2006年07月

2006年07月01日 02:58

55dab03c.jpg 今から50〜60年位前、私が子供だった頃は、近くに原っぱや小川があって、夏になるとシオカラトンボやギンヤンマやオニヤンマなどを見かけました。男の子たちは麦わら帽子をかぶって長い竿の先に「とりもち」をつけてトンボを追いかけていました。また止まっているトンボを見かけると人差し指をぐるぐる回しながら、そっと近づいて羽をつかまえようとしても、すばしっこいトンボは逃げてしまいます。
 でも、最近はトンボを見かけることができません。池や川などの水辺が少なく、自然が遠くになってしまいました。たまに赤トンボを見かけるぐらいです。

 坂下町3丁目バス通りの吉田燃料店のかどに,昔あったというトンボ橋といわれた石橋の説明文があります。昔はトンボが沢山飛んでいたのでしょうか?見沼代用水から吹上橋で平柳用水に分流して昭和橋交差点をくぐり,砂川通りと交差するその橋の改修工事をしたところ、大きな橋が数本かけられていたことがわかります。
そのうちの一本に「延宝5年(1677)3月武州下足立郡鳩ヶ谷町トンボ橋」と刻まれています。江戸時代の「新編武蔵風土記稿」にも記載されていた橋で、すでに市指定文化財になっている南町の「蔵前橋」より古く、しばらく中央公民館で保存されてjましたが、現在吉田燃料店の好意で店先に置かれています。
 吉田燃料店の主人が子供だった頃、きれいな水が流れていて鮒やドジョウを網ですくって遊んだそうです。
 この水路は、現在暗渠にして歩道になっています。      

 その石橋は、長さ2.48メートル、幅42センチメートル、厚さ31センチメートル、重さ約800キログラム、石材5本。(ゆめ子)


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