クラシック「大阪公演」への想い

来日オーケストラを中心に、「大阪公演」にこだわりと情熱を持ったブログです。

2014年05月

もうすでにご存知の方も多いと思いますが、辻井伸行さんの公式HPを見ますと、

2015年1月に来日するロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の

全国日程が掲載されており、その中に大阪公演も予定されているいることが

判明しました。詳細は以下の通りです。

 
 ヴァシリー・ペトレンコ指揮
 
 辻井伸行(ピアノ)

プログラムA

  ショスタコーヴィッチ:祝典序曲

  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

  ショスタコーヴィッチ:交響曲第10番

プログラムB

 ストラヴィンスキー:「火の鳥」組曲(1919年版)

 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番

 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

2015年

 1月22日(木) 大宮ソニックシティ大ホール Aプロ
 1月22日(金) 横浜みなとみらいホール Bプロ
 1月24日(土) びわ湖ホール大ホール Aプロ
 1月25日(日) フェスティバルホール Bプロ
 1月27日(火) サントリーホール Bプロ
 1月28日(水) サントリーホール Aプロ
 1月29日(木) 愛知県芸術劇場コンサートホール Aプロ
 1月30日(金) 福岡シンフォニーホール Aプロ


いやあ、ようやく2015年一発目の大阪公演が決まりましたよ(笑)。リヴァプール・フィル

は辻井さんが共演するということで、おそらく大阪公演があると予想していたので

本当に実現してくれて嬉しいですね。しかも演目が両プロともに興味深いですね。

大阪は主催者が朝日放送なのですが、会場はフェスティバルホールになりました。

やはり集客が期待出来ると見込んでのホール選定だと思いますね。

関西公演は幸運な事に2公演が土日公演になりますので、これはぜひとも両公演を

聴きに行かなければならないでしょう!!土曜日にびわ湖ホールでショスタコーヴィッチ

の10番を聴き、次の日の日曜日にフェスで春の祭典が聴けるなんて、滅多にない

機会ですので、想像するだけでもワクワクしますね(笑)。

あとは、やはり辻井さんのラフマニノフとプロコフィエフにも注目ですね。

チケット争奪戦が予想されますので、今からじっくり作戦を練っておきたいと思います。


感謝でした!!

  

2015年来日オーケストラの大阪公演が今のところ一つも決まっていないことは、この

ブログにも何度か書きましたが、これは本当に残念な事態であり、今後どれくらいの数

の大阪公演が期待できるのか正直不安に感じています(笑)。そこで、現時点で2015年

に来日が確定しているオケの大阪公演の可能性を、ひとつひとつ過去の公演実績を参考

にしながら何回かに分けて予想していきたいと思います。ひとつでも多くの来日オケが、

ザ・シンフォニーホールとフェスティバルホールという世界に誇る名ホールで公演することを

願ってやまないという主旨での企画ですので、どうかお付き合い下さいませ(笑)。

さて、まず来日オケの予想の前に、大阪公演を招聘する「主催者」について記しておかないと

いけないでしょう。そこで、2014年度の来日オーケストラにおける大阪公演の主催者を記して

みたいと思います。

(ザ・シンフォニーホール)

・サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団 朝日放送
・ニューヨーク・フィルハーモニック KAJIMOTO 朝日放送
・ベルリン交響楽団 朝日放送
・フランス国立リヨン管弦楽団 朝日放送
・マリインスキー歌劇場管弦楽団 朝日放送
・イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 朝日放送
・キエフ国立交響楽団 朝日放送

(フェスティバルホール)

・ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 KAJIMOTO
・チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 大阪国際フェスティバル協会
・フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団 大阪国際フェスティバル協会
・ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団 フェスティバルホール
・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 大阪国際フェスティバル協会


まず、本年度より経営譲渡されたザ・シンフォニーホールですが、ソフト事業に関しては

まだほぼ100%朝日放送に依存していることが分かります。したがって、来年度の

予想にあたっては、朝日放送が招聘実績のある(出来れば複数回)オケを検証して

いくことが重要になってくることは間違いないでしょう。過去には、KAJIMOTOが2003年

頃位までザ・シンフォニーホールで公演を主催していたのですが、大阪の事務所を閉めて

以降はめっきりそれもなくなってしまいました。今年久しぶりにニューヨーク・フィルを呼んで

来てくれましたが、どうも後続が続かない気配が漂います。

一方フェスティバルホールの方は、大阪国際フェスティバルの依存度が高いという結果に

なりましたね。大阪国際フェスティバルに関しては、最近は4月に限らず6月、7月まで公演

期間を延ばしてきていることから、複数の来日オケの公演が期待できる環境が整ってきて

いるのではないでしょうか。また、秋以降に特別公演を1公演するのですが、特別公演

という名称はなくなったものの健在です。したがって、4月~7月までに来日するオケは

大阪国際フェスティバルの対象になりやすい状況にある
ことは予想の参考にしておいて

もいいと思います。あと、秋以降に来日する大物クラスのオケ(S席2万円以上)も特別公演

の候補になるのではないでしょうか。あと、フェスティバルホールが単独で主催するオケも

要注目です。これに関しては、過去の実績から見て、中堅クラスのオケ(S席15000円以下)

が対象になると思います。フェスティバルホールも、以前は読売テレビが比較的熱心に

中堅クラスのオケの公演を主催していたのですが、ホールが新しくなってからはそれが

なくなってしまいました。また、東芝グランドコンサートも、フェスティバルホールでやるのが

恒例でしたが、最近は西宮での公演が固定化しています。KAJIMOTOもジャパン・アーツ

も、新フェスができた1年目はご祝儀的に主催公演(ゲヴァントハウス管やフランス国立放送

フィル)をおこないましたが、今後はあまり期待できる感じではなさそうです。


以上を参考にして、次回はいよいよ来日オケごとに大阪公演の可能性を探っていきたい

と思います。まだKAJIMOTOの招聘オケが確定されていない段階ではありますが・・・。


感謝でございました。

2015年6月に来日が予定されているドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団ですが、

同オケのHPを見ると、来日直前と思われる6月6日と7日に3つのオール・ベートーヴェン

プロの演奏会が地元で開かれることが判明しました。詳細は以下の通りです。


ミヒャエル・ザンデルリンク指揮

フレディ・ケンプ(ピアノ)

2015年6月6日(土)

 ベートーヴェン:歌劇「コリオラン」序曲
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
 ベートーヴェン:交響曲第5番

2015年6月7日(日) 11:00

 ベートーヴェン:「エグモント」序曲
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

2015年6月7日(日) 19:30

 ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
 ベートーヴェン:交響曲第7番


おそらく来日直前の演奏会であること、共演者がフレディ・ケンプであること、そして

オール・ベートーヴェンプロであることを考えれば、来日公演の演目は上記の

プログラムと同じか近いものになるのではないでしょうか。ちなみにドレスデン・フィル

は過去にも来日公演でフレディ・ケンプと共演しています。そろそろこのオケでも

ブルックナーやR・シュトラウスを聴いてみたいのですが、可能性としては厳しいもの

になりそうですね。来年は大阪が壊滅的な状況にある中で、ほぼ100%大阪公演

が期待できる数少ない来日オケであるだけに、個人的にはとても期待しているのですが・・・。

どうせなら、大阪も上記の公演みたいに1日2公演とかやってもらいたいですね。

聴く方も演奏する方も疲れてしまうかもしれませんが・・・(笑)。

まだ先の話ですが、詳細発表を首を長くして待ちたいと思います。

感謝でございました。

ザ・シンフォニーホールのHPに、5月に発売予定の公演が掲載されており、その中に

キエフ国立交響楽団の公演も含まれていました。詳細は以下の通りです。


2014年11月8日(土) ザ・シンフォニーホール

  ヴォロディーミル・シレンコ指揮
  ウラジーミル・ミシュク(ピアノ)

   ボロディン:歌劇「イーゴリ公」序曲
   ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
   チャイコフスキー:交響曲第4番

 A:8000円  B:6000円  C:4000円


最近の来日オケの入場料金が高騰の中にあって、この価格設定は非常にリーズナブル

に感じますね(笑)。シレンコという指揮者は実際聴いたことがないのですがどういう演奏

を聴かせるのか興味がありますね。演目は、ボロディンは「ダッタン人」ではなく「イーゴリ公」

序曲を、ラフマニノフも2番ではなく3番というのも興味深いものがあります。

あと、毎年恒例のオーケストラ・アンサンブル金沢の大阪定期が今年も9月23日に開催

されますね。詳細は以下の通りです。


2014年9月23日(火) ザ・シンフォニーホール

 井上道義指揮
 郷古廉(ヴァイオリン)

  シェーンベルク:浄夜(弦楽合奏版)
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
  メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

 A:5500円  B:4500円  C:3000円

先日咽頭がん治療のため療養が発表されたミッキーですが、この公演をミッキー指揮

で販売するということは、復活に絶対的な自信があると見ました!!これはミッキー

ファンの1人として大きな期待を持って待ちたいと思います。演目はなんといっても

シェーンベルクの浄夜が楽しみですね。ミッキーとメンデルスゾーンというのもありそうで

なかった組み合わせのように感じますので、興味深いですね。

あと、イスラエル・フィルがA席23000円、ヨーヨーマ&シルクロードアンサンブルも

A席23000円と、高騰に歯止めがかかりませんね・・・。一体どこまで上がるのやら・・・。


感謝でございました。

ハンブルク北ドイツ放送交響楽団のHPを見ますと、2015年の5月から6月にかけて

アジア・ツアーを行い、その中に来日公演も含まれていることが判明しました。

現時点で判明している情報は以下の通りです。


公演期間:2015年5月26日~6月7日

公演地:ソウル・北京・上海・東京

 トーマス・ヘンゲルブロック指揮
 アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)
 チャン・ハオチェン(ピアノ)

  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
  シューマン:ピアノ協奏曲
  ベートーヴェン:交響曲第5番・第7番
  マーラー:交響曲第1番「巨人」(第2稿)


招聘元はもちろんKAJIMOTOで間違いないでしょうね。しかし、アジア・ツアーとはいえ、

またしても大阪の文字がありません・・・。前回の来日では東京2公演と大阪1公演という

スケジュールだったのに、来年の大阪はまさにどん底状態まっしぐらですよ(泣)。

ただ、演目を見ますと3つぐらいのプログラムが組めそうな事と、日程的にも2週間ある

わけなので、可能性は低いかもしれませんが、1公演程度東京以外に地方公演が

組まれるかもしれませんね。もうこうなったらKAJIMOTOでも朝日放送でも

大阪国際フェスティバルでも何でもいいので、大阪で公演してほしいと切に願います。

プログラムは、これでもかというほど名曲路線ですが、指揮者の日本での知名度を

考えると致し方がない所はあるかもしれません。マーラーの巨人は第2稿が演奏される

ということですので、「花の章」が聴けるということになりそうです。


詳細発表を心待ちにしたいと思います。


感謝でした!!

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