hasunoha 川口英俊

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス http://hasunoha.jp/ 川口英俊回答のまとめ集

問い「不妊体質に振り回される愚かな毎日から解放されたい」

問い「不妊体質に振り回される愚かな毎日から解放されたい」

【ご質問内容】

お忙しい中、駄文に目を留めて下さり感謝いたします。

現在34歳です。 
3年前、第一子を帝王切開で出産したため、2~3年間は妊娠を避けるよう指導がありました。

半年前、第二子妊娠に向けて頑張ろうと思った矢先に、突然3ヶ月間の無月経を経験しました。

不妊治療には抵抗がありましたが、年齢もギリギリですし、2か月前に不妊検査だけでも受けようと決心するも、生殖器の機能が低下しているのか、検査が進んでいきません。

一般に女性が28日で一つの周期を終える中、私は45日もかかりました。当然、妊娠の機会は減ります。

自分の体が信用できず、焦っていることを医師に伝えるも、 
「心の問題まで不妊外来で扱えない。不妊治療はいったん辞めておいて心療内科か精神科に行きなさい」と一蹴されてしまいました。

検査は全部終わっていないものの、これまで受けた検査はすべて問題なしでした。

でも、普通の女性のように周期も整わず、妊娠もしませんでした。

排卵日が近づくたびにイライラ、ソワソワ、 
妊娠が成立しなかったことがわかるたびに落ち込み、眠れなくなり。

本当にバカみたいです。

正常にホルモンの分泌もできない、欠陥品の体を壊したくなる衝動にかられます。 
本当に下腹部を棒で殴りまくり、アザだらけにした日もありました。

子どもの笑顔を見ても「あなたのきょうだいをつれてきてあげられなくてごめんね」 
と卑屈で惨めな気持ちになります。

無意識に妊活やまだ見ぬ第二子のことで頭がいっぱいになっている自分が恥ずかしいです。

何かが嬉しいとか、楽しいという気持ちも弱くなりました。 
どんなに良いことがあっても、誰かが耳元で「でもあなたは、一人しか子どもを産めなかったんだよね」とささやきます。

これはもう、夢や願いなどではなく煩悩、執着といった醜い感情ではないでしょうか。

こんなものに振り回されるのはもうたくさんです。

今いる子に全く関係ないことで悩みながら子育てしているのは、二重人格的で苦しいです。

不妊治療はあくまで生殖活動の補助であり神仏に代わって命を作っているわけではないので、否定はしませんが、 
子どもは授かりもの、授からない奴は前世で悪いことをしたからだ、などと言われていた時代の方がまだサッパリしていたかもしれません。

終わらない悩みを断ち切ってくださるお言葉を賜りたいです。


【拙回答】

ホルモンバランスの変化について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

お子様を授かるためのご縁が調えば、また授かれることもできるのではないだろうかと存じます。

そのご縁をどう調えるかとなりますが、何よりまずは、ご夫婦仲睦まじくに、お互いで支え合って助け合って、そして、お子様のこともご縁が調えばにて。

そのためにもご自身のお身体、ご家族を大事に、大切に。

ホルモンバランスの変化につきましては、副腎機能の低下の問題が考えられます。

最近よく耳にする慢性疲労症候群の原因でもあります。

もし、慢性疲労症候群に当てはまるようなことに心当たりがあれば、不妊治療と全く関係ないとあまり思い込まれずに、一度、慢性疲労外来を受診されても良いのではないだろうかと存じます。

心の不安定も、意外にも原因は、身体の機能的な問題にあることも。

ふゆり様、ご家族のお幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「諦めるべき?」

問い「諦めるべき?」

【ご質問内容】

こんばんは。

今、好きな人がいます。 
去年、元上司に紹介されました。 
「忙しい」とか「体調がよくない」言われて、 
プライベートで遊びにいったことがありません。

母や周りから「付き合う気がないなら、断ってもらいなさい」と何度か言われています。 
あと、彼は女性に興味がないかも?と… 
それを聞きたくないあまりに、イライラしています。

知り合いだと思えばいいと考えたら、楽になりましたし、たまに彼からも連絡が来ます。 
いまはただ彼が元気になってほしくて、メールで会いたいと言いません。 
趣味やボランティアをしています

彼のことが全くわからない状態で、好きになるのはおかしいなぁと思います。 
ただ仲良くなりたいとか、話がしたいと伝えています。 
せっかく知り合えたんだし、出会って半年になりますが、会えないからとか反応がないからって、スパンと縁を切るのはおかしいような。 
他に縁を求めたらいいのか?

仏教で言う、縁のことを知りたいです。


【拙回答】

「縁」と「諦める」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

仏教で言う「縁」とは、主には、因縁の縁として、条件のことを示すことがあれば、「縁って」ということでの「依存して」という意味合いにて使う場合もございます。

わかりやすいのは、前者になりますでしょうか。

種を因として、水や養分、光などを縁(条件)として、結果として花が咲き実がなる。

もちろん、良い条件から良い結果がでるし、悪い条件からは悪い結果しか出ないことになります。

恋愛関係、結婚関係において大切となるのは、やはり、一方通行ではなくて、お互い同士の配慮や気遣い、思いやりが必要となります。

いくらこちらが相手のことを想い、あれこれとしても、相手にその気がないのであれば、良好な関係は保てないものとなってしまいます。

「諦める」とは、仏教では、「真理を明らかにすること」という意味合いとなります。

現実の事実をしっかりと明確に理解することで、自ずと答えが出るのではないだろうかと存じます。

良い出逢いという原因があったとしても、良い条件が保てないようでしたら、やはり、良い結果は望めません。

好きという想い、色々な配慮や思いやりが一方的なものであるならば・・自ずと答えは出てくるかとは存じます。

「女性、私に興味ないの?」とお聞きになられて現実の事実を明らかにすることも。

明らかになったことで、答えも更に決めやすくなるのではないだろうかと思います。

もちろん、うまくいって幸せになれるパートナーであれば、それはそれで良いのですが。

お幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「縁」

問い「縁」

【ご質問内容】

縁とは本当に存在するのでしょうか。 
また存在するなら、それを意のままにすることは可能なのでしょうか。

私は生まれて20年彼氏が出来たことがないのですが、

親はよく「縁があったら自然と良い人に出会える」と諭してくれます。

でも縁って目に見えないし感じることもできないので、いまいちピンと来ません。

去年までは高校時代の片思いを引きずって他の男性は目に入りませんでしたが、

最近バイト先で出会った名も知らない人に一目惚れに近いような感情を抱いてしまいました。

経験が乏しいので、この感情が恋なのかもよくわからないのですが、もう一度会いたいと思ってしまいます。

ただ入れ替わりの激しい現場なので、再会できるかどうかもわからないです。

もし彼との縁があればまた会えるのでしょうか。また、その縁を自分で作り出すことは可能なのでしょうか。

【拙回答】

「縁起」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この世のあらゆるモノ・コトというものは、無数の因縁(原因と条件)の繋がりによって成り立っています。

現に、はな様が今、そのように生きていられるのにも、様々な因縁が関わっていることで生きることができています。因縁なくして、存在なしです。

全てのモノ・コトは何らかの縁に依って成り立っていることは確かであり、そのことを「縁起」とも申します。(ただ、正確に「縁起」を理解するには、「因縁の関係性」のことだけではなく、「全体と部分との関係性」と「分別作用により仮設されてある関係性」のことも理解する必要があります。)

また、「縁」は存在しますが、実体としては存在していない「空」なるものにもなります。

もちろん、「縁起」や「空」のことは難しくてなかなか理解はできなくても、自分の努力や意思で「人との縁」へと向けた良き因縁を与えることは可能であると存じます。

とにかく、何もしなければ、当然に何もならない、そのままの公算が高いものとなります。よく使う例えで、宝くじを買っていないのに、宝くじ当たったらいいなと言っているようなものです。

もし、本当にご縁を繋げたいと思われるのでしたら、そのための動機(原因)と行動(条件)は必要になります。

頑張って善きご縁を繋げていきたいものでございます。ご健闘をお祈り申し上げます。

川口英俊 合掌

問い「死にたくなります」

問い「死にたくなります」
http://hasunoha.jp/questions/2797

【ご質問内容】

 先に相談しました者です。
婚活がうまくいかないため不安がつのる日々です。 
たぶん、ノイローゼか鬱の状態と思います。

まだ始めたばかりなら仕方ないとわかりますが10年近くしてきてここまで私は駄目なのかと落ち込みます。

知り合いに紹介してもらった相談所を考えました。個人経営の小さな事務所ですが面倒見が良いと評判なようです。しかしながら今ままで加入した相談所系列のためまた同じような会員があつまっているのだろうと思うと悩みます。

まったく別の大手相談所を考えていますがまたうまくいかなかったらと考えるとお金もないので戸惑います。

しんだほうが楽なのかなと頭のなかに常にうかびます。

【拙回答】

人生の目的

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

人生の目的は、「結婚」ではなく、「幸せ」であって、「幸せ」のためには何をなすべきであるのか、ということを考えることが大切となります。

「結婚」=「幸せ」ではなく、「幸せ」というもの、もちろん「不幸せ」も、様々な因縁(原因と条件)によりて成り立っているものであり、また、因縁次第おいて変化していくものとなります。

要は、「結婚」ということも、「幸せ」の因縁になることもあれば、当然に「不幸せ」の因縁になる場合もあるということにて、あまり「結婚」ということを「ゴール」とは考えずに、どうすれば、幸せとなれる結婚ができるかを、しっかりと見極めていくことも大切となりますし、「結婚」が幸せの要因であるのだ、として強くあまり思われ過ぎるのも良くないこととなります。

この機会に、ご自身にとっての「幸せ」とは何か、ということを今一度、見直されてみられつつに、出逢いもご縁なるものにて、どのように良きご縁へと向けて調えるべきを調えていくべきか、ということもお考えになられて、是非、良き出逢いへと向けて再出発なさられて下さいませ。

善き動機(原因)と善き行動(条件)がしっかりと調えば、きっと結果(幸せ)を出すことができるでしょう。

そんなに悲観なさられず、まずは、良き因縁へと向けて、無理は禁物ですが、前向きに、できることから一つ一つ調えて参りましょう。

まさこ様のお幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。

問い「前に進みたいです。」

問い「前に進みたいです。」
http://hasunoha.jp/questions/1374

【ご質問内容】

以前付き合っていた彼氏が自から命を絶ちました。
付き合いは浅かったのですが、本当に良い思い出ばかりで私は幸せでした。
未だに思い出せば涙が出てしまいます。
彼には誰にも相談出来ない悩みがあり、死を選びました。
私に最後に来たメールが、「ごめんね。」の一言でした。
もっと早く彼の悩みに気付いていたら、もっと彼を理解していたらこんな事にならなかったのではないかと後悔があります。
私の母は私が次の恋愛が出来ないのではないかと、心配しています。
彼を忘れたい訳ではありません。大切な思い出です。
彼との恋愛を本当に良い思い出として、次に進めるようにしたいです。
ただ、彼以上の男性なんて居ないと思ってしまいます。
どうすればいぃでしょうか。

長々とすいません。
回答お待ちしてます。

【拙回答】

「縁」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

以前にお付き合いされておられました彼氏様が自死なされてしまわれましたとのこと・・誠につらく悲しいことでございます。心からお悔やみ申し上げます。

どうか彼氏様との思い出は、いつまでも大切にしてあげておいてほしいと存じます。しかし、ゆい様はゆい様の人生をしっかりと前を向いて歩いていってほしいと存じております。

その彼氏様のことに縛られたままでは、それが足かせとなり、これからうまくいかないことが出てきてしまうことにならないかが心配となります。

私たちの世界では、ままならないことが多々ございます。どしょうもないことは、本当にどうしょうにもできません・・彼氏様の自死も恐らくはそのようなものであったのかもしれません。何かSOSや相談があれば、もちろん対処できたこともあったのかもしれませんが、それが無かった以上は、ゆい様が対処することはきっと難しかったのではないかと存じます。

そして、このことは「縁」の大切さということを示唆するものでもあって、何事も「縁」が無ければどうにもならないことがあるということでもございます。

今回の場合では、何か気づきへのきっかけとなる「縁」が少しでもあれば、もしかすると・・ということでございます。しかし、その「縁」が無かったのでは、それはもはや仕方がないことであったのだとお考え下さいませ。

とにかく、何事もそうですが、因と縁(原因と条件)があり、結果としてのモノ・コトが進んで参ります。

これからゆう様が前に進むためにも、その因縁がもちろん必要となります。次の恋愛へ向けても、幸せへ向けても、そのはじめの一歩を踏み出して、そして歩みを進めていく努力が大切となって参ります。善き結果へと向けて、善き因縁を意識して調えることです。少しずつでも構いませんので、勇気を出して歩みを前へと進めてみて下さいませ。

ゆい様のお幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「婚約者と死別しました」

問い「婚約者と死別しました」
http://hasunoha.jp/questions/1333

【ご質問内容】

こんにちは。
近々結婚を控えた婚約者を亡くしました。
自殺の仕方、自死者遺族への賠償金など調べました。
ですがどれだけ調べても自死者が愛する人の元へいく手段がありません。寿命を全うすれば愛する人が迎えに来てくれると…。
死後の世界を私は信じ切ってる訳ではありませんが、もし本当にあるなら寿命を全うするしかないのかと思い始めてる所です。ですが私は今年で30歳。この先の人生が長過ぎて絶望しかありません。『新しい人と幸せに…』なんて言われる事もありますが無理です。でも寂しくて、誰かに『大丈夫だよ』って抱きしめてほしいなんて考えてしまう事もあります。
死にたい、けど自殺じゃ彼に会えない、彼しか愛せない、けどこの先何十年独りと思うと怖い。
その堂々巡りです。
彼は高血圧が原因の脳幹出血でした。それまで笑ってご飯を食べてたのに突然頭が痛いと言って倒れ、9日間闘病の末亡くなりました。
彼には夢があり、5月末には自分の食事処をオープンさせる予定でした。
その為4月で会社を退社しており、私はその退職金で晩ご飯は彼と外食を繰り返しました。帰りが遅いので、ご飯を作るよりその方が楽だったからです。彼の血圧が高いのは知ってました。ですがそれを軽視し、私は楽な道を選び続けたのです。
一度でも病院へ連れてってたら、結ばれたのが私でなければ彼は夢を叶えていたかもしれません。
外食を繰り返し彼の高血圧を急激に悪化させ、彼の夢も未来も奪った私が何故まだ生きてるのか分かりません。
こんな私を見て彼は悲しいかもしれませんが、もう立ち上がれません。
こんなにも早く突然にお別れがやってくるなんて思いもしませんでした。
平均寿命を考えればこの先60年、生き方がわかりません。
長文で失礼致しました。

【拙回答】

「あなたは決して一人ではない」

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

愛別離苦の苦しみ・・本当につらく悲しいことでございます・・ましてや婚約者であり、これから結婚、新婚生活・・お互い、若く、夢も希望も色々とある、まさにこれからという時に・・誠に神も仏もないのかと思われても仕方がないほどのことでございます・・

もちろん、当事者でなければ決してわかり得ないお苦しみもおありであるかと存じます・・他人である拙生に何か言えることがあるだろうかと悩んで参りました・・

簡単に無責任なことは言えませんが、とにかく生きて、生きて、生き抜いてほしいと存じます。

生きることは、本当に難しいことです。生には老病死が常に隣り合わせにあります。そして、何よりも私たちは、一人でこの世で生きていけるような単純で簡単な存在では全くありません。無数の縁に支えられて、助けられて生きることができております。かなけん様も婚約者様に色々と助けられて、支えられてきたことでしょう。命をつむぐというのは、そういった様々な縁による支え、助けがあるということでございます。そのようなありようをしっかりと理解して頂いて、どうか決してご自身の命のことを無下に、粗末に考えてしまわれないようになさられて頂きたいと切に存じております。

婚約者様によってもつむがせて頂いているそのお命、どうか大切に、そして、かなけん様は、かなけん様の人生を、婚約者様もそばで応援してくれていると信じ、共に歩んでいるつもりにて生きていって頂けましたらと存じます。

そして、かなけん様、どうかお幸せになって頂きたい。きっと貴女様の想いも全て受けとめて、優しく包んでくれる方との善きご縁、出逢いももちろんこの先、なきにしもあらずでございます。

そして、人生、この先にもうまくいかないこと、失敗や後悔も当然にあることでしょう。その時には、婚約者様をはじめとして、そばで貴女様を応援してくれている無数の存在がある、あったことを思い出して下さいませ。

かなけん様は決して一人ではない。このhasunohaだってございます。また苦しいとき、つらいときには、どうぞ頼って頂いてご質問下さいませ。

お幸せを心から祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「苦しみの多い人生を少しでもましにするには?」

問い「苦しみの多い人生を少しでもましにするには?」
http://hasunoha.jp/questions/1062

【ご質問内容】

仏教では生きることは苦しみであると説いていることは、自分なりに仏教を勉強して少しは分かっているつもりです。しかし、去年は私をかわいがってくれた祖母を亡くして愛別離苦の苦しみを味わい、数年前からは、会社の老害である人物に毎日顔を合わせて怨憎会苦の苦しみを味わい、仕事では待遇に見合わない責任を負わされ心労が絶えません。たまには、楽しいと思う事や、うれしいと思う事もあります。しかし、苦しいと感じる事のほうがはるかに多いと思います。ふと冷静になると、こんなに苦しいことばかりで生きていくのが苦痛で、自分のこれからの将来に絶望してしまうことがあります。まだまだ不勉強でわからないのですが、仏教(釈尊)はこういった悩みにどういった回答をされているのでしょうか。最近、年を取ったせいか(まだ31歳ですが)釈尊や阿弥陀如来様、地蔵菩薩様などのエピソードやそのお慈悲を知り、有難さに涙してしまうことがあります。人間の苦悩に真剣に向き合う宗教は仏教だけだと思っています。ご回答お願い致します。

【拙回答】

「出離心」と「菩提心」と「慈悲心」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

人生、本当に苦しいことばかりが多いように思います・・拙生もそうでございますし、皆さんもそうなのではないかと存じます・・それだけやはり、生きるということは苦しみを伴うことが多いのだと実感致します。

「こんなに苦しいことばかりで生きていくのが苦痛で、自分のこれからの将来に絶望してしまうことがあります。」・・悲観的・虚無的になってしまうのも、もちろん理解できますが、仏教では、まず何とかこの苦しみの世界を厭って、ここから脱したいと望む気持ちを大切に致します。それがまず「出離心」となります。

そして、「出離心」の次に大切となるのが、悟りを目指したいという志としての「菩提心」となります。

この苦しみの世界にいるのは、何もミジンコさんや拙生だけではありません。上記でも述べましたように、皆、「苦しい、苦しい」と喘いでおります。何とかこの苦しみの世界を皆と共に脱して、悟りの世界へと向かうべくに、「菩提心」を起こすことが求められるものとなります。

お釈迦様もそうですが、如来様方や菩薩様方も実は、悟りを開くまで、あるいは菩薩道を歩むまでは、「苦しい、苦しい」と私たちと同じように苦海の中を喘いでこられたのでございます。だからこそ、私たちのように苦しみにある者たちのこともよくよくに理解なされておられるからこそ、心底から何とか救ってあげたいという慈悲の御心がおありなのでございます。ミジンコ様がその慈悲の御心の有り難さに涙なされたのも、当然にミジンコ様の苦しみも我が事のように全て知っておいでであるからでございます。

人間の苦悩に真剣に向き合う宗教は仏教だけではなく、キリスト教ももちろんそうでしょうが、とにかく、仏教では、悟りへと向けてのより善い「縁」をできる限りに調えていくことが必要となります。その悟りへと向けたより善い縁を調えていくための教えが仏教となります。

是非、これからも仏教を学び修していくことを進めて頂けましたら幸いに存じます。共に頑張って参りましょう。

追伸・・まだ31歳、人生これからです。色々な良き出逢いのご縁もまだまだあるでしょうから、是非、前向きに取り組んでいって下さいませ。

川口英俊 合掌

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http://hasunoha.jp/

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http://hasunoha.jp/users/16

問い「悪縁を断ち切りたい」

問い「悪縁を断ち切りたい」
http://hasunoha.jp/questions/1063

【ご質問内容】

流産や不妊について、以前こちらで相談させていただいた者です。その後少しずつ立ち直りかけたところで、父が末期癌であることが分かりました。
父は健康こそが「趣味」のような人でしたので、癌であること、ある程度進行していることが分かると、精神的な苦しみは大変なものでした。絶望と怒り、痛みを訴えつつ10か月間闘病し、去年他界しました。そういう父でしたので最後まで末期であることは言えませんでした。余命はそれほど長くないということを隠しながら、母と共に父を励まし、付き添い、看病し、とてもつらかったです。
このため、私は昨年ようやく再就職した会社を再び辞めざるを得ませんでした。今は、夫の仕事もあまりうまく行っておらず、近いうちに会社を辞めることになるかもしれません。母は広い家に一人で寂しく暮らしています。

流産、家族の死、失業など、悲しいことや苦しいことが続いて、心が折れてしまいそうになります。このまま歩いていてもこの先は真っ暗な淵なのではないかという気持ちに襲われることもあります。

こういう悪循環というか、悪運みたいなものは断ち切ってしまうことなどできないのでしょうか?
ご助言いただければうれしいです。

【拙回答】

悪縁、悪運は断ち切れませんが・・

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

前回のご質問からこの一年余りの間に、お父様のご病気にて誠に大変なことで、つらい思いをされておられたのですね。何もお力になれませずにて誠に申し訳ありませんでした・・

改めまして、前回、前々回のご質問と拙回答も読み返させて頂きました・・前々回では「縁」について、前回では「空と縁起」について少し触れさせて頂いておりましたが、つらいこと、悲しく苦しいことがこうも続きますと、どうしても悲観的に、虚無的になってしまうのは、ある程度仕方のないことであるかと存じます・・

どうか、お父様の御供養と共に、少しずつでもまずはお母様と闘病の疲れをねぎらって頂けましたらと存じます。

もし可能でありましたら、もう少し暖かくなり、春になったら、お母様と共に親子水入らずにて少し慰霊の旅行にでもお出掛けなされて下さいませ。巡るところは、お父様との想い出の場所でも構いませんし、桜の綺麗なお寺などでもいかがでしょうか、また、温泉に入られたり、マッサージも受けられるなどされて、心も身体も少し癒されてみられて下さいませ。これからのことは、その旅行後にでも焦らず少しずつでございます。

拙生は、めんたいこ様の悪縁や悪運を断ち切るということはできません(分かりにくいかもしれませんが、そもそも過去に過ぎ去ってしまっている何か、あるいは概念的な何かを切るということは本来できないものの類となります。一休さんの頓智話の「屏風の虎」と同じようなこととお考え下さい)が、何とかこれから先のより善い結果へと向けては、善い「縁」をできるだけ努力して調えていくことで、その結果を変えていくことができるのではないかと考えております。そのきっかけや気づきとなることは私たちでも何かお手伝いできることがあるかとは存じます。

お父様のことでも、ご闘病の間のつらく苦しい気持ちを少しなりともこのhasunohaでお出し頂けておりましたら、何か少しでもお答えができていたかもしれないかなと存じております。拙生もすぐには回答はできないかもしれませんが、どうかご遠慮なされずに、hasunohaを頼って頂けましたら有り難くに存じます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

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http://hasunoha.jp/users/16

問い「縁という言葉」

問い「縁という言葉」
http://hasunoha.jp/questions/1033

【ご質問内容】

最近こちらのサイトを知って登録し、はじめて投稿します。
私は20代の頃から日本的な(東洋的な)景観に惹かれ、お寺の建造物・庭園・造形物などに興味を持ち、趣味として仏閣めぐりをしているうちに、仏教に興味を持った者です。

これまでのQ&Aを拝見すると、お坊様方の回答の中に「縁」という言葉がよく出てきて、そういえば父方の祖父母(故人)がよく「縁」という言葉を使っていたのを思い出しました。
日本的で趣ある言葉とは思っておりましたが、もとは仏教用語なのでしょうか?

ちょっと変わったうちの母が、曖昧な言い方が嫌いなのか、犬猿の仲の姑がよく使っていたからなのか、「縁」という言葉を毛嫌いしてまして・・・。
「縁なんてものはない!魅力のないモテない女が、モテないという事実を認めたくないがために、縁がなかったという言い方に逃げて、実在しない縁というものを捏造した!」という奇抜な主張をするんですよ~^^;

縁は男女の出会いだけではないし、第一、「良縁に恵まれました」を「私の魅力によって良い男つかまえました」と言っては印象良くないですし(苦笑)

でも、そんな母はお寺さん・お坊さんを尊敬しているので、もしも仏教用語だったら、それを知らせたら毛嫌いしなくなるかなぁと思いまして。。。

【拙回答】

「縁」について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「縁」という言葉は、仏教において非常に重要なタームであり、正しく理解することが求められるものとなります。

拙生の回答をまとめさせて頂いておりますブログのタグ付けにおいても、「縁」はまさに一番のタグ・キーワードとなってございます。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/縁

もちろん、世間におきましては、例えば「因縁をつける」とか、「因縁を切る」などと、「縁」が悪い意味合いで使われていることもありますが、それは仏教的には誤解であり、既に藤堂様もおっしゃられておられますように、「因縁果」(要因・条件・結果)の理としてまずはしっかりと理解することが大切となります。

また、この「縁」・「縁起」の理解は、これも既に釈心誓様もおっしゃられておられるように、「無我」・「無自性」の理解においても大切なものとなります。

「無我」・「無自性」とは、つまり、「空」ということでもありますが、この「空」とイコールで「縁起」が理解できるかどうかが非常に問われてくるところにもなります。つまりは、「色即是空 空即是色」の理解となります。

まあ、難しいことは少しおいておいて、簡単には、むらさき様はむらさき様ただ一人で生きていけるような存在ではありません。無数の生かされる「縁」があってこそ、生きることができている次第であります。それがゆえにも、自己中心的に、独り善がり的に、自分さえ良ければ良いということであってはいけないものであり、支え合い、助け合い、分かち合い、補い合いの中で過ごしていくことが大切になるのであります。

そして、仏教で因果の法、因縁果の法を重視するもう一つの理由が、善い結果のためには、善い因縁(要因・条件)が必要になるということで、これもまた既に丹下様がおっしゃっておられることと同じとなりますが、悟り・涅槃へと向けた善い結果を臨むのであれば、そのための善い因縁を積むことが必要になるということでございます。

仏と成るための善い因縁を積むための教えがまさに仏教であり、その実践が仏道となります。是非、少しずつでも学びを進めて行って頂けましたら幸いでございます。共に頑張って仏道を歩んで参りましょう。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
http://hasunoha.jp/users/16

問い「不妊治療と同僚の妊娠」

問い「不妊治療と同僚の妊娠」
http://hasunoha.jp/questions/829

【ご質問内容】

35才、結婚3年目で不妊治療をしておりますが、思わしい検査結果が出ず、医師からは原因の一つになっているであろうことについて手術を勧められています。今年に6月にも不妊の一因になっているであろう事項について手術したばかりで、正直ショックでした。。

そんな中、1歳上の同僚で後から結婚した女性の妊娠が分かりました。それだけでなく、同じ職場の女性は、結婚して1年足らずですぐに子供が出来、私は独身時代から産休の人の肩代わりを何度もして来て、いつも嫌な気持ちになってきました。

また肩代わり・・という気持ちと、今回は自分が幸せになれないのに、同僚の肩代わりをすることと、自分の不妊治療が思うように行っていないことのストレスで辛いです。

職場でも子供はまだか、口を開けば自分の子供の話。先輩女性からは「次はgoyagoyaさんが出産の準備」など・・・。義父からも知人からも子供子供・・・正直辛いです。

人と比べても仕方ないと思いますし、人と比べなければもっと幸せに過ごせるのだと思いますが、今の現状の打開も含め、自分がどうしたら心穏やかに過ごせるのか分かりません。

【拙回答】

不妊について

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、不妊についての切実なるお悩み・・誠につらいご心境の程をお察し申し上げます。

子どもは授かりものと申しますが、授かるためには、色々とそのための善きご縁を調えていくことが大切となります。

少しでも善いご縁を調えられるように努められて、安心して、心穏やかにも過ごして参りたいものでございます。

当然のことですが、最も大切なのは、ご主人様との良好なる円満な関係となります。理解、サポートしてもらいつつ、甘えられるところは遠慮なく甘えることも必要となります。

それと下記のように不妊の原因が男性にある場合もございます。そのため、goyagoya様だけが取り組まれるのではなくて、ご主人様と共に取り組まれることもお薦めさせて頂きます。既にそのようでございましたら大変に失礼致しました。

不妊の原因の6割は男性?恐ろしい奇形精子が増えている
http://matome.naver.jp/odai/2141025525110454601

また、既にお試しかもしれませんが、「梅」を食べるのが良いと聞いたこともございます。

肩代わりのことにつきましては、前回にて下記のように回答させて頂きました。

問い「何故巡り合わせが悪いのか…」
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/1013208326.html

下記の各問いの拙回答も少しくにご参照頂けましたらと存じます。

子どもに恵まれたい事について
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_319589.html

更に、比べること、幸せにつきましては、下記の各問いの拙回答もご参照下さいませ。

比べること
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_320135.html

幸せについて
http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/tag/幸せ

goyagoya様のお幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

「Hasunoha」お坊さんがこたえるQ&Aサービス
http://hasunoha.jp/

これまで拙生が回答させて頂きました内容は下記にてまとめて閲覧して頂くことができます。
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