新型コロナウイルスの感染拡大がパンデミックの段階になったとのWHOの発表がありました。さまざまなイベントや行事が中止となり、多くの施設が休館、休園となり、小中学校まで臨時休校となっています。子供たちから大人の市民まで不安と懸念がないまぜになり、どうしたらいいのか分からなくなる状況に置かれ、元気をなくしつつあります。

こうした中ですが、地区を流れるちっちゃな川の水辺に春が来つつあります。地元の皆さんが行っている川のゴミ拾いは3月は中止となりましたが、川の自然は元気です。3月上旬に、フェンスの鍵付き扉から下の水辺に降りてチェックしてきました。

全体に黄金色のリュウキンカがまだ群落であちこちに咲いているのが目につきます。でも、それ以外に、まだ草丈はそれほど伸びていませんが、カラシナの菜の花、大型のスミレと間違えそうなショカツサイ、春を告げるホトケノザ、アメリカスミレサイシン、ムラサキカタバミ、スイセン、白い小さな花が集まったタネツケバナなどの花々が見られます。

下流の左岸にはアシの新芽も伸びてきています。食べられる野草では、ヨモギ、ギシギシ、セリ、ノビル、ハコベなどの若芽が見られます。流れには、コガモ、ハクセキレイ、カルガモなどが訪れています。水辺にゴミがいろいろありますが、ゆで卵の殻、アボガドのむいた皮が大量にあって、思わず首をひねりたくなります。川の水辺には確実に春の足音が聞こえてきています。

3月上旬に先生とのご連絡である小学校にお寄りしました。帰り際に学校の正門周辺を通りました。ソメイヨシノ、クスノキなどの樹木もありますが、低木の植栽もあります。そうした樹木、植栽の下部に、花が咲き、春を告げています。ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、オランダミミナグサ、セイヨウタンポポ、カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、オオキバナカタバミ、タネツケバナなどがありました。

樹木には、スズメ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ドバトが来ています。小学校の校庭の自然も元気でたくましいです。臨時休校中ながら、たまたま低学年の男の子がお父さん、弟といっしょに宿題を受け取りに来校していました。生徒さんたち、新型コロナウイルスに負けないで、心身ともに成長してほしいです。

ちっちゃな川の水辺にも休校中の小学校の校庭にも春が訪れてきています。新型コロナウイルスが早く収束することも祈りたい思いです。
(みえこ)

2020年1月18日(土)所属する団体の主催で新春芝川野鳥観察会が行われます。それに向けて、2019年11月末に第1回下見が実施に。川口駅東口から国際興業バスで旧芝川の門桶橋へ。門桶橋そばには元郷ポンプ場があり、増水時には旧芝川の水を荒川に送ります。ポンプ場隣の建物はクライミング&ボルダリングジムで、ここから日本有数の人材も輩出している素晴らしいジムです。クライミング&ボルダリングは2020年東京オリンピックの種目になっており、現在、こちらのジムは野鳥観察会参加者の見学を受け入れ予定になっています。

ポンプ場下には冬鳥のオオバンの大群がおり、早速カワセミが登場です。この日は左岸の遊歩道を使用し、下流に向かって歩きます。対岸の上の道路には、桜並木の紅葉が見られ、遊歩道にはところどころアカメガシワ、ナンキンハゼなどの紅葉も。年配のデジカメを持った女性がいましたが、カワセミ狙いの方でした。

芝川人道橋近くに来ると、冬鳥のヒドリガモ、オオバンがいます。カワセミも飛び交います。年配のお散歩中の男性が「いい天気ですね」と声をかけてくれました。仙元橋そばのコンビニでトイレ休憩です。仙元橋に戻り、梛木の橋に向かいます。恋人同士なのか、カワセミが2ショットで飛んできます。梛木の橋下で読書をしている若い男性が。梛木の橋の左岸側にあるカレー専門店で期間限定・店舗限定のレバニラカレーでランチです。

梛木の橋の右岸側にある大泉工場を訪ねます。レストランは現在、工事中ながら、期間限定カフェが開催されていて、特製サンドイッチとコーヒーをいただきます。大泉工場はさまざまな樹木や植物が鑑賞できるガーデンに、登録有形文化財に指定された洋館と和館がある3000坪の敷地です。敷地内のサクラの何とも言えない真っ赤な紅葉に癒されます。

梛木の橋周辺には冬鳥のキンクハジロの大集団です。多少目つきが悪く見えるのは人間の勝手な想像でしょうか。フレンチブルドッグを連れてお散歩のダンディーなおじさんに出会い、カワセミ談議に。対岸の陸上部の水辺にはヒドリガモの大群です。ハシボソガラスも多く、時々ヒドリガモの大群は追い立てられて、水面に避難します。在来種ヒドリガモの大群に迷鳥のアメリカヒドリが混じっていたそうですが、この日はもうアメリカヒドリはいませんでした。榎木橋をくぐると、カワセミが出現し、それを撮ろうと対岸に年配の男性がカメラを構えていました。

榎木橋から山王橋のバス停に移動し、赤羽行きのバスに乗ります。赤羽行きの荒川を渡る直前の荒川大橋のバス停で降り、文化財センターに向かいます。センターでは1964年(昭和39年)第1回東京オリンピック当時の日本の生活、縮小された聖火台のレプリカが展示されています。さらに、川口駅東口に行くと、駅前広場(キュポラ広場)の一角に川口の鋳物師の鈴木萬之助・文吾親子の制作による本物の聖火台が展示してあります。その迫力に何とも圧倒されました。本日、旧芝川では、他にバン、カイツブリ、シジュウカラ、スズメ、ヒヨドリ、メジロ、ハクセキレイ、ムクドリ、コサギなどが見られました。それにしても、この日、カワセミが出血大サービスで登場してくれました。来年明けの本番が楽しみです
(みえこ)

 所属団体は川のゴミ拾い、川のクリーン作戦を活動の一つとして取り組んでいますが、

街のゴミ拾いに参加協力することもあります。若い人たちが3か月に1回実施している西川口クリーン作戦です。西川口のまちづくりにかかわる団体の事業の一つとなっています。以前は隔月で西川口クリーン作戦が行われていましたが、皆さんの努力で西川口のゴミも若干減ってきており、3か月ごとに実施するようになったものです。

9月に、西川口クリーン作戦が実施されました。本来なら、9月上旬に実施される予定でしたが、たたら祭りの関係で1週間後に行われました。商店街関係の方々、スポーツ関連のNPOの方、大学院生など8名が参加です。

西川口駅西口の商店街を回ると、「特にタバコの吸い殻がすごく多いですね」と思わず初参加の大学院の学生さんから声が出ます。歩道のプランターの植栽からゴミを拾っていたら、ネコジャラシ(エノコログサ)の群落を見つけ、「懐かしいねえ」「都会にも自然が」と皆さんの声も弾んできます。歩道に白いフンの跡が多量に見られ、コサギのふんと分かると、参加者の皆さん、こんなところまでシラサギが来ているのかとこれまた都会で自然の営みのワンシーンに感じ入っていました。東口に通ずる陸橋のそばでは、大きなキャリーバッグが捨てられていて、みんなで回収です。

東口側では、飲料の自販機で飲み終わった飲料缶等の回収箱がないところで飲料缶がそのまま多量に置かれたり、マンションのゴミステーションから道路にゴミがあふれたりしているところも。西口でも東口でもタピオカ飲料が飲み終わって捨てられており、ゴミも時代や人気度を反映する面もあるような。東口側ではいつものゴミ拾いルートであまり回っていない箇所にも足を延ばして拾います。人気の中華レストランの玄関前にオレンジ色のかけらが落ちていました。参加者で「甲殻類の食べた後の殻みたいだけど」「カニか、それともエビか」「エビっぽい」「人気中華レストランだけに、おいしそうないい匂いのする殻ですねえ」とゴミ談義も拾いながら弾みます。

クリーン作戦を終え、再集合します。ゴミの収穫物の中にビニル傘があり、これから襲来する台風に備えていたのに、どなたか忘れてしまったのか。回収されたキャリーバッグは中に封書の手紙や領収書入りのファイルが入っていたので、西口の交番に参加者で念のためにお届けしました。いろいろありながらも、台風が近づいてこないうちに、クリーン作戦は無事に終了しました。

所属団体などが拾う川のゴミは3つの発生源があると言われています。その場で捨てられたゴミ、上流から漂着したゴミ、街から風雨にさらされて川にたどり着いたゴミです。西川口クリーン作戦など街のゴミ拾いが展開され、街のゴミが減っていくのは川のゴミ拾いに取り組んでいる者としてもうれしいことですね。

(みえこ)

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