2009年11月01日

定期借地権の日のつどい 司会

先日、NPO法人定期借地借家推進機構主催の「定期借地権の日のつどい」の懇親会で司会をすることとなり、皆さんの前へマイクを握って登場となりました。

この機構では、定期借地権住宅の普及促進に力を注いでいて、この日も会員企業のハウスメーカーや、デベロッパー、ゼネコンや、不動産コンサルタントなどの方々が150名ほど参加

先日のブログでは定期借家権について少し書きましたが、定期借地権について、今日は少し書きたいと思います

定期借地権とは、平成4年に新しく施行された借地借家法のもと、地主さんが安心して借地を提供できるようにスタートしたものです。
それまでの旧借地権では、いったん土地を貸すと地主さんの元に戻って来にくく、立ち退いてもらうためには正当事由(法的に認められる理由・事情)が必要であったり、立ち退き料が必要になるなど、地主さんにとっては不利なものでした。
それが、この定期借地権になると、契約の期限(50年など)になった時に、更新がなく、借主は建物を壊して更地にして返還する必要があるので、確実に土地が戻ってくる仕組みになりました。正当事由や立退料もいらないので地主さんにとって安心な制度です

借りる人にとっても、所有権に比べると7割前後の資金で購入できるので、資金にゆとりができる!同じ資金で、住まいの場所や質などグレードを上げることができるのは、今のご時世魅力でしょう。

定期借地権は、一戸建てだけでなく、マンションや商業用、老人ホームなどにも活用されています
私のオフィスのごく近所にも、去年定期借地権マンションが完成しました

なんとこのマンション、所有権のマンションの相場と比べておよそ3000万円安いのです。

抽選倍率もものすごく高く、私も申し込んでみたのですが、その部屋は52倍  最高の部屋で378倍・・・私は見事に外れました

 

やはり、いい場所に、手ごろな価格で物件が出れば、所有権にこだわらない人たちが、いっぱいいるのだと実感しました
でも、借地権の注意点として、「地代」があります。
土地を借りるための賃料を地主さんに払うというものです。
この定期借地権マンションでも、よくよく計算してみると、72年間分(借りる期間)の地代(毎月3万円ほど)を加えるとあまり所有権のマンションを購入するのと、総額が変わらないことが分かります。
それでもあれだけ人が殺到したということは、ひとまずの住居が、安い返済で確保できればいいという、割りきった人が多かったのかもしれませんね。またはよく計算しなかった人なのか?分かりませんが、すごい倍率で完売したのは事実です。

 

定期借地権マンションが普及して、こういった同じような物件がたくさんできれば、もっとローンに追われずに都心の便利な場所に住めたり、同じ資金で購入するマンションのグレードを上げられる人が増えるのではないでしょうか?広さも同じ資金でより確保できるようになりますよね

また、定期借地権の住まいとしての活用法では、戸建だと平面なので限られた人しか定期借地権の魅力を享受できませんが、定期借地権のマンションですと、多くの人が定期借地を享受できますよね。 返還の際の解体の問題など嫌われる面もあるようですが、定期借地権のメリットはもしかするとマンションにあるのかもしれませんね

 
いずれにしても、定期借地権によって、今の時代にあった住まいや事業が増えてくるのではないでしょうか?



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