hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

浮気

問い「生きている意味がない。」

問い「生きている意味がない。」

【ご質問内容】

昨日、実の姉から、私の旦那が姉の友達と飲みに行ったり、メールのやりとりメールの内容が二人で遊びに行こうなど、肉体関係を求める内容みたいです。 
今まで、何回も浮気を疑う行動はありました。 
でも、そのたび逆ギレ、怒鳴られ、浮気なんてやってないの一点張りでした。 
普段は、旦那は私を馬鹿にしたように、言葉の暴力があります。 
結婚した当初は、借金もあり二人で返そうと無我夢中で頑張って、借金も無くなりました。 
震災後、独立をして、従業員もいます。 
それが天狗になり、借金も旦那一人で返したようなかんじで回りに言ってます。 
私はなんだったんでしょうか? 
耐えて、頑張ったら、良いことがあると信じてきましたが、今は、生き地獄です。 
すべてに、疲れて 
すべてが嫌になりました。 
居ても居なくてもいいなら、 
私は生きてる意味などないって思ってしまいます。 
楽になりたいが日に日につのっていきます。 
助けて下さい。 
私の生きてる価値あるのでしょうか?

【拙回答】

「モラハラ」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

ご主人様の浮気を疑う行動、そして、きつい言葉の暴力・・誠におつらいことでございます・・

もしか致しますと、「モラハラ」(モラルハラスメント)になるのではないだろうかと存じます・・

「モラハラ」による離婚もお考えになられるかもしれませんが、もう一つ考えられるのは、ご主人様の「アスペルガー症候群」であります。

いずれにしても、対処してうまくいく場合とそうでない場合があり、離婚される場合では、弁護士を立てて調停へ向けてしっかりと調えていくこと、「アスペルガー症候群」の疑いであれば、下記における当該都道府県での発達障害者支援センターにて、しかるべき専門家に相談して対処されていくことが必要になるのではないだろうかと存じます。

発達障害者支援センター・一覧 

「生きる意味」につきましては、「これ」と言えるような実体としてあり得ているものではないのですが、色々な因縁(原因と条件)によって成り立っているものであり、良き因縁によれば、良き意味に、悪い因縁によれば悪い意味になってしまうという感じでございます。

ですので、しっかりとこれからでも良き因縁を調えていくことで、いくらでも良き意味合いになっていくことも可能であります。

良き意味合いへ向けて、幸せへ向けて、ご主人様のこともどうしていくべきであるのかを考えて参りたいところでございます。

とにかく、ご主人様に反省と改悛、改善の見込みが全くないようであれば、良き因縁を調えていくためには、やはりしかるべき対処もやむを得ないのではないだろうか存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「夫の浮気を許し再構築したいのにうまくいかないです。」

問い「夫の浮気を許し再構築したいのにうまくいかないです。」

【ご質問内容】

初めまして。誰にも相談できず、悩んでいますので相談させていただきます。

3年程前に8年間交際した夫と結婚し、2年後に息子が生まれました。夫が浮気をしていたことが分かったのは息子が生まれる1ヶ月前のことでした。私の里帰り出産のために帰省中、夫の携帯で時間を見ようと思ったところに、浮気相手からのLINEがきて発覚しました。浮気していた期間は結婚する4年程前から、相手は会社の同期です。私と交際する前に、浮気をしていたことを知っていたので、結婚するまでの8年間、ずっと半信半疑ではありましたが、お前と付き合ってから浮気なんて一度もしたことがないと言い続けていたので信じようと努力していましたし、何度も聞くと、どうして信じてくれないの?と悲しそうな顔をしていたので、なかなか信用できない自分がいけないと思っていました。携帯も一度も見たことはありませんでした。夫は穏やかで真面目、周囲からの人望もあり、尊敬もしていました。浮気が分かるまでの夫婦関係はとても良好だと思っていましたし、私自身毎日幸せを感じて、こんなにステキな人と結婚できて本当に嬉しいとずっと思っていたのです。 
浮気が分かると、「愛しているのはお前だけ。離婚は絶対にしたくない」と言って泣いて謝りました。お互いの両親にも報告し、夫の両親の前で、今後このようなことがあったら離婚するという誓約書も書いてもらいました。浮気相手にも直接連絡し今後一切会わないことを約束してもらいました。(お互い遊びだったようです)

夫は育児にも協力的で私のことを気遣い、夫婦関係を再構築しようと頑張ってくれていることがよく伝わります。妊娠中多かった飲み会もほとんど行かなくなりました。

ただ、私の気持ちが夫がどう頑張っても全く変わらないのです。今でも許せないと思いますし、なぜ結婚前に浮気に気づかなかったのか、なぜ結婚してしまったのかという後悔ばかりしています。私のことをまっすぐ愛して大事にしてくれる人と結婚したかった。そういう人と家庭をもちたかった。

前を向いて生きていきたいのに。許したいのに。そうできない自分に嫌気がさしてきます。自分の心がもっと広ければ良いのに。今はただただ辛いです。

どうしたらこの苦しみから解放されるのでしょうか。


【拙回答】

金継ぎ

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

信用、信頼していただけに、その分、裏切り行為への怒りや恨みが収まらないため、心底から許すことができないお気持ち、誠にお察し申し上げます。

モノと例えると語弊が生じてしまうかもしれませんが、一旦壊れてしまうと直せるものと直せないものとがございます・・

何とか幸いにも、ご主人様の謝罪、反省、償いがあるようですので、ヒビぐらいで済んでいるようですが、どう取り繕ってもヒビを完全に元通りにすることはできません。

しかし、そのヒビをどう修復するかによって、更に価値が変わることもございます。

陶磁器における「金継ぎ」という修復法はご存じでしょうか。

陶磁器のヒビや欠けをただ修復するだけではなく、壊れる前よりも、新たなる高く深い価値を与えられることができる修復法となります。

場合によっては「金継ぎ」のある方が、ヒビや欠けの無いものよりも、高く取り引きされることだってございます。

どうでしょうか。この度の夫婦間のヒビも、その修復方法によっては、「金継ぎ」のように、より高い価値、深い価値、つまり、より強い信頼関係、より強い絆を生み出すこともできるのではないだろうかと存じます。

ヒビが入ってしまったことはもう取り戻せません。でも、ヒビをヒビのままとせずに、何を継ぎ目に入れていくかにおいて、これからが大きく変わっていくのではないだろうかと思います。

是非、ヒビの継ぎ目をしっかりと直すと共に、幸せへと向けた前向きな継ぎ目にして頂けましたらと存じます。

お子さまの健やかなご成長、ご家族のお幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「妻の浮気を疑ってしまいます。」

問い「妻の浮気を疑ってしまいます。」

【ご質問内容】

私は妻の浮気をうたがってしまいます。

先日も妻のメールを見てしまいました。そこには、会社の男性から、つまとエッチがしたいなどが書かれており、それに対して妻はきっぱりと断るのではなく、あやふやな感じでごまかしてる返信の内容でした。それを肯定しているようにも見えました。 
その男性とは仲の良い友達だとのことで、今後も関係を壊したくないからと言っていました。 
その後もそのようなメールは続いています。

それから、喧嘩が多く、先日はもううんざりと離婚の話をされました。

妻と、分かれることも、考えましたが苦しくできませんでした。その事で自殺も考えてしまうくらいでした。子供もいます。子供ともはなれたくありません。

私も妻を信じようと思っているのですが、私が仕事中になにをしてるのだろう?、あっちのほうが好きなんだ……とかどうしても考えてしまい、手が震え、熱っぽくなってしまいます。

疑わないようにすると体に異変がおきます。 
そんな自分も、嫌いになってしまいました。 
涙がでてきます。

夫婦生活は続けたいです。家族で幸せになりたいです。 
妻は離れていくものを追う正確ではなく、私が離婚と言ったらそれでおしまいです。

私は妻のことを愛してます。浮気をされても、別れるとは言えないです。

毎日疑っているじぶんも嫌になります。でも、疑う心は無くならず、すごい苦しいです……

妻を疑う心を無くす為に頑張ろうと思っています。何か良い方法があれば、ぜひ教えていただきたくメールを致しました。 
よろしくお願い致します。


【拙回答】

現状では・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

現状では、「その男性とは仲の良い友達 今後も関係を壊したくないから」を信用するしかないような気が致します。

一つは、本当に浮気しているならば、簡単にメールを見られるようにはしていないように思うからです。

もちろん、相手の男性とのそのようなふざけたメールのやり取りに疑ってしまう、腹立たしくなるのも無理はありませんが・・

とにかく、家族のこと、自分や子供のことを大切に考えてくれるように、家族サービス・記念日イベントの充実、こまめな意思疎通、育児・家事分担等による不満やストレスの軽減など、悶々と悩むよりも、やること、やるべきことを努力して、不安を払拭していく方が良いのではないだろうかと存じます。
 
善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「回答お願いします」

問い「回答お願いします」

【ご質問内容】

子供が出来て結婚しましたが旦那は家にもろくに帰って来ず女の家に入り浸り子供にも関心がなく生活費すら渡さず結局離婚しました。

離婚後は話し合いで養育費を毎月3万払うと言ってたのですが1年間で最終的に音信普通になりどこに居るかもわかりません。

子供に対して関心がないことに凄く怒りを感じます。 
子供が気にならないのか、会いたくないのか、責任を放棄した事に腹が立ちます。 
今は元旦那に対して憎しみしかありません。

こんな人のせいで私の人生が狂ったと思ってしまいます。 
私は子育てに仕事をしてと余裕もないなか、元旦那は自由に何に縛られる事もなく呑気にしてると思うと憎くて仕方ありません。

正直養育費なんかどうせいつか払わなくなると当てにはしてませんでしたのでそんな事より兎に角子供のことで怒りを感じます。

もうあんな奴どうでもいい、勝手にしろと何度も何度も思いましたが元旦那に対しての憎しみが消えません。 
早くこんな思いから解放されたいです。 
どうすれば許すという事ができるのでしょうか。

あんな人を選んだ自分にも怒りを感じます。 
子供には申し訳なさでいっぱいです。 
苦しいです。

【拙回答】

元旦那さんは「アスペルガー症候群」であるかもしれませんね・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お怒り、憎しみ、怨みは、ごもっともなことでございます。

責任放棄、愛情の欠如・・誠にお子様もお可哀想でございます・・

怒り、憎しみ・恨み・・これらは誠に悪い煩悩であるがゆえに、それらに支配されない心を作っていくことが大切となります。そのためにも仏教が誠に最適な薬にはなります。

「感興の言葉・ウダーナヴァルガ」(中村元氏訳)・岩波文庫・第14章・「憎しみ」から・・

「実にこの世においては、およそ怨みに報いるに怨みを以てせば、ついに怨みの息むことがない。堪え忍ぶことによって、怨みは息(や)む。これは永遠の真理である。」

「怨みは怨みによっては決して静まらないであろう。怨みの状態は、怨みの無いことによって静まるであろう。怨みにつれて次々と現れることは、ためにならぬということが認められる。それ故にことわりを知る人は怨みをつくらない。」

仏教では、恨みを持っている、その者に対して、忍耐してその怨みを無くすことのみならず、慈悲の思いを向けることによって、怒りや恨みなどの煩悩を対治した上で、更なる善い行いへとつなげることもお勧め申し上げる次第となります。

煩悩、無知によりそんなことをしてしまう者を憐れみ、慈悲をかけてあげて、何とか慚愧、懺悔、反省、謝罪、そして償いを促し、その者の悪業を無くしてあげられるようになさられることも大切な善い行いとなります。

しかし、この度は、慚愧、懺悔、反省、謝罪、そして償いを促すのも難しそうな・・もしかすると、その元旦那さんは「アスペルガー症候群」であるかもしれませんね・・そうだとすると、厳しいことですが、理解して諦めることも必要かもしれません・・

何よりお子様のこと、どうか宜しくお願い申し上げます。きっと子どもさんから、一生懸命に頑張られておられるお姿から、理解、感謝してもらえる日も来ることでしょう。

お幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「これからのこと、どうしたらよいでしょうか。」

問い「これからのこと、どうしたらよいでしょうか。」

【ご質問内容】

この3年間、夫が浮気をしています。相手は私の元同僚で、旦那さんと子供2人いる人です。

私の父が末期ガンと宣告され、入院や治療のことや運転などの手伝いに、当時まだ2歳になる直前の息子と2か月ほど帰省していたときに、浮気が始まりました。

この3年の間に、父は亡くなり、母は2度の頭の手術にガン宣告。息子は成長がゆっくりで、幼稚園にも慣れない日々。夫はわたしにストレスを与えるばかりで、気持ちの支えになりませんでした。

浮気の証拠探しをしているわけではありませんが、証拠がでてきては、修羅場をくりひろげ、そのたびに夫は「もう別れるから」と言っていました。

ですが、ずっと続いています。ほとほと愛想も尽き果てました。

息子が5歳になって、言葉のやりとりもできるようになり、やっと夫は息子をかまってやるようになりました。といっても、夫の気分の良い時だけですが。

家は持ち家で、夫の母親と2世帯住宅で暮らしています。正直、義母や親戚づきあいは、自分たちの意見を押し付けてくるのでしんどいです。

来年には息子も小学校入学の時期です。生活を変えるにはいい機会なのですが、お金がまったくありません。

もともとお給料は少なく、余裕はない状況ですので、夫は生活費しかくれません。預貯金もありません。新しい環境で1から始めたいのですが、資金がまったくないのでできません。

働きに出ると「住宅ローンを払え」といわれかねないのと、息子をとられてしまうので、働くならこっそりとしないといけない状況です。

ちなみに夫は離婚歴があり、前妻が心を病んでしまって1年で離婚。気持ちを受け止めることをしない夫だからなのではないかと憶測しています。

わたしもこのまま我慢し続けておかしくなってしまうのではないかと心配です。でも新しい環境にいけるわけではないので、このまま我慢しつづけて生きていった方がいいのでしょうか。心の安定や自分の居場所もない状態で生きていく意味とはなんでしょうか。心は満たされないけれど、家があって、裕福ではないが生活できることが幸せなのでしょうか。

【拙回答】

「アスペルガー症候群」の疑い

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

旦那様のことでお悩みのご様子・・

繰り返す浮気、配慮、思いやりの欠如、前妻が心を病んでしまって1年で離婚・・

書かれておられますことだけにての判断となりますが、状況を少し鑑みますと、旦那様は「アスペルガー症候群」であるかもしれませんね・・

よくあるのが、アスペルガー症候群の旦那さんの配偶者が、「カサンドラ症候群」になってしまうということがございます・・その兆候が少し出てきてしまっているような気も・・


このまま何もせずに我慢し続けるというのではなくて、アスペルガー症候群を疑われた上で、専門機関にも相談し、周りにも色々と協力してもらって、今後の対応について考えていかれると良いのではないだろうかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「夫への不信感、怒りと迷い」

問い「夫への不信感、怒りと迷い」

【ご質問内容】

結婚30年目のパート勤めの主婦です。昨年夫の風俗通い、出会い系で出会った若い子との浮気を彼のPC、携帯から見つけました。 
問い詰めると、2年ほど遊んでいたそうで、資金は自分の生命保険の貸付金を出して使っていました。 
クレジットカードも出会い系で騙されたのか、大金の請求がきたこともあり、昨年でおよそ100万使っていました。

生命保険は末娘が大学入学したので学費にあてにしていたお金でした。 
愕然となり、離婚届を突き付けたら、もう2度と裏切らない、愛しているのは私だけで、ただの遊びだから、離婚はしないと言い全ての登録も消し、きっぱりとやめたようです。

家事も手伝ってくれ、いいパパになりましたが、かと言って私は夫を許すことも信じることもできず、女の子たちとのメールを思い出したりするたびに涙がでます。 
簡単に忘れられるはずもなく、制裁を与えてやりたいと思うばかりですが、 
この歳で、1人でやっていけるかどうかも不安でいっぱいです。

少しの貯蓄があるのですが、娘が無事卒業したら、別れようかと考えたり 
私さえ諦めたら、いい旦那に戻ってくれた彼と一緒に生きていけるのか、 
と考えたり、迷いでいっぱいです。 
やはり女は夫の「遊び」には、目を瞑るべきなのでしょうか?

娘の学費にも、家計も苦しくなり私は仕事時間を増やさねばならず・・・ 
何度もウソをつき、裏切っておきながら何事もなかったように、笑いかけてくる夫ですが私は一生裏切られた思いは消えません。

【拙回答】

恨みについて・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お気持ち誠にお察し申し上げます・・

裏切られたことへの恨み、憎しみ・・当然でございます。当然ではございますが・・仏教ではやはり良くない煩悩となってしまいます・・

「感興の言葉・ウダーナヴァルガ」(中村元氏訳)・岩波文庫・第14章・「憎しみ」から・・

「実にこの世においては、およそ怨みに報いるに怨みを以てせば、ついに怨みの息むことがない。堪え忍ぶことによって、怨みは息(や)む。これは永遠の真理である。」

「怨みは怨みによっては決して静まらないであろう。怨みの状態は、怨みの無いことによって静まるであろう。怨みにつれて次々と現れることは、ためにならぬということが認められる。それ故にことわりを知る人は怨みをつくらない。」

仏教では、恨みを持っている、その者に対して、忍耐してその怨みを無くすことのみならず、慈悲の思いを向けることによって、怒りや恨みなどの煩悩を対治した上で、更なる善い行いへとつなげることもお勧め申し上げる次第となります。

煩悩、無知によりそんなことをしてしまう者を憐れみ、慈悲をかけてあげて、何とか慚愧、懺悔、反省、謝罪、そして償いを促し、その者の悪業を無くしてあげられるようになさられることも大切な善い行いとなります。

今はまだ恨みを無くすことも、慈悲を向けてあげることもできないかもしれませんが、少しずつでも仏教を学ばれながらにでも、上記のことについてお考えを賜れましたら有り難くに存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「因果応報」

問い「因果応報」

【ご質問内容】

いつもありがとうございます。 
独身時代、不倫を繰り返していた友人についてです。私は不倫肯定派ではありません。

1人は歳の離れた上司と不倫をして仕事で重要な役職になり若くして出世しました。勿論彼女は賢く仕事の能力も高いです。「不倫の何がいけないの、そんな男と結婚した嫁が悪い」と言う強気な女性です。

もう1人は寂しさから複数人との不倫をし、そのうちの1人に独身の男性を紹介され、結婚しました。旦那様は紹介者との不倫関係は知りません。結婚してからも会ってる男性はいるようです。

二人共、大手企業の真面目な男性と適齢期に結婚しました。不倫をしてなければ得ることの出来なかった幸せを掴んでいます。友人の幸せは喜ばしい事ですが、旦那様を不憫に思う気持ちと真面目に恋愛しても実らない自分と比較したり、複雑な心境です。 
性格は違いますが、私の目から見て彼女達は家柄も美貌も人柄も優れています。悪い行(不倫)以上に人徳があるからの結果なのでしょうか? 
人は平等ではない事は理解しています。不倫は悪い行いと信じ、彼女達の行く末を心配しておりましたが、それを経て幸せになった女性を身近で見て事業自得や因果応報との言葉にも疑問を感じています。ハスノハでも不倫に悩み苦しんでる質問を多く見受けますが、彼女達と何が違うのでしょうか。もし今後違う形で不運に合っても、それをプラスに変える力があるようにも思います。 
因果応報に対してお坊さんのご意見を伺いたいです。宜しくお願いします。

【拙回答】

真なる幸せは・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

世間世俗的な世界における「幸せ」は、本当の「幸せ」でないと仏教では考えます。

仏教では、悟り・涅槃という究極的な「幸せ」を目的と致します。

その「幸せ」へと向けて、仏教においては、無明(根本的な無知)・煩悩・悪業を対治するために「智慧と福徳(功徳)」の修習を勧めることになります。

無明・煩悩・悪業による結果は、過去世や現世における無数の因縁(原因と条件)も複雑に絡んでくるため、その「不倫」の結果が、即座に「これ」として出る、分かるものではないのですが、確実に業・カルマとしては相続していくことになるため、しっかりと、慚愧・懺悔した上で善業に取り組むか、あるいは、確かなる仏道に精進するかしない限りは、いずれにしても輪廻で迷い苦しむことになってしまうとお考え下さい。

世間の八法(利得、損失、称賛、非難、誉れ、誹謗、楽、苦)の中では、真なる「幸せ」はなく、仏教の目指すべき真なる「幸せ」としての「悟り」・「涅槃」というものへと向けて、これを機縁として頂きまして、仏教に関心をより強く持って頂きまして、誠実に日々をお過ごし頂きながら、仏法も学び修されていかれることを、ご一考下さいましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌

問い「過去の苦しみからどうすれば解放されますか」

問い「過去の苦しみからどうすれば解放されますか」

【ご質問内容】

2年前、入籍1ヶ月前くらいから彼が不倫をしていたことが発覚。不倫状態のまま新婚生活をスタートさせていました。

相手は式で私の友人スピーチも受けてくれた共通の友人で、よき相談相手でもありました。

私がこの事に気付いたのは、結婚式も終え、忙しかった仕事も辞め、臨月に入った直後の事です。

私は精神的に不安定になりながらもなんとか無事に出産し、彼も両親の前で反省をしたので、こどもの事も考え、離婚はせず、現在に至っています。

しかし身重な体で必死で生活していた私にとって、一気に身近な二人に裏切られた気持ちは正直今でも晴れることはありません。

避けていても長年の友人だったこともあり、消せない過去の写真等に相手は写っていますし、 
別の友人との会話にも幾度となく存在がでてきます。

なによりも結婚式の映像や写真に余計に映っていて、今でも苦しくなり見ることができません。

しかし共通の友人も多いため、知りたくなくてもSNS等で近況を知ることができ、その度に悔しくなってしまいます。

相手は発覚後、私に謝罪をしてきましたが、 
その反面、以前付き合っていた方とこの騒動をきっかけに3ヶ月も経たないうちに結婚し、盛大な結婚式を挙げ、先日出産したそうなのです。

人の幸せを壊しておきながら順風満帆な生活を送る彼女の近況を知る度に正直悔しくてなりません。

私は、忘れたいのになぜ私だけいつまでも苦しみ続けなければいけないのかと思ってしまい、 
全てを見てくれている神様はいないんだと、 
その度、無意識に涙が流れます。

彼女は、私が公にしなかったために友人も愛する人も家族の信頼も失うことなく、色んな人に守られ 
さらに新しい家族を迎え入れました。

私はこの騒動がきっかけで人間不信になり、共通の友人とも疎遠になり、家族間も未だにぎくしゃくしたままです。彼の事も完全に信じきることができません。

こんな内容だし、友人にも、もちろん彼にも両親にも誰にも相談できずにいます。

本当は献身的に協力してくれる彼を許し、 
忘れて前を向いてなによりも大事な子どもの為に 
今を大切に楽しく生きなきゃと思っています。

しかし考えとは裏腹に、いつまでも彼と相手を恨み、相手の不幸を望み、時に彼に冷たく当たってしまう自分に正直うんざりです。

晴れない気持ちを背負いながらの人生、どうすれば解放されますか?

【拙回答】

「復讐」よりも「福修」を

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

精神的に非常におつらい中で、妊娠出産にもよく耐えられましたね。

仏道におきましては、憎しみ、怨み、嫉妬などにも耐え忍ぶという「忍辱(にんにく)波羅蜜」という修行の実践がございます。この度は、まさに忍辱波羅蜜の実践に近いことによって、他を傷つけるという悪業も積まずにて、これまで何とかこられました。

更にこれからも、仏教を学んで頂きまして、悪業を積むことなく、他の波羅蜜行(布施・持戒・精進・禅定・智慧)の修習にもお努めを頂けましたら有り難くに存じます。

きっとそれらの良い修習が、幸せにも繋がることになっていくでしょう。

以下は、以前にも拙回答にて述べさせて頂いております内容ですが、ご参考にして下さいませ。

感興の言葉・ウダーナヴァルガ」(中村元氏訳)・岩波文庫・第14章・「憎しみ」から・・

「実にこの世においては、およそ怨みに報いるに怨みを以てせば、ついに怨みの息むことがない。堪え忍ぶことによって、怨みは息(や)む。これは永遠の真理である。」

「怨みは怨みによっては決して静まらないであろう。怨みの状態は、怨みの無いことによって静まるであろう。怨みにつれて次々と現れることは、ためにならぬということが認められる。それ故にことわりを知る人は怨みをつくらない。」

「・・仏教では、憎しみや恨みは煩悩であり、そのような悪い感情に支配されての行為は、結局、悪い結果しかもたらさないため、当然に諌めなければならないこととなります。憎しみ、恨みを無くすには、耐え忍ぶこと(忍辱波羅蜜)と共に、慈悲の思いを向けることによって対治することが大切となります。

実は、仏教では自らを苦しめるモノ・コトがあってこそ、修行を進めることができると考えるところもあり、逆にそのようなモノ・コトに有り難さを思い、例えば、自らを害する敵にでさえも慈悲を向けることで、憎しみや恨みの感情を超えていくことが求められることになります。・・」

どうか怒りによる「復讐」よりも、慈悲によっての善い行いに勤め励めることでの福徳の修習としての「福修」をお薦め申し上げる次第でございます。

川口英俊 合掌

問い「過去の誤ち」

問い「過去の誤ち」

【ご質問内容】

私は7年間、衛生士の仕事をしてきました。 
そこの医院は夫婦でドクターをやられてるところでした。昨年スタッフが立て続けにやめたりして、衛生士の人手不足になり毎日仕事量が多くストレスが溜まっていました。 
今までは衛生士同士、仕事の愚痴などを言い合ってストレス発散していましたが、「衛生士ばかり仕事量が多くて大変」などと言うと助手さんたちからしたらいい気分ではないと思い、仕事の愚痴は言わないで我慢していました。 
旦那さんにも愚痴をきいてもらってましたが、反応が悪く段々と喋る気も失せました。 
ドクターである奥さんにも仕事内容で不満があり、愚痴のはけ口が院長になっていました。 
院長とは仲が良く、相談していくうちにスキンシップが多くなってきました。 
結婚したばかりだし、ダメだとは思いつつも断れず、ぐいぐいと院長がくるのが恥ずかしながら嬉しくもありました。 
そしてやってはいけない不倫という行為をしてしまいました。 
休みの日はよくメールをしていましたが、それを旦那に見られてしまい不倫したという事がバレてしまいました。当然仕事はその日で辞めさせられ、院長にも慰謝料を請求し示談する形になりました。 
突然辞めることになったので、スタッフの方たちに体調不良とウソをついてやめたこと、奥さんを裏切ったこと、院長からの誘いに乗ってしまって楽しんでしまったこと、全てが悔やんでも悔やんでも悔やみきれなくて苦しいです。 
今回のことを許して普通に接してくれる旦那さんに対しても感謝していますが辛いです。 
仕事を失ってずっと家にいますが、自己嫌悪に陥ってしまいます。 
どうしたら過去の誤ちを絶ち前向きになれるでしょうか?

【拙回答】

慚愧、懺悔と仏教の学び

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

例えどのような過ち、罪を犯そうとも、重要となるのは、それをしっかりと悔い改めて、反省、慚愧、懺悔した上にて、同じ過ち、罪を繰り返さず、心からの謝罪と償い、そして、できる限りに善い行い・徳の行い(善徳行)にも励んでいくことが大切となります。

慚愧(ざんき)・・

「慚」は、自分の心の中にて悪いことを反省したり、恥じたりすること。

「愧」は、悪いことを恐れたり、または他の者に対して反省や恥じたることを表すこと。

懺悔(さんげ)文・・

我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう) 
皆由無始貪瞋癡(かいゆうむしとんじんち) 
従身語(口)意之所生(じゅうしんごいししょしょう) 
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)

私がその(輪廻し続けての)昔より諸々の悪業(悪い行いの集まり)を積み上げてきてしまったのは、全て、無始(始まりのない過去)以来の貪・瞋・癡(貪りの心・激しい怒りの心・真理を知らない愚かな心)を原因として、身・語(口)・意(身体、言葉、心のそれぞれによる行い)によって生じるところのものです。私は今まさにそれらの悪業の全てを懺悔致します。

これを機縁に、仏教の学びを少しずつでもお進めになられながら、「無明」(根本的な無知)や様々な「煩悩」にお気をつけになられて、お優しい旦那様と、仲睦まじく、どうかお幸せにお過ごし下さいませ。

川口英俊 合掌

問い「不倫で妊娠」

問い「不倫で妊娠」

【ご質問内容】

職場の人と不倫をしてしまいました。

2月に初めて肉体関係をもち、計3回二人で会いました。

3回目の時、会ってたことが後日バレたらしく、奥さんからメールが届きました。

相手の男性は4月末で転職するし、もう二人で会うのは止めようと決めた矢先、妊娠が発覚しました。

今、5週目位です。 
今週末に心音が確認できるとの事でした。

今後どうしたらいいのか…

相手の男性には、明日話をする予定ですが、最後は自分で決めないといけない事。

相手の男性とは一緒なれず、一人で産んで育てる覚悟もなく、堕ろす決断も出来ず……

堕ろしたとしても、今後、楽しい事や嬉しい事がある度に『自分の子どもを犠牲にして、今の時間がある』って、ずっと苦しむんだろうな……って、結局、自分の事しか考えれてなくて、こんなんが一人の人間を育てられるの?

不倫した事、凄く後悔、反省しています。 
20代最後に授かった命……

もうどうしたらいいか、どうしたいかもわかりません

【拙回答】

中絶は反対です。

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

まさに、どちらを選択されても少なからず苦難を歩まれることになるかもしれずにて・・誠におつらいことでございます・・

もう心音は聞かれましたでしょうか・・貴女様の意思とは別に新しい御命は精一杯に生きようとされていますでしょうか・・

あくまでも私見ながら、中絶は正直・・反対です・・

仏教的な考え方からも、中絶は反対の立場になると、拙生は理解致しております・・

しかし、しかしですよ・・色々と勘案すべき事情も確かにございます。反対が絶対に正しいとは決して申しません。

いずれを決断されても、後悔はなされずに、どうか前を向いて、功徳を少しなりにも積めれるような行いにもお努めなさられて下さいませ。

もしも、中絶をなさられても、どうか水子御供養は懇ろに何卒にも宜しくお願い申し上げます。

はるはる様のお幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌
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