八千代市政を考えるブログ

千葉県八千代市では、今どんなことが問題になっているのでしょうか?
身近な疑問、改善できそうなこと、千葉県から見た八千代市など、さまざまな角度から考えてみました。

八千代市長(2017.5月就任)のはっとり友則です。
現在取り組んでいる政策、進捗状況なども併せてご報告していきます。

カテゴリ:安全安心まちづくり > 新型コロナウイルス感染対策

市民の皆様にはコロナ禍においてご不便またご苦労なさっている中、感染予防対策にご協力頂きありがとうございます。皆様の安全を守るワクチン接種の予約が今月から始まりました。次回予約は5月20日を予定しており、現在も出来る限りの混乱を抑えるべく対策を進めております。しかしながら、電話やインターネット予約がつながりにくくなる状況は避けられないことが予想されます。

本来であれば5月16日告示日以降、選挙期間中は市長不在となるのが通例ですが、本市はまん延防止等重点措置区域であり、ワクチン接種対応の最中でもあることから、私は16日以降も毎日登庁し、コロナに特化して市長業務を続投する判断をいたしました。
異例ではありますが、選挙期間中も市長としての責務を全うし、新型コロナウイルス対策に最前線で努めてまいりますので、市民の皆様におかれましてはご安心、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

コロナ対応に全力を尽くし、選挙期間中でありながらも活動を最小限に留めますので政策を皆様へお伝えする機会が限られています。ぜひこのブログ記事やリーフレットにて、今後の私の目指す取り組みなどをご覧いただければ幸いです。

チラシ_おもて2021-05-12
チラシ_うら2021-05-12

● 政策について(はっとり友則ホームページより)
https://www.hattoritomonori.com/policy.html



なお、私はコロナに関する市長業務に特化し、その他の市長決済を要する事柄は職務代理者が代行しますので、本市の機能が滞ることはございませんのでご安心ください。また市長としての職務を外れず情報を得られる立場を維持しますので、選挙期間中も八千代市の状況をツイッターやブログにて出来る限りお伝えしてまいります。

この度のワクチン予約では、大変なご面倒をお掛けいたしており申し訳ございませんでした。
5/7時点での八千代市の状況をご説明いたします。

予約を開始した5/6初日の時点で、千葉県から配分されて納品が確定したワクチンの箱数が5箱分(約6千回)しかなく、予約枠数を十分に用意することが出来ませんでした。今後のワクチン配布を見越して枠数を増やす検討もしましたが、万一、医療従事者を配置したものの納品が遅れた状況等を踏まえ困難であるとの見解となり、止む無く一度受付を締め切ることとし、確実に十分なワクチンの納品が見込める5/20頃に改めて予約を再開する判断となりました。
なお、次回再開の時点では23箱分の納品が見込まれており、予約枠数も大幅に増やすことができる予定です。その際は、集団接種よりも早いタイミングでの接種が期待できるとして「6月中旬までの個別接種の予約」を予定しておりますのでご了承ください。

千葉県からは、5/6時点で「6月末(第8クール)には65歳以上の高齢者全員の2回接種分のワクチン量が国から配分される見通し」であると示されています。
※「配分される」見通しであり、6月末に接種が完了するということではありません。

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(千葉県ホームページより)
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/covid19-vaccine.html

国からも5/7付で見通しについてツイートがなされました。


予約が取れずに接種が受けられないということはありませんので、ぜひご安心ください。県から確実にワクチンが配布されるようにしっかり連携を図るとともに、5/20までの期間中に今回の予約体制において反省点を洗い出し、受付再開に向けて可能な限り改善を図ってまいります。 

今回、国・県でのワクチン確保は出来ているようでしたが市町村への供給が遅れていた状況にあり、期待していた予約枠の確保に至りませんでした。多くの市民の方々の期待を裏切る形となり大変申し訳なく感じております。
現在、市職員全体でワクチン接種の体制立て直しを図るとともに、まずは5/20以降に関する情報を早く市民の皆様にお伝えするよう準備を進めております。インターネットをご覧になれず、また防災無線でも情報をお届けできなかった方にとにかく早く情報をお伝えするため、5/15付広報やちよの内容を差し替えております。また、市ホームページやTwitter、緊急メールなどあらゆる情報発信ツールでの周知準備、またそれに伴い連動する形で防災無線を活用する検討などを急ピッチで対応しているところです。
私のTwitterやブログ等でも、何か新しい情報があれば都度発信いたします。
一日もはやく対象者の皆様がワクチン接種を完了できるように、引き続き取り組んでまいります。


ご参考/
新型コロナウイルスのワクチン接種について(市ホームページ)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100277.html

新型コロナワクチンについて(千葉県ホームページ)
https://www.pref.chiba.lg.jp/shippei/covid19-vaccine.html

八千代市では、長引く新型コロナの影響で打撃を受けている市内事業者を支援し、地域経済を応援することを目的に「キャッシュレス決済ポイント付与事業」を昨年11月から第1弾、第2弾の2期にわたり実施してきました。
この事業は、地域振興券(紙)を販売・配布した場合の負担や感染リスクを軽減するほか、キャッシュレス決済システムの活用を広く浸透させることによって会計時の感染リスクを抑えるという側面もあります。

第1弾 (2020年11/1~12/31)、第2弾(2021年1/1~2/28)ともに、20%ポイント還元・付与上限(3,000円相当/回、15,000円相当)という条件としましたが、キャンペーン内容が魅力的だと大変好評をいただきました。当初は第1弾~2弾の期間を合わせて4億円を想定していましたが、1月下旬の時点で5億円に達したほど大変多くの方にご活用頂けました。
なお、紙の地域振興券のように印刷や人件費のコストがかからず、また国の交付金活用によって市としての負担額は1割弱で実現しています。

第3弾を計画するにあたり、第1弾・2弾の施策による効果を検証しました。
第1弾では、市内中小企業のみを対象としたものの、まだ利用できる場所が多くなかったうえに利用する方も限られていました。
第2弾では大型チェーン店や大型商業施設のテナントに入っている店舗での利用も可能としたところ、利用できる機会が各段に広がったため新規で活用される方が増え、それに伴い地元中小企業でも導入が進みました。しかしながら、本社が市内に無いためせっかくの税収が(地元へ流れず)八千代市外へ流出する金額が多く、地元還元の意味合いが薄れてしまいました。
そこで、第3弾は「より地元へ効果的に貢献できる」ことを狙いとし、①市内中小企業を対象(第1弾と同様) ②30%ポイント還元 としました。
第1弾の時よりもPayPayを導入している市内中小店企業が増えているとはいえ、第2弾に比べると対象店舗は限られてしまいますので、利用者に魅力を感じてもらえるように20%⇒30%に還元率を上げています。

「PayPay第3弾」の実施が3月議会で無事可決され、いよいよ令和3年5月から約2か月間キャンペーンを再開します。ぜひ多くの方に利用していただければと思います。

[八千代市×PayPay]対象のお店で最大30%戻ってくるキャンペーン第3弾
(詳細情報)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/160506/page100079.html
ペイペイ30%2021-04-19


いくつかご質問について回答をご紹介します。

【質問】
「ポイントはどのように付与されますか?」
【回答】
キャンペーン期間中(令和3年5月6日(木)~6月30日(水))に市内の対象店舗でPayPayでお支払いされた金額が対象となり、支払額の最大30%のポイントが付与されます。PayPay残高、クレジットカード(ヤフーカード)、PayPayあと払い(一括払いのみ)でのお支払いが対象です(ヤフーカード以外のクレジットカードでのお支払いは対象外)。
なお、ポイント付与は、お支払いの翌日から起算して30日後を予定しています。

【質問】
なぜキャッシュレス決済なのですか?一部のひとだけが恩恵を受けた形となり素直に喜べません。
【回答】
今回はコロナ感染拡大防止と市内事業者の支援を両立させるという課題を踏まえ、人の手を介さず準備・実施が可能な非接触電子決済ツールに絞りました。新しい生活様式として、市内でのキャッシュレス決済の導入促進も目的としておりますことをご理解頂ければ幸いです。
5/12には、スマートフォンの使い方やキャッシュレス決済に不慣れな方への説明会も行っていますのでぜひご活用ください。


そのほか、私のTwitterにも次のようなご質問をいただきましたのでご参考までにご紹介します。


【回答】
PayPayは①スマホやパソコンさえあれば店舗が無料で導入出来る②利用者も店舗も煩雑な操作がいらない、という点で今回の事業を市が実施するための環境(いわゆるプラットフォーム)が整っており、コストや手間をかけることなく限りある予算をポイント還元に回せたことが主な理由です。他のキャッシュレス決済も検討しましたが、店舗に導入コストの負担を強いるため、使える場所が少なくなり一部のお店にメリットが偏る可能性がありました。PayPayとの併用もかえって煩雑さを招きます。また、コストが嵩み還元率が低くなると、予算に見合う効果が期待できない懸念もありました。


他にも第1弾からのよくある質問が以下リンク先の「キャンペーンに関するQ&A」でまとめられていますのでご参照ください。
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/160506/page100079.html

※追記(2021年4月24日)
新型コロナウイルスのワクチン接種に関する情報を掲載した「広報やちよ号外」を、4月最終週に配布いたします。これは2020年5月「特別定額給付金」、2021年1月「新型コロナウイルス感染拡大に関する注意喚起」に続くもので、通常の広報やちよとは別に予算化し発行するものです。
市民の皆様へ広く情報を周知いたします。


新型コロナウイルスの重症化を防ぐことが期待されているワクチン接種について、市民の皆様に八千代市の接種スケジュールをご案内します(4/12時点の情報です)。


●医療従事者の接種について
医療従事者の方については、千葉県が調整しています。
3月は女子医の職員を対象に接種しました。4/12の週から、その他の医療機関分のワクチンが供給され始め、5/10の週にはすべてのワクチンが供給予定です。
医療従事者は6月末頃には概ね接種完了を見込んでいます。

●高齢者施設
当初はワクチンの数量が十分に見込めなかったため、重症化リスクやクラスター対策の観点から、準備が整った高齢者施設の入所者を先行して4/26の週から接種を開始することにしました。
施設によっては、従事者の同時接種を実施します。

●住民接種
施設入所者以外の高齢者の方については、個別接種を5/17(月)から、集団接種を5/23(日)から開始します。個別接種については、基礎疾患があり定期的に受信している方を優先し、集団接種はそれ以外の方の接種を推奨しています。

1.接種日程
(1)個別接種 令和3年5月17日(月)開始
※接種体制が整った医療機関から開始します。実施医療機関は現在調整中で、整い次第市のホームページ等でお知らせします。

(2)集団接種 令和3年5月23日(日)開始
オーエンス八千代市民ギャラリー会場から開始します。無料送迎バスを運行するほか、来場者の駐車料金を無料とします。
※送迎バスに関する詳細は、接種券(クーポン券)に「送迎バス案内」を同封します。

2.接種券(クーポン券)の送付
(1)配送日 令和3年4月13日(水)
(2)対象者 八千代市住民基本台帳に記載されている65歳以上の方(昭和32年4月1日以前にお生まれの方)
※令和3年3月31日時点で、対象者が5万2千件以上であり発送数が大変多いため、郵便の状況によってお手元に届くまでに時間がかかる場合がありますのでご了承ください。

接種するには市のコールセンターにお電話いただくか、もしくはインターネットでの事前予約が必要です(先着順)。同封物ほか、詳しい情報は以下の市ホームページをご確認ください。
(新型コロナウイルスのワクチン接種について)
http://www.city.yachiyo.chiba.jp/63500/page100277.html


なお、集団接種会場となっている市民ギャラリーで、3/31(水)にワクチン集団接種のシミュレーションを行いました。加瀬医師会長のもとシミュレーションし、本番に向けての最終チェックを進めて頂きました。速やかな接種が実現されるよう、引き続きしっかり対応にあたってまります。
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八千代市では、新型コロナウイルス対応事業としてさまざまな市独自施策を講じてきましたが、その中で、内閣府が確保した「※新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用して実施した施策は令和3年1月末までで計14本あります。
事業全体の予算内訳は合計22億円、うち14.5億円を交付金の活用で実現しました(残り7.5億円は市の持ち出し)。

※補足
新型コロナウイルス感染症の対応に奔走する地方公共団体の取り組み支援のため、内閣府が確保した交付金です。(詳細/https://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/rinjikoufukin/index.html


国の交付金を活用し、八千代市が行ってきた新型コロナ対応独自施策はこちらです。

1.広報やちよ号外発行(令和3年1月発行分の追加)
/年末から急激に増加した新型コロナの市内感染拡大を、インターネットをご覧にならない方にも伝わるように紙面にて注意喚起をしました。

2.非接触式検知器(体温測定器)等の購入
/新型コロナ感染拡大防止対策として、令和3年1月に本庁舎の出入口3か所(計4台)のサーモモニター(非接触式体温測定器)を設置しました。
※春頃に市内各学校へ配布した非接触体温計の件とは別です。
体温自動測定

3.新型コロナウイルス感染症患者の入院受け入れ支援事業補助金
/新型コロナ感染症患者で入院を必要とする方が市内の医療機関に入院することができるように、入院を受け入れる市内の医療機関を支援するための補助金です。

4.介護サービス事業所における新型コロナウイルス等感染症対応のための衛生用品備蓄事業補助金(金額変更)
/以前から実施してきた件ですが、交付金を申請するための計画時の予算よりも執行額が異なる見通しとなったため、金額変更を行いました。

5.障害福祉サービス等事業所における新型コロナウイルス等感染症対応のための衛生用品備蓄事業補助金(金額変更)
/4と同様

6.高齢者インフルエンザ予防接種の無償化
/令和2年度に限り、重症化しやすいとされている高齢の方を対象に「新型コロナ対策の一環」として、主に高齢者の方を対象にインフルエンザ予防接種を無料で接種できるようにしました(対象者へ9月末にハガキ送付済)。

7.PCR検査等実施の医療機関助成金
/「行政検査におけるPCR検査を実施する」と協力してくださった医療機関に対して、1医療機関につき30万円助成しました。

8.キャッシュレス決済ポイント付与業務委託
/[八千代市×PayPay] 対象店舗で最大20%戻ってくるキャンペーン(1期/令和2年11月~12月、2期/令和3年1月~2月)を実施。

9.臨時相談窓口設置業務委託(商工観光課管轄)
10.中小企業経営支援金
11.公共交通支援に関する金額の変更
12.修学旅行等中止時の負担費用補助事業

/市内小中学校の修学旅行(小6・中3)及びホワイトスクール(中1スキー)の中止決定に伴うキャンセル費用を、保護者にご負担いただくことが無いよう補助。

13.市内小・中学校の学習支援ソフト(減額修正)
/これは、休校中の学びの支援ツールとして5月から市内小・中学校で導入している学習支援ソフトで、3月までご家庭のインターネット環境を利用してドリル型コンテンツで家庭学習できるように予算化しました。当初は8月まで無償サービスとされていましたが、無償期間が1ヶ月延長されたため、減額修正しています。

14.就学児童生徒の援助事業

/休校期間中も学校給食が実施されたこととみなし、経済的支援を行うために準要保護世帯に対して学校給食費相当額を支給しました。これは、学校が休校で給食が無くなり、給食で賄えていたはずの昼食を家庭でとることとなりますから、その昼食代が家庭の負担になることを援助するものです。


さらに、今後の新規事業として、
・市ホームページのスマートフォン対応(利用者の利便性向上)
・公民館オンライン講座のための動画撮影準備
・電子図書館用の電子図書の更なる充実
などを検討中です。

また、実施した施策の中でも「PayPay20%キャッシュレスポイント還元」事業は大変好評であることから、3月以降の実施についても検討するよう指示しております(1期・2期通して4億円を想定していましたが、1月末時点で5億円に達しています)。
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なかなか収束の見通しがつかない新型コロナですが、市内の状況に即した施策をタイムリーに講じることが出来るよう、引き続き注力してまいります。

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