こぐこぐ - 自転車その他のブログ

札幌在住の自転車乗りの、休日サイクリング、最近始めたランニングなどの日記です。

斜里岳に見守られ。北見~斜里~ウトロランニング 三日目。

 6月17日から20日に掛けて、道東の北見市からウトロ町までを走ったランニング旅。

 スタートしてから二日目まで、何とか無事に走って来られました。

 今回のお話しは、その三日目のお話しです。

 昨日の6月18日は、網走市の呼人からスタートし、能取半島を一周してから網走市中心街を通り抜け、その後はオホーツク海沿いを東に走り、涛沸湖畔の北浜までを走りました。

 そして、涛沸湖を望む公園の近くにある空き地でテント泊。

 幸いに、これまで晴れて穏やかな天気が続いてくれていますので、テントの中でもぐっすり熟睡。そのおかげで一日中走った疲れも回復させる事が出来ています。

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 そんな感じでひと晩明けて、迎えた6月19日、月曜日。

 皆さん、お早うございます。

 まもなく日の出となる時間にテントから這い出して、歯磨きをしながら朝日を待ちます。

 今日もいい天気になりそうです。

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 テントをたたんで、公園へ移動して朝ご飯。

 今回のようなランニング旅や、数日掛けた縦走登山のような事をしていると、
毎日の食事も栄養が偏ってしまいがちです。

 ですが、今回はずっと山の上で過ごすのではなく、町から町へ走って行く旅ですので、その都度新鮮な生野菜や果物を調達できるので助かります。

 長い旅ほど食事には気を付けなければいけませんよね。

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 昔から私の山登りの必携品となっているのは青汁。荷物にならないし日持ちもしますので、縦走登山の際のビタミン補給に最適です。いまでは登山以外の外遊びにも持って行く、お守りみたいなものになっています。

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 それでは荷物をまとめて出発する事にいたしましょう。

 まずは、行動食を補充するため、セイコマへ。

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 そこで一服されていた、このお方。実は昨晩公園にはお一人宿泊者がいらっしゃったのでした。

 同じ野宿者同士のよしみでお話しさせていただきましたら、今回はお仕事のついでにこちらまで遊びにいらしたとの事。結構な大荷物ですね。移動の足はJRかしら。

 お気をつけて。よい旅を。

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 日はすっかり昇って、涛沸湖の湖面も輝き出しました。

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 湖から海への流れ出しを橋で渡ると、そこは小清水町。

 遠くから斜里岳が見守っていてくれています。

 今日もよろしくお願いいたします。

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 橋を渡った先に踏切がありましたので、それを越えて海辺へ。

 本日の行程の前半は、「砂浜歩き」をいたします。

 これは、このランニング旅の途中にやっているお楽しみイベントのひとつ。

 どこまでも続いて行くような広い砂浜を、何時間も掛けて延々と歩いて行きます。

 これまで走って来たランニング旅では海沿いの道を通る事が多くて、これまで休憩時に砂浜に降りてみたり、小さな漁港の廃船置き場を訪ねてみたりなんて事をしていました。

 そして昨年は、紋別市の東側にあるコムケ湖から湧別町の湧別川河口まで、砂浜をずっと歩いてみたのでしたが、これが何とも面白くてすっかりハマってしまいました。

 歩いて行くうちに遠くに霞んでいる景色がだんだんと近付いて来るのが楽しいですね。
それと砂浜に落ちている漂着物探しもお楽しみです。

 さて、今回はどうなるでしょうか。

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 砂浜に降りてみますと、薄曇りの空の下、日の光を浴びて海原が光っていました。

 その奥の正面に見えているのは海別岳。その左に続く山並みは知床の山々。

 斜里岳は土手の陰に隠れて、ここからは見えなくなってしまいました。

 でも、朝の海は気持ちが良いね。

 それでは、遠くの景色を眺めたり、波の向こうに水鳥の姿を探したり。
穏やかな潮風に吹かれながら、のんびり歩いて行きましょう。

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 そんな感じで、しばらくは景色を堪能しながらぶらぶら。

 それと一緒に、いい感じがする石や面白い漂着物が落ちていないかと、砂浜を見渡してみましたが、海を渡って来たお隣の国のペットボトルや紙パックが少し転がっていただけ。

 ううむ、こちらの方はいまひとつかな。

 …なんて思っていましたら。

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 突然、大物と遭遇。

 これは、アシカかな。アザラシ?

 半分ほどを獣や鳥に食べられて正体が分かり難くいくらいに変わり果て、時間も経ってすっかり乾いてしまってました。きれいに残っていた肋骨がちょっと怖いね。

 定置網に絡まってお亡くなりになってしまったのかなあ。

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 骸に合掌して歩き出す。

 こういうのを見ちゃった後は、いままでの砂浜歩きとはちょっと心境が変わってしまいますね。

 何故か、松本清張の小説「砂の器」の映画で、病んだお遍路が砂浜を歩いて行くシーンが頭に浮かんで来てしまいました。

 もう何十年も前に観た映画でしたのに、突然に。

 死を感じさせる砂浜の印象的なシーンだったからかしら。

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 歩いて行った先には、さらなる大物が。

 これはシャチ?イルカでしょうか?

 野で死んだ動物は、他の動物たちの糧となるのが自然界の習わし。

 噛み痕だらけの彼もその例にもれず、多くの者に生を分け与えたのでした。

 しかし、これは…。成人男性ほどの大きさの骸ともなると、迫力と存在感が違いますな。

 これまでに、山登りの最中に山中でこれと同様に糧にされたエゾシカやキツネを見た事が何度かあります。こういった骸はどれも同じく、腹部、肛門、眼球、口の中など柔らかい部位から食べられていました。こいつも同じですね。

 背中や尾びれに触ってみましたが、死後硬直のためかとても硬くなっていました。

 それを引き裂こう喰い破ろうとする、キツネの爪や牙、カモメの口ばしによるものと思われる傷跡が体中に付けられていました。

 彼らの生きるための執拗さ貪欲さを感じます。

 きっと夜な夜な多くの獣が、彼に群がっていたのでしょう。

 闇にいくつもの光る眼が揺れていたのでしょう。

 合掌。

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 しばらく歩いて行くと、JR原生花園駅の裏に着きました。

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 ここで、ひと休みがてらお花畑を見物して行きましょう。
ちょうど列車が到着してお客さんが降りてきました。

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 たくさんの花が咲いていて、こちらは生があちらこちらに溢れているようです。

 高台に上がって、久し振りに斜里岳とご対面。

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 再び海岸へ降りて、砂浜を歩き出す。

 海別岳が少し近くなってきましたね。

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 振り返ってみると、能取半島がずい分と遠くに見える様になりました。

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 この辺りは、波打ち際から20~30mくらい奥に入った所に、人の背より少し高いくらいの段差がずっと先まで続いています。そこの下には波に運ばれた流木やゴミがたまっていて、それが荒れた日の海岸の風景を想像させます。

 ここまで波が打ち寄せて来るのですね。

 砂浜全体が波に飲み込まれて、それは恐ろしい眺めでしょう。

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 しかし…。それにしても、ゴミが増えてきたなあと思っていたら、前方にJR浜小清水駅の隣りにある展望台の三角屋根が見えて来ました。

 駅のすぐそばは海水浴場やキャンプ場ですので、なるほどねと合点がいきました。
夏休みの頃の最盛期までには清掃されるのかな。

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 ここには縄文時代の遺跡「フレトイ貝塚」がある事で知られています。

 貝塚というものは、いわば古代のゴミ捨て場。でも、遥かな時を越えて見つかると歴史的価値が与えられます。

 いま私の目の前に転がっているペットボトルやコンビ二弁当の容器も、遠い未来に発掘されたりするのかしら。蓋に貼られたラベルで年代を特定されたり、当時の食生活の様子を想像されたりするのかな。

 なんか、恥ずかしいなぁ。

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 JR浜小清水駅は、ホームは立派ですが、改札と待合室は道の駅の建物内に申し訳なくくっついている様な姿で肩身が狭そう。

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 昔は道の駅の建物の前に駅名の標識さえなかったのだそうです。

 中に入ってみると、大きな音で音楽やラジオ放送が流されていて、ずっと静かな風景の中を歩いて来た私は頭がくらくらしてしまいました。おトイレをお借りして、早々に退散。

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 浜小清水駅から先は、海岸に消波ブロックが敷き詰められていましたので、
今回の砂浜歩きはここまでで終了。

 そのブロックが並んでいる海岸に佇む人影がひとつ。遠くから見た時は、何やら長い棒のようなものを手にしてらしたので釣り人かしらと思いましたが、その方は測量の仕事をしている方でした。

 台風のためか、流氷によるものか、敷き詰められた消波ブロックには所どころ歪んで崩れてしまっている箇所があります。その調査をされているのかな。おひとりでたくさんの機材を担いで、これは大変な仕事です。ご苦労様。

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 ブロックが並ぶ味気ない眺めの海岸から離れて、この先はここから線路側にある林の中の道を辿って行く事にいたしました。

 地形図には細い道が描かれていますが、どうも地形図に載っていない道がこの辺りには何本もあるみたい。廃道の踏み跡も残っていて、現在地を把握するのが難しい。

 まあ、それでも海岸と線路に挟まれた狭い範囲の林の中ですし、それに東に向かっていけば必ず止別川の河口にぶつかる筈ですので、その辺はあまり気にしないでおきましょう。

 トレラン気分で、砂の道や草の上をずんずん走って行きました。

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 思惑通りに、程なくして止別川河口に出ました。

 鉄橋に付いている通路で対岸へ渡り、先へ進みます。

 止別川はいかにも鮭が遡上して来そうな川ですね。いい川です。
でも、河口での捕獲は密漁になりますのでいけませんよ。

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 この先、しばらく走っていましたら、壊れたり砂に埋もれたりしている木道が現れました。

 そして、ここ一帯の遊歩道が描かれた看板もありました。この辺りは潮害防止のため植林された林なのだそうです。その際に遊歩道も付けられたとの事ですが、作られた当初はきれいに整備されていたのでしょうけれど、いまはその面影を見る事はできません。

 ここは海岸線の眺めは結構なものですが、他は特に見所も無く寂しい風景ばかりが続きますので、観光のお客さんはまずお越しにはならないでしょう。

 おそらく、地元の方も滅多に来ないのじゃないかしら。

 私のような変わり者が、たまにひょっこり迷い込むくらいでしょう。

 ここも忘れられた風景となってしまった場所ですね。

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 林を抜けると、踏切に出ました。

 ちょうど良い具合に、線路の先にJR止別駅が見えています。

 それじゃ、ちょっと寄って行きましょう。

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 止別駅も、昨日訪れた藻琴駅や北浜駅と同じく、駅事務所が食堂になっています。

 ちょっとお昼には早いですが、ここで腹ごしらえをしておきましょう。

 知床に近付いて行くに連れ、補給ポイントもだんだんと少なくなってきました。
補給できるときに、食べておかなくちゃ。

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 外に出てみると、風がラーメンを食べて火照った身体に心地よい。

 さて、それでは腹ごなしも兼ねて、ここからほど遠くない所にあるニクル沼を訪問してみましょう。

 オホーツク海の海岸沿いの土地には、いくつも湖が出来ています。

 有名なところでは、浜頓別町のクッチャロ湖、紋別市のコムケ湖、佐呂間町のサロマ湖、今回湖畔を走った網走湖や能取湖、昨日の幕営地のそばの涛沸湖。

 その他にも小さな湖沼がいくつもあります。

 その中で気になったのが止別にあるニクル沼。今回のランニング旅の計画を立てるまで、
ここにこんな沼があるなんてまったく知りませんでした。

 観光名所では無いようです。人知れず葦原の中にポツンとあるのかな。いろいろ想像を巡らしてはみましたが、これまで名前すら知らなかった沼ならば、どうせならそのままひとつも予備知識を頭に入れずに訪れてみようと思いました。

 いまの世の中はネットで検索すれば世界中のどこの景色でも簡単に見る事が出来たり情報を得る事が可能ですよね。でも、そんな便利な機能も、使い方次第では逆に自分の視野を狭くしてしまうものです。

 そしてそれは、自分の中の「Wonder」を求める心を小さくしてしまいす。

 歳を取って身体は萎んでも、それを萎めてしまう事は、したくないですよね。

 地図で見た名前しか知らない沼を訪ねてみる。こんな些細な事でも、結構Wonderな気分を味わえるものですよ。さてさて、感動するかがっかりするか、それは行ってみてからのお楽しみ。

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 そんな感じで、やって来ましたニクル沼。

 足元はぬかるんで沼の近くへは入って行く事は出来ません。周りの黒土は泥炭ですね。

 想像はほぼ当たって、何とも寂しげな風景。

 ラーメン食べたばっかりなのに、お腹が空いてきそうな眺めです。

 奥に水鳥がたくさん浮かんでいるのが見えました。ここは滅多に人は来ないでしょうから、鳥たちには安息の地でしょう。もしかしたら、ここは渡りの中継地のひとつになっているかもしれませんね。ここの見頃は秋かなあ。

 実際に訪れて、この目で観てみて。

 正直言って大した感動はありませんでした。でも、こういった事はたいがいこんなものですよ。

 これで、満足満足。

 私が沼の近くまで入って来た線路沿いの踏み跡は、沼の周囲を囲んでいる大きな牧場の作業道でした。沼の脇には牧場から土砂を重機で押してきて出来た山があちこちに。おいおい、もしかしたら沼を埋めてるんじゃないだろね。

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 その牧場の脇を抜けて、道道769号に出ました。

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 ここからは、斜里町までまっすぐな一本道。

 朝、北浜を出発した時には正面に見えていた斜里岳は、いまは右手に移動して変わって目の前には海別岳が聳え立つようになりました。遠くに霞んで見えていたその姿も、ここまで来ればくっきり形が分かるくらいになりました。

 斜里町が、知床が、近付いて来た証拠です。

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 釧網本線の踏切を渡れば、斜里町の市街地に入ります。

 いよいよ、ここまで来ましたか。

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 山もずい分と近くなってきましたね。

 斜里岳も海別岳も、その奥の知床の山々も、融け残った雪渓の白い筋がくっきりと分かるほどになりました。

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 JR知床斜里駅はモダンなデザインのお洒落な駅舎。なかもとてもきれい。

 駅前には風格がある青銅のオジロワシ像が立っています。

 斜里町は、知床の入口の町。

 それは、知床までの最終補給ポイントという事でもあります。

 ここからウトロ町までは、ひとつもお店がありません。

 ですので、今晩の夕飯と明日の朝ご飯。ウトロまでの水分と行動食。
すべてをここで調達して背負って行かなければなりません。

 重量増を嫌って少な目に補充して、あとでハンガーノックなんて事にはならないように、よくよく考えて。栄養価が高いもの、高カロリーなものを重点的に買い込みました。

 コンパクトで栄養価が高いと言えば生玉子。これを行動食として1パック。水分はミネラル水の他に、北海道民のソウルフードである「カツゲン」。分類は一応乳飲料ですが、これって殆ど砂糖水だよね。外遊びの際、一本飲んで生き返る効果はコーラ並み。

 GI値の高いレーズンも長時間の行動には効果があります。ナッツ類より噛む時間が短く食べられるので走りながらの補給に具合が良い。その他、パンやカレー麺や、果物やら。

 買い込んだものをザックに詰めて、玉子のパックはバンジーコードで外付けに。

 背負ってみると、これがまた重たい。ずっしりと肩に食い込みます。

 冬からいままで、通勤ランの時に「重りラン」を続けて来てなかったらめげていたかも。

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 斜里町の市街地を抜けて、知床へ向けて東へ東へと走って行きます。

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 この辺りが、今回のランニング旅で斜里岳を一番近くで眺められるポイントです。
しっかり目に焼き付けておこう。

 本当に形のいい山だなあ。

 今年は難しいけれど、来年は久し振りに斜里岳を登りに行きたいな。

 夏には斜里町で「しれとこ斜里ねぷた祭」が開催されますので、
これも一度見てみたいんですよね。

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 さて、いよいよウトロまで40kmを切りましたよ。

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 しかし、ここで私は反対方向へ方向転換。

 明日はちょっと寄り道をしてからウトロに向かいます。

 そろそろ夕方も近くなりましたので、今晩の幕営地を探しながら、
日が傾いて来た畑作地帯の中を景色を眺めながらうろうろ。

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 今日は広い小麦畑の隅っこにテントを張らせていただきました。

 もう今日の農作業は終わって農家さんは引き上げてしまった後です。明日はお仕事が始まる前に撤収すればご迷惑にはならないでしょう。ひと晩ご厄介になります。

 ランニング旅も、三日目が終了。

 今日は終盤で荷物が増量してきつかった。晩ご飯を食べた後は、日没前にテントに入って早く横になりましょう。疲れました。

 それでは皆さん、オヤスミナサイ。

斜里岳に見守られ。北見~斜里~ウトロランニング 二日目。

 今回のお話しは、6月17日から20日に掛けて、道東の北見市からオホーツク海沿いの斜里町を通り、知床半島の入口の町ウトロ町までを走ったランニング旅のお話し。

 その、第二回目です。

 今回のランニング旅。一日目の6月17日は、JR北見駅前を出発し網走湖畔の大空町女満別へ。そして網走市中心街の手前にある町の呼人まで。

 そして、二日目の6月18日は、宿泊した呼人浦キャンプ場から能取半島を目指し、岬を巡って半島をぐるりと一周します。そして網走市街を通ってオホーツク海沿いを東へ走り、涛沸湖畔の北浜までを走りました。

 今回はその時のお話しです。

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 皆さん、お早うございます。

 6月18日、日曜日。

 網走湖は穏やかな朝を迎えました。

 湖畔には薄っすらと霧が掛かっていい雰囲気。そろそろ日の出となる時刻です。

2017-06-18 ウトロランニング 二日目 (4)

 しかし、もう6月も半ばを過ぎましたのに、網走の朝は結構寒かった。
やっぱりオホーツクの町を舐めてはいけませんね。

 テントの中がしっとりと結露してしまいましたので、裏返して乾かすといたしましょう。

2017-06-18 ウトロランニング 二日目 (5)

 その間に炊事場でお湯を沸かして、熱い珈琲を一杯。
ほお、やっと身体が暖まりました。

 甘いジャムたっぷりのパンを頬張り、エネルギーを補充すれば身体に力も湧いてきます。

2017-06-18 ウトロランニング 二日目 (6)

 日が昇れば霧も晴れて、青空広がる良い天気となりました。

 同宿したライダーの方々も、そろそろ起き出してきたご様子。

 では、今日も一日、楽しく走って行きましょう。

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 キャンプ場を出てからは、湖を出て市街中心部に向かう網走川に沿って走ります。

 もうこのあたりですと、川の流れはまったくありません。川面はまるで鏡のようです。
泳いで行く水鳥がつくる航跡がいつまでも残っていました。

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 街の中に入る手前で、オホーツクサイクリングロードの基点である大曲公園に着きました。

 ここは、昨年のランニング旅最終日にも訪れた場所。

 あの時は雨に濡れてどろどろになって、意気消沈てな具合でここに辿り着いたっけ。

 やあ、たった一年前なのに何だか懐かしいね。

 今日は清々しい青空の下をここまでやって来ました。気分は上々です。

 昨日のランの疲れも、ほぼ回復できています。今回のように連日走り続けるとしたら、
いまの私には一日50kmくらいが適当な距離なのかしら。

 四日間も続けて長距離を走るというのは、私には初めての事です。

 これから三日目、四日目と走り続けて、脚がどれほど持つものか。これからもランニング旅を続けていく上で、今回の事はいろいろと目安になるでしょう。

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 網走川を渡る大曲橋には、アイヌの郷土玩具「ニポポ」の像が立っています。これは網走を代表する工芸品にもなっていて、ここのほかにも網走市内ではいくつものニポポ像を観る事ができます。

 アイヌの人たちの間では、ニポポは古来より祭事に使われたり、狩猟や旅のお守りとされていた事もあったのだそうです。

 ニポポよ、私の旅も無事に終えらるよう見守っておくれ。

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 大曲橋を渡ってからは、能取半島を時計回りにぐるりとひと回りして、
再び網走市街に戻って参ります。

 その場合、お車でドライブなんて方は道道1080号能取三眺線から、道道76号網走公園線に入ってひとっ走りと言った所でしょうが、ランニング旅の私は途中まで脇の林道に入って森の中を走って行く事にしてみました。

 ランニング旅なんて事をしているのですから、出来るだけ車やオートバイでは出来ない体験をしてみたいですからね。

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 と言うわけで、林道に入って行きましたが、最初は道幅も広く走りやすかったのですが、
だんだんとぬかるみが増えてきて、草もぼうぼうと生えて来てしまいました。

 地形図には道が続いているように描かれていますが、大丈夫かなあ。

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 不安に思いながらもそのまま走り続けていましたら、森の中を坂を登ったり下ったりを繰り返すようになり、突然道がぱったり無くなってしまいました。おいおい。

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 びっしり生えた蕗に道を塞がれてしまいましたが、分け入ってみましたら踏み跡らしき筋が地面にあるのを見付けました。

 おお、これは行けるかなと、ざばざばと大きな蕗の葉をかき分けながら進んで行ったのですが、
そのうち踏み跡も無くなって、蕗も一層密生して来てしまってギブアップ。

 あえなく敗退となってしまいました。悔しい。

 仕方なく、道道に出る道との分岐まで元来た道を引き返して、舗装路の歩道を走って行く事にいたしました。

 まあ、旅と言うものは思い通りにはいかないところが面白いのですよ。

 地形図に載っているあの林道は、実はすでに廃道となっている。地元の人でもごく僅かの者しか知りえぬこの事実を、よそ者である私は知っているのさ。なんて、負け惜しみをむりやり優越感に塗り替えて、気持ちを切り替えましょうかね。

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 道道76号を半島の先端へ向かって走って行くと、だんだんと青い能取湖が姿を見せ始めました。

 昨日の網走湖と同様、一年前に雨の中で眺めた能取湖も、晴れた青空の下で眺めればまるで別の湖を観ているように感じます。

 昨年の灰色の能取湖と、いま目の前にある青い能取湖。ひとつの景色のまったく異なった表情を、自分の目を通して実際に観る事が出来たという事は、思えばこれは幸運な事なのではないかしら。

 また天気が違う日には、そして季節が変われば、まだ見せてくれていない顔で私の前に現れてくれるのでしょう。その時のあなたに会うために、私は再びここへ足を運ぶかもしれません。

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 時間は朝の8時を過ぎた頃。

 まだ早朝の涼しい風が残っていますが、この青空ならお昼には暑くなりそうですね。

 湖岸を走る道道76号。山側はずっと深い緑の森が続いています。その中からエゾハルゼミの合唱が聴こえてきます。道路脇の草むらにまで飛んできて鳴いているのもいました。

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 道の上には甲虫や毛虫などがあちこちで動き回っていて、走っているとうっかり踏んずけてしまいそう。貝殻やうにの殻もたくさん落ちていました、きっとカモメやカラスが漁港から失敬してきたのでしょうね。

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 能取半島側の能取港への入口が見えて来ました。それでは港の先端まで行ってみましょう。

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 車が通れる道とは別の、使われなくなって痕跡だけになった道を伝って港まで。
こういった道の方がいい眺めに出会えるのはこれまでで経験済み。

 思っていた通り。野の花がたくさん咲いていました。

 強い海風に長年晒され続けて斜めに傾いで伸びた木。
 潮風で腐食して枠組みだけになってしまった看板。

 大きなハマナスの群落を見つけた時は、思わず声が出てしまいました。

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 防波堤の先端では、地元の方らしき人たちが釣り糸を垂れておられました。

 お婆さんはおにぎりを食べながらのんびり。

 風も穏やかで、今日は釣り日和ですね。

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 これから向かう能取岬が、近くに見えています。

 それでは、道道まで砂浜を歩いて戻るといたしましょう。
ついでに「いい石探し」もしていきましょうか。

 砂の中に波に洗われ角が取れて丸みを帯びたガラス片を見付けました。
他にもいい感じの石を何個か。

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 短い砂浜歩きでしたが、収穫がありました。ここは、「いい石度」が高いですね。

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 ここから能取岬まで行く途中には美岬トンネルをくぐります。

 地形図を見るとトンネルの海側に旧道跡があったので、そこを通ろうと思いましたが、
実際にそこまで行ってみたら道が無くなっていました。おや、ここもですか。

 それならば、山側にある林道を通ってトンネルの上を乗越して行こうと思いましたが、
こちらは奥で土砂崩れが起きていて先へは行けず。

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 仕方なく、トンネルの中を通って行く事に。

 トンネルの中は、空気がひんやりと冷やされていて、
入ってすぐぶるっと身体が震えてしまいました。

 そろそろ陽射しが暑くなって来ていましたので、ちょうど良かったかな。

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 トンネルを過ぎれば、岬まで行く道との分岐まではすぐです。

 林の中を抜けると、ぱあっと景色が広がって、見通しのよい道を下って能取岬の灯台へ。

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 やあ、ここはいい眺め。海もきれい。空もきれい。

 岬の先端からこれから目指す方角を眺めれば、道東の秀峰斜里岳とお隣の海別岳、その先に連なる知床連山が一望。あそこを登った時の記憶を思い返しながら、懐かしく眺めていました。

 斜里岳の山開きは毎年7月に入ってから。道東は冬の訪れも早いので、これらの山々を夏山装備で登れる期間も長くはありません。ですが、お休みを調整してもう一度登りに行きたと思います。
いや、必ず登りに行こう。

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 能取岬をあとにして、今度は半島の東側を通って網走の市街地まで走ります。

 先ほど走って来た能取湖沿いの半島の西側の道はずっと平坦な道でしたが、こちら側はコーナーとアップダウンを繰り返し林の中を抜けて行く道となりました。

 海岸は崖が続くため道も山側を通り、景色を眺めながらという感じではなくなりました。街からやって来る車や観光バスが頻繁に行き来するので、歩道が途切れた箇所はちょっと怖かったですね。

 ここは見所も無さそうですので早く走り抜けてしまいましょうと思っていたら、林道の入口にサンタクロースに変身した消火栓を見付けて思わず笑っちゃいました。ここは奥にある自衛隊駐屯地に行く林道かな。自衛隊の方が塗ったのかしら。

 網走の街の方からは、車の他にロードバイクに乗った方が何人もやって来ました。なるほどここは坂練習には持って来いの地形です。二ツ岩の近くにはキツそうな急坂もありました。もしかしたら、ここは網走のロード乗りの方々の定番コースなのかも。

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 林間の道を抜けて、二ツ岩を過ぎると、広く見通しがよい海岸線が続いて、
網走の街と、その奥に斜里岳を望むようになりました。

 再び潮の香りを嗅ぎながら走ります。

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 網走の街は、もう目の前。

 昨日からお付き合いしてくれていた網走川も、いよいよ河口です。

 さて、時間はお昼を過ぎましたので、ここでお昼をいただきましょう。

 一緒に食料の補充もいたしましょうと寄ったコンビ二や、網走港の道の駅は外国の観光客の方で溢れていました。アジア圏や欧米の方のほか、中東や南米系のお方までお見掛けします。今日の網走の街は国際色が豊かですな。

 皆さんスマホを手にして、写真を撮ったり、お国の方と話していたリ、いろいろやってらっしゃいます。動画を撮って確認中の方も。最近は世界中で流行っているんですね。

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 賑やかな街の中を抜けて、JRの桂台駅へ。

 喧騒から離れて、ほっとひと息。

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 ひと休みして、今度はオホーツク海沿いを通る国道244号を東へ走って行きます。

 その途中で、網走港に巨大な豪華客船が停泊しているのを見付けました。
先程街に溢れていた外国の皆様は、この船の乗客だったのかしら。

 それにしても、この船は大きいね。そこらのビルやマンションなんか目じゃないくらいの大きさです。
まるで札幌駅前の高層ビルがそのまま横になった感じですよ。

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 国道244号は広い歩道が先まで続いていてガードレールも設置されていますので、港の近くで交通量が多くても安心して走って行けます。

 そのためでしょうか、ここを走っていたらランナーの方と何度もすれ違いました。のんびりジョグの方がいれば、部活の練習らしき学生さんや、本気モードのトレーニングをされているアスリート風の方も。ここは長い一本道のコースとなっていますから、練習にちょうど良いですね。

 ザックを背負ってへろへろ走っていましたら、選手の伴走をしていた方が「頑張って」と声を掛けてくださいました。

 能取半島ではロードバイクが何台も走っていて、ここでは多くのランナーにお会いしたりして。

 一昨年の2015年から、「オホーツク網走マラソン」が開催されるようになりましたし、
網走はいまスポーツ熱が高まっているのかしら。

 ちなみにコースは先程走った能取半島一周です。眺めの良いコースで気持ち良く走れる大会となりそうですね。

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 網走港が背後に遠く見える様になった頃、前方にはJR鱒浦駅が見えて来ました。

 鱒浦駅は最近建て替えられたらしい新しい駅舎です。鱒浦と言うくらいですので、
駅舎には鱒(鮭?)の木彫りが飾られていました。

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 鱒浦駅の先で線路は国道と交差して、今度は海岸近くをまっすぐ走るようになります。

 網走からこちらへ走って来たこの線路は、この先の知床斜里駅を経由して釧路まで行く釧網本線です。

 跨線橋の上からは斜里岳がよく見えます。

 能取半島からは遠く小さく見ていましたのが、走っているうちにだんだんと大きく見えてきました。

 これから先は、見上げればいつでも斜里岳の姿が見える様になります。
ニセコやその周辺に行くと、どこからでも羊蹄山が見えるのと同じですね。

 いつの時も山が見守ってくれている様で心強い。

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 藻琴駅に到着。

 単線の線路に小さなホーム。いい感じに寂れた駅舎が絵になります。

 ここは駅事務所が喫茶店になっていて、鉄道愛好家の方やドライブのお客さんがいらしてました。

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 オホーツク海と斜里岳を背景に、草原の中の線路を一両編成のディーゼル車が走って行きます。

 まるで絵葉書のような景色ですね。

 いいなぁ。いつの日か、網走から終点の釧路まで列車の旅なんてのもしてみたいですね。

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 次いで訪れた北浜駅も、藻琴駅と同じような雰囲気の駅です。

 こちらの駅事務所も喫茶店になっていました。

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 北浜駅の少し先にはセイコーマート北浜店があります。

 網走の市街地を離れてから浜小清水までの間にある、唯一の貴重な補給ポイントです。
セイコーマートはこういった小さな町にも出店してくれるのでありがたい。

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 時間は午後5時を回ったところ。

 そろそろ幕営地を探して夕飯を食べましょうか。

 食料をたっぷり買い込んで、涛沸湖の近くにある湖を見下ろす高台の公園まで行って、
そこの外れの空き地にテントを張らせてもらいました。

 ここならご迷惑にならないでしょう。公園の水飲み場とおトイレも近いので助かります。

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 公園のあずまやで夕食。

 今日はお腹が空きました。

 かつ丼も大盛りです。カレー麺も一緒にぺろりと完食。デザートは別腹ね。

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 昨日と同じく、今日も移動距離は約50km。

 ランニング旅二日目も、無事に走り切る事ができました。

 夕日を眺めていたら、目の前にはためく交通安全の旗に「ニポポ」のゆるキャラが。

 おお、おまえ。見守っていてくれたのか。ありがとう。

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 まもなくオホーツクの海に日が沈む。

 それでは皆さん、オヤスミナサイ。

斜里岳に見守られ。北見~斜里~ウトロランニング 一日目。

 今回は、6月の17日から20日に掛けて、道東の北見市をスタートしてオホーツク海沿いの斜里町を通り、知床半島の付け根に位置するウトロ町までを走ったランニング旅のお話しです。

 さあ、今年もやって参りました、一昨年から走り始めた私の個人的ランニングイベント。

 札幌にある自宅の玄関から第一歩を踏み出し、最初の一年目は日本海沿いを北上するように走って北海道最北端の地宗谷岬まで。続く二年目は、そこからオホーツク海沿いに網走市までを走って来ました。

 とは言っても、ひと息に札幌から宗谷岬までを走り抜いたりしたわけではありません。年に何回かある連休を利用して、数回に分けてちょっとずつちょっとずつ足跡を繋げるようにして目的地を目指して行ったのでした。

 私のような中高年貧脚ランナーには、これが精いっぱい。

 そんなですから、これはやろうと思えば誰でも出来る、のんびりランニング旅なのでございます。

 それでは、今年もちょっとずつ、のんびり走って行きましょう。

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 6月17日、土曜日。

 心地よい揺れの中、浅い眠りを繰り返し、まどろみながら眺めた車窓は明け方の山の中。

 ああ、いまはきっと石北峠の途中かな。

 座り心地の良い座席の上とはいえ、やっぱり車中泊というものはぐっすりと熟睡は出来ないものです。それでも身体を横たえていれば、今回のお休み前の連日の残業の疲れもいくらか取れる事でしょう。

 そんな事を思いながら、ふたたび眠りの中へ。

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 昨晩遅く札幌を出発した高速バスは、翌日の朝早く北見市のバスターミナルに到着いたしました。

 駅前の中心街は人の姿も見られず、殆ど車も通らない静けさ。

 バスを降りると、すぐに涼しげな空気が私を包みます。

 さすがに道東の地。札幌とは朝の空気も違います。

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 今日のスタート地点はJR北見駅前。

 昨年は、ここよりも東にあるオホーツク海沿いの網走市まで走りましたが、今回は少し西へ戻ってさらに内陸にある北見市から走り始めます。

 これまでは、おもに海沿いの道を走って、北海道のふちを時計回りにぐるりと巡って参りましたが、そうやって走って来て今年で三年目。ここでちょっと目先を変えて、海沿いばかりではなくて山側の道も走ってみたいなという気持ちが高まってきました。

 もともと、この個人的なランニングイベントは北海道中の道をいろいろ走ってみたいなという単純な欲求が発端で始めたもので、北海道一周を第一の目標として始めたのではないのです。

 ですので、今まで通りに足跡を繋げながら走っては行きますが、これからはあちらこちらへふらふらと、これは良さそうと思った所へ足を向けて行こうかなと思います。

 そんな感じで走っていれば、いつの日かふと気が付けば北海道をひと回りしていました、
なんて事になるかもしれませんね。

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 広い駅前広場にぽつりとひとり立ち、早朝の北見駅前の国道を走り出す。

 人気の無い、ひっそりとした大通り。

 町の中の歩道には、北見の歴史を伺える建物をモチーフとしたマンホールが何種類もありました。こういった地元の特色を出したマンホールはいろんな土地で見掛けます。これを見付けながら走って行くのも、ランニング旅の楽しみのひとつです。

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 北見の市街地の中を、JRの駅巡りをしながら走って行きます。

 6時を過ぎた頃から、犬の散歩の方や朝練に向かう学生さんの姿がちらほらと。

 始発の列車も走り始めましたね。

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 端野駅は先ほどまでの駅とは違った立派な駅舎です。

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 待合室には人気漫画「ルパン三世」のキャラクターが描かれた、ルパン三世ラッピングトレインが北見駅を訪れた時の写真が展示されていました。

 ルパン三世の作者、モンキーパンチ先生は道東の厚岸郡浜中町のご出身。

 ルパン列車は、そこを走るJR花咲線と沿線地域の活性化のため運行が開始されましした。
この企画は人気を呼び、当初予定されていた運行期間が延長され今でも走り続けています。

 嬉しい事です。

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 さてさて、北見市内にあるひとつの町、端野町。

 お世辞にも知名度が高いとは言えない小さな町です。しかし、この地名にピンときたお方は少なからずいらっしゃる筈。そして、その多くの方はマラソンランナーでありましょう。

 何を隠しましょう、この端野町こそ全国的に知られるユニークなマラソン大会、
たんのカレーライスマラソン」の開催地なのです。

 このカレーライスマラソン(通称:カレマラ)は、速さを競うよりも楽しむ事を第一にした大会。

 グループで参加して、コース上の関門でカレーの食材をゲットしながら走り、ゴール後は皆でカレーを作って美味しく食べましょうといった、お楽しみ度高めの大会なのです。お肉の関門を逃すと肉無しカレーになってしまいますよ。

 メインの協賛企業はハウス食品。使用するカレーはリンゴとハチミツとろ~りとろけるバーモントカレーで、秀樹も感激。

 仮装ランナーがたくさん出走したり、レース後はカレー大喰い大会が開催されたりなどお楽しみ企画も満載。私も是非一度参加してみたいですね。

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 端野町の市街地を抜ければ、景色は一変して水田と畑が広がるのどかな眺めになりました。

 ここからは国道39号を離れ、JR石北本線を追い掛けて広い常呂川の河川敷を走って行きます。

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 まもなく線路は常呂川を渡って東へ転進。私も近くの橋を渡ります。

 ここから見た常呂川が、なんとも痛ましい姿。昨年の台風の爪痕がいまだに残っていたのでした。

 5月には十勝の南富良野町にある落合で、同じ台風による大雨の被災現場を目の当たりにしてショックを受けましたが、そこからひと山越えたこの道東の地にも台風の被害は及んでいたのです。

 この二つの地域の間に聳えるのは大雪連峰。その東側にある険しい山々です。
台風はそれらの山の登山道へ続く林道の殆どを崩壊させました。

 今年になってもニペソツ山、石狩岳などは登山が極めて困難な状況が続いています

 常呂川は、この東大雪付近の山を源流として、置戸町、北見市、常呂町などの町の中を流れ、最後はオホーツク海に注ぐ長大な川です。

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 常呂川を渡った先は緋牛内の広大な畑作地帯。

 悲惨な台風被害の惨状を見て下降気味な気持ちを、たくさんのノビタキが慰めてくれました。
札幌では郊外へ出掛けないと見られないノビタキはここではスズメよりも頻繁に見掛けます。

 オオジュリン、センダイムシクイもあちこちに。

 林の中からはエゾセンニュウが、「じょっぴん掛けたか」と訊いてきます。

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 野鳥たちに気持ちを持ち直させてもらって、JR緋牛内駅に到着。小さな無人駅ですが駅前は花壇が作られたりして、とてもきれいに整備されています。地元の方の愛が感じられますね。

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 緋牛内の集落を抜けて道道104号に出る所には、明治の開拓時代にここ一帯の道路開設のため動員された囚人たちの慰霊碑がありました。

 これから目指す網走の網走監獄と、空知にある月形監獄の囚人が過酷な労働を強いられて多くの命をこの地に落としたのだそうです。

 北海道にはここの他にも、このようにして作られた道路がいくつもあります。図書館で郷土資料を紐解くとこういった記述に出会う事がしばしばあって、開拓時代の過酷な生活環境を思い浮かべたりする事があります。

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 車やオートバイがびゅんびゅん飛ばしていく幹線道路も、もともとは人が手作業で原野を開削して作った馬車道のようなものだったのです。いまのこの風景からは想像するのは難しいですね。

 慰霊碑に合掌してからは、一歩一歩地面を踏み出す足取りにも気持ちがこもります。開拓時代には私の様に人力だけでヒグマに怯えながらここを行き来した人もいたのでしょうね。

 道は北見市を抜け、網走郡の大空町に入りました。

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 ここからは道道を離れ、網走湖の南端に抜ける林道住吉牧野線を通ります。ここは事前に地図で調べて、良さそうだなと思っていた楽しみな道です。さて、どんなものかしら。

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 林道ですが道は奥まで舗装されています。森の中を奥まで入って行っても意外と周囲は明るく、これならロードバイクで走っても気持ち良さそうですね。こちらへサイクリングに行かれる方は是非通ってみてください。

 でも、念のため、見通しの効かないコーナーではホイッスルを吹きながら行きましょう。
出合い頭にばったりというのはご勘弁願いたいものです。

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 森を抜けると、景色がぱあっと開けました。青空が広がって気持ちいい。

 朝方は薄曇りでしたが、お昼が近くなる頃には陽射しが暑く感じるほどになりました。

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 遠くに網走湖が見えて来ましたよ。

 それでは、網走湖に注ぐ細い水路のような川に沿って、あそこまで走って行きましょう。

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 網走湖畔に到着。

 心地よい風に吹かれながら、今度は湖沿いの道を女満別の市街へ向けて走って行きます。

 まわりは広い水田と畑作地帯。湖の上をトンビがくるりと。おや、トンビに交ざってオジロワシも飛んでいます。ううむ、道東の風景ですなあ。

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 そんな感じで景色を楽しみながら走って、水門の所まで来てビックリ。

 なんと大蛇が鎌首をもたげて獲物を狙っているではありませんか。

 こ、これは凄いシーンが見られるかもと思い、デジカメ構えて恐る恐る近付いて見れば。
ありゃりゃ、なんとただの枯れ枝でした。

 なんでい脅かすないと、大蛇にひと蹴り入れたら、水辺から鳥が一斉に飛び出して、またビックリ。

 なんだろね。

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 そんな事があっても、空を見上げれば気分はスッキリ。

 昨年、常呂町から網走に向かって走った時、この網走湖の北側を少しだけ走りました。

 しかし、生憎その日は雨降りで景色も暗く、湖の水も土色でいい印象を持たなかったのですが、
晴れたらこんな素晴らしい眺めになるなんて。

 今回このコースを選んで本当に良かったなあと思いました。

 ここは本当に気持ちがよい場所です。

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 女満別市街に行くには、網走川を渡るため一旦湖から離れて橋を渡ります。

 その橋から見た網走川が、これまたいい感じ。ここにカヌーを浮かべて湖畔にテントを張って、
ゆるゆる気分でキャンプでもしてみたいなあ。

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 網走川を渡って再び湖畔へ向かう途中にあった田んぼの中に、
子供たちが体験学習で田植えをした田んぼを見付けました。

 機械で植えた周りの田んぼは規則正しくきれいに苗が並んでいますが、子供たちが手で植えたこの田んぼだけ妙に列がゆがんでいてすごく目立ちます。

 それが可笑しくて、なんだか微笑ましい。

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 女満別の市街が近付いて、湖畔のキャンプ場が見えて来ました。

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 お借りしたおトイレにあった注意書きが、いかにもこの土地らしくて笑ってしまいました。
皆さんシジミは湖か炊事場で洗いましょう。

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 JR女満別駅は、まるでテーマパークのお城のような駅舎でした。
中もとてもきれいで、観光案内所や図書館があります。

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 ここでもご当地マンホールを発見。

 町の花であるミズバショウがデザインされているのもありました。

 網走湖畔の女満別側には有名なミズバショウの群落地帯があるのです。

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 お昼を過ぎて、そろそろ午後一時。

 いまは花より団子で、お腹を満足させましょう。

 旅のオアシス「セイコーマート」でカロリーが一番高めなお弁当を選んでお昼ご飯。
ついでに今晩の夕飯と明日の朝ご飯も一緒に調達しておきましょう。

 道東の補給ポイントは、道内の他の地域よりも少なめですので、
多少荷が重くなっても買える時に買っておかなくてはなりません。

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 さて、お腹も満たされましたので、再び湖畔へ戻りましょう。

 キャンプ場から先は、湖の東側に広がる女満別湿生植物群落保護林の中を抜けて行きます。
ここがミズバショウの大群落地帯。春の花の季節に、是非一度訪れてみたい場所です。

 入り口にはゲートがありますので勿論車両は通行止め。オートバイで侵入するなんて非常識は絶対止めていただきたいものです。MTBも走行するのは遠慮した方がいいでしょう。

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 林の中には小さな池がいくつも見られます。あの辺り一面が春には白いミズバショウの花でいっぱいになるのかなんて想像しながら走って行きました。

 湖畔の道は湖のすぐそばを通っていて、さらに水面と地面はほぼ同じくらいの高さです。
きっと雪融けの頃や夏の大雨の時は多くの場所が水没してしまうのではないかしら。

 そんな場所だからこそ、大きな群落が形成出来て、人に荒らされずこれまで生き残って来られたのでしょう。

 岸辺にはアオサギが何羽も佇んでいて、私を見付けるとささっと湖の奥へ飛んで行きます。

 ここはずっと遠浅になっているようで、少しばかり奥に入ってもアオサギたちは底に足を付いて立っていられるみたいです。彼らは少し離れた所から、突然の珍客である私をじっと警戒していました。

 何もしないから仲良くしておくれ、なんて思いながら走っていたら、ばしゃっと大きな水音が聴こえ、すぐそばでしぶきが上がって驚かされました。これは鯉の仕業ですね。ここには大きなのがたくさん居るようです。

 以前ウトナイ湖の湖岸で鯉の産卵行動を見た事を思い出しました。岸辺の浅瀬に群がってのたうち回る光景が凄かったなあ。きっと、ここでも同じ光景が見られるのでしょうね。

 岸から離れた林の向こう側には、女満別から網走に向かう石北本線が通っています。
春は車窓からミズバショウを観る事が出来るのかしら。

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 緑濃き林の中を抜け、湖と空の青を満喫しているうちに、呼人側のゲートに到着。

 楽しい森林浴ランは、ここでおしまい。

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 すぐ先の女満別川は町の境界線。渡ればそこは呼人の町です。

 さらに北へ向かって行った所には、網走湖の中に突き出した呼人半島がありまして、
ここも野鳥とミズバショウの見所なのです。

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 半島の中は遊歩道が整備されていて、ぐるりと一周できるようになっています。先ほどの湖岸の道よりも細くアップダウンを繰り返しながら巡って行きますので、ちょっとしたトレラン気分。

 そろそろ夕方という時間ですので、残念ながら鳥の姿は少なめでした。朝方から午前中にはきっと多くの野鳥が見られるでしょう。湿地の上には木道が付けられていますので、春には間近でミズバショウを鑑賞できますね。

 広々とした景色も、森林浴も楽しめて、網走湖は本当にいい場所でした。

 いつか網走湖を訪れる機会がございましたら、是非南側と東側へお出掛けください。お薦めです。

 やあ、楽しかった。

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 半島の散策路を出てからは、網走市の中心街へ向かう国道39号まで出て、JR呼人駅を訪問。

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 そのまま国道を走って、今日の宿「呼人浦キャンプ場」に到着。

 ここは湖畔の広場に炊事場とトイレがあるだけの簡素で小ぢんまりとした所です。

 キャンプ場はこれくらいの設備なのがちょうど良い。

 売店があったり、シャワーがあったりなんて、余計な親切をしてくれると旅の面白味を味わえなくなって、逆に迷惑してしまいます。ですので、ここは良いキャンプ場です。

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 さて、それではテントを張って、夕飯をいただきましょうと思っていたら…。

 広げたテントの上にぽたぽたと何かが落ちてきました。

 何かと思い見上げてみれば、枝に一羽のオジロワシが。
こ、こいつ、私のテントに粗相をしやがった。

 おのれ、オジロめ。許すまじ。

 貴様が天然記念物でなかったら焼き鳥にしてやるところだ。

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 最後の最後で何なんだい。なんていらいらしながらテントを張れば、おのずと気持ちが出来上がりに現れてしまうもの。四隅の引き綱のテンションをあちこち修正して、やっと納得できる見栄えに。

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 お湯を沸かして、カレー麺の匂いにお腹が鳴れば、気持ちも次第に落ち着いて参りました。

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 食後の珈琲を淹れて、ほっとひと息。

 そろそろ夕日が沈みます。

 今日の宿泊者は私のほかはバイクツーリングのライダーさんばかりが4、5人。
皆さんもちょうどお食事中のご様子。

 それにしても昨今のバイクツーリストの方の荷物の多さには驚きます。私も20代の頃はバイクツーリングをしていましたが、一週間くらい掛けるツーリングでも30リットルくらいのバッグひとつで間に合っていましたのに。

 特に中高年ライダーの方は後ろの荷台と両サイドとに大きなクーラーボックスのようなケースを付けている方が多く、更に荷台にボックスを2段3段と積み上げている方もいらっしゃる。

 まるで夜逃げでもして来たみたい。一度いったい何が入っているのと訊いてみたいくらいですが、まあお気持ちは分かります。大排気量のバイクに乗っていると、余裕があるからどんどん積んじゃうんですよね。

 でも、昔から同好の士の間では、旅人は身軽なほど達人と思われるものですよ。

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 最後のひと口を飲み干して、日没とともにテントに入って横になる。

 程よく身体がだるい。今日はぐっすり眠れそうです。


 今年のランニング旅、一日目は上々の出来でしたね。

 選んだコースは景色が思っていた以上に素敵で大いに満足できました。
好天に恵まれたのも良かったね。

 移動距離もおおよそ50kmと、ちょうどよい距離でした。

 これならば、それ程明日に疲れを持ち越す事もないでしょう。

 明日は一年振りに網走の町を再訪。天気も良さそうです。

 それでは皆さん、オヤスミナサイ。

パンダの赤ちゃん生まれる。

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 6月14日、水曜日の通勤風景。

 今日は霧雨が降る朝。

 ウェアの濡れが気になる程でもありません。走って熱を帯びた身体にちょうど良いくらいです。
スズメやカモたちも起き出して来ました、そろそろ朝の食事でしょうか。

 毎日の通勤ランは、緑の並木の中を通って行きます。そこに集まる鳥や虫を目にしながら。

 走って高まっていく鼓動、それとは反対に静まって行く心。

 つまらい事なんて、どうとでもできそうな気になって来ます。

2017-06-14 通勤風景 (4)

 先日、上野動物園でパンダの赤ちゃんが生まれて、新聞やテレビが大きく取り扱っていましたね。

 テロやミサイルや、痛ましい事件やきな臭い話を耳にする事が多い昨今、一時でもパンダで国中が沸いてくれると、まだ大丈夫だななんて気になります。

2017-06-14 通勤風景 (5)

 八紘学園では今日も朝早くから作業が始まっています。

 いつも見掛けるトラックやトラクターの荷台に乗って運ばれていく学生さん。昭和の映画で観たドヤ街の日雇い労働者や、やくざ映画の殴り込みシーンをついつい連想してしまいます。

 ごめんなさい。今日も実習頑張ってね。

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 車庫の前には、ずらりと草刈り機が並べられていました。
今日は一斉草刈りの日なのかしら。

 なんだか格納庫から出てきた飛行機みたいでカッコイイぞ。

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 お昼には夏の暑さが戻って来ました。

 空と樹の青が濃い。

 通り掛かった家の前では、巨大なミドリガメが甲羅干し。


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 6月15日、木曜日の通勤風景。

 今日は薄曇り。

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 今朝も同じ場所にカモがやって来ていました。ここにはアオサギもよくやって来ます。
街の真ん中の、意外な野鳥ポイントです。ゴミは捨てないでね。

 たまにパンの耳を撒いていく人がいますが、野生の生き物にむやみに食べ物を与える事は彼らの為になりません。私たちと動物たち、お互いに不幸せな結末を迎える事になり兼ねませんので絶対にやめてください。

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 あと3週間ほどで、八紘学園では花菖蒲園が始まります。

 それに向けて栽培している花壇の花も順調に育っています。花壇だけでなく、敷地内ではいろいろな野草の花も咲き出してきました。

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 牧草地は刈られて、さっぱりとした風景に。

 これで牛たちのご飯の心配はありません。

 そろそろ私も散髪にいこうかなあ。


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 6月16日、金曜日の通勤風景。

 夜にひと雨あって、雨上がりの朝。

 ハマナスもしっとり濡れています。

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 バラのつぼみが、いよいよ開き始めました。

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 トウキビ畑も育ってきました。

 植えられた列毎に名前が付けられた杭が立っていますが、これは何でしょうね。

 それぞれこの名札の列が、手入れの担当なのかな。秋の収穫量を競ったりしてるのかしら。

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 今年も内地からは梅雨入りの報せが聴こえてくるようになりましたが、今の季節の北海道は晴れたお昼時は夏を感じるほどの暑さとなりますが、朝晩は涼しく過ごしやすい日が続きます。

 短い北国の夏が、もう少しでやって来ます。今年も楽しみ。

お出掛けできない晴れの日は、堀先生の本を開こう。

2017-06-12 通勤風景 (1)2017-06-12 通勤風景 (2)2017-06-12 通勤風景 (3)

 6月12日、月曜日の通勤風景。

 昨日とは一転してよい天気。

 週末がこんな天気だったらよかったのになあ。外遊びに出掛けたくなる季節なのに、
ここしばらくは土日に天気が崩れる事が多くて困りますな。

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 お昼には、走り始めてすぐに額から汗が流れ出すほどの暑さとなりました。

 もう、すっかり夏の陽射しですよ。

 八紘学園ではアイスが飛ぶように売れています。今日はアイス日和。

 それでは、私も一ついただきましょうかね。

2017-06-12 通勤風景 (10)

 近所のわんこは小屋の中でぐったり。


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 6月13日、火曜日の通勤風景。

 今日もいい天気ですね。

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 お昼の八紘学園には保育園のちびっ子たちが遊びにやって来ています。
暑い陽射しの中あちこちと駆け回って、まとめる先生は大変そうです。

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 学園内には昔の農機具や作業車両が展示されている所があります。

 学園内を散歩に来る人は多いですが、ここに立ち寄る人は少ないみたいです。

 ずっしりとした質感、全身が金属の塊のような、ごつごつとした武骨さ。
いかにも一世代前の昔の機械といった感じ。

 かつて開拓地で活躍した彼らは、現在はちょっと目立たない静かな場所に並べられ、
長い休暇をとって身体を休めています。

 ここは私のお気に入りの場所。

2017-06-13 通勤風景 (12)

 帰宅後は、厚別方面へ珈琲豆の配達に。

 帰る途中に青葉町の水飲み場へ寄り道しました。
せっかく整備したのだし、ちょっとだけ。

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 エゾリスがちょうど食事にやって来ていました。

2017-06-13 地図を紀行する (1)

 週末天気が崩れて、週明けからからっと晴れてくれちゃうと、なんか悔しい。

 しかし、私はそんな気分をなだめるのにうってつけの一冊を、
ちょうど先日図書館から借りて来ていたのでした。

 それは、堀淳一先生の旅の本

 「地図を紀行する 道東道北編」(北海道新聞社)

 峠の旧道、鉄道の廃線跡などの忘れられていく風景や、有名な観光地でもなくガイドブックでも決して紹介されない、だけど気になる特徴的な地形を地図を携え訪ねて歩く面白本でございます。

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 道中、旧道探索をする件では、地形図通りに道が残っているか定かでない山中に熊におびえながらも奥へ奥へと分け入ったり。

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 長い年月を経て地形が変わっていった砂嘴や三日月湖は、年代順に地形図を見比べてその変遷を追ってみたり。

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 鉄道の廃線跡を歩いたり、在りし日の車窓からの眺めに思いを馳せてみたり。

 読み進めていくと、もう私も是非行ってみたいと思う場所ばかり。

 一昨年から北海道をぐるりと走る事を始めて来ましたが、これまで走って来た所にもこんな場所があったんっだと教えられ、これから走りに行くつもりの場所にはさらにその土地に興味が湧く内容がたくさんありました。

 長年北海道に住んでいる私でも知らないことがまだまだたくさんあるものだと教えてくれます。

 もうそろそろ季節も夏本番を迎えます。

 今年はどこまで走りに行きましょうか。
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