

信じるかどうかは、ご自身がしっかりと納得した上で受け入れられるかどうかが大切なこととなります。納得できるまで、是非、hasunohaもご活用下さいませ。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「正しいご先祖供養とは? 」

問い「正しいご先祖供養とは? 」
http://hasunoha.jp/questions/1005

【ご質問内容】

先祖供養はどうのようにすればいいのですか?インターネットを見ても様々です。
正しい供養って何?と思うようになりました。過去帳を作り戒名を付けて1人1人供養しなければならないともありました。
本当にそうなのでしょうか?

【拙回答】

御供養の本来的な意義について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まず、「供養」に関してですが、その前に下記のウィキペディアの解説をご覧下さいませ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/供養

御供養の本来的な意義と致しましては、このウィキペディアの解説にもございますように、「仏、菩薩、諸天などに香・華・燈明・飲食などの供物を真心から捧げること」であり、私たち、あるいはご先祖様、故人様、更には一切の迷い苦しみにある衆生たちを悟り・涅槃へとお導き賜るために、ご加護を賜るために、仏・法に帰依信心し、そして、その教えを守り仏道を修していく中において、その導き手である仏、菩薩、諸天などへの敬いや尊重からなされているものであると考えることができるのではないかと存じます。

ですので、亡き故人様方、ご先祖様方も、その仏道を修していく上においてのより善きお導きを賜りますようにと、仏、菩薩、諸天などへの御供養ということがまず一つ言えるのではないかと存じております。

その上で、ご先祖様を一人一人御供養するというのは、もちろん理解できることではありますが、あくまでもその御供養というものも、迷い苦しみにある全ての者たちに対しての御供養も含めた上にて、ご先祖様方の導き手となる仏、菩薩、諸天などへと向けての御供養とすることが大切になるのではないかと存じております。

上記を踏まえて頂きまして、次に「追善供養」に関しましては、下記の各問いにお答えさせて頂いておりますので、ご参照下さいませ。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/追善供養

また、更には下記の拙小論でも少し詳しく扱わせて頂いております。

拙論「追善供養・功徳回向の考え方について」
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

更に、ご供養の形式につきましては、これまでにも下記の各問いにお答えをさせて頂いております。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/荘厳

少しでもご参考となりましたら幸いに存じます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「お布施代について」

問い「お布施代について」
http://hasunoha.jp/questions/955

【ご質問内容】

こんばんは。
日蓮宗のお坊さんとお付き合いをしているあひるといいます。

外国に住んでいる両親の友人が去年亡くなり、もうすぐ一周忌なんですが、
亡くなった日本人で仏教徒である奥様のためにきちんと供養をしたいと
ドイツ人の旦那様がどうすればいいのか?と両親に質問をしてきまして、
彼に色々と聞いていたら、結局戒名、お位牌、そしてお経を彼のお寺にお願いする事になりました。
費用を聞くと、ご住職のお父さまが、戒名、お位牌合わせて家族割で6万でいいよと言ってくださったのですが、ネットでみたところ、通常戒名は30万程度からと書いてあり、それはいくらなんでも安過ぎるのでは?と悩んでいます。

まだ家族になってもおらず、しかも私の両親の友人の戒名なので、そんな破格の割引を頂いていいのか?と。
恐らく金額を聞いてもそれでいいと言ってくださるのだと思いますし、母は別の友達から「それは100万ぐらい払った方がいいんじゃないの?」と言われたそうで、ますます混乱しています。

このような場合、ご住職がおっしゃる金額のお支払いでいいのでしょうか。お布施は「気持ち」というのは分かっています。
ここで、それ以上をお支払いすると逆に失礼にあたるのでしょうか。

皆さんのご意見を聞かせて頂ければ幸いです。こんな下世話な質問で申し訳ありません。
よろしくお願いします。

【拙回答】

「布施」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お布施は「布を施す」とありますように、本来は、有り難い仏法を説いて頂けたこと、仏法により安心や安楽、幸せを頂けたことに対しての御礼として、貧しい者から衣・袈裟を作るための「布」を施されたことを由来としております。

その布は汚物を拭いた後にて捨てられてしまうような布ではありましたが、当時、高価な財産価値のあるものを修行僧は所有することができませんでしたので、そのような布であれば丁度有り難く受け取れた御礼であった次第でございます。

衣・袈裟のことを「糞掃衣」(ふんぞうえ)と言いますのも、当時、大便など汚物を拭いて捨てられたような布を集めて作られていたからというのが由来となっております。

とにかく、何かできることで感謝を表す御礼が「布施」となります。

さて、この度は、お付き合いされておられるお坊さんのお寺にて御供養をお願いなされることになったようですが、家族・友人割云々よりも、これからしっかりと御供養して頂けることで故人様が安心、安楽を賜われるようにとして、仏法、宗旨への理解を深めて頂いて御供養をなさられて頂けることがまず大切になるのではないかと存じます。

日蓮宗であれば、特に法華経の教えの理解が大切となります。仏法を頂けることにより、故人様への安心、安楽(例えば、日蓮宗では、霊山浄土への往詣、成仏へと向けた御供養など)を賜われることへの御礼として、施主となられるその旦那様に布施のご説明をなさられて、そして、ご住職様からお金で○万円で納めて頂けましたらとお伝えなされるとどうであろうかと存じます。

また・・誠に言いにくいことですが、万が一にもあひるさんが先で破局や離婚でもなさられてしまわれて、後から、「いや、あれは家族・友人割だったので、一般的な正規のお布施(本来は一般的も正規もありませんが・・)をやっぱり頂きます。○○万円を」とならないかどうかが心配となります。今後の供養にも関わっていきますので、施主であるご主人様にとって、大きな失望へとならないかどうか注意、確認が必要ではないかとは存じます。

また、逆にそれがあひる様にとっての足枷になる恐れも・・

もちろん、円満にこのまま良いお付き合いが進みますと問題はありませんが・・余計なお世話にて申し訳ございません。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「長男のケガが多いのは、私のせいでしょうか?」

問い「長男のケガが多いのは、私のせいでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/704

【ご質問内容】

初めてご質問させて頂きます。

長男、中学2年生のことです。
硬式野球のチームに入り、日々頑張っています。
人一倍努力をして頑張り、それなりの結果も残しチームに貢献しています。

しかし、いつも大切な時に骨折やケガをしてしまいます。とにかくケガが多く
本人もいつも悩んで涙して悔しがっています。

長男の繰り返すケガの原因が私にあるかもしれないと悩んでいます。

私の育ってきた家庭環境が複雑なため、この5、6年は実家とも
断絶して御仏壇にも手を合わしていないし、お墓参りも出来ていないので
ご先祖様からの罰が、子供へのケガとなっているような気がしています。
実家にいた時は、毎日仏壇に手を合わせていましたし、お墓参りも
必ずしていました。
実家の父の暴力、借金問題、罵声や暴れる行動などから、実家とは付き合いは出来ません。主人や子供にも迷惑をかけたくないのです。
実家への我慢し続け溜まっていた不満や苦しみが爆発して実家と断絶してしまいました。両親をほんとうに憎んでいます。

私の生き方に間違いや問題があるから、長男のケガが繰り返されるのでしょうか?
毎日すべてを犠牲にしながら頑張っている長男を見ていると、繰り返すケガ
に原因があるような気がしてしまいます。チームメイトはケガ無く野球をしています。頑張っても頑張ってもケガで苦しむ長男を見ているのが辛いです。

【拙回答】

怪我の予防

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

まず、ご長男様の怪我が家族大好きママ様の言われているようなせいということは無いのではないかと存じております。

ご長男様の怪我には、もちろん怪我に至る原因や条件があり、結果としての怪我が生じるということとなります。拙生も下手でございましたが、一応、中高と野球部にて高校で硬式の経験がございます。正直、皆、何らか怪我をするもので、怪我をしないということは無いのではないかとは存じます。プロ野球でもそうですが、故障・怪我で苦しむ選手、結構多いですよね・・特に硬式のあの硬いボール・・もう今では想い出すだけでも嫌となります・・

怪我を全て無くすということはできないにしても、怪我へと至る原因や条件を少なくする心掛け次第で、怪我を少なくすることはできるのではないかと存じます。例えば、色々な部位のガード、プロテクター、テーピングなどの怪我防止のための防具を活用することで、ある程度防げるのではないかと存じます。

あとは、不注意・怠慢によっての怪我を防ぐためにも、過度な運動・疲労を避ける、睡眠を十分に取る、食べ物に注意するなども必要ではないかと存じます。

また、以前に下記のような問いにもお答えさせて頂いておりますので、少しご参照頂けましたらと存じます。

問い「子供が立て続けに怪我」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002944442.html

「・・私たちは、怪我や病気、事故、災害に遭うことはいつでも、いかなる時でもあり得ることで、もちろん、事前にできる限りに常日頃から予防したり、注意したりして対策することは大切ですが、どうしようもない時は、本当にどうしようもないのであります。・・」

「・・この多々ある苦しみを、何か目に見えないもの、証明もできないようなものなど他のせいにしたりしてどうにか紛らそう、気を逸らそうとしても実は無駄なことでしかありません。では、いかにしてこの苦しみの現実と向き合って、それを解決していくべきであるのか・・」ということで、この度は、上記で述べさせて頂きましたような予防措置を十分に図られてみられることをまずはお勧めさせて頂きたいと存じております。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「教えて下さい。」

問い「教えて下さい。」
http://hasunoha.jp/questions/480

【ご質問内容】

今年2月に父が急死しました。父と言っても母の再婚相手で養子縁組などしておらず、戸籍上では他人です。

父は高校卒業後、進学・就職の為家を離れて現在の場所を終の棲家とし、生家よりお仏壇を移動しておりましたが、母には仏事全般に関わらせてなく(再婚した時はお互い50代でご先祖さまは何年も前にお亡くなりになっており、母の性格上自分が関わりたくないことを強く拒絶する傾向にある為)
生前、「お前には迷惑や面倒をかけないから」と良く母に言ってたそうです。
きっと聡明な父は、1人で抱えてやってきたんだと思います。

今までもお仏壇にはお水を供えてお花や果物を供えてはいたようですが、
私が「ご飯やお茶は?」と尋ねると、「今までお水だけでいい!って言われてたから、しなくていい」と言います。

この度、母と一緒に暮すようになった為、今後は出来る限りきちんとしていきたいので、足らない仏具は買い足し、毎朝ご飯とお茶をお供えするようにしました。

私の育った環境が宗教とはほぼ無縁だった為知らないことばかりで、今ネットで調べたりしながら勉強中です。

ご先祖様のお墓も遠方で(車で3時間程の隣県)私は数回お参りに行った程度です。菩提寺には行ったことはありません。母も無いと思います。
父の葬儀も同じ宗派の近くのお寺を探してお願いしました。

今後、父のお墓はどうするか?ご先祖さまのことはどうするか?いろいろありますのでその都度相談させて頂きたいのですが
とりあえず、毎日のお供えやお勤めはどうすればよいのでしょか?
調べてみますと、ご飯とお茶とお水の両方という意見もありますし、お茶かお水のどちらかとの意見もあります。
お経本はお寺さんより頂きましたが、今まで触れる機会がなかったので
どこをどう唱えればよいかもわかりません。お寺さんに尋ねることを母が嫌がります。(きっと、年齢的にも何も知らないと思われることが嫌なんだと思います)

父を亡くして日も浅いので、母に意見するつもりはありません。母の自尊心を傷付けないようにしながら、私が出来ることからやっていきたいのです。
父方の親戚付き合いもあまり無いので尋ねる事も出来ません。
宗派は真言宗です。
お世話になった父の為これからいろいろ勉強していきたいので、よろしくお願い致します。

【拙回答】

御供養につきまして

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、お父様の急逝、誠にお悔やみ申し上げます。どうかご先祖様の御供養、お父様の御供養をしっかりとなさって頂けましたらと存じております。

御供養ということの形式に関しましては、下記の問いにて「荘厳」について述べさせて頂きました。

問い「生前の写真にお供え物をする事 再問」
http://hasunoha.jp/questions/445

また、下記の問いにて少しだけ真言宗の御供養について扱わせて頂いております。

問い「供養について」
http://hasunoha.jp/questions/140

もちろん、正式な真言宗の御供養につきましては、やはり、お葬儀でお世話になったお寺さんか菩提寺様にお伺い致して調えていかれるのが最も宜しいのではないかとは存じております。また、本山が高野山真言宗・金剛峯寺様でありましたら本山のサイトの内容も色々と参考になるのではないかと存じております。

高野山真言宗 総本山金剛峯寺
http://www.koyasan.or.jp/

檀信徒のお勤めと作法
http://www.koyasan.or.jp/shingonshu/danshinto.html

お葬儀でお世話になったお寺さんから頂きましたお経本は下記ページにあります「仏前勤行次第」でしょうかね。。

「仏前勤行次第」
https://www.kouya-inc.co.jp/shop/?94,%E4%BB%8F%E5%89%8D%E5%8B%A4%E8%A1%8C%E6%AC%A1%E7%AC%AC

お経の読み方はそれぞれでございますが、下記のYoutubeのページは少し参考になるのではないかとは存じます。

「真言宗 在家仏前勤行次第」
http://www.youtube.com/watch?v=ADzToYOrxug

どうしてもわからないことは、高野山真言宗・総本山金剛峯寺のサイトから問い合わせることもできそうです。
https://www.koyasan.or.jp/contact/index.html

どうぞ、これから真言宗のことはもちろんながら、仏教についての学びを進めて頂いて、その学ばれたことを日常の行いにも色々と活かして頂けましたらと存じております。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「義実家、友人の供養はどこまでして良いのでしょうか。」

問い「義実家、友人の供養はどこまでして良いのでしょうか。」
http://hasunoha.jp/questions/462

【ご質問内容】

初めて投稿させていただきます。
供養やお墓参りについて教えてください。

昨年結婚したのですが、入籍前の同棲期間から主人の怪我や事故が頻繁に起きていて心配です。
怪我か事故が毎月、それが半年以上続いており、主人も不安がっています。
一緒に暮らし始める前は全くありませんでした。

主人は、数年前に事故で同乗していた友人を亡くしています。
また、主人の実家はご先祖様を想う(お墓参りなど)もないようです。

ご先祖様に関しては、地域性の違いもあると思いますので
仕方ないことかと思います。

私の考えすぎかもしれませんが、亡くしてしまった友人は、幸せになる主人を恨んでいたりするのでしょうか。

気持ちの持ちようだとわかってはいるのですが、自宅で可能な範囲ででも、
私が勝手にお線香をあげたり花をあげても良いのでしょうか。

私の地元ではご先祖様を大切にするよう言われていたため、
結婚報告を兼ねてお墓参りをしましたが
主人のご先祖様にはご挨拶もしていないのが心残りです。

それも含め、私がどこまでして良いものか教えて頂きたいと思います。

宜しくお願い致します。

【拙回答】

御供養について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まず、ご主人様のお怪我についてでございますが、亡くなられたご友人の恨みによるものだとか、あるいは先祖供養をしていないからだとかという理由は、全く関係ないとお考え頂いて構わないかと存じております。

このようなことにつきましては、これまでにも下記の問いに回答させて頂いております。他の先生方のご回答も色々と参考になるのではないかと存じます。

問い「子供が立て続けに怪我」
http://hasunoha.jp/questions/231

問い「厄年は悪い事ばかり起こるのですか?」
http://hasunoha.jp/questions/334

次に、御供養の形式ということにつきましては、下記の問いにて「荘厳」について述べさせて頂いておりますので参考にして下さいませ。

問い「生前の写真にお供え物をする事 再問」
http://hasunoha.jp/questions/445

そして、「先祖供養」につきましては、下記の問いにおいて回答させて頂いております。

問い「先祖供養とは?」
http://hasunoha.jp/questions/129

この中で下記の拙コラムについても引用させて頂いております。

コラム「追善供養・功徳回向の考え方について」 1~5
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

基本的に供養というものは、特定の対象(亡き方のみ、ご先祖様へのみ)へ向けてだけ行うというものに留まらせずに、その供養によっての功徳が、やがて一切の迷い苦しみある衆生を救わんがための悟りへと向かうために、あるいは、一切の迷い苦しみある衆生が悟り、涅槃へと向かうためにということで行うことが肝要になるのではないかと存じております。いわゆる、普回向としての「願わくは此の功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と、皆共に仏道を成ぜんことを。」ということでございます。

もちろん、一切衆生の中において、亡き方やご先祖様も含まれるということになる次第でございます。ですので、これからの御供養におかれましても、上記のことを少しでも念頭においてお考えを賜りまして、お勤めをして頂けましたらと存じております。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「子供が立て続けに怪我」

問い「子供が立て続けに怪我」
http://hasunoha.jp/questions/231

【ご質問内容】

男の子二人の母親です。
上の子が幼稚園で頭を縫う怪我をして、翌日には下の子が自宅で頭を切る怪我をして縫いました。
立て続けで、怪我をした場所が二人共頭の左前部分(額の左上)の同じ様な場所だったので、気になっています。
数日前に無事に抜糸をして、今は二人共元気です。
実は、上の子を授かる前に、二度流産しました。
主人と結婚して、夫婦で子供を強く望んでいましたが、残念ながら二度の初期流産を経験しました。
とても哀しくて、ネットで調べたお寺で二人の水子供養のご祈祷を一度受けて、その後は毎年二人の命日(流産の処置を受けた日)に、家族でそのお寺の水子供養塔の様な所にお参りに行っています。
ご祈祷を受けた際に、住職から、近い内に子宝に恵まれるから、大丈夫ですよ。と、言って頂いて、実際に二度目の流産の二ヶ月後には上の子の妊娠が判りました。
又、二年近く前に今の新居を購入して入居した直後に、下の子の妊娠が判りました。
水子、新居が今回の怪我と関係あるのか、水子やご先祖様からの何かメッセージなのか、とても気になります。
どうかアドバイス、宜しくお願い致します。

【拙回答】

「怨憎会苦」などの苦しみと向き合うには

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

この度は、確かにお二人同時期に同じようなところを怪我したので、偶然にしても・・と思うことはあるかもしれませんが、ワンパク育ち盛りの子どものことですから、当然に怪我はしょっちゅうあり得ることで、まあ、たまたま重なったかなという程度にてそれほど特に気にすることもないかとは存じます。

既に怪我も無事に治り、二人とも元気にしているのであれば、尚更のことでございます。

流産は誠につらいことでございます。水子さんへご丁寧にも懇ろなるご供養も通じて、無事に苦難を乗り越えられましたこと、誠に尊いことであるかと存じております。

さて、今回の子どもさんの怪我が、水子さん、新居と何か関係があるのか、水子さんやご先祖様からの何かメッセージなのか、とのことですが、関係ないとお考え頂いて構わないかと存じます。

それよりも、私たちは、怪我や病気、事故、災害に遭うことはいつでも、いかなる時でもあり得ることで、もちろん、事前にできる限りに常日頃から予防したり、注意したりして対策することは大切ですが、どうしようもない時は、本当にどうしようもないのであります。

嫌なこと、怨み憎しむべきことにも出逢っていかなければならない苦しみのことを「怨憎会苦」(おんぞうえく)と申します。これは、生・老・病・死の四苦、また、愛別離苦(愛する者と別れなければならない苦しみ)・求不得苦(求めても満足できないという苦しみ)・五蘊盛苦(生きている存在そのものによって生じてくる苦しみ、五蘊とは、色・受・想・行・識という私たちの存在を成り立たせている各要素のこと)の三苦とも併せて、八苦の一つとなります。

正直、私たちは苦しんで当たり前の存在であり、そのため、お釈迦様も「一切は苦なり」と申されました次第ではございます。

この多々ある苦しみを、何か目に見えないもの、証明もできないようなものなど他のせいにしたりしてどうにか紛らそう、気を逸らそうとしても実は無駄なことでしかありません。

では、いかにしてこの苦しみの現実と向き合って、それを解決していくべきであるのか、その答えをお示しなされましたのがお釈迦様となります。

是非、この機会にでも更に仏教へのご興味を賜われまして、学びをお進め頂けるきっかけとなりましたら幸いでございます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「ご先祖様について」

問い「ご先祖様について」
http://hasunoha.jp/questions/153

【ご質問内容】

初めて質問させて頂きます。
先日、知り合いの葬儀に参列して、お坊さんのお話を聞かせて頂きました。心にしみる良いお話だなと感動したのですが、ふと一つの疑問が生まれました。そのお坊さんは「49日まで生まれ変わりを繰り返し、そしてご先祖様として私達を見守ってくれる存在になります。ご供養をかかさないようにしましょう。」とおっしゃっていました。『ご先祖様』という存在は今まで何の疑問もなく受け入れてきましたが、興味本位で色々な仏教書を読んでおりますと「人は生前の行いにより、亡くなった後何に生まれ変わるか決まる」といった輪廻という考えがある事を知りました。
もし生まれ変わり、新たな命としてこの世に存在するのならば、ご先祖様は存在しなくなるのでは?という疑問が生じて、先祖供養やお墓参りの時に誰に手を合わせているのだろう??と考えてしまいます。
「ご先祖様」はその姿形で私達の近くにいて、守ってくれているという存在だと思っていましたが、生まれ変わるのならば、何か姿形を変えて違う生命として私達の近くにいるという事なのでしょうか?
長々とまとまらない文章で質問させて頂き恐縮ですが、よろしくお願いします。

【拙回答】

「死後のありようについて」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

先祖供養のことにつきましては、下記問いの皆様の回答も参考となるのではないかと存じます。

問い「先祖供養とは?」
http://hasunoha.jp/questions/129

「死後のありようについて」・・これは正直非常に難しい問いでありまして、一つは「無記」(回答しない)として、そんな問いについて考えることよりも、現実の迷い・苦しみの解決へ向けた実践の方が大切であるとして、問いそのものを退ける場合があります。

確かに以前の問いにおいて、死後のことにつきましても扱わせて頂いてはおります・・ただ、それはあくまでも現実における「善い」生き方の心掛けのために、として述べさせて頂いている次第でございます。

問い「死ぬとどうなるのでしょうか」
http://hasunoha.jp/questions/123

もちろん、拙見解と致しましては、死後、前世のありようについて、因果の連鎖から推論することは可能であるのではないかとは考えております。

この縁起なる世界においては、必ずモノ・コトには、原因があり、そして結果があります。この原因と結果の連鎖を緻密に分析していければ、少しなりとも前世・死後のありようを理解していくことができるのではないかと存じております。

例えば、一年前の自分の心と身体は、無常なる中において、今と同じとは言えないことは理解できるかと存じます。しかし、一年前の自分の心と身体が無ければ、明らかに今の自分は存在し得ていないことも理解できるかと存じます。一年前の自分の心と身体は、やはり今の自分の心と身体の縁(原因・条件)として繋がっているのであります。これは難しいことではありますが、同じでもないし、異なっているのでもないという八不の「不一不異」のことであります。

当然に心と身体が生じるのも全くの「無」から生じるわけではありませんし、やはり、生じる以前からの縁があったはずなのであります。そして、更にはその縁による連鎖・相続がこれからも、死後も続いていくことも少しくは理解ができていけるのではないかと存じております。

上記の例は字数制限上、あくまでも簡単に述べさせて頂きましたものでありまして、拙生もまだまだ考究の余地が相当にあるかと存じております。

川口英俊 合掌

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