hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

仏縁

問い「私が死んだら、自力で成仏できますか?」

問い「私が死んだら、自力で成仏できますか?」

【ご質問内容】

私には子供がおりません。 
供養してくれる人がいません(たぶん)

私は、火葬と納骨までしてもらえれば、それで良いと 
考えております。

自然の摂理に沿って、最後は潔く死に、 
そして、誰からも供養してもらわなくとも、 
自力で成仏したいのです。

死後、お線香をあげてくれる人がいなくても、 
一周忌や三回忌の法要がなくても、 
自分の意志で成仏できますか?


【拙回答】

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

亡くなってからのことではなく、是非、できるだけ今のうちから、確かなるご仏縁、堅固なる菩提心(悟りへと向かうための決意)をお持ち頂けますように、仏教により接していって頂けましたらと存じます。きっと、よりよく生きていくための智慧にもなることでしょう。

川口英俊 合掌

問い「ご先祖様や仏様に愛されるには…」

問い「ご先祖様や仏様に愛されるには…」

【ご質問内容】

初めて質問致します。

よく先祖供養やご祈祷などで「ご先祖様にお願いします」「仏様にお願いします」と言いますが 私の供養をご先祖様は受け取り 
私のお願いを 仏様は本当に聞いて下さっているのだろうか…と思います。

と いうのも私は 生前の両親とは 仲はあまり良くなかったし、怒られていた記憶しかありません。

そんな私がお彼岸やお盆などに「先祖供養」しても その思いは亡くなった両親やご先祖様は受け取って下さっているのかどうか、気になります。

否、多分私が本当に真心込めて供養したとしても 「何を今更 ゴマすっているんだ?」と嫌がっているように思います。

仏様へのご祈祷でも 穂特様側から見れば

「はぁ?お前 普段 信心も何もしてないくせに”ご利益を下さい”なんて  
図々しいにも程がある!」と思っていらっしゃっるのではないかと思い  
ご祈祷をためらってしまった事もあります。

やはり ご先祖様や仏様から見守って頂き またお願いなどを聞いてもらうには お坊さん方のように 欲を断ち切り善行を行うしか 他に方法は無いのでしょうか?

例え純粋な思いで供養しても ご先祖様から疎んじられ 
純粋な気持ちでご祈祷をお願いしても 仏様に門前払いされてるような気がしてなりません。

やはり お坊さんのような修行をしないと 仏様はご利益を与えて下さらないし、両親や親戚縁者と 仲が悪かったら どんなに供養しても受け取ってもらえない…と思うと悲しくなります。

【拙回答】

「供養」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「供養」というのは、字の如く、「供に養う」ということで、有り難く尊い仏法、仏様方と「供」に、また、先に仏の世界、浄土へ赴かれて仏の道を歩まれているご先祖様方とも「供」に、更には、私たちこの世界で過ごしている一切の衆生たちとも「供」に、皆全てが等しく、遍くに、悟り・涅槃へと向けた行いを「養」うということが大切となります。

大上段に構えて、「善行」を、「功徳」を、とあまり気負いなさられることはありません。

仏教を学ばれて、修習なさられていかれる中で、やってはいけないことを慎み、推奨されていることに励むという感じで良いのではないかと存じます。

つまり、簡単には、七仏通誡偈の内容となりますが、悪いことをなさずに、善い行いに勤め励みて、心を浄らかにすることとなります。

どうぞ、これからもご仏縁を大切に、少し上記のことをお留め賜りまして、仏道を歩まれて頂きましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌

問い「仏縁」

問い「仏縁」

【ご質問内容】

(ー人ー) 
仏縁の定義を教えてください。 
よろしくお願いします。

【拙回答】

「縁なき衆生は度し難し」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「縁なき衆生は度し難し」・・

仏教、仏法を学び修するご縁が無ければ、悟り・涅槃へと至れるのは難しいという内容の言葉でございます。

「仏縁」とは、「仏様の教えを真摯に学び修する機会・機縁」になるのではないかと存じております。

仏教では、この世における全てのモノ・コトは、因縁(原因と条件)に依りて変化し、無常であると考えます。

確かなる因縁が調ってこそにおいて、様々な結果が出る、またその結果も何かの因や縁となりて、更に結果へと至る、更に・・ということにて、悟り・涅槃も、悟り・涅槃へと至るための因縁無しでは、至れることはありえないものとなります。

「仏縁」を確かに、悟り・涅槃へと至るための因縁をしっかりと調えていくことが大切になります。

特には、

因=「堅固なる菩提心の発心」 
縁=「智慧と福徳(方便・功徳)の資糧」

が必要になるかと存じます。

仏様と供に、皆と供に、悟りへの因縁をしっかりと養って、悟りへと至れるように頑張って仏道を歩んで参りましょう。(供養)

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。

問い「自殺で亡くなった彼のように…」

問い「自殺で亡くなった彼のように…」
http://hasunoha.jp/questions/1567

【ご質問内容】

先日も質問させて頂き複数の回答有難うございました。
彼が自殺でいなくなり7ヵ月が過ぎました。
彼が居なくなり…人は亡くなると本当に【無】になるのだと…
彼の後を追っても会えない事はなんとなく分かるような…最初は頑張って彼の為にも生きて行こうと思いました。でも…それは偽善の言葉で、本当は
意味も分からず残され、他人に責められ…それでも、
人って悲しい思いしても生きて行かなければいけないのでしょうか??
病気や事故や老衰や自殺どんな亡くなり方でもそれが寿命ならば早く彼のように楽になり…無になりたいです。
もう自分でも理解出来ない事で人に責められる事に疲れました。
死んで無に本当になれるのなら親にだけ詫びて、彼のように楽になりたいです。

【拙回答】

死後のありようについて

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

彼氏様を自死にて亡くされまして、誠に悲しく、つらいこと、ご心痛、いかばかりの程であろうかと存じます・・

どうしてもまだまだ悲観的、虚無的になられますことも、当然にやむを得ないことではないかと存じます。

焦らず少しずつ気持ちの整理も調えていって頂けましたらと存じております。

死後につきましては、これまでにも下記の各問いにお答えさせて頂いております。

「死後について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_324660.html

とにかく、私たちの存在は、身体や心、色々な機能や作用などの要素の因縁(原因や条件)の和合により成り立っているものですが、もしも、この肉体が滅び、身体的な機能・作用が停止したとしても、微細な意識としての心相続(心の連続体)が、更に色々な因縁によって存続していくものであると考えられています。

その死後における心相続の赴きにおいて、最も影響する因縁の一番は、やはりその者自身の行い(業・カルマ)というものとなります。その行いに応じて、どのような赴きとなっていくのかがおおよそ決まって参ります。

もちろん、生前にしっかり仏縁・法縁により善き功徳を積んでおければ誠に良いのですが、もしも、そうでない者であったとしても、何とかその赴きがより善いもの(悟り・涅槃へと向かうためのもの)に向かうようにとして調えさせて頂くために葬儀や供養などを行って参る次第でございます。

しっかりと亡き彼氏様が仏道を歩めますようにとして、私たちも微力ながらにでも日々のお勤めを致して参りますので、なみえもん様におかれましても、これからのご供養をどうか宜しくお願い申し上げたいと存じております。

また、自死・自殺はあまりお勧めできることではありません。お勧めできない理由はこれまでにも何度か回答させて頂いておりますものの、ここでは制限字数の関係上、もう述べれませんが、どうか思いとどまって下さいませ。宜しくお願い申し上げます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「生後27日の娘を亡くしました」

問い「生後27日の娘を亡くしました」
http://hasunoha.jp/questions/1421

【ご質問内容】

5月の25日に、娘が亡くなりました。
7月に四十九日を行います。
日蓮宗のお墓に入ります。

私は、娘のお骨の一部を手元に置こうか悩んでいます。
彼女の死は受け入れています、しかしさみしく思い、分骨を考え
ています。
しかしそれが、彼女にとって良いのか解りません。

私の思いは、彼女に早く生まれ変わってほしいと願っています。
どのような形でもいいのでもう一度逢いたいです。

そもそも人は亡くなったら、どのような道を進むのでしょうか。
この年になってお聞きするのはお恥ずかしいのですが、どうかお答えください。

【拙回答】

水子さん

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

もう四十九日忌は終わられた頃ではないかとお察し申し上げます。

拙生にも流産した子の経験がございますが、その時には本当に苦しみ、悩みました。

その子の父であると共に、僧侶として、その子をしっかりと送ってあげなければ・・水子地蔵尊前における法要の読経では声が震えてしまい、不覚にも涙が止まりませんでした・・

それから夫婦共に立ち直るのに五ヶ月ぐらいは掛かりましたでしょうか・・次の子(長男)の妊娠により、正直、「あぁ、あの子が帰ってきてくれたのかも」と夫婦共に喜んで、色々な不安もありましたが、何とか乗り越えて、無事に産まれてきてくれました。

毎月二十四日には定例の水子供養と共にその子のご供養も続けておりますが、例え、帰ってきてくれたのではないにしても、きっと御仏様、菩薩様方のお導きにより、善き仏縁を得られて、善き赴きにあるのではないだろうかと存じております。

亡くなられた方は、最短で三週間後から最長でも七週間(四十九日間)までの中で次の行き先が決まることになると言われております。

もちろん、日蓮宗さんであれば、霊山浄土への往詣によって、釈尊の下で悟り・涅槃を目指すことになるのが最良となりますでしょうし、もしも、授戒・引導を受けられてはいるものの、あるいは例え、授戒・引導もなく、追善供養もないとして賽の河原で迷ってしまってしまわれている水子さんがおられたとしても、その時は地蔵菩薩様がきっとお導きなさられることになるのではないかと存じます。

また、もしもまだ人として生まれる因縁が残っていたり、御仏様、菩薩様方の下でご修行に励まれてはいても、もう少し人間道で頑張って修行してきなさいとなりましたら、この世に戻ってこられる、生まれ変わられることもあるのではないだろうかと存じております。

そういたしますと、もう一度、生まれ変わったその子と逢えることだってあるかもしれません。

もしかしましたら、次の子がそうかもしれませんし、また他の子がそうかもしれません。そういう気持ちとなることができれば、例え他の子であっても、もしかしたら・・と思うと、どこか皆への気遣い、優しさ、親切な気持ちにも繋がることとなれば、それはそれで尊く有り難いことになるのではないかと存じております。

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「葬式のお経」

問い「葬式のお経」
http://hasunoha.jp/questions/1439

【ご質問内容】

何故、葬式でお坊さんがお経を誰もわからない言葉で長々と読むのでしょうか?なぜそこにいる人々にわかるような言葉で読まないのでしょうか?あれじゃただの雑音です。

せっかくですし自分はお経の内容を知りたいと思っているのに、あれじゃ時間の無駄です。
ただでさえ悲しいのにあんなに長々と意味のわからない音を聞かせられるとか、お坊さんが人々にさらに苦しみをあたえています。

ああいう喋り方じゃなきゃ死者があの世に行けないということはないでしょう。
木で木を叩いて音を出し、声帯から決まった音を出さないと死者があの世に行けない理由もないでしょう。
ありがたいことを読んで悲しんでいる人の心を楽にさせてあげているわけではないでしょう。誰も理解できていませんから。
ああいうやり方にしないと死者への敬意を表せないわけではないでしょう。葬式で大事なのは心から悲しむことで、心から悲しみさえすれば決まった一つのやり方でやる必要はないからです。

自分が推し量るに、ああいうやり方じゃないとありがたみがなくなり誰にでも葬式ができるようになって、お坊さんが金儲けの手段を失うからだと思っています。

悟りを目指し、人々を救うことを目指しているお坊さんが、そのような誤魔化しをして金儲けをしている理由を教えてください。

攻撃的に感じるかもしれませんが、これは子供の頃から気になっていたことなので。どうか誤魔化さずに本当のことを教えて下さい。

【拙回答】

ご仏縁、ご法縁をあずかり頂くための大切な儀式

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

拙寺は檀家制度を今のところ廃止しているため、お葬儀をお勤めさせて頂くことはほとんどございませんが、それでも年にほんの数件ながら強いご希望によるご依頼、ご指名がございまして、誠にこの拙生も、浅学非才の未熟者にて申し訳ない限りではございますが、導師をお勤めさせて頂くことがございます。

実はzenshu様と同様にお葬式のあり方に対して疑問に思うところは長年ございました。そこで、拙生なりにお葬式に関することにつきましては、昨年に下記拙論にまとめさせて頂いておりますので、まずご参照賜れましたらと存じます。

お葬式について
http://goo.gl/fBwp0Q

ここで少し述べさせて頂いておりますように、一つは、亡くなられた方に確かなるご仏縁、ご法縁をお結び頂けることにより、悟り・涅槃へと向かうための流れに確かにお乗り賜れるように調えさせて頂くこと、そして、もう一つは、お葬式におけるご仏縁、ご法縁において、ご遺族、参列者の皆様にも悟り・涅槃へと向けた仏道を進めるための一助となるように調えさせて頂くことが大切になるのではないかと存じております。

そのため、参列者の方にもお経本や冊子をお配りして、共に読経したり、御詠歌を共に唱えたりすることもございますし、やはり、お経の内容、授戒、引導の作法などの内容もしっかりとお伝えしておきたいものでございます。

あまり長くなってもいけませんが、お通夜での法話において、必ず葬儀の意義、授戒、引導の内容、お経の簡単な説明をさせて頂いておりますし、事前にお通夜・お葬儀の式次第は喪主の方にお渡しするように致しております。

そして、仏教とは何かということについても、基本的な四法印・四聖諦の内容をできるだけかみ砕いての法話に努めさせて頂いております。

亡き方も遺族も参列者も、このご仏縁、ご法縁が、皆のより善き赴き、仏道の歩みの糧に少しなりともなるようにお勤めができればと僭越ながらにも存じております。

そのお布施は、金儲け・ビジネスなどではなくて、ご仏縁・ご法縁を皆があずかり頂くための仏法興隆、仏法護持、一切衆生の済度へと向けて取り組む浄財としてしっかりと役立てていかなければならないものであるかと存じております。

皆共に仏道を成ぜんことを。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「死後のことをどう考えますか?」

問い「死後のことをどう考えますか?」
http://hasunoha.jp/questions/1313

【ご質問内容】

死んだらどうなるのでしょう?
最近そんなことを考えて怖くなる時があります。
私は仏教が好きなのですが、実際自分が死んだらどうなるのか不安になって怖くなる時があります。

何もしないと死後はどうなるのか?
修行をしたら死後は変わるのか?
死後にお坊さんにお経をよんでもらったらどうなるのか?

とても不安です。

【拙回答】

死後について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

死後につきましては、最近でも下記の問いにてお答えさせて頂いておりますので、まずご参照下さいませ。

問い「輪廻転生の理解」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1028277625.html

「死後について」扱わせて頂いております問答
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_324660.html

さて、各ご質問の内容についてでございますが、「実際自分が死んだらどうなるのか不安になって怖くなる時があります。」・・以前の拙生ももちろんそうでございました。しかし、それがきっかけで更に深く仏教を学ばせて頂くことができました。一つ言えますのは、死後は死後のこととして、とにかく今をしっかりとまずは生きるということが大切であり、それも善き因縁をできるだけ積めれるようにということでございます。

不安や恐怖となるようでしたら、あまり死後のことはとりあえず考えずに、今まさにある迷い苦しみについての対治に取り組むことが望まれることになります。

「何もしないと死後はどうなるのか?」・・無明(根本的無知)・煩悩を対治することなくしては、その行い、業の因縁によっての赴きはやはり厳しいと言わざるを得ないでしょう・・

「修行をしたら死後は変わるのか?」・・修行をしてもその内容によりますし、基本的に、仏教においては、智慧(空の理解)と福徳(慈悲利他行・方便行)の二資糧を確かに誤りなく積んでいくことが必要となります。その因縁が確かであるならば、きっとその赴きも善いものとなるでしょう。

「死後にお坊さんにお経をよんでもらったらどうなるのか?」・・うーん・・正直お経を読んで頂いただけでは、何とも・・いう感じもございます・・もちろん、少しの仏縁、法縁にはなるかとは存じますが、そのあたりのことにつきましては、下記拙論をお読み頂けましたらと存じます。

「お葬式について」
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0816eb5e788bf5ecfc8eed8e901b1a76

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「お葬式と宗派について」

問い「お葬式と宗派について」
http://hasunoha.jp/questions/943

【ご質問内容】

外国育ちでよく理解できていないのですが(変な質問ですみません)、祖父母はすでにおらず宗派などもわからず(お墓も不明)、両親も檀家などではないのでお世話になっているお寺もないのですが(あえていえば考え方としてこころにとめている宗派はあるのですが直接信者などというわけではない)、こういう場合、お葬式などでは宗派など聞かれた場合どうしたらよいのでしょうか。キリスト教のように洗礼を受けたりというのもないようですし、たとえば、天台宗の思想がとても自分の考えにちかいからそこでお願いしたい、などそういうことをしてもよいものなのでしょうか。またある宗派の信者になるということは仏教ではどういうことなのでしょうか?(海外の宗教とは違うのでよくわからず、くだらない質問で本当にすみません)

【拙回答】

しっかりと納得して関わっていくという自覚と責任が大切

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

基本的には、既に大鐵様もおっしゃられているように「信教の自由」がございますので、宗教、宗旨宗派の選択も各個人の自由が尊重されるべきことでございますが、何でもかんでも自由気ままにということではなくて、宗教、宗旨宗派に対して、しっかりと納得して関わっていくという自覚と責任が大切になるのではないかと存じております。

特に仏教の場合は、実践思想哲学的な側面が強くございます。決して盲目的・盲信的な信仰であってはいけないかと存じております。数々の釈尊の善巧方便の教えをしっかりと学び修していくためにも、まずは仏教全体の概要の教え、基本的な法理、各宗旨宗派の基本的教義などを概観することから始められて、その中から、少しずつお決めになられていかれると良いのではないと存じております。また、その中でやはり別の教義も学んでみたいとなりましたら、それはそれで全く構わないのではないかと存じます。

拙生自身もいまだテーラワーダ(初期・根本仏教)からチベット密教まで幅広く学びを進めさせて頂いている途上でございます。

さて、以下は補足となりますが、お葬式と宗派につきましては、下記の拙論の中におきまして少し各宗派の葬儀の要諦について私なりに簡単にまとめさせて頂いておりますので是非ご参照頂けましたらと存じます。

「お葬式について」 平成26年8月・お盆配布資料
http://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k/e/0816eb5e788bf5ecfc8eed8e901b1a76

また、これまでの下記各拙回答も少しく参考となるのではないかと存じます。

問い「お葬式・改宗について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1006716402.html

問い「お坊さんを変更できますか?」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1006677441.html

誠にご仏縁、ご法縁もご縁なるものかとも存じます。どうかマイカ様に御仏の善きお導きのあることを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「仏教を勉強したいです。」

問い「仏教を勉強したいです。」
http://hasunoha.jp/questions/771

【ご質問内容】

素人の私ですが、仏教を学んでみたいと思っております。

何か参考になる書籍やサイト等がごさいましたらご教授いただけませんか?
因みに私の家は浄土真宗です。

日常生活の中に仏教の考えって沢山あるように思えるのです。

よろしくお願い致します。

【拙回答】

「八万四千の法門」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、仏教を学ばれたいとの想い、誠に有り難く尊いことでございます。

「仏教の考えって沢山あるように思えるのです」・・

はい、一説に「八万四千の法門」と言われますように、確かに沢山ございます。

問い「なぜか一つに決められないんですが・・・・」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002969128.html

『・・とにかくお釈迦様の教えは、八万四千の法門があると例えられておりますように、人々の迷い苦しみに応じて、巧みなる方便により説かれたものであると言われています。まさに六十億人いれば、六十億通りの迷い苦しみがあり、それに応じた教えがあってもおかしくないことでございます。その中で、ゆうじ様にとって合う教えもあれば、合わない教えもあるでしょうし、その時々の時期や環境、心境の状態、学びの進め具合などによっても、合う、合わないも出てくるのではないかと存じます。そのため、まずはどのような教えがあるのか、各宗旨宗派の教えを総合的に学ばれて、その上で自分に合う教えを見い出されていかれるのも宜しいかと存じますし、また、「ご縁」としての「仏縁」も一つ一つ大切になさられた上にてお考えになられるのも良いかとは思います。・・』

また、下記各問いの拙回答もご参照頂けましたらと存じます。

問い「宗派にとらわれない仏教思想の学び方について」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002944760.html

「・・拙生が一から仏教を学ぶ上における文献について参考にさせて頂いたのが、下記紹介のおすすめ仏教書のコーナーとなります。初心者から上級者向きに分類されており、誠に参考となりました。・・」

「金剛居士の根本道場」
http://kongoukoji.fc2web.com/

拙回答カテゴリー「各宗派の教えについて」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_319881.html

是非、共に頑張って仏教を学び進めて参りましょう。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/users/16

問い「和尚さんと話すきっかけ」

問い「和尚さんと話すきっかけ」
http://hasunoha.jp/questions/692

【ご質問内容】

初めて質問させていただきます。
私は、昨年より都内の座禅会に参加しています。
その座禅会で初回に作法などを説明してくださった和尚さんは、とても所作が綺麗であり、またお唱えするお経が美しく心に染み渡る感じがします。
特に、親切にされた訳でもないのですが、とても気になり(少し恋愛感情があるのかもしれません)、お話してみたいと思っていますが、座禅会の時はとても忙しい様子(準備やかたずけ)で、話かけることができません。また、どのように話かけたら良いのかも分かりません(自己紹介などからすればいいのでしょうか?)。
普段は、座禅会が行われているお寺ではなく、本山にいらっしゃるようです。
失礼なく、どんな方なのか知りたいと思っています。
また、お釈迦様のことなど仏道に関することを教えて欲しいと思っています。
とても幼稚な質問で申しわけないのですが、ご助言いただければ幸いです。よろしくお願い致します。

【拙回答】

ご仏縁

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、仏教、仏道へのご興味、誠に有り難く、尊いことでございます。

そのきっかけが、参加された坐禅会でのお坊さんとの出逢いであり、少し恋愛感情もお持ちになられたとのことにて、「お坊さんとのご縁、それは、その方とのご縁だけではなく、尊い仏様とのご縁、仏法を取り巻く関係各位の皆様とのご縁、つまり法縁にも繋がり、誠に有り難いこととなります。」

以下の問いの拙回答も少しくご参照頂けましたらと存じます。

問い「仏教との出会いについて」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1002945537.html

「・・恋愛というご縁により仏教と出逢い、仏教に夢中になられたのは、誠にそれも一つの善き「ご仏縁」でございました。もちろん、この度の恋愛が無事に成就し、更に仏教についても精進努力を積まれて、やがて仏道も成就なさられることとなれば尚更に善きこととなります。また、この度の恋愛が成就しなくとも、善きご仏縁を頂戴致したことに感謝を持ち、仏法を学び修しつつ、このことに報恩を持って過ごされていかれましたら、また善き恋愛のご縁も戴けるのではないかとも存じます。・・」

この度は、少しずつでも話しかけることができるように機会を伺ってみられて、例えば、坐禅会で、坐禅に関する質問から、仏教に関する基本的なこと(禅宗とはどういう教えですか、あの仏像は何の仏様でしょうか、あの軸は何と書いているのですか、などから)を聞いてみたり、茶話会など休憩の時など声掛けしやすいタイミングもあるかと存じます。また、仲間の別のお坊さんにでも、その方の名前や役回りなどを何気なしに聞いてみられても良いのではないかと存じます。

ただ、気を付けなければならないのは、そのお坊さんが本山にて修行中の身であられるならば、あまりに好意を抱いてることをアピールされても大変に困られるということもございます。とにかく、まずは親しくお話ができるようになられるという程度ぐらいで、あとは状況を鑑みられて、色々とご判断されていかれると良いのではないかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16
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