2005年03月09日

謎の催眠たこ焼き屋を追う


なんでも南千住に催眠術でたこ焼きの味を随時変えてくれるというたこ焼き屋があるらしい。それを聞いた僕らは早速南千住に向かうことにした。



何はともあれ南千住へ。

この時点で手がかりは 「南千住のどこかにある」 「ローソンの向かいにあるらしい」 「店名はパワーブレンド」 と言うことだけである。


果てしない道のりを覚悟しつつも歩き出す僕ら。


まさかあのローソンじゃないよな。

すると角を一つも曲がらないうちにローソンを発見。まさかと思い近づくと、早々にパワーブレンドというたこ焼き屋を発見。


辿り着くまでの冒険記とか台無し。


学生証なしで学割がきいた。
「学生です!」と言えばオッケーの信頼関係。

寡黙にたこ焼きを作る店主さん。


早速たこ焼きを注文。

お店に入ると一見普通のたこ焼き屋だ。とりあえずはたこ焼き8個350円を注文。すると店主さんが「そこに書いてある味ならなんでも変えてあげるよ」と。恐る恐る指が示す方向を見ると・・・。

そこにはパワーブレンドの催眠メニューが!↓

0番の「元味」から54番の「やすらぎ」まで全55種類の豊富なメニュー。

まずは催眠術なしで1個「元味」を確認。普通にウマイ。 その後2個めからいよいよ催眠術をかけてもらい1番の「あっさり」から順に試してみる。店主さんが「じゃあはい、あっさり」と言いながら指をパチッとならす。これで味はすでに変わっているとのこと。・・・そう言われてみれば「あっさり」だ。なんだか急に「クリーミー」な気がする。と俄然盛り上がる僕ら。


お茶をサービスでいただきました。


そう言われてみれば味が変わってる気がするぞ。

「あっさり」「こってり」という普通の味から「太陽の恵」「初恋SP」という漠然とした味があったかと思えば「キムタク」「SAYAKA」「坂本竜馬」という著名人の味、さらに「10年ワープ」「カロリー2割減」「息さわやか」までともう味の領域飛び越えすぎ。


かと思えば意外に禁止されている普通の味たち。
「塩ぱい」は「しょっぱい」と読むらしい。


「ナイナイ岡村」が可能なのにも関わらず「りんりん」「とろみ」が駄目なところに店主のこだわりがあるんだろう。

ワープは出来ても若返りはできないらしい。
前は可能だったのに一体何があったのか。


タバコの味も変化可能らしくもう休む暇すら催眠術。

しかも「別にそこに書いてない味でも言ってくれれば変えるよ」と店長さん。じゃあ「くるぶしの味とか出来ます?」と明らかに無理難題を押し付ける玉川氏のたこ焼きに指パッチン一つで「はい。くるぶし味になった。」と返す店主さん。ここまで来るともうどっちも意地だ。


「えぐい」ってどんな味だったんだろう。


くるぶし味のたこ焼きを喰らう玉川氏。

ようやく一息つけたと思いジュースを買いにお店の自販の前に立つと、店主さんが「ドリンクの味も変えられるよ」と。もうなんでもアリ的な雰囲気があたりを包み込む。


お店の前にあるごく普通の自動販売機。


SAYAKA味のドリンクを飲む高野氏。
クッソーうらやましいぜ。

さらにタバコを吸うたびに味を変えられる高野氏。
休む暇なしだ。


当然やきそばも自由に味を変えられます。


この後も店主さんからパワーを送ってもらったり、念力で天井にあるプロペラをグルグルまわしてもらったり、店主さんが出演している超能力の本を見せてもらったりとそれはそれは楽しい時間を過ごしました。


パワーを送ってもらう僕。


店内で記念撮影。

総評:催眠術とかなしにしても普通に美味しいたこ焼き屋ですのでお近くに住んでいる方は是非一度行ってみることをオススメします。ちなみに特に行くのに向いている方はノリがいい人です(笑。

HPに掲載することも快く承諾していただきまして、素晴らしい店主さんでした。



→その後

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催眠術を用いて舌を騙すことを味覚変化といいます。ショー催眠ではポピュラーな暗示なので催眠術のテレビ番組ではよく見かけます。例えばワサビをモリモリと食べたリアクション芸人がのた打ち回るシーンなどは予定調和の極み、まさに心が和みます。そんな味覚変化を味合わせ
味覚変化とたこ焼きのおいしい関係【サイミンボット】at 2005年04月30日 08:58