八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ: はっとり友則活動記録

令和6年の新年を迎えました。
まずは能登半島地震において被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

熊谷知事より、
『能登半島地震について対口支援(たいこうしえん:被災市区町村を1対1で担当する団体が、自己完結的に支援を行う方式のこと)の強化が決定され、千葉県は最も被害が深刻な珠洲市を担当することになりました。市町村の皆さまにも人員等の派遣要請を行うことが十分考えられますので、その際はよろしくお願いします。
珠洲市は役場機能もほぼ喪失しており、20-30人程度しか役場にいない状況と聞いています。また、水道・下水道・電気等もほぼ途絶し、仮設トイレの糞尿処理すらできない、行政・公的機能がほぼダウンしている状況とのことです。
まずは今夕、先遣隊として県職員を派遣し、既に対口支援を実施している福井県・浜松市と一緒にニーズ調査・調整に入ります。』
との連絡がありました。

これに対しまして、私からも今朝1/4に開催した部長会議にて千葉県を通じて協力要請があった場合に対応できるよう指示済みであることを報告し、何なりとご要請くださいと返答いたしましたところです。


八千代市民の皆さまにおかれましては輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、日頃より市政運営に対してご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行したことにより、様々な制限が解除され、皆さまの生活もコロナ禍前の日常に戻りつつある節目の年となったのではないでしょうか。本市でも、八千代ふるさと親子祭が4年ぶりに開催されたほか、タイ王国バンコク都の子ども親善大使と米国タイラー市の親善訪問団の本市への訪問など、国際交流も再開され、人と人の交流の素晴らしさを改めて実感した1年となりました。

さて、本年は、3年度からスタートした第5次総合計画前期基本計画の最終年度を迎えますが、子ども・子育てに関する施策を第一に据えて引き続き各種事業に取り組んでまいります。
まず、昨年10月に竣工した児童発達支援センター・すてっぷ21大和田複合施設については今月15日から運用を開始し、複合化による切れ目のない支援につなげてまいります。
また、4月から送迎保育ステーションを開設し、連携する幼稚園を利用できるようにすることで、小規模保育事業所卒園後の選択肢を増やしてまいります。さらに、緑が丘西地区における児童数の急増に対応するため、みどりが丘小学校分離新設校の建設にも着手してまいります。
このほか、(仮称)八千代市地域脱炭素ロードマップの策定、市民体育館改修工事なども進めてまいります。

今夏にはパリ五輪が開催されますが、 本市出身の柔道女子48㎏級の角田夏実選手とスポーツクライミング男子の安楽宙斗選手が出場します。市民の皆さまも2人のアスリートに熱い声援をお願いいたします。

結びに、 本年が市民の皆さまにとりまして、健やかで素晴らしい年になりますよう心からお祈り申し上げ、 新年のご挨拶といたします。

挨拶_202301新年_1080h

「八千代市一番宣言の会」からリーフが発行されましたので、ご紹介します。

(以下、 「八千代市一番宣言の会」より)
市長2期目就任から2年。どんなことに取り組んできましたか?

(表面)
20231213市政報告vol6-1

(裏面)
20231213市政報告vol6-2

※本市の接種人数について、8/22付の状況を追記しました(8月24日)。

八千代市では、「65歳以上の高齢者」を対象に4月末から接種を開始したのち、7月初旬に12~64歳の方全員へワクチン接種券(クーポン券)を郵送。7月中旬から「基礎疾患をお持ちの12~64歳の方」「高齢者施設や市内の幼児教育、保育施設の従事者」「(基礎疾患のない)60~64歳の方」を対象に優先接種を行ってまいりました。
そして、8月16日・17日には、「(基礎疾患のない)12~59歳の方を含めた、すべての接種対象者」へ向けて、市のWEB予約システムやコールセンターによる第1回目の予約受付をいたしました。

しかしながら、「対象者総数に対してワクチン予約枠が少なすぎるのではないか?」「いつになったらワクチンは接種できるようになるのか?」等々のご指摘・ご不安の声を多く頂いております。今後も2週間ごとに県から配布されるワクチン供給量に合わせて、速やかに予約枠を追加する予定ですが、現時点(8/21現在)でお伝えできる本市の接種体制への取り組みや、ワクチン供給状況についてお話しします。


● なぜ接種対象者とスケジュールを変更したのか
6月末時点では、18歳以上を対象とした国の集団接種(自衛隊東京大規模接種センター)や大学・企業等での職域接種の機会拡充が進むことを見据えて、まずは接種券を全年齢へ一斉郵送しつつも、市の接種予約は7月初旬に優先接種対象者、そして8月中旬から50代、その後40代、30代・・・と、対象者を絞りながら受付を進めていく予定を立てておりました。
しかしながら、7月下旬頃から本市においても若い世代の感染者が急増する傾向が顕著にみられ、10代・20代からの家庭内感染も多く確認されるようになりました。一方で、高齢者や基礎疾患の有無に限らず、全国的に重症化の傾向が30代~50代のいずれにも見られ始めるなど、年齢に関係なくワクチン接種を必要とする状況となったため、医師会ほか関係機関と協議の上、予約体制の見直しの必要があると判断いたしました。
そのため、8月16日以降のワクチン予約対象者を「(年齢に関係なく)クーポン券をお持ちの方全員」に拡大し、さらにキャンセル待ちについても(従来の65歳以上の高齢者から)対象者全員へ変更することになったのです。
↓ 7/5時点の計画案(旧)
ワクチン接種スケジュール2021-07-05 175107
↓ 8/5時点の計画案(最新)
0805市接種スケジュール2021-08-22 074411

※補足
6月時点にも接種スケジュールについてブログ(こちら)でお伝えしておりましたが、現在はさらに前倒しで進めています(以下、赤字にて修正)

<優先順位と八千代市の接種スケジュール(6月時点)>
順位1 医療従事者(6月時点で開始済)
順位2 ①高齢者施設入所者及び従事者②65歳以上高齢者(6月時点で開始済)
順位3
①基礎疾患等を有する方(12歳~64歳)
対象者数/9,925人(総人口の4.9%)
【市の予約開始】7月初旬から中旬
【市内での接種開始】7月中旬
 ⇒7月中旬から個別医療機関で順次予約・接種開始。市のWEB予約は7月下旬。
②高齢者・障がい者施設の従事者
対象者数/3,038人(総人口の1.5%)
【市の予約開始】担当課と協議
【市内での接種開始】7月下旬から8月上旬 ⇒7月中旬
③60歳~64歳まで
対象者数/10,285人
【市の予約開始】7月末頃
【市内での接種開始】8月初旬頃
 ⇒7月中旬から個別医療機関で順次予約・接種開始。市のWEB予約は7月下旬。
④(八千代市独自の優先接種者)保育園・幼稚園施設の従事者
【市の予約開始】担当課と協議
【市内での接種開始】⇒7月中旬

このほか、以下の方へ優先的に接種を進めています。


順位4
12歳~59歳まで
対象者数/121,550人(うち、12~15歳は7,608人)
【市の予約開始】未定 (年代別接種を推奨) ⇒年代別を取り止め。
【市内での接種開始】8月下旬頃 ⇒8月中旬


● 市の予約システム刷新など、受付体制を強化
65歳以上の高齢者を対象に行ってきたWEB予約では、「アクセスしてもつながらない」「つながっても操作の都度待たされ、予約完了まで時間がかかりすぎる」といった問題点がありました。5/20の予約2回目、6/14の予約3回目と回を重ねるたびに修正を行いましたがそれでも根本的な解決にはならなかったため、同時に大量のアクセスがなされても問題なく稼働されるシステムに刷新しました。
新しい予約システムは7月26日(優先接種対象者へのWEB予約)から導入していますが、アクセスが集中しても従来のようなトラブルが一切生じることなくスムーズに稼働しています。
同時に、LINEによる情報発信ツールも用意し、市ホームページだけではなく電子メールやLINE、Twitterなどから予約に関するお知らせが出来るようにするなど、予約の受付体制強化に努めました。

(LINE公式アカウントやスマートフォン対応画面の導入)
LINE公式アカウント_2021-07-08


● 市内個別医療機関における接種枠の増設
ワクチン接種能力を高めるためには①ワクチンの数を十分に用意する、②接種できる機会を増やす という2点が重要です。本市では八千代市医師会等と継続して検討を続けてきており、6月時点のご報告以降もワクチン接種を実施いただける個別医療機関の更なる追加を実現してまいりました。
(ワクチン接種を実施する市内医療機関)
4/23時点・・・62カ所
8/19時点・・・75カ所

※令和3年8月末時点
ワクチン供給量に応じて、引き続き各個別医療機関への直接予約における接種回数を増やしていただくように、市から働きかけをしています。個別医療機関全体における接種回数が集団接種を上回ることもあり、現在、個別医療機関全体の接種能力は集団接種の1.5倍以上の回数です。
なお、直接予約のためのお問い合わせについては、市ホームページにあります「ワクチン個別接種可能な医療機関一覧」をご確認のうえ、通常診療の妨げにならないよう極力かかりつけ医の診療時にお尋ね頂くか、病院の掲示物やホームページ、メール案内等もご確認頂ければ幸いです。
(ワクチン個別接種可能な医療機関一覧)
https://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page200034.html


● 八千代市に供給されるワクチン量の推移について
まず前提として、市に供給されるワクチンの量について、市から県へ「〇箱供給して欲しい」と依頼をして配分されるという仕組みではありません。本市としましても、予約受付システムや接種体制を増強していますから「可能な限りたくさん配分して欲しい!」という思いはあります。
しかしながら、あくまでワクチンの供給の流れは、
①国の方針のもと、各都道府県へ配分される。
②千葉県の配分方針・スケジュールに沿って、各市町村へ供給される
とされております。
八千代市ワクチン供給スケジュール 2021-08-21 153247

● 8/21時点で市に供給完了したワクチン数
現時点で供給が確定したのは第10クール分(8/5供給済)までで、本市には4月のワクチン供給開始から累計135箱が納品されています。1箱は195バイアル(1バイアル5回接種の場合975回接種分、6回接種の場合1,170回接種分)ですから、人数に直すと7万7999人分相当(1人あたり2回接種換算)のワクチンが届いたことになります。
そして、VRSの速報値によれば8/10時点での本市の1回目接種人数が6万1762名(対象者全体の34.22%)ですから、単純計算で8/11以降に接種枠として確定できるのは1万6237名分ということになります。
8.10時点接種状況2021-08-22 073713

※追記(8月24日)

接種状況について、令和3年8月22日時点の数字を追記します。
ワクチン接種率 2021-08-22時点

※ 国が発表する全国・各都道府県の集計値は「65歳以上」「すべて」という区分を採用しており、他自治体もこれに準ずるケースが多いのですが、本市では現状が分かるように「65歳以上」「64歳以下」もお伝えしています。
ご参考までに、8月22日時点の1回目接種完了率は、全国で44.24%、千葉県全体では41.84%、本市は42.50%(76,691名)です。

(全国・都道府県別の接種率)
https://cio.go.jp/c19vaccine_dashboard


● 8/16・17に実施した市の予約人数が対象者総数に対して少なかった理由
本市には12~64歳の方が12万8134人いらっしゃいます。
これに対して8/16・17の予約枠は計6383人分でしたから、冒頭にお伝えしたとおり、多くの方から「枠が少なすぎるのではないか?」というご指摘を頂きました。
その理由は、受付システムや接種体制の不足ではなく、単純に「8/16時点で確定しているワクチン量がそれだけしかなかった」ということに尽きます。
ワクチン箱数は、実際に納品されてみないことには予定どおりの数が届くかどうか確定できません。国・県から提示されている供給スケジュールはあくまで「予定」であり、ワクチンが手元に届くまで見込みどおりの数が届くかが不確定な状況にあるのです(実際に、予定されていた箱数の6割しか届かなかったこともありました)。

そのため、県から提示されている配分スケジュールでは第11クール(8/16、8/23の週に納品予定)で14箱(8,190名が2回接種できるワクチン数)と示されてはいますが、8/16・17の予約の際は8/11時点で残り1万6237名分となっているワクチンから捻出しなければならないので、数が絞られてしまうという状況にせざるを得なかったのです。もちろん、このすべてを市の予約受付分に回したわけではなく、直接予約ができる市内個別医療機関にも相当数のワクチンを配布しております。

「納品予定数を見越して予約枠を確保してしまえば良いのではないか?」という声もあるかと思います。この議論も5月になされましたが、特に集団接種会場では予め医療従事者の配置スケジュール等を組む必要がありますから、万一ワクチン供給量が予定していたより不足してしまった場合は現場はもちろんのこと、各医療機関や予約されていた市民の方への混乱をも招く恐れが高いという懸念から、本市では確実に納品された分のみを予約枠としています。


● 他市町村とのワクチン供給量の比較
予約枠の少なさから、「八千代市だけ他に比べてワクチン量が少ないのではないか?」とのご意見も散見されましたが、以下の「県の配分スケジュール」をご覧いただければわかるように、そのようなことはございません。
<千葉県のワクチンの配分量と接種実績>
県から各市町村への配分2021-08-21 152722

千葉県からは、8/13付で次のような方針が出されています。

「国において新型コロナワクチンの割当てに係る配分計画が示され、第13クールから第15クールにおいて、12歳以上の人口の8割へ2回接種するために必要なワクチンが県に配分されることとなった。これを受け、県では国の配分方法を基本とし、以下のように各市町村へ配分する。」
<配分方針>
(1)各市町村の12歳以上人口の8割が2回接種するために必要な接種回数を算出する。
(2)これまで市町村に配分したワクチン量等から接種回数を算出し、(1)から差し引いた残りの「未接種回数」に応じて、基本枠の85%程度を按分する。
(3)これまで市町村に配分したワクチン量から、VRS の接種数を差し引いた数を「未接種ワクチン量」とする。
(4)各市町村の2週間の総接種回数(VRS)から1クール(2週間分)の消費箱数を算出する。
(5)基本枠の15%程度を(3)、(4)をもとに按分する。
(6)その他、必要な調整*を行う。
 *住所地外接種の状況など、市町村の状況に応じ調整する。端数調整を含む。
(その他)
・この方針は原則第14・15クールにおいても同様とする。
・県全体の接種率が対象人口の8割に最大限近づくよう配分する。
・既に対象人口の8割の接種に必要なワクチンを配分している場合は、新たに配分しない。
・接種実績及び供給数はファイザー社及びモデルナ社ワクチンについて勘案する。
・第14・15クールの国の調整枠数によって、配分比率など変更する場合がある。
・第14・15クールの国の調整枠数によって、配分数がさらに増加する市町村がある。



● 国からのワクチン供給の見通し
県のスケジュールには第13クールまでは記載されていますが、14・15クールは国の供給見通し自体が「予定」となっているため掲載されていませんが、厚労省HPでは見込みの数字を把握することが可能です。
<国から県への配布見通し>
国から県への配布見通し2021-08-21 152115
(厚労省HP- ファイザー社の新型コロナワクチンの供給の見通し)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_supply.html

● 今後のワクチン分配の見通しについて
第14・15クールについては県からスケジュールの提示がなされていないため、本市の見通しも確定できない状況にありますが、全体の8割接種を目標とするならば14万4370人分のワクチンを確保するということになりますから、単純計算で第14・15クールで83箱(4万8236人分)が分配される必要があります。
(9/6の週の第13クールまでで累計165箱、9万6134人分のワクチンが本市に供給完了予定)

6月時点では11月末までの接種完了を目指して体制を整えるとしておりましたが、7月にワクチン供給量が落ち込んでしまったことや、第15クールまでに予定どおり確実に供給がなされるかどうか等により不透明なところがあります。
本市としては、ワクチンが供給され次第、可能なかぎりすみやかに接種枠として提供できるよう引き続き対応してまいりますので、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

先日ツイッターで「GIGAスクール構想の端末が(八千代市内に通うお子様に)未だに配られない」とのご心配をされている内容を拝見しました。そこで、現時点での本市の取り組み進捗についてお話したいと思います。


まず前提として、文科省が進めている「GIGAスクール構想」とは、従来の教育にICT環境を組み合わせることによって、学習活動の一層の充実を図るほか主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を実現することを目標に、児童生徒1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを学校環境のひとつとして完備するという取り組みです。
文科省GIGAスクール資料2021-06-02
(文科省/「GIGAスクール構想について」資料より)
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_0001111.htm

この実現に向けて2019年12月に国会で補正予算が組まれ、他自治体の多くが2020年度にゼロから整備する状況となりましたが、八千代市内の小中学校では「子ども達の良さや可能性を引き伸ばす教育」を教育方針に掲げ、2018年から教育ICT化を積極的に推進してきました。
2018年2学期から全小中学校で一斉スタートできるように各学校内に無線LANを完備し、3~5名に1台のタブレットPC端末、書画カメラや電子黒板等の必要な設備を導入しています。

※ご参照
2020年08月28日「八千代市のGIGAスクール構想の実現に向けて」
http://blog.livedoor.jp/hattoritomonori/archives/25869453.html



では、なぜツイッターでお見かけしたように「端末を子どもが持ち帰ってこない、八千代市は取り組みが遅れているのではないか?」とご不安に思われる状況になっているのかと言いますと、
①1人1台端末環境での運用は令和3年9月を予定しているから
②自宅への持ち帰りは保護者の支援を必要とせず学習に活用できるようになってから検討する
という2点の理由が挙げられます。

①1人1台端末環境での運用は令和3年9月を予定しているから
八千代市では、令和3年8月末までにGIGAスクール構想で導入する12,000台のタブレットPC端末の環境設定や、充電保管庫の整備などを完了するとともに、教員に対する研修も実施することで、9月から1人1台端末環境での運用を開始します。

昨年の9月議会で「公立学校情報機器整備事業」として追加整備に必要な予算を確保したものの令和2年度内に端末が納品できなかった理由として、端末需要が高まっていたほか「機器納品後のキッティング、端末設定に時間を要する」ということがありました。キッティングとは、端末にプログラムをインストールするといった環境設定のことです。八千代市の場合、納入業者がキッティングを行ったあとに各学校へ納品することになっていますから、納品後はすぐに使用することができます。

なお、先にお伝えしたとおり、2018年度(平成30年度)に整備した端末5,000台を活用することで、既にGIGAスクール構想に基づいた授業は行われておりますのでご安心ください。


自宅への持ち帰りは保護者の支援を必要とせず学習に活用できるようになってから検討する
他自治体では、令和2年度内に端末納入は間に合ったものの、単に端末が配布されただけで各家庭のネット環境で使用する丸投げ状態になっていたり、まだ十分に教員が活用できる体制が整っていなかったりするなどのニュースも聞こえてきます。

タブレット端末を持ち帰っても、子ども達自身が学習に使えるようにならなければ意味がありません。さらにオンライン上で機器を使用する上でのルールであったり、学習に必要がないコンテンツへのアクセスなどについても事前に教育する必要があります。
学校現場からも「(子どもたちへの教育が先に行われなければ)家庭と学校でのオンライン学習を行うことが難しい」という意見もあったことから、八千代市では子ども自身がタブレット端末を授業で活用できるようにし、保護者の方などの支援を必要としなくても学習に活用できるようになった段階ではじめて、端末の持ち帰りを検討することとしました。

なお、タブレット端末の充電は学校で行いますので、ご家庭で充電していただく負担はありません。また、学習活動での破損については、原則家庭に負担を求めない予定です。

現在も子ども達はプログラミング授業など日常的にICT環境を活用して学びを深めていますが、今年9月からは更なる取り組みによって指導の充実を図ってまいります。
gigaスクール-2_2021-06-02
gigaスクール-1_2021-06-02
(市教育委員会ホームページ/「GIGAスクール八千代スタイル」)

八千代市も他自治体と同じく、ワクチン接種を希望する高齢者の早期接種完了に向けた努力をする旨を国へ回答しており、そのためには7月10日までに1回目の接種を完了させなければなりません。本市では、次回コールセンターやWEBでの予約受付(6月14日頃を予定)までに高齢者接種の終了の見通しをつけるという方針のもと計画案を策定し取り組みを進めています。

今回は、本市の現況報告と、主に接種能力向上に関する改善案についてお話します。
※あくまで計画案であり、努力目標であることをご承知置き下さい。

・ワクチン接種の予約状況
八千代市の65歳以上の人口は約53,000人です。
そのうち、WEBやコールセンターから受付した5月6日~、20日~の予約人数は約15,000人です。また、接種済の対象者約3,300人を差し引いて、残り約35,000人。
ここからさらに、5月20日以降の個別接種の予約受付分(約11,000人)を差し引いた約24,000人が5/25時点でまだ予約受付が出来ていない人数となります。
この約24,000人分が、7月10日までの接種枠の確保を目指す人数ということになります。

・ワクチン接種能力と予測数
ワクチンの供給スケジュールは先日Twitterでもお伝えした通り順調に予定されています。
ワクチン供給スケジュール2021-05-28
(八千代市ホームページより)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100400.html

しかしながら、1日あたりの接種可能回数を増やさなければ(いくらワクチンを供給できても)接種枠を増やすことができません。そのため、本市では現在「ワクチン接種能力の向上」に注力しています。
5月17日から八千代市でも本格的にワクチン接種が始まりましたが、5月24日までの1週間のワクチン接種数をもとに算出したワクチン接種能力が次のとおりです。
現状は、
【個別接種】3,305回/週
【集団接種】2,160回/週
合計 5,465回/週

これを目標どおり到達させるためには、以下のように改善しなければなりません。
【個別接種】(目標)6,300回/週
【集団接種】(目標)3,360回/週
⇒合計(目標)9,660回/週


この目標のために、
①集団接種の稼働率を高める
②個別医療機関への接種枠の増設(既に個別接種している医療機関への接種枠増設要請・新規医療機関への要請)
の実現に向けて、医療従事者の確保や医療機関への要請なども含めて関係職員とともに全力で進めているところです。市民の皆様には、事前案内や予約受付の対応で多くのご迷惑をお掛けしており大変恐縮ではございますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

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