問い「子どもの名前を戒名からもらっても良いですか」
http://hasunoha.jp/questions/658

【ご質問内容】

春に妹が、亡くなりました。

その際に檀家のお坊さんに、頂いた戒名が
とても妹に合っていて素敵だと思ったので
秋に産まれる予定の私の子どもに、
字画など合えば、戒名から1字でももらって
つけられないものかと考えています。

亡くなった人の名前をもらうべきではないのか
どうなのかがそもそもわからないので
質問させていただきます。

【拙回答】

ご安産を祈念申し上げます

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は妹様を亡くされましたこと、誠にご愁傷様なことでございました・・お若くに亡くなられたのですかね・・どうか御供養懇ろに御勤め下さいませ。

既に和田様のご回答にもございますが、もともと戒名とは、正式な仏弟子、僧侶の名前のことでございます。

全くの私的余談となりますが、今年のお盆の法要の際の法話でも少しだけ戒名のことについて扱わせて頂いております。

平成26年・お盆施餓鬼法要 法話内容 録画配信Ustream
http://www.ustream.tv/recorded/51379634

以下は少し補足となりますが、「戒」という字は、「戒律」の「戒」で、「いましめ」のことですが、要は仏道修行に励むための「ルール」を守るということで頂けるお名前ということになります。

空海師、最澄師、道元師、親鸞師、日蓮師・・と歴代の祖師方もそうですが、僧侶が頂く文字は普通、二文字となります。ただ、今では、在家葬儀における戒名の授与においては、院号、道号、位号なども付けるため、本当の戒名がどれに当たるのかを意識することが無くなってしまっているかもしれませんが、標準的な順番としましては、道号の次、位号の前となります。

また、宗派によっても異なりますので、浄土真宗さんの場合では、釋(尼)○○となりますし、浄土宗さんでは、「誉」を加えたり、日蓮宗さんでは、「日」や「妙」を加えたりと致しますので、是非、妹様の戒名の文字の一つ一つには、それぞれに意味合いがございますので、機会がありましたら、是非お寺様にお尋ね下さいませ。既にお通夜式や中陰法要などでのご法話や別紙での解説がございましたら誠に失礼致しました。

とにかく、戒名(浄土真宗さんの場合は法名、日蓮宗さんの場合は法号)は、仏様とのご縁を結んで有り難く頂戴致すものであり、非常に尊いものとなります。この度のことでは、妹様を通じて、仏様と新しいお誕生の子どもさんとの善きご縁にもなりましたら幸いではないかと存じております。

もう臨月となられましたでしょうかね。どうかご安産を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16