クラシック「大阪公演」への想い

来日オーケストラを中心に、「大阪公演」にこだわりと情熱を持ったブログです。

2013年02月

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が今年の11月に来日しますが、招聘元のKAJIMOTO

のHPを見ると、来日期間が11月16日~18日となっていました。

16日東京、17日川崎、18日東京の公演予定になっていますので、この3公演

が全公演ということになり、今年は地方公演なしという形になりそうです。。

今年のコンセルトヘボウは、創立125周年ということで大規模なワールドツアー

が予定されており、その関係で日本の公演枠がいつもより少ないのかもしれません。

常連組である京都が公演なしなのも、今回に限ってはやむを得ずといったところです。

今年はウィーン・フィルやベルリン・フィル、そして正式決定ではないものの

スカラ座などの大型公演が予定されていますので、コンセルトヘボウの大阪公演

がないのは、仕方なしとあきらめがつきやすいですね(笑)

次回来日の際にはぜひとも大阪に来てもらいたい(せめて京都だけでも)もの

ですね。

なんかとんでもない事になってきました。ミラノ・スカラ座のHPを見ると、演奏会形式

ではあるものの、大阪でオペラ公演をおこなうことが判明しました!!

演目はヴェルディのアイーダです。大阪での公演は実に25年ぶりになります。

この他、イタリアのレパートリーを集めたコンサートも開催されることが決定し、

実に2日連続で大阪でスカラ座の公演が聴けることになります。

詳細は以下の通りです。


9月24日(火) 大阪(会場不明)
  ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団
   
  ヴェルディ:歌劇「アイーダ」演奏会形式

  グスターボ・ドゥダメル指揮
 
  Roberto Tagliavini
  Daniela Barcellona etc
  
9月25日(水) 大阪(フェスティバルホール)
  ミラノ・スカラ座管弦楽団

  グスターボ・ドゥダメル指揮
  
  Maria José Siri(ソプラノ)
  Stuart Neill(テノール)
  
  Symphonies and Choirs of the Italian repertory
  

ちなみに全日程をまとめると以下の通りになります。

 9月 4日(水) ファルスタッフ(東京文化会館) ハーディング
 9月 5日(木) スカラ座管弦楽団 オペラ名曲集(東京文化会館) ハーディング
 9月 6日(金) ファルスタッフ(東京文化会館) ハーディング
 9月 8日(日) ファルスタッフ(東京文化会館) ハーディング
 9月 9日(月) リゴレット(NHKホール) ドゥダメル
 9月11日(水) リゴレット(NHKホール) ドゥダメル
 9月12日(木) ファルスタッフ(東京文化会館) ハーディング
 9月13日(金) リゴレット(NHKホール) ドゥダメル
 9月15日(日) リゴレット(NHKホール) ドゥダメル
 9月16日(月) スカラ座管弦楽団(NHKホール) ドゥダメル
 9月19日(木) アイーダ演奏会形式(東京) ドゥダメル
 9月20日(金) スカラ座管弦楽団&合唱団(愛知県芸術劇場) ドゥダメル
 9月24日(火) アイーダ演奏会形式(大阪) ドゥダメル
 9月25日(水) スカラ座管弦楽団(フェスティバルホール) ドゥダメル


当初は大阪と名古屋はスカラ座バレエの公演が予定されていたのですが、それがなくなった

代わりに今回の大型公演が決定したという形になりました。なぜこのようなことになったのかは

定かではありませんが、いずれにせよ大変喜ばしい状況になりましたね。

バレエを楽しみにしていた方は残念なことになりましたが・・・

まあHPでの発表ですので、まだ正式決定ではないため予断は許せませんので

悪しからず(笑) しかし今年のフェスティバルホールはオープニングとはいえ本気度

が違います。スカラ座で言えば、やはりイタリア総領事館がフェスのビルに入っているのが

ある程度関係しているのではないでしょうか。この調子だと、来年のローマ歌劇場の大阪公演

も現実味が増してきましたし、今年のトリノも大阪サプライズ公演があるかもしれません。

それにしても今年は、ウィーン・フィルにベルリン・フィル、おまけにスカラ座まで来るとなると

本当に財政的に大変ですね(汗) 

これにアバド/ルツェルンがもし大阪にやってくるなんてことがあれば・・・

妄想が尽きません(笑)


感謝でした!!

 
  
 


  
 

フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団が9月に来日することはすでに判明済み

ですが、今回は地方公演も含めて詳細が招聘元のHPに掲載されていました。

指揮はチョン・ミョンフンで、ピアノストにアリス=紗良・オットが登場します。

詳細は以下の通り。


9月29日(日) 横浜みなとみらいホール

  ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
  ビゼー:カルメン組曲
  ベルリオーズ:幻想交響曲

9月30日(月) サントリーホール

  ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
  ラヴェル:ピアノ協奏曲
  サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」

10月3日(木) アクロス福岡シンフォニーホール
  
  ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
  ビゼー:カルメン組曲
  ベルリオーズ:幻想交響曲


10月4日(金) グランシップ(静岡)

  演目不明


結局大阪を含めて関西公演はありませんでした。しかし、これは偶然かもしれませんが、

フランスの曲をメインに据えたプログラムを持ってくる来日オケは、公演数が地方公演

も含めてかなり少なくなる傾向があるように思います。

3月に来日するシュトゥットガルト放送交響楽団も東京2公演のみですし、

6月のロイヤル・フィルも、全国公演ありと招聘元のHPにあったものの、

結局東京3公演のみで地方公演はありません。今回のフランス国立放送フィルも、

かろうじて福岡と静岡で公演がるものの、東京と横浜を含めてもわずか4公演しか

ありません。やはりフランスものは地方受けがよくないのでしょうか・・・

まあ、たまたまそうなっただけかもしれないので、あまり深く考えないように

します(笑) 


 

ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団が今年11月~12月にかけて来日しますが、

同HPを見ると、その日程と演目の詳細が掲載されていました。以下の通りです。


11月21日(木) 札幌:札幌コンサートホール
  
    ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
    ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
    ベートーヴェン:交響曲第4番

11月23日(土) 愛知:豊田市コンサートホール

    ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
    ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
    ベートーヴェン:交響曲第4番

11月28日(木) 横浜:横浜みなとみらいホール

    ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
    ベートーヴェン:交響曲第2番
    ベートーヴェン:交響曲第5番


11月29日(金) 武蔵野:(おそらく武蔵野市民文化会館大ホール)

    ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
    ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
    ベートーヴェン:交響曲第4番

11月30日(土) 横浜:横浜みなとみらいホール

   ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
   ベートーヴェン:交響曲第2番
   ベートーヴェン:交響曲第5番

12月2日(月) 横浜:横浜みなとみらいホール

  ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲
  ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
  ベートーヴェン:交響曲第4番


う~ん、この情報、本元のHPからいえ正確性がかなり疑われる内容ですね。

まず、ベートーヴェンの交響曲全曲を演奏することになっているはずなのに、

そうなっていません。それに、11月28日と30日の横浜みなとみらいの日は、

ベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」の演奏会になることはすでに決定していますので、

間違って掲載されていることになります。あと、23日の豊田から28日の横浜まで、

4日間も日が空いているのが気になりますね。オペラ公演のリハーサル用に空けて

あるのでしょうか。東京が武蔵野1公演だけなのもちょっと少ない感じがします。

まあ現時点では、札幌・豊田・横浜・武蔵野の公演は決まったという程度の認識

でちょうどいいのかもしれませんね。また演目も含めて上記より大幅に修正される

可能性もありますので、今後の情報を注意深く見ていきたいと思います。



 

   

    


    

2013年はウィーン・フィルやベルリン・フィルをはじめ、来日オーケストラの当たり年

と以前に書きましたが、それと同時に著名な指揮者も多数登場します。

大阪にも、近年稀にみるほど充実した顔ぶれが揃いました。

そこで、現時点で判明している2013年に大阪に登場する著名な外国人指揮者

をまとめてみたいと思います。

2013年
 
  2月
   ・レイフ・セーゲルスタム (大阪フィル)
   ・準・メルクル (大阪フィル)

  3月
   ・ベルナルト・ハイティンク (ロンドン響)
   
  4月
   ・チョン・ミョンフン (フェニーチェ)
   ・ロリン・マゼール (ミュンヘン・フィル)
   ・ヴォルフ=ディーター・ハウシルト (大阪フィル)
   ・オーギュスタン・デュメイ (関西フィル 9月・11月も登場)

  5月
   ・エリアフ・インバル (都響)
   ・ウラディミール・フェドセーエフ (大阪フィル)

  6月
   ・オンドレイ・レナルト (プラハ放送響)

  9月
   ・ウラディミール・アシュケナージ (オーケストラアンサンブル金沢)

 10月
   ・ラドミル・エリシュカ (大阪フィル)

 11月 
   ・クリスティアン・ティーレマン (ウィーン・フィル)
   ・サイモン・ラトル (ベルリン・フィル)
 
 12月
   ・シルヴァン・カンブルラン (読売日響)
   ・ヘスス・ロペス=コボス (日本センチュリー響)


まとめてみると改めて充実した顔ぶれであることがわかります。

大阪にいるだけで、年間を通してこれだけの指揮者の公演が聴けるわけですから、

本当にありがたい話ですし、一つでも多くの演奏会に足を運びたい気持ちになります。

さらに、これはあくまでも現時点での話ですので、今後も追加で増えていく可能性も

高いわけです。アバド(ルツェルン祝祭管)、ヤンソンス(コンセルトヘボウ)、

パーヴォ・ヤルヴィ(カンマー・フィル)、アンドリュー・デイヴィス(BBC響)などの指揮者

も、ひょっとすると大阪にやってくるかもしれませんね。


ひとつでも多くの公演が実現されることを期待したいと思います。



   
    

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