2008年11月01日
金剛寺(川口市安行吉岡)
金剛寺(川口市安行吉岡)むかしはいたずらっ子を叱るときに「お灸をすえるぞ」とおどかしたり、「腰が楽になるから」とか「肩がこるからお灸すえに行こう」などと近所のおばちゃんたちが声を掛け合う・・・と、これはかつて鳩ケ谷や川口安行の姑たちの会話でした。その行く先は「お灸の寺」金剛寺です。
金剛寺は曹洞宗に属し、室町時代の中頃(1496年)にこの地を支配していた中田安斉入道安行(やすゆき)によって創立されました。この方の名の安行が「あんぎょう」の地名の由来と伝えられています。
また、金剛寺の名は中田安斉安行が『金剛般若経』をよりどころとしていろいろな苦しみから救われたことから、この縁によって仏門に帰依し、この地に伽藍を造営し、寺名を金剛経に求めて金剛寺としたそうです。またこの寺は僧侶修行道場の格式をもっていました。
お堂は戦後改築されましたが、山門は400年前に構築され桃山様式が取り入れられていて、川口市内最古の棟門だそうです。
そしていま、この金剛寺は、安行八景の一つとなっています。
話は戻りますが、いま金剛寺は「お灸の寺」として広く知られていて、神経痛やリュウマチなどの機能障害に対する効能が認められています。この灸施療はこの寺19世海牛の代(約230年前)によって始められ、いまでも春・秋の2・3・7・8のつく日に施術されています。
また、この寺の墓地には「安行苗木開発の祖」として知られている吉田権之丞の墓があります。若いころから草花や盆栽に興味を持ち珍しい草木を集めてはこの地で栽培し、その生育が良かったので苗木の育成に当たったといわれています。
ご住職のお話では、11月下旬〜12月初旬にかけては「参道の紅葉が見事なのでぜひ見に来てください」とのお話でした。(ちゃこ)
hatomame03 at 16:52