生ごみ堆肥の成分は 強すぎず、弱すぎず、その上 
     色々な成分が含まれていて バランスが良いそうです。



金網を利用したコンポスト              すのこを利用したコンポスト 
010 007
コンポストの中に入れるものは、あらゆる生ごみの他
(できるだけ、食べ残しの無いように努力していますが、油や煮汁なども入れています。自家製肥料の油かすは文字通り、廃油から作れるから少しなら問題無いと思いますが、その時々のフィーリングで決めています)

草や小枝と石灰分は重要です。 そして 空気と水分と土の蓋。+ 米ぬか × それらの層
これで、夏場にエビの殻などを入れても匂いません。



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食品に付いてくる 生石灰です(取扱注意!!)。
石灰は買いませんが、ある時はこれもコンポストに入れます。
その他、貝類、卵の殻(ブロイラーではなく平飼いの鶏のもの)
も粉々にして入れます。

石灰+窒素だから
農薬の入っていない「石灰窒素」?と呼んでも良いかしら?




石灰は土壌に窒素を浸透しやすくするらしいです。
私の畑では そんなに窒素を浸透させたくないので、石灰は 「あれば入れる」 程度で十分です。

販売されている 石灰窒素は農薬も入っているし 火傷などの危険を伴いますがこれなら安心です。

日本石灰窒素工業←でコンポストに石灰窒素を使った家庭での生ごみ堆肥の作り方が詳しく出ています。
              でも!!、 生石灰や有機石灰でもokらしいです。



いつも使っている my コンポスター ↓
0242013年6月1日にはこの状態だったコンポスト

この日から半年が過ぎ、
夏野菜の残渣や 刈り取った芝 剪定枝などなどで

限界点を迎えました。

ここに設置してから3年は経ってると思います。




      ↓  移設といっても作りが単純なので、四隅の棒をぬいて 横棒を組み替えるだけです。
016
底の部分は 30cm程の 穴を掘ってあります。

これでまた 思う存分、放り込めます。








015上部の横棒を避けながら 堆肥を崩してみました。

堆肥の上の方はまだ、分解されていないと
思っていましたが、ほぼ土になっていました。








017
最上部の草の下には ダンゴムシがいました。

そこから30㌢位の層には コガネムシの幼虫がいました。
全部で10匹くらい。

いわゆる「未成熟の堆肥」
という層だと思います。




018
下の方へ行くに連れ、ミミズがいます。
コガネムシの幼虫は居ません。

生命エネルギーが強すぎる土の中は
ミミズが 調整しているそうです。

土の湿度が高いと モグラ が調整 してくれます。




019
この山が 未成熟の堆肥

剪定枝などは未だ形があります。

この山を畑に 表層施肥しました。(後述)






020
これが コンポスト下部の
成熟した堆肥(多分) ミミズもいません。

簡単な
堆肥の完熟テスト」をすれば判明する筈です。






002
ふるいにかけたら綺麗になりました。

この部分の土は ポットの種まきにブレンドしたりします。

タマネギに施肥しました。





017
先ほどのコガネムシの幼虫はここに戻しました。








009
枯れた、箒草(コキア)を蓋に使っています。

今後、体積が増えてきたら、「コンポストのメンテナンス
の要領で、踏み込んでゆきます。








今の所は 米ぬかと草木灰と油かす少々で、 野菜が育っていますので
畑で 積極的に施肥はしていません。

さつま芋の後地に タマネギを作る時に バケツ1杯位と 
ポットに種まきする時に この土と畑の土と赤玉土と燻炭を混ぜる位だったので、たいして減りません。
ですが、この堆肥の山をどこかに持って行かなくてはなりませんので、施肥みたいな事をする事にしました。


「伝承農法を活かす家庭菜園の科学」によれば

<ここから抜粋>

春耕起、秋耕起は 雑草を見て決める。

春耕起は 温度の上昇に伴って分解型微生物が繁殖するので、有機物は分解され、無機化が促進されて作物の栄養が作りだされる。

秋耕起は 温度の低下に伴って合成型微生物が繁殖するので、粘土鉱物とタンパク質などの有機物が結合した腐植が形成されて地力が増進される。

気温が低く有機物の分解が遅い地域では、地力窒素を有効化するため春に耕す。
気温が高く有機物の分解の速い地域や、地力が低い畑では、地力を高めるためや、消費(分解)される有機物を補うため、有機物を投入して秋に耕起する。

不耕起は全く耕さないのではなく、作物の根が季節により伸長と枯死を繰り返し、作物の根で土を耕す。
(*これからは不耕起ではなく、自然耕と表現したほうが良さそうです)
熱帯や温帯の叢生栽培、果樹園、茶樹園などで利用されます。
とはいえ未だ科学的には未解明です。

   耕起によって、地力が増進した畑では 双子葉雑草 が見られ
   耕起によって地力が消耗した畑では イネ科などの単子葉雑草 が見られる。

障害を発生させずに 未分解の有機物を土壌に還元する方法に 表層施用がある。
                                 
                       <抜粋終わり>


その他、自然栽培では概ね 秋~冬に 土に施肥するようです。


040
私の畑の雑草

2010年に畑を始めた頃は
ギシギシ、エノコログサ、イネ科の雑草だらけでした。

それらを、刈っては敷き 刈っては敷き、時々米ぬか散布で
やっと双子葉の雑草が生えるようになりました。

ここは 双子葉がたくさん生えているので
地力は バッチリ

ほうれん草と小松菜が生えている所です。




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ここも 双子葉

ブロッコリー類が 植わっている所です。






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しいていえば、これなんか
イネ科の雑草ではないでしょうか?

トマトを育てたあたりが 消耗しているみたいです。

こういう所に 未熟なコンポスト(堆肥)を表面施肥しました。
水を求める根は 下に伸び、栄養を求める根は 土の浅い所に横に伸びるからです。


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タマネギと白菜の間にも
置きました。

「耕起」はどこへ行った? ^^;
様子を見て、下の土と混ぜる かもしれません。
混ぜない かもしれません。












残った堆肥の山は
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土に接触させ、50㌢以上の山にして
藁などを被せて置きます。

雨避けは、してはいけないそうです。

ここに もし動物の糞が入っていたらこのような放置は
土壌汚染
になってしまいます。
豚、鶏の糞には重金属や抗生物質が含まれている事があるそうです。)

この未成熟な堆肥は新たに積み上げていく生ごみの上に土の代わりに掛ける事もできます。



バイオダイナミック農法の実験に拠れば

馬糞の堆肥は カラスムギ
羊の糞堆肥は ジャガイモ
牛糞の堆肥は レタス、ほうれん草、サラダ菜、キャベツ類
豚の糞堆肥は セロリ、パースニップ、根パセリ
鶏と鳩の糞堆肥は 小麦、トマト、トウモロコシ
植物性の堆肥は 人参、タマネギ、セイヨウネギ、赤カブ

の育ちが良かったそうです。(いずれも草木、石灰などで堆肥化してから)
バイオダイナミックの農場の家畜糞は、基本的に自分達の農場の家畜なので、抗生物質や不信な餌の心配は無いはずです。

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「自然流野菜づくり」には
こんな几帳面な方法も掲載されていました。























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