島周辺の海の透明度は世界クラス。スキューバーダイビングのメッカとして世界中からダイバーが訪れる渡嘉敷島。

また、沖縄本島も含めて珍しく、標高200メートルを超える山々が連なる島であります。そんな山から流れ出る豊富なミネラルが、豊かな海域を作り出しているのでしょう。

海のアクティビティはもちろん、遊歩道や展望台が整備されていて、安心して遊べる山も大きな魅力であります。

そんな海も良し山も良しの欲張り渡嘉敷島を、詳しくご紹介していきましょう。

沖縄本島からは西におよそ30キロメートル、慶良間諸島の中の1つになります。

現在の島民の数はおよそ800人。小中学校1校、小学校1校、診療所1軒、駐在所1ヵ所があります。

島へのアクセスは、沖縄本島泊港から島の東側に位置する渡嘉敷港まで、船舶で35分。貨物フェリーも出航していて、この場合はおよそ1時間有します。

比較的沖縄本島から近距離の為、近年は日帰りで遊ぶ観光客も増えている傾向の様です。

タクシー業者やレンタカー業者もあり、またビーチと港を往復する定期バスも運行していますので、必要に応じて使用してみるのも良いかと思います。

島内でも、民宿などの宿泊施設や飲食店が多く集まっている阿波連集落には、半円状に800メートルあまり白い砂浜のビーチが美しく続く「渡嘉志ビーチ」があります。

このビーチは実際のところ島のメインビーチになっていて、シーズンには地元島民に交えて、多くの観光客が海水浴を楽しんでいます。

200メートル級の山々が連なる島ですが、最も標高が高いのは「赤間山」で227メートルあります。その山頂にある「西山展望台」です。

ここはエメラルドグリーンに囲まれた渡嘉敷島を望むには最適な場所で、絶景ポイントとして人気になっています。東に沖縄本島が望めるほか、空気が澄んだ晴天の日には、粟国島、伊江島なども見ることができます。

また海の観光として、「ホエールウォッチング」も近年人気です。12月~3月にかけて島周辺をザトウクジラが回遊しにやってくるためです。

ここからは渡嘉敷島の歴史にも触れてみましょう。

島内で発見された貝塚などの痕跡から見ると、先史時代からすでに人間の居住があったと推測できるようです。

島の名家根本家は、琉球王朝が唐に渡る際の渡唐船の船頭を務めていたほどの腕前で、同様に渡嘉敷島の船乗りたちの評価はとても高かったようです。

時代は進み、第二次世界大戦にはアメリカ軍の激しい攻撃に会い、当時の総島民数の半数にあたる約370名が集団自決をしたという、悲しい歴史があります。現在島にはその霊を供養するための碑が建てられています。

このような島の歴史や文化を継承していくために、昔の資料や沖縄戦時中の遺品などが展示されている「歴史民俗資料館」が運営されています。

こういった島の歴史を知ったうえで、島内を散策してみると色んな見方や感じ方ができて、堪能できるのではないでしょうか。