今回は、西八千代地区中学校対策について、補足を兼ねて皆さんにお話いたします。
令和6年5月7日、「西八千代地区小中学校等対策検討委員会」で絞り込んだ「対策の方向性」を皆さんへ市ホームページにてお知らせしました。
詳しくは上記リンク先をご覧いただきたいのですが、大まかな内容としては
1.新設のための土地の取得について
新設のための候補地としてピックアップしていた3カ所の土地の取得は、運用開始までに相当の期間を要すること、地権者の意向が得られないことなどから中学校対策として活用することが困難であったため、「学校新設での対応」を選択肢から外すこととした。
2.次善策の対応について
そこで、次善の策として次の3点を踏まえた対応を検討していくこととする。
① 既存施設の活用(当該地区の市立小中学校、又は県立高校等)を基本とする。
② 当該地区の生徒数等の状況に応じて、既存施設に対し必要な改修、増改築を実施する。
③ 通学区域の変更は、子供・保護者・地域への影響に配慮し、必要最小限とする。
この3点を基に令和6年度末には方針を決定するよう努める。
というものです。
この内容をご覧になった方から、
「既存施設=高津中や睦中学校であるならば、距離の問題は解決しないのではないか?」
「小学校を新設することで対応を留め、このまま西八千代地区の中学校対策をあきらめたり、様子見をしてやり過ごしたりするつもりではないか?」
といった不安の声が届きました。
まず、はっきり申し上げておきたいこととして、私はこの問題に対応しないということは絶対にあり得ず、西八千代地区の中学校対策について解決に向けて力を尽くしますのでご安心ください。
その思いを踏まえて、今回は現在の状況をもう少しかみ砕いて皆さんへご報告したいと思います。
なお、本件については現在調整中であることから、具体的に申し上げられないことがある旨ご理解いただければ幸いです。
なお、本件については現在調整中であることから、具体的に申し上げられないことがある旨ご理解いただければ幸いです。
今回、5月に皆さんへお伝えした方向性は、既存施設を活用することで新たに中学校を用意するというものです。
ちなみに、想定している既存施設は、当該地区の小中学校または県立高校等としております。
まず、小中学校については、昨年度の3月に行われた八千代市学校適正配置検討委員会において、「当該地区の一部地域で児童生徒数の減少が見られ、市の適正規模の基準の下限を下回っている学校や子供たちの豊かな教育活動の確保に課題が見えはじめた学校があることから、今後を検討すべき時期を迎えている」といった話がなされたことを受けております。
また、県立高校等については、現在、千葉県で「県立高校改革推進プラン」が進められており、今後、県内全域の県立高校の統合等を含めた再編が議論されることを踏まえると、八千代市内にある県立高校も含められる可能性があるとのことを受けております。
こちらの今後については、本市が主体ではないことから今後の展開を注視していくこととしています。
こちらの今後については、本市が主体ではないことから今後の展開を注視していくこととしています。
今回、小学校を新設するにあたり多額の費用がかかりますが、中学校については新規で土地を準備することなく、既存の施設を改修し活用することで費用も抑えることができるのではないかと考えております。
SDGSの推進に取り組む本市としましても、新たな土地に新たな建物という形でなく、既存施設を活用していくといった方向性は、持続可能な社会づくりといった点でも望ましい形ではないかと考えます。
現時点においてあらゆる可能性を踏まえた検討を進めているところですが、今年度末の方針決定に向けて全力で取り組んでおりますので、もうしばらくお待ちいただければと思います。
八千代市のより良い未来のために、引き続き注力してまいります。
(ご参考)
・「県立高校改革推進プラン」について(令和4年~令和13年)
・2024/05/07「西八千代地区における中学校対策の方向性について」