hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

中陰について

問い「 四十九日の間の過ごし方を教えてください。」

問い「 四十九日の間の過ごし方を教えてください。」
http://hasunoha.jp/questions/1021

【ご質問内容】

主人が亡くなって10日経ちました。

通夜や葬儀を終えて自宅に祭壇ができ、気付いたときにお線香をあげるようにしているのですが、これで供養できているのか自信がありません。

お経のこともわかりませんし、子どもたちにもできるようなことがあればさせてみたいです。

また、逆にやってはいけないことも教えていただけるとありがたいです。

よろしくお願い致します。

【拙回答】

中陰について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度はご主人様のこと、誠に大変なことでございました・・まだまだ亡くされたという実感がないかもしれませんが、どうか御供養を通じまして、少しなりとも心の整理もお付け頂けましたらと存じております。

四十九日忌までの「中陰」のことにつきましては、以前にも下記の問いにて扱わせて頂いております。

問い「49日までに故人に出来ることは?」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1012038022.html

「中陰」は「中有」とも申しますが、分かりやすく申しますと、「有るとも言えないし、無いとも言えない」という期間で、心の連続体(心相続)の次の行き先が決まるまでの猶予期間とお考え頂けましたらと存じます。

その行き先が、如来様や菩薩様のおられる浄土・仏国土であれば、誠に有り難いこととなりますが、過去世や生前に積みたる業(善業と悪業)の因縁(要因・条件)次第によっては、厳しいところへと赴いてしまう可能性もございます。厳しいところというのは、六道輪廻(迷い苦しみの世界)をまた彷徨ってしまうことになるということであります。

何とか無事に浄土へと赴いて頂くために、まずお葬儀においては浄土へと向けての仏縁を確かにして頂いて、浄土へと導引する法式を執行することとなります。(但し、浄土真宗さんの場合は引導は扱われません。)

また、中陰の間はよく「喪に服する期間だ」と言いますが、あくまでも拙生の考え方となりますが、それには、一つは、次の行き先へと向けて、亡くなられた方への追善供養を懇ろに行うためにということと、亡くなられた方の心相続に、不安や恐怖、悲しみ、後悔、恨み、嫉妬など悪い煩悩を喚起させてしまうような言動を慎むためにということ、更には、亡くなった方との縁を通じて、仏法にあずかり頂く大切な仏縁の期間として、特に悪いことを慎んで、善徳の行いに努め励むために、ということがあるのではないかと考えております。

ですので、基本的な十善戒(詳しくにはご検索下さいませ)をできるだけ守ることと併せて、何か善徳、利他・慈悲の行い(簡単な親切や手助け、ボランティアなどでも良いです)をすることが大切になるのではないかと存じております。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「49日までに故人に出来ることは?」

問い「49日までに故人に出来ることは?」
http://hasunoha.jp/questions/782

【ご質問内容】

はじめて質問させて頂きます。
49日までは、故人はこの世にいると何かで読みました。
故人は彼氏で、私は親族ではありません。
49日までに、故人が行きたがってた場所へ、私一人で旅行に行くのはどうでしょうか?
故人が一緒に来て、その場所を見せてあげる事が出来ますか?
後悔が沢山あり、何か故人に出来るだけの事をしてあげたいのです。
どうか回答よろしくお願いします。

【拙回答】

「中陰」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、彼氏様がお亡くなりになられまして、お悲しみの中、何か故人のためにとの御供養の思い、誠に有り難く尊いことでございます。

「中陰」の考え方は、宗派によっても色々と異なるところがありますが、浄土真宗さんは例外として、基本的には、次の行き先へと向けての大切な供養の期間として考えることができるのではないかとは存じております。

http://ja.wikipedia.org/wiki/中陰

既に悟東様のお答えにもございますが、忌日において導師となられる仏様、菩薩様のことにつきましては、拙生も以前に下記のようにまとめさせて頂いておりますので、是非、この機会にご参照を頂けましたらと存じます。

「十三仏 追善供養を司る如来・菩薩たち」
http://oujyouin.com/13butu.html

また、特に中陰の期間は、故人の生前の行い、業に対しての審判の期間としても捉えられております。その審判における裁判官として有名なのが、「閻魔大王」でございます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/十王

ただ、「十王信仰」など中陰における考え方というものが、中国の道教・儒教思想の影響を受けて成立した過程も濃くあるため、真に仏教の教えといえるものであるのかどうかについては、少し慎重に見極める必要があることは否めないところでございます・・

ただ、いずれにしましても、亡き方の死後の赴きが、仏様とのご縁、仏法とのご縁に与(あずか)り頂いて、どうか善きものとなりますようにと、追善供養・功徳回向なさって頂けますと有り難いことであるのではないかと存じております。

また下記拙小論もご参照下さいませ。

拙論「追善供養・功徳回向の考え方について」
http://blog.livedoor.jp/hidetoshi1/archives/52108201.html

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16
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