hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

水子供養

問い「子宮外妊娠」

問い「子宮外妊娠」

【ご質問内容】

私は 10年前くらいに その当時の 付き合ってた彼氏との子供を妊娠しました。 しかし 子宮外妊娠で 産むことが出来ず 中絶しました。 
そして その彼とお別れし 自責の念で 統合失調症の精神障害になりました。 今でも その精神障害に苦しんでいます。 
やはり 子宮外妊娠でも 中絶は罪なのでしょうか? 
そして 産めなかった子供の 何かしら 供養が必要でしょうか? 
何カ月から 魂が入るのでしょうか?どうか 教えてください。お願いします。


【拙回答】

水子供養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

何事もそうですが、どうしてもご縁が調わずに仕方のないこと、やむを得ないことも当然にございます。

子宮外妊娠であれば、どうにしても、赤ちゃんは育つことができず、そのままにしておけば母体へも深刻なトラブルになってしまいます・・この場合は中絶は中絶であっても、限りなく流産としての中絶であって、拙生の見解としましては、仏教的に罪・悪業とはならないものであるかと存じております。

とにかく、誰のせいでもなく、ご縁が調わなかったのだとして、あまりご自身をお責めになられないで下さいませ。

御供養は、また水子供養として、少しその子に思いを寄せて、村々に祀られている地蔵菩薩様にでも構いませんので、その子の安穏、お導きを何かの折にでも祈られて下さいませ。もし可能であれば、菩提寺さんやしかるべきお寺さんにて水子供養を正式になさられるのも宜しいかと存じますし、拙生も毎月24日には、水子供養をお勤め致しておりまして、全ての水子霊位に向けてもご供養を回向させて頂いております。その中で、貴女様の水子さんにつきましても、もちろん祈らせて頂きますので、どうかご安心下さい。

とにかく、どうかもう、これ以上、ご自身をお責めになられませんように。

川口英俊 合掌

問い「中絶した子への罪悪感」

問い「中絶した子への罪悪感」

【ご質問内容】

あの子の分まで、2倍頑張らなくては‼前を向いて歩かねば!と、がむしゃらに独り生きていました。

しかし、やはり、自分に甘く、ダラダラした生活するときもあり、(こんな私じゃ駄目だ!)と、数十年経った今も、愛しい我が子に申し訳なく苦しいです。

(もぅ、全てを捨てて我が子のところに逝きたい)と毎日考えています。

ほんの数か月でしたが、、、 
お腹に居たとき、本当に本当にいとおしかった。お参りして泣いて、胎児のエコー見て泣いて。とてもいとおしかった。

怖かっただろう、痛かっただろう…ごめんなさい。ごめんなさい。考えると苦しいです。

どうすれば、我が子と私は平穏の中、二人で余生を過ごせるのでしょうか。

今でも我が子を想うと悲しくて罪悪感が消えません。


【拙回答】

供養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

供養とは、「供(とも)に養う」とありますように、一緒になって、仏様の教えを養っていきましょう、という意味合いであると考えております。

その子は今は水子さんであっても、貴女様のお子であるのに変わりはありません。

水子さんは、お地蔵様に御守り頂きながら、私たちはまだこの娑婆世界になりますが、そばにいるようなお気持ちで、一緒に有り難い仏法を頂いて、共に仏様の教えを養って参りたいものでございます。

共に仏様の教えを養っていく中で、またいずれ逢えるご縁もあるかもしれません。

あまり無理、気負いなされ過ぎずに。

毎月24日は地蔵菩薩様のご縁日。全ての水子さんに向けての回向にも努めさせて頂いております。貴女様の水子様にも。

川口英俊 合掌

問い「怖いです。」

問い「怖いです。」

【ご質問内容】

私は父親がとても甘く、環境もとても悪い中で育ち、因果応報なんてあることを知らずに、仏教とはほど遠い生き方をしてきてしまいました。

高校生の頃からジワジワと羽目を外して行き、人生ってこんなんでいいのだろうか?といいの思いながら派手な格好をして周りもしているしいいのかな…と、因果応報なんて全くしらず、生き方がわからなくなりそこからドンドンと生き方が羽出になり、自分の欲望のままに生きることに、何の躊躇いもなく、何だったらそれ以外の生き方がわからずにいました。当時は本を読んで調べたりしましまが、仏教まではたどりつかず、人の生き方のようなものばかりを読んでいました。しかし私は正解を求めてしまったので、何が正解かさ迷ってしまっただけで、結局どう生きたら良いのかわかりませんでした。そのように生き方を求める一方で、整形をしたり派手な生活や彼氏への依存に流されていきました。

中絶もし、中絶に対して病院の先生からは「一日も早く忘れなさい」と、親からは「まぁ、長い人生色々あるよ」と。結果ここでしっかりと悔い改めて生き直すことをせず、「え?そんなんでいいの?」となかったことにしてしまいました。周りにも何人か中絶していたので、私だけがそんな重く考えていたのかな?もうよくわからない。もうそれならいいや!と、開き直ってしまいました。子供を殺したまま反省せず放棄すると、しっかりと生きるという気力がなくなり、人生どうでもよくなり、狂ったように毎日遊びまくり、人生を捨てて生きていました。すると、生きているのか死んでいるのかわからず、生きているという実感がなくなり、感情さえもなくなり、何が自分に起こっているのかもわからないまま、何かおかしい、と病院に行ってもどこも悪くなく、感情がないと訴えてもこれといった病名は与えられず…そこから、二度ほど懺悔をしても、もはやどの仏様に二度もしません!と反省をしても、今さら何を言っているの?もうしらないよ。そのような声しか聞こえず罪に溺れ死んだように動くことができません!あまりの長年のため自分の人生を引き受ける事がもはやできません。本当に生き直すのは手遅れだと思っています。子供を殺したことで生きる気力がありません。今さら因果応報なんて言われたら本当に死ぬしかありません。こんなにも長い間格闘し無理なら今まで通り好き勝手生き延びるしか本当に道はない思っています。


【拙回答】

ご供養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

中絶なさられたお子様のことは、どうかご供養により、地蔵菩薩様にお任せになられて下さいませ。

「供養」は、「供(とも)に養う」とございます。お子様と一緒になって仏様の教えを養っていって頂けましたら有り難くに存じます。

例えば、簡単にできる布施の実践としての「無財の七施」(詳しくは、下記に記載)などからでも。

いつも、そのお子様と仏様、お地蔵様と供に、さつき様も拙生も、仏法がしっかりと闇夜を照らしてくれるはずです。
 
夜に大海原のどこへ向かっていっても、いつも付いて見守るお月様のように。

どうか、より仏法をお頼りになられまして、少しずつの実践をなさられていってみて下さいませ。

「無財の七施」について・・

眼施(慈眼施)・・慈しみをもって優しいまなざしで接すること。

和顔悦色施(和顔施)・・和やかな笑顔・にこやかな笑顔で接すること。

言辞施(愛語施)・・優しい言葉で接すること。叱咤激励の厳しい愛の言葉も。

身施(捨身施)・・身体を使ってできるお手伝い・奉仕を自ら進んですること。

心施(心慮施)・・相手の心を思い遣ってTPOに合わせて接すること。

床座施(壮座施)・・高齢者や妊婦さん、病人などに席や場所を譲ること。分かち合う・譲り合うこと。

房舎施・・自分の住居を提供して、おもてなしをすること。

川口英俊 合掌

問い「中絶するべきか悩んでいます。妊娠10週目です。」

問い「中絶するべきか悩んでいます。妊娠10週目です。」

【ご質問内容】

付き合い5ヶ月の彼(28歳)の子を妊娠しました。

しかし彼は、人格否定(私はクズとか)するようなことをすぐ言います。私は、悪いところは治そうと頑張ってきましたが、何度となく私の言い方や考え方について言われ、妊娠が発覚した週も、毎日のように何時間も電話で話し合いをし、疲れてしまい、仲直りしては、本当にやっていけるのかと考え、それを伝えるとまた何時間も話し合い。と言うことの繰返しでした。

疲れを感じ、もう新しい道を行こうと考え彼に伝えたところ、下ろすならお腹殴らせろとか下ろすと一筆書けとか、殺すなど言われました。(実際に手をあげることはありません)

それも私が言わないと分からないから言うのだと彼は言います。

彼は10代の頃不良で、悪い人達とも付き合いがあり、捕まってもおかしくないことをしていたそうです(今は違います)。

年齢的にももう妊娠出来ないかもしれないし、中絶は子供が可哀想です。 
何度となく何時間も彼と話すうちに言葉は悪いけれど、彼の気持ちもわかるところはあり、何とか彼とやり直した方が良いのか悩みすぎてわかりません。

私の周りの方達は、大体の人が私が幸せになれないから諦めろと言います。

しかし、彼と別れて次に出会う人がどういう方かはわかりませんし、彼とは違う試練があるかもしれません。私が幸せになるのかもわかりません。 
年齢も年齢ですし、今年3月に子宮筋腫の手術を受けており、2年で再発すると言われていますので妊娠出来る期限もあります。 
なので、彼と話し合い、がんばれるだけがんばってみても。との考えもあります。 
子供が誕生したら、可愛いだろうなと考えてもいます。彼も、子供は好きなので産んで欲しいと言います。

ひとつの心配は、出産した場合、育て方だとは思いますが、彼の子ですのでどう育つのかです。

自分の軽率な判断で妊娠し、自分勝手な理由で中絶を考えるのは人として違うとも思いますが、彼と別れるなら一人で子供を育てる自信もありませんし、自分と子供の為にも今のうちに新たな道を選ぶ方が良いのではとも思います。

10週目まで来ており、悩みに悩んでもどちらが良いのかわかりません。

どうか、ご意見をよろしくお願いします。 
長文乱文、失礼いたしました。


【拙回答】

仏教的には中絶は勧められません・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

10週目ですか・・調べてみましたら、妊娠12週目までが、中絶の一つの期限になるようで、まずそこまでとなると、もう時間があまり残されておらず、お互いに感情的になっての無為なやり取りは避けたいところとなりますね・・

両方の親御さんを交えての冷静な前向きとなるような話し合いはできないのでしょうか・・

または、一度、第三者でも専門家の意見を聞くという意味でも、下記のところなど、専門窓口にも相談してみても良いかとも存じます。

妊娠SOS・妊娠、出産における相談窓口 

ここからは、一僧侶としてのお話となりますが、仏教的には、僧侶が中絶を勧めることはできません。

ただ、それぞれで色々と勘案すべき事情もあることは重々に承知しております。

とにかく、いずれを決断されても、後悔はなされずに、どうか前を向いて、功徳を少しなりにも積めれるような行いにもお努めなさられて頂けましたら、有り難くに存じております。

そして、もしも中絶をなさられてしまわれることになりましたら、その子のご供養の程をどうか懇ろにも宜しくお願い申し上げます。

お幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「対処法を教えてください。」

問い「対処法を教えてください。」

【ご質問内容】

私は、今年、流産、死産を経験しました。 
それからは、人と接するすることがとても怖くなりました。 
人と会うと相手に傷つけられると勝手に思いこんでしまいます。

影で何を言われてるんだろう。 
ばかにされているんだろうか。 
笑い話のネタにされているんだろうか。 
など、いろいろ考えてしまいます。

そんなことを思っていると、私は、心のなかで相手 
を罵倒したり、ものすごい汚い言葉で相手を罵ります。 
言葉には出しませんが、こんなことを思ったり、考えたりする自分がすごく怖いです。 
でも、思ってしまうんです!

お坊様も黒い感情を抱いたりするんですか? 
もし抱いたりしたときはどう対処しているんですか? 
教えてください。


【拙回答】

「慈悲」の滋養

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

流産、死産のことは、誠におつらいことでございます・・どうか水子御供養と共に、ご夫婦仲睦まじくに、心身ともに御癒しを賜りまして、流産、死産を乗り越えられていかれますことを祈念申し上げます。

拙生もまだまだ未熟なる一人間・・怒りや嫉妬、後悔、恨みや羨みなど、悪い感情を抱いたりしてしまうことがございます。

その際には、できるだけ「慈悲」の心を滋養していけるように心掛けるようにしております。悪い感情を抱いてしまった時こそ、「慈悲」を滋養するための良い機会であると考えています。

皆、私と同じように様々な輪廻における悩み苦しみのただ中にある。

どうか、私も皆も、全ての衆生が輪廻の苦しみを離れて、幸せになりますように、と。

「慈悲の瞑想」におきましては、日本テーラワーダ仏教協会さんの「慈悲の瞑想」や「慈経」が有名ですので、下記にご紹介させて頂いておきます。是非、マリー様も黒い感情を抱いてしまわれた時には、少し「慈悲」について思って頂けましたらと存じます。きっと少しなりにも黒い感情の退治に役立っていくのではないだろうかと存じます。

「慈悲の冥想 Metta Bhavana」 

「慈経 Metta Suttam/※注意・パーリ語読み自動再生あり」 

「慈悲(四無量心) 」 

川口英俊 合掌

問い「小さな小さな息子の気持ち」

問い「小さな小さな息子の気持ち」

【ご質問内容】

私のお腹の中でちゃんと大きく育てられず、あまりにも小さい内に帝王切開で出産せざるをえず、それでもフニャー!と息子は産声を上げて産まれてきてくれました。 
保育器の中で、身動きもとれないまま手術にも耐え、43日間頑張り通した小さな息子はパタパタ飛んでいきました。 
私は息子と旦那さんや家族とただ一緒に生きたかったです。 
私は赤ちゃんをちゃんと出産できるか分からないリスクのある体質でした。それでも産もうとしたこと自体が私のワガママだったのではないか、私の赤ちゃんにあんなに頑張らせてしまった。本当にごめんなさい。という思いと、 
私はあなたに会いたかった。あなたは保育器の中でも目を開けて私を見つめてくれた。あなたを撫でたりあなたの力を感じることができた。あなたと一緒に43日間生きることができた。本当にありがとう。という思いもあります。 
あの子はどういう気持ちだったのか…ねえ、教えて、と毎日いつもあの子に聞いてしまいます。お母さんはただただあなたが大好きで四十九日を迎える今も現実をまだ認められない自分がもがき、あがいています。自分がただ辛いからだと分かってもいます。なぜか息子は待ってる、帰ってくると信じています。 
わけが分からなくなっています。息子は今どんな気持ちでいるのでしょうか。息子と私たちはこれから一緒に幸せになれるのでしょうか。あの子は帰ってきてくれると信じていいでしょうか…


【拙回答】

この度は、小さな息子様とのお別れ、誠におつらいことでございました。拙生にも流産の子の経験がございます故に、ご心痛の程、いかばかりであろうかと少しなりにもお察し申し上げます・・

「あの子は帰ってきてくれる」

拙妻もそのように思っていたようです。流産の少し前に、ぼんやりとながら、船に乗った子どもを港で手を振りながら「また会おうねー」、「バイバイー」と見送る夢をみたそうです。明るい情景で、きっと戻ってくるとその時に確信したようです。

次の子(今の長男)は、きっとその子だったと、今でもあの時を想い出したり、水子供養の折々に申しますし、私もそのように思っています。

とにかく、どうかまずはお身体のご快復にご留意なさられて、御供養にもお勤めを賜りまして、ご夫婦仲睦まじくに、お互いで支え合って、助け合って、困難を乗り越えていって頂けましたらと存じます。

お幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「中絶を考え、結果流産しました」

問い「中絶を考え、結果流産しました」

【ご質問内容】

去年の年末、初めて妊娠し、中絶を願い、結果的に流産しました。

学生の頃はガンを患った父に、「生きている間に孫を抱いてもらうんだ!」と思っていました。しかし大人になり、父に孫を会わせたいという理由ではなく、自分が子供を産み育てたいかと考えると、その気持ちが全くない事に気づきました。

夫には出産の意思がない事を伝え、結婚し、夫が「もし家族が増えても楽しいだろうね」という言葉に、「そうかもしれない、楽しいかもしれない」と思うようになっていました。

その後、避妊には気を付けていましたが、妊娠しました。私は自分に「嬉しい!きっとうまくいく!楽しい家族になる!」と言い聞かせていました。

しかし喜べませんでした。自分が親になる事が恐ろしく、お腹の子を愛せない自分が恐ろしく、このような幸福を喜べない自分が恐ろしかったです。なにより、堕胎を選択しようとする自分が恐ろしかったです。それでもどうしても喜べない自分が出産するという決断ができず、堕胎を決めました。

夫は堕胎を受け入れてくれました。それから毎日私は泣き、眠れなくなり、食べられなくなり、結果流産しました。 
泣くのは子供への申し訳ない気持ち、愛せなくて、産まなくて、殺して、なのに作り出して、痛いだろうか、怖いだろうか。夫への申し訳ない気持ち、愛する夫の子を愛せなくて、殺して、父親になる事を奪って、辛いであろう夫の前でこんな私が泣いて。両親への申し訳ない気持ち。望んで努力しても出産出来なかった姉へ。夫の両親へ。

子供の頃初めて人を好きになったように、いつの日か子供が欲しいという気持ちも自然と出てくるのだと思っていました。

そうなれない自分が、身勝手にも一番大切な人達を傷つけ、希望を奪っている。夫は私と結婚したためにこんな思いをしている。

何故、子供が欲しい、産みたいと思えないのか。どうして愛せないのか。あの子は今どうしているだろう。苦しんでいないかな。考えない日はありません。

自分自身の無責任な行動の結果、許されない事をしました。1番辛く苦しいのは子供です。お答えを頂けるような内容ではないとわかっていますが、身勝手にも程がありますが、胸が苦しく、叫びたい気持ちで、こちらに書き込ませて頂きました。 
私が死んだ後苦しみは全てもらうから、どうかあの子が苦しんでいない事を、身勝手にも願っています。


【拙回答】

水子さんのこと

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

流産されてしまわれたお子さまのことは、誠におつらいことでございました・・

とにかく妊娠によるホルモンバランスの変化と共に、流産によるホルモンバランスの変化も多少なりにもあるかと存じます。まず、お身体、どうかくれぐれもご自愛下さいませ。

水子さんのことは、地蔵菩薩様による良きお導きを頂けますようにと、折々にしかるべくに水子ご供養をして頂けましたらと存じます。流産の日や地蔵盆の日など、一度だけでも構いませんので。そして、もう一つは、忘れないことです。どうせ忘れようと思っても忘れられないことです。忘れずにその水子さんの良い後生を願い供養することも大切なことであるかと存じております。

そして、そうご自分だけをお責めにはなられずにて。

全てのモノ・コトというものは、因縁(原因と条件)により成り立っていると仏教ではご説明申します。

結果となる因縁が調ってこそであり、調わなければ致し方ないことも多々ございますし、無理なものは無理なのでございます。

この度のおつらい経験は経験として、懺悔、慚愧、反省をしっかりとされておられるのであれば、もうどうかご自分を許してあげて下さい。

あまりにも苦しまれたままでは、実は、水子さんにとってもあまり宜しいことではありません・・

「賽の河原地蔵和讃」というお経の中においては、親のあまりの嘆き悲しみが、水子さんが苦患を受ける種になる、とございます・・親の嘆き悲しみ、苦しみが、水子さんを賽の河原にてさまよわせてしまう悪い力になりかねないということでございます。

どうかしっかりと追善供養をなされて頂きまして、地蔵菩薩様のお慈悲のお力をお頼りになって下さいませ。

そして、またこれからのお子さまのことにつきましては、ご家族で、焦らずにしっかりと本音にて話し合われつつ、お互いの納得を目指されて下さい。何よりご夫婦仲睦まじくにお幸せにお過ごし下さいませ。

川口英俊 合掌

問い「頑張ろうと思うのに気持ちがついてこない」

問い「頑張ろうと思うのに気持ちがついてこない」

【ご質問内容】

先日はお忙しい中ご回答いただきありがとうございます。

前のご回答にもあったようにあの子達の為にも頑張らなくてはと思うのですが、なかなか気持ちがついて来ずただただ日々を何となく過ごしてしまっています。

ここのところ体調がいまいちすぐれないので余計かもしれません。

甘えているだけなのかもしれませんが、何かアドバイスいただけばと思います。

同じような質問ばかりで申し訳ありません。

【拙回答】

旅にでも…

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

拙夫婦にも同じような似た経験がございます・・

半年ぐらいはつらい気持ちを抱えて、本当に落ち込み、ふと思い出しては涙しておりました・・

やっと少し落ち着いた頃に旅に出ました。

何気ない旅でしたが、気づきが色々とありました。

旅先で願掛けの護摩を定期的に修しておられる無人のお寺(というよりも小さな庵でしたが・・)がございまして、ふと、子宝祈願と書いて不動尊に奉納したことも思い出します・・

自分がお坊さんでもそんなものです。

また、少し落ち着かれましたら夫婦水入らずにて心身ともに癒せる旅でも。

私のところは、お寺だけに、毎月、地蔵尊と共に水子さんたちのご供養は勤めており、その際に私たちの水子さんもご供養を続けております。

ton様も毎月とまではいかなくても、一年に一度、地蔵盆の日だけでも構いませんので、菩提寺さんや近くのお地蔵さん、お寺さんででも水子ご供養をして頂けましたら有り難くには存じます。

無理に頑張ろうとされることはありません。しかし、いつまでも嘆き悲しまれてしまっていても実は宜しくありません。親御さんのあまりの嘆き悲しみは、水子さんが賽の河原で苦患を受ける種となると「賽の河原地蔵和讃」にもございます。

しっかりと年一回でも構いませんので、追善ご供養にお勤めを頂きまして、お地蔵様に水子さんのことを、どうぞお任せになられて下さいませ。

きっとご供養により良いお導きも頂けることになるでしょう。私も未熟ながらにも毎月全ての水子さんたちのより良い赴きへと向けて地蔵尊にご供養致しまして、お願いさせて頂いております。ton様の水子さんにもお地蔵様のお慈悲によるお導きを賜れますように。

どうか夫婦仲睦まじく、お互いに支え合って、助け合って、人生の困難を乗り越えていかれて、お幸せにお過ごし下さいませ。

子宝を授かれますようにと祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「四人目妊娠」

問い「四人目妊娠」

【ご質問内容】

私は既婚者で現在、三人の子供がいます。 
一番上は5歳の女の子。 
二番目は3歳の男の子。 
三番目は今日1歳になったばかりの男の子です。 
仕事は一年間の産休.育休から先月復帰いたしました。 
仕事もこれからだと言うときに、四人目を妊娠している事がわかりました。 
妊娠検査薬の陽性反応を見たとき、正直仕事どうしようと思ってしまいました。 
嬉しいはずなのに、なんだか素直に喜べなくて… 
夫は、四人目を養う経済力はないし、三番目はまだ小さいのでたいへんだ… 
何かを犠牲にしないと四人目は無理だ 
と言います。 
私は今の仕事が好きなので、続けたいと思っています。ただ回りの方々は育休から復帰してまた妊娠かよと思うでしょう。 
そんな中で働く根性はありません。 
四人目を授かったのに中絶を考えることはお腹の赤ちゃんに申し訳なくて…… 
中絶後、赤ちゃんがちゃんとまたこの世に誕生できるよう(輪廻)、供養しようと思います。 
他に親として何ができるでしょうか。

【拙回答】

中絶は反対としか…

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

避妊はされておられませんでしたか…誠に悔やまれます…

仏教に携わらせて頂いております一愚拙ではございますが、中絶につきましては、正直なところお勧めができません。仏教的な観点からもお勧めすることができません…

しかし・・色々と勘案すべき事情もあるかとは存じますので、反対が絶対に正しいとも申せません。

ただ、どうにもならない因縁(原因と条件)により、亡くなってしまう「いのち」であれば、やむを得ないものではございますが、どうにかなる因縁によって生きられる「いのち」であるならば、どうにか生かされて頂きたいとは存じます。

とにかく、どちらを決断されたとしても、後悔はなさられずに、功徳を少しなりにも積めれるような行いも、どうかお努めなさられて下さいませ。

また、中絶なさられても、どうか水子御供養は、懇ろに宜しくお願い申し上げます。

ご家族皆様のお幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「二度の人工中絶」

問い「二度の人工中絶」

【ご質問内容】

私は二度、人工中絶をしました。 
長文になります。申し訳ございません。

一度目は23歳の時。 
妊娠報告に彼のお家に挨拶に行った時に、彼のお父さんから「赤ちゃんはお金がないと産まれてこない。産めるか産めないかもう一度考えてから来なさい」と言われました。結婚してもこの家族とは暮らしていけないと思いました。 
授かった命と考えましたが、一人で育てる自信がなく中絶を選んでしまいました。

二度目は28歳の時。 
別れる直前に妊娠が分かりました。 
別れる1年ほど前に、看護の道を進みたいと彼から相談を受け、1年の約束で受験勉強を応援しました。1年後、結果は不合格。その頃、私は昇格。 
彼は「〇〇は正社員だし、昇格できる力があるし。俺はバイトだし、看護学校も落ちるし。」と言うようになりました。「アルバイトが嫌なら、正社員の試験受けたら?」とアドバイスをしましたが「〇〇と違うから。やりたいこともわからないし。でも〇〇といつか結婚したい。」と言っていました。 
正直、家族を持つなら支えて欲しいと思っていた私なので、重荷に感じてしまうようになりました。私の誕生日当日に彼はプロポーズしようとしているとこに気付き、私は先に別れを告げました。 
また罪を重ねる自分に自問自答していましたが、彼と相談し中絶を選択してしまいました。

二人とも付き合っている時は結婚も視野に入れてお付き合いしてるということもあり、避妊はほぼしていませんでした。 
私の考えが浅はかで赤ちゃんを、自分の手で二度も殺めてしまう結果になったことに変わりはありません。 
水子供養も考えましたが、それをすると、どこかで自分の中で終わったことにしてしまいそうなので、していません。

現在妊娠32週です。夫は別の方です。中絶したことは夫にも話せていません。 
今、切迫早産で入院中です。低地胎盤、逆子ということもあり帝王切開の確率が高い状態です。 
帝王切開でも構いませんが、元気で健康な赤ちゃんが無事に産まれてくれたらそれだけで十分なのですが、正直それすらできるか不安の毎日です。 
こうなったのも私が二度も中絶してしまったからだと責めてしまいます。 
だからと言って誰かに相談できることではなく、辛いです。 
どうしたらよいのでしょうか。 
自分勝手な悩みだとは重々承知です。 
よろしくお願いします。

【拙回答】

母の日に寄せて

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

中絶は、誠にお辛いことでございました。

そして、今は新しい命を授かられまして、あと少し、いよいよご対面。楽しみですね。ご安産を祈念申し上げます。心身ともにできる限りリラックス。あれこれと悩まずに。過去にとらわれずに。

でも、中絶したお子は、紛れもなく、なっちゃん様のお子。

水子供養は、また少し落ち着かれてからで構いませんので、なさられて頂けましたらと存じます。

「供養」は、字の如く、「供(とも)に養う」、一緒に、悟り、仏様の世界へと向けての善き功徳、あるいは智慧を養うということになります。

どうか善きお導きがありますようにと、水子さんのご供養も宜しくお願い申し上げます。

不安なことは、中絶とは関係ないと思って下さい。貴女のお子たちは、何より貴女の幸せを願っていると思います。

今日は母の日ですね。カーネーションの代わりに、貴女のお子たちからの言葉と思って下さい。

「良いお母さんになって下さいね。」

ご安産、そしてお子様の健やかなご成長、ご家族皆様のお幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌
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