ラグナ男
2006年02月26日
ラグナ男〜４日目〜動き出す奇跡
とりあえず前の展開思い出せない人はこっち見て思い出してください。
大丈夫、俺も思い出せて無かったから（ダメだろ！？）
http://blog.livedoor.jp/hattinspirit/archives/cat_1313744.html
続きを読む2005年10月26日
ラグナ男すぺしゃる1『ひらべったいの』
「帰りたいなぁ…」
開口一番、ギルフェイドが呟いた。
夜、ラグナロクにログインしたはいいが、そこに居たメンバーが悪かった。
なも、カミーユ、フレディ
この3人しか居なかったのだ。
ちなみに何がいけなかったのかというと、このうち2名はロリコン、そして3人とも2次元の女の子が好きだったのである。となると、当然話は決まってくるわけで。
「プレセアは渡せない」
「美鈴ぅぅぅ！！」
「わかってないなぁお前ら、レゥ最高！」
とまぁ、各人が好きなキャラクターで、ばらばらなのか統制が取れているのか判らない盛り上がり方をしていた。
「よぉギル」
なもが俺の存在に気づいた。はっきり言ってログアウトしたかったが、こいつらのためにログアウトするのも馬鹿馬鹿しかった。と当時の俺は思っていた。
「ギルー！美鈴最高だよな！？」
「同士よ！3次元の女なんてカスだよな？」
早速投げかけられる言葉。
（頭痛くなってきた…）
まぁ確かに俺もその手のゲームは結構好きだ。でも好きと言っても一般レベルでの話で、ココまでではなかった。
「お前ら…俺は2次元派じゃないんだが…」
『なんだと！？』
カミーユとフレディの声が重なる。ちなみになもはここは無反応だった。
「ギルは同士じゃなかったのか！？」
「3次元の女って、何が良いの？」
と、ここでなもが反論した。
「ばかだなぁお前ら、3次元じゃないと（自主規制）」
…なも、とてもストレートなご意見をありがとう、とだけ言っておこう。
「つまり3次元の幼女が最高DA」
…この男は……
「ようじょサイコー！」
同じくロリ萌えなカミーユが賛同する。
「ようじょだけなんて悲しいな。俺のストライクゾーンは0歳から飛んで5歳から35歳までだぜ！」
「…なぁフレ、0歳ってなんだ？それからお前無駄に範囲広すぎ……」
「決まってるじゃないか！俺の（以下長すぎるため省略）」
俺はこの説明は聞いていない。めんどくさかったので音楽を聴いていた。
「バカ、ようじょに女の全てが集約されるんぢゃないか」
「いや、人間じゃない方がいいね！」
「…ｶｴｯﾃｲｲﾃﾞｽｶ?」
「…ギル、諦めろ。てかお前の友達だよな？そいつら」
「ギルは射程が上に高いんだよな」
「そうそう、お姉さん大好きだっけ？」
「何の話だ…？」
「またまた師匠。お姉さん系は貴方が一番詳しいじゃないですか」
「師匠言うな…」
と、ここでようやく別の人が入ってきた。のはいいが…
「ギル…」
ジュリでした。
「お姉さん系が好きなんだ（ﾆﾔﾘ）」
…ガスッ。
「んふふー☆いい事聞いちゃった」
まぁ、その後暫くして他のメンバーが来たわけですが。
俺は別キャラを作って育てる事にした。
続きを読む2005年08月23日
ラグナ男〜3日目 feel love heart〜
それから暫くの日々は、全体的にはあまり変わらない日常が続いた。
細かく見れば、その数日で色々変わっていたのだが…。
そんなある日の事
「G（ギルド）狩り行こうぜ」
会話より睡眠時間よりレベル上げと狩りが好きなブレードが言った。
ちなみにG狩りとは、ギルドメンバーで集まって一緒に狩りをすることである。
「めんどくさい」
「却下だギル。諦めてさっさと来い」
「ギル、さっさと来ないとウサミミ没収よ！」
「ううっ…ひどいよ…」
そんな俺を無視してブレードは続ける。
「他の皆も来なさい」
「はーい＾＾って、俺新入りだけど言っていいの？」
この数日の間に入ってきたクラスメート、カミーユが言った。
「当然だ。フェイヨンに集合な」
『分かった』
「…んでだ、予想できた事だが……」
打ち合わせという名目でフェイヨンに集まった皆は、全くまとまらない打ち合わせに飽きてどんちゃん騒ぎを始めていた。
「必殺！なも回り！」
ジュリは訳の分からないことを叫ぶと、座っているなもの回りを回り始めた。
「えぇいうっとしい！ギルの回りを回れ！」
「やめてくれ…ってかいい加減狩場決めようよ」
「ギル、後は頼んだ」
ブレードは既に責任放棄に走っていた。
（いつか殺してやる…）
そう心に固く誓って、とりあえず収集をつけるために頑張って見ようと辺りを見てみた。
「ストームガスト！」
「サンダーストーム！」
トムとアリっちは魔法の打ち合いをしている。
「フレさ、ガールズブラボー見てる？」
「おう、ばっちりだぜ！」
フレとカミは、深夜アニメの話で盛り上がっている。
トニさんだけが、いつも通りほんわか座っている。
（もう頼みはちるちーだけだな…）
「なぁちるちー、どこに狩りい…く……」
振り返ると、チルも居なかった。暫く辺りを見回すと、同じくフェイヨンに居た友達の閃光さんのペット、「ひな」を追いかけているタッキーを見つけた。
「……」
「ひなぁぁぁ〜」
オー人事に相談したいのを必死にこらえて、俺は現実を見ていた。
「…なぁ、帰っていいか？」
『ダメ』
その瞬間だけ、皆の息のあった返事が返ってきた。
「…もう、コンロンにしようぜ……」
がっくりと肩を落として、俺はそう言った。
「んー…やっぱギル達を待つべきだったか…」
一足先にコンロンに着いたブレードとトムは、ぼーっとしながら仲間を待っていた。
この二人は、セーブポイントがコンロンだったため、一足先に仲間を置いてさっさと来たのである。
ちなみに他の皆は、アイテムの補充や武器、技の設定や、マスターをほっぽりだしてパーティーの組み合わせと優先して倒す敵などを考えていた。
「暇だな」
「だね＾＾」
微妙な沈黙が続いた。そして…
「よし！」
言うが早いか、ブレードは近くにあった木の陰に隠れた。
ホント何にも意味が無い突発的でアホな行動だったが、後に「そう、このときに彼しか居ないって思ったの…」とリナは語っているため人生とはよく分からないものである。
「（この人、タイプかも…）」
そうこうしているうちに、他の皆が追いついた。
ちなみにブレードは既に権力とが威厳とかが無いに等しく、既に皆に「そういう奴だ」と言う認識がされていたために、先に行った事を咎められたりはしなかった…。
「よし、じゃあ皆、レベル低い人を優先的に守ってな。ジュリもレベル低い奴から優先的にヒール。ブレはMだから壁として耐えてくれ。回復？そんなもん自腹切れ。なもとト二ちゃんと俺は避けれるよな、多分ヒールも間に合うし。カミは無茶しない事、アリっちとトムは前線に出過ぎない事。フレは…よし行こうか」
『おー！』
「マテェェェ！！俺はなんなんだ！！」
フレの意見をあっさり無視して、俺はダンジョンの中に入っていった。その後を追って、他の皆が入っていく。当然、ブレードは集団の方の中に居た。既に誰がギルドマスターか分からない状況下である。
「わりぃ、俺達SPもHPも尽きたから休んどくわ」
長時間の狩りで、ボロボロになった一行は敵が少ない所で休んでおく事にした。だがしかしそんな中でも狩り好きのブレードだけは、
「この辺りなら俺一人でも何とかなるから、ちょっと狩って来るわ」
と言った。皆呆れ顔だが、居ても居なくても困らないのでほうっておいた。だが、この後予想外な所から声が上がった。
「俺も付いてくー」
まだまだ余力のあったトムが、付いていくと言い出したのである。
「まぁ、ブレ一人だとどんな無茶するかわかんないから保護者居た方がいいだろう」
「俺子供っすか…」
涙声でブレードが言う。
「まぁ行って来な。俺はちょっと買出し行って来るから」
「じゃあ俺達のも頼むな」
「チル君、ポタ出してあげる」
ちなみにポタとは、ワープゾーンみたいなものである。
「ありｗ」
「いってらっしゃ〜い」
和気藹々としているグループの中からこっそり逃げるように、ブレードはその場を後にした。それに続いて、トムも付いていった…。
二人での狩りでは、ブレが男らしい活躍を見せていた。
敵の攻撃を一身に受け、なぎ払う。その間にトムが詠唱、殲滅を繰り返していた。
一人だったら死にそうな場面も、二人は協力して乗り切っていった。
「（やっぱりカッコいいかも…）」
トムの中で想いは膨らんで言った。
G狩りの翌日、トムは俺に向かって言い放った。
「俺、ブレさんの事が気になるんだけど…」
ラグナ男〜3日目 feel love heart〜
それから暫くの日々は、全体的にはあまり変わらない日常が続いた。
細かく見れば、その数日で色々変わっていたのだが…。
そんなある日の事
「G（ギルド）狩り行こうぜ」
会話より睡眠時間よりレベル上げと狩りが好きなブレードが言った。
ちなみにG狩りとは、ギルドメンバーで集まって一緒に狩りをすることである。
「めんどくさい」
「却下だギル。諦めてさっさと来い」
「ギル、さっさと来ないとウサミミ没収よ！」
「ううっ…ひどいよ…」
そんな俺を無視してブレードは続ける。
「他の皆も来なさい」
「はーい＾＾って、俺新入りだけど言っていいの？」
この数日の間に入ってきたクラスメート、カミーユが言った。
「当然だ。フェイヨンに集合な」
『分かった』
「…んでだ、予想できた事だが……」
打ち合わせという名目でフェイヨンに集まった皆は、全くまとまらない打ち合わせに飽きてどんちゃん騒ぎを始めていた。
「必殺！なも回り！」
ジュリは訳の分からないことを叫ぶと、座っているなもの回りを回り始めた。
「えぇいうっとしい！ギルの回りを回れ！」
「やめてくれ…ってかいい加減狩場決めようよ」
「ギル、後は頼んだ」
ブレードは既に責任放棄に走っていた。
（いつか殺してやる…）
そう心に固く誓って、とりあえず収集をつけるために頑張って見ようと辺りを見てみた。
「ストームガスト！」
「サンダーストーム！」
トムとアリっちは魔法の打ち合いをしている。
「フレさ、ガールズブラボー見てる？」
「おう、ばっちりだぜ！」
フレとカミは、深夜アニメの話で盛り上がっている。
トニさんだけが、いつも通りほんわか座っている。
（もう頼みはちるちーだけだな…）
「なぁちるちー、どこに狩りい…く……」
振り返ると、チルも居なかった。暫く辺りを見回すと、同じくフェイヨンに居た友達の閃光さんのペット、「ひな」を追いかけているタッキーを見つけた。
「……」
「ひなぁぁぁ〜」
オー人事に相談したいのを必死にこらえて、俺は現実を見ていた。
「…なぁ、帰っていいか？」
『ダメ』
その瞬間だけ、皆の息のあった返事が返ってきた。
「…もう、コンロンにしようぜ……」
がっくりと肩を落として、俺はそう言った。
「んー…やっぱギル達を待つべきだったか…」
一足先にコンロンに着いたブレードとトムは、ぼーっとしながら仲間を待っていた。
この二人は、セーブポイントがコンロンだったため、一足先に仲間を置いてさっさと来たのである。
ちなみに他の皆は、アイテムの補充や武器、技の設定や、マスターをほっぽりだしてパーティーの組み合わせと優先して倒す敵などを考えていた。
「暇だな」
「だね＾＾」
微妙な沈黙が続いた。そして…
「よし！」
言うが早いか、ブレードは近くにあった木の陰に隠れた。
ホント何にも意味が無い突発的でアホな行動だったが、後に「そう、このときに彼しか居ないって思ったの…」とリナは語っているため人生とはよく分からないものである。
「（この人、タイプかも…）」
そうこうしているうちに、他の皆が追いついた。
ちなみにブレードは既に権力とが威厳とかが無いに等しく、既に皆に「そういう奴だ」と言う認識がされていたために、先に行った事を咎められたりはしなかった…。
「よし、じゃあ皆、レベル低い人を優先的に守ってな。ジュリもレベル低い奴から優先的にヒール。ブレはMだから壁として耐えてくれ。回復？そんなもん自腹切れ。なもとト二ちゃんと俺は避けれるよな、多分ヒールも間に合うし。カミは無茶しない事、アリっちとトムは前線に出過ぎない事。フレは…よし行こうか」
『おー！』
「マテェェェ！！俺はなんなんだ！！」
フレの意見をあっさり無視して、俺はダンジョンの中に入っていった。その後を追って、他の皆が入っていく。当然、ブレードは集団の方の中に居た。既に誰がギルドマスターか分からない状況下である。
「わりぃ、俺達SPもHPも尽きたから休んどくわ」
長時間の狩りで、ボロボロになった一行は敵が少ない所で休んでおく事にした。だがしかしそんな中でも狩り好きのブレードだけは、
「この辺りなら俺一人でも何とかなるから、ちょっと狩って来るわ」
と言った。皆呆れ顔だが、居ても居なくても困らないのでほうっておいた。だが、この後予想外な所から声が上がった。
「俺も付いてくー」
まだまだ余力のあったトムが、付いていくと言い出したのである。
「まぁ、ブレ一人だとどんな無茶するかわかんないから保護者居た方がいいだろう」
「俺子供っすか…」
涙声でブレードが言う。
「まぁ行って来な。俺はちょっと買出し行って来るから」
「じゃあ俺達のも頼むな」
「チル君、ポタ出してあげる」
ちなみにポタとは、ワープゾーンみたいなものである。
「ありｗ」
「いってらっしゃ〜い」
和気藹々としているグループの中からこっそり逃げるように、ブレードはその場を後にした。それに続いて、トムも付いていった…。
二人での狩りでは、ブレが男らしい活躍を見せていた。
敵の攻撃を一身に受け、なぎ払う。その間にトムが詠唱、殲滅を繰り返していた。
一人だったら死にそうな場面も、二人は協力して乗り切っていった。
「（やっぱりカッコいいかも…）」
トムの中で想いは膨らんで言った。
G狩りの翌日、トムは俺に向かって言い放った。
「俺、ブレさんの事が気になるんだけど…」
2005年07月18日
ラグナ男〜２日目〜inRO
2005年07月07日
ラグナ男〜2日目〜 in リアル
2005年06月28日
ラグナ男 初日
数ヶ月前、俺は悪友の牧村、矢木と一緒に『ラグナロク オンライン』をやり始めた。
きっかけは、オンラインゲームの4コマ漫画を見た牧村が「俺たちもやろうぜ！」なんて適当な発言をしたためだ。そんな誘いに乗ってしまった俺もバカだが、あの頃はとにかく退屈していた。いや、正直な話もどかしい現実に対する『逃げ』が入っていたんだと思う。
