麻央さんが遺したもの

乳がんで壮絶な闘病生活を送っていた小林麻央さんが亡くなりました。
34歳の若さで、幼い2人の子どもを残して、さぞ無念だったでしょう。
でも麻央さんは、イギリスのBBC放送の世界の人々に感動や影響を与えた「100人の女性」の1人に選ばれたとき、
BBCに自分の思いを寄稿しています。
「例えば、私が今死んだら、まだ34歳の若さで、小さな子供を残して可哀想に、でしょうか。私はそんな風に思われたくありません」
「病気になったことが私の人生を代表する出来事ではないから」
「私の人生は夢を叶え、愛する人に出会い、2人の宝物を授かった、色取り豊かな人生だから」
と書いていました。
私も麻央さんのブログの愛読者の1人でした。
だから、麻央さんの死は悲しかったけれど、「よく頑張ったね」「素敵な人生だったね」と誉めてやりたい気分なのです。
乳がんではないけど、同じがん患者の1人として、麻央さんの言葉には随分と勇気づけられ、励まされました。
私の場合は、麻央さんの2倍以上も生きているので、
がんになっても「まあ、認知症になるよりはいいか」とか、
「がんで死ぬ方が、子どもたちに介護されるよりはいいよね」と前向きに考えられる年齢です。
それでも不安があるのですから、若い麻央さんの苦しみはどんなだったでしょうか。
亡くなる1ヶ月ほど前にアップされていた写真を見たとき、あまりの痩せ方に不安を覚えていました。
2年前に亡くなった兄のときと似ていたからです。
「書くこと」は、心の不安を取り除くことができます。
海老蔵さんも書くことで救われているのでしょう。
それに、同じ病気を持つ人同志のつながりは大きな力になります。
私の場合はジストという希少がんですが、「ジスト掲示板」というのがあって、みんなが病気の不安を書きこみ、同じ症状の人たちがアドバイスを
したり、励まし合ったりしています。
その掲示板を読むだけでも、共感や安心感を得ることができました。
薬の副作用の対処方法もそれを見て試してみたり、私と同じ病気の人がこんなにいるんだと思うとなんだか強くなれた気がしたのです。
多分、麻央さんの余命は信じられないくらいに伸びたのだろうと思います。
美しく、どこまでも優しく、感謝の気持ちを忘れない、最後まで笑顔だった麻央さんのKOKOROは、残された海老蔵さんやお子さんたちの心
に、多くの人たちにも忘れられない記憶として残っていくことでしょう。
テレビの追悼番組を見ていて、たくさんの笑顔の映像とメッセージが残っていて、羨ましいなと思いました。
最後の文章は、「皆様にも、今日、笑顔になれることがありますように」でした。
そして最後の言葉は「愛してる」。
なんて、かっこいいんでしょう。
ありがとう、麻央さん、私も残りの人生を彩り豊かなものにしたいと思います。
(まゆみ)

隠れ値上げに気をつけて!

新緑の美しい季節なのに、私、今日はなんだか気分が悪いんです。
何でかって?何となく騙されたような気分、それに気づかなかった自分自身にも。
だって、聞いて下さいよ!
『激安』の文字に思わず「安い!」と思って、買ってしまったインスタントコーヒー。
家に帰ってよくよく見てみたら、なんだかビンが小さい!
「内容量が200グラム。えっ、今までのは230グラムだったじゃん!」
そうなんです。
これって、安売りしてるわけじゃなくて、実質値上げ、よくある隠れ値上げだったんです。
私だって、隠れ値上げは今まで何度も苦い思いをしてるので驚きはしませんよ。
ティッシュペーパーだって、いつのまにか小さくなっていたし、
ソーセージだって、ヨーグルトだって、いつのまにかグラム数が減ってましたもんね。
でもね、許せないのは『激安』の文字!
「これって、詐欺まがい商法じゃないの!」
まあ、安売りスーパーのあるあるパターンなんですけどね。
メーカーは値段を上げるより、値段を据え置いて量を減らすことで、値上げはなかったことに見せかけようとしているのでしょう。
それなら量や大きさはそのままで、値上げして貰った方がだまされた気分にならなくて済むのに。
その方がコストもかからないと思うのに。
ティッシュペーパーを取り変えようと思ったら、木のティシュボックスが大きすぎてブカブカ。
これも2・3年前までは、ティッシュがぴったり入る大きさでした。
最近、詰め替え用の洗濯洗剤やシャンプーの交換が早くなったなと思ったら、量が減っています。
スライスチーズは枚数減の厚み減で、向こうが透けて見えるし、竹輪の穴は大きくなってるという噂だし、
リニューアルという名の元に、パッケージとちょこっと成分変えて、どーんと値上がり。
もう数えきれないくらい隠れ値上げがあるんじゃないでしょうか!
ソーセージなどの食肉加工品は、一見、価格が据え置かれているように見えますが、
値札だけで「値上げしてないわ。よかった」と安心してはいけません。
原材料費が上がったり、人件費が上がったならば正々堂々と
新聞等で発表して値上げすればいいことです。
バレないように量を減らして値上げしないのは、消費者を馬鹿にしているとしか思えません。
6月からは郵便はがきも62円に値上げ。
宅急便も値上げになるし、次々と値上げの波がやってきます。
アベノミクスはどうなっているのでしょうね~。
(まゆみ)

器をめぐる旅

新緑の美しい季節になりました。
ゴールデンウィークのこの季節は、なんとなくウキウキ、旅心をくすぐる季節です。
全国各地で春のやきもの祭りが行われるのもこの季節。
笠間の陶炎祭、益子大陶器市、多治見陶器祭りに市之蔵陶祖祭、九谷茶碗祭り、有田陶器市・・・。
やきものが大好きな私は、毎年、いろんなやきもの祭りに出かけては、掘り出し物を探しに小さな旅にでかけます。
夫もやきものが好きなので、我が家の食器棚はやきもの市の戦利品がいっぱい!
ちょっと高かったけれど、幸兵衛窯のラスター三彩の大皿は、食卓でも大活躍。
「2枚買っといてよかったね」というくらい、ワンプレートでも使っています。
ひとつの器も、料理の種類や盛り方によって、いろんな顔を見せてくれて、使いこなすほどに愛着が生まれ、料理が楽しくなります。
春菊の白和えには、会津本郷焼の黒が合うし、たけのこの煮物には志野焼が似合う、
黄瀬戸の黄色、織部焼の緑、伊万里の澄んだ染付けの青、どっしりとした益子焼の茶、
温かく自然な粉引き、繊細な色絵、素朴で力強い焼締め、
どれも食卓を楽しく、料理を美味しそうに見せてくれる、すぐれものです。
「今日は緑黄色野菜が少なかったなあ…」って思った時は、織部の緑をチョイス。
明るい色が少ないと思ったときは、柿右衛門の赤や色絵の出番。
色が多過ぎると感じた時は、笠間のきらら館の白。
器は食卓のハーモニー。
ちょっとくらい手抜き料理だって、おしゃれに見せてくれるから不思議です。
先日は、幸兵衛窯から案内状が届いたので、夫と2人、多治見にでかけました。
瀬戸や土岐もいいけれど、最近は市之蔵の窯元めぐりがお気に入り。
今回のお目当ては、幸兵衛窯の蔵出し市です。
プルシアンブルーの青釉の器が欲しかったのですが、普段使いの器はそんなに高いものは買えません。
そこで手軽に買える小鉢をゲット。
「やっぱり、幸兵衛窯はこのプルシアンブルーが素敵よね」
欲しいものはいっぱいあるけど、我が家の食器棚には入りそうにないので、最近は小物で我慢。
鼠志野の小皿に染付けのお猪口、今回の戦利品は少ないけれど、今はもう見て歩くだけでも十分です。
こんなにやきものが好きになったのは、いつの頃からだったでしょうか。
2年前に亡くなられた陶芸家の宮下善爾さんと知り合ったのは、学生時代からの友だち・版画家の木田安彦の京都での出版パーティーの時でした。
私が40代のころですから、もう2、30年も前です。
当時は京都芸大の先生で、『日本の陶芸〈今〉100選』にも選ばれているエライ先生なのですが、
おしゃべりが楽しくて、日展の審査員をされていたので、日展を見に行ったり、東京での個展に行ったり、京都の先生の家に遊びに行ったりしたこ
ともありました。
ピンクから緑、青への繊細なグラデーションが先生独自の作品ですが、今も湯のみ茶碗は先生の物を使っています。
「そうそう、これはバレンタインのお返しに貰ったのよ」
チョコレートのお返しが先生の作品なのですから、今から考えればずうずうしい話ですよね。
そんな出会いも、やきもの好きに影響を与えたのかもしれません。
好きなやきものを見て、美味しい料理を食べて、いろんな人と出会う、
これだから、器をめぐる旅はやめられそうにもありません。
(まゆみ)
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