赤瓦と砂道の島竹富島ザ・沖縄の雰囲気を堪能してみよう！

多くの人が沖縄の良き風景として真っ先に思い浮かべるのは、赤瓦にシーサーという組み合わせではないでしょうか？

現代沖縄の新築家屋は、瓦ではなくコンクリートなどが用いられるようになり新築で赤瓦を使用する民家は極端に減ってきているのが実情です。

これはもちろん、台風被害やコストの削減など、複合的な要因からだと思われます。

しかし、そんな沖縄の古き良き風景がしっかりと残っている離島があります。

沖縄本島から遥か南西、竹富島です。

赤瓦だけに留まらず、サンゴ礁を積み上げて作る石垣、町の道路は白砂。まるで映画のセットのような街並みが広がっています。

今回は、そんな「THE　沖縄」といわれる竹富島の魅力をお伝えしていきましょう。

現在竹富島は、人口400程度の島で、空港は無く、石垣港離島桟橋からの定期船で10分ほどかけて渡ります。

実は、集落全体が重要伝統的建造物群保存地区にしていされています。そのために景観を乱すような建物や街並みは厳しく禁止されていて、現在でも古き良き街並みがしっかりと住民たちにより保全されているのです。

その要因として、竹富島憲章なるものが存在していて、「売らない」「汚さない」「壊さない」「乱さない」「生かす」という、5原則により厳しく管理されているからです。

レンタカーはなく、自転車レンタルが主流になっています。自転車であっても島全体を1時間ほどで見て回ることができます。

目立った地場産業は無く、車エビの養殖がそれにあたります。

やはり産業の中心は観光業です。街中を貨車を引きながらゆっくり走る水牛は、常に多くお客さんを乗せていて観光の目玉になっています。

水牛車での観光は、竹富島の風物詩となっていますね。

島の中心から少し北側にある赤山公園の丘の上に、なごみの塔と呼ばれるコンクリートの塔があります。

塔の頂上からは、竹富島の赤瓦集落を見渡すことができ、撮影ポイントになっています。上る際は階段が狭く急なため、注意が必要です。

もう一つ竹富島の撮影人気スポットは「西桟橋」です。ここは夕日を見るのに最高な場所で、夕方になるとビールや泡盛を片手に島人さえも集まってくるサンセットビューポイントになっています。

この西桟橋は、登録有形文化財に登録されています。

八重山の伝統工芸品などが展示してある「たけとみ民芸館」、竹富島周辺の離島、石垣島、小浜島、西表島などを見ることができる「ンブフル展望台」など、狭い島ではありますが立ち寄るポイントはいくつも点在しています。

竹富島の観光事情を見てみると、非常にリピーターが多いデータがあります。ツアーなどで初めて訪れた方が、再び個人の旅行として再訪するパターンが増えてきているようです。

そのデータから分かるように、もう一度戻りたくなるような心に響く魅力が竹富島にはあるということですね。

あなたも一度その気持ちを確かめるために、ぜひ竹富島へ足を運んでみてはいかがでしょうか。