2015年08月01日
オレンマニエヨ
この間なにがあったかというと、韓国の彼女と別れた。
気力がぷっつりと途絶えてしまって、今に至っている。
仕方がない、何度も通った道だし、彼女の将来について保証できるわけでもない。
むしろ、適当なところで切れてくれたほうがお互いにいい。
でも、自分の年齢的にも、気力的にもこれが最後なんじゃないか、もう次はないんじゃないかという気もしている。
思えば、韓国に行きだしてから、だいたいいつも韓国に彼女がいたような気がする。
なぜ韓国は自分を惹きつけたのだろう?
2013年11月30日
翻訳サイトの危険性
しかし、はやり言葉の類は辞書には載っていません。
この類の言葉を情け容赦なくLINEやKAKAOで使われると、訳がわからなくてお手上げになりますが、時にはとてつもない翻訳をされてしまい修復不可能な誤解を生む元になることがあります。
若い世代が使う言葉で、셀카(セルカ)という言葉があります。
セルフカメラの略で、要は自画撮りです。
韓国女性は自画撮りが大好きです。
自宅でも、出かけた先でも、スマホのカメラ機能を使ってカシャっと自分の顔を撮り、KAKAOで友達に送信したりSNSにアップしたりします。
셀카놀이(セルカノリ)だと、自画撮り遊びってことですね。
この셀카(セルカ)の意味が分からないというのは、日本人なら普通のことです。
学校できちんと韓国語を習った人でも、最近の若者言葉に精通してないと分からないと思います。
彼女からKAKAOが来ました。
私昨日セルカしたよ!と
しかしセルカが、さーっぱり意味が分からない。
そこで、辞書を引いてみます。
・・・・・載ってない。
それでは、とgoogle翻訳に通してみます。
셀카
google翻訳
2013年11月22日
エスコートアガシ その1
エスコートアガシについて。
以前、ちょっとしたきっかけで、韓国人ガイド(ポン引き)Kさんと知り合いました。
その中で見えてきたのは
エスコートアガシを数人、あるいは十数人たばねる「ママ」が存在する。
各ガイドは、単数あるいは複数の「ママ」とコンタクトを取っており、お客からの注文が入ると「ママ」に打診し派遣できるアガシを確保する。
アガシはイテウォン近辺に居住しており、イテウォンにある日本人向けカラオケのホステスと兼業しているパターンが一番多いが、女子大生とかOLのアルバイトである場合も時々ある。
取り分は、ポン引き、ママ、アガシで3分割される。
一度会った客とは3度目まではガイドを通す義務があるが、それ以降はアガシが直に受けて構わない(これは全然守られてないように思います)。
これも近い将来絶滅危惧種になるのではないかと思います。
拘束時間が長い割にはアガシの取り分が意外に少ない。
それでも以前であれば日韓の物価水準の違いである程度の稼ぎにはなったものの、段々とメリットが無くなってきている。
ちなみに円ウォンの為替レートは、激しく動いているように見えるものの、長期的にみると1:7~1:14くらいのレンジの中で上下しており、昔と比べさほどレートが変わっていません。
問題は為替レートではなく、日本は物価が上がらないのに韓国は物価が上がっている点です。
私が初めて韓国に行ったのは、ソウルオリンピックの翌年1989年。
表通りは一応それなりの体裁だったが、一歩裏通りに入るとそれはひどい有様で、未舗装のデコボコ道は雨になるとぬかるんで、野良犬がモンモン吠えていた。
地下鉄は2号線(サーキュレーション)が全通したばかりで、3、4号線は一部開業と、本格的に使えるのは1、2号線の2本だけ。
山の中腹にびっしりと低層の建物がへばりついてスラム街になっている。月に近いってことでタルトンネ(月の街)という。
今のチョンゲチョンはドブ川で蓋をされており、その上を道路が通っていた。
鐘路から東大門に向う道はずらっと屋台が軒を並べ、裏通りには無造作にバラックが林立し、大型工事の土煙りと土埃。行き交うリヤカー。
どこからか聞こえてくる安っぽいカシオトーンのリズムボックスに乗せたポンチャックのリズムがこれまたソウルの街によく似合う。
街角の売店でロッテの板ガムを買いました。100ウォンでした。その時のレートで7円くらいです。
日本では100円で売っていました。
一部外国人向け高級店を除くと飲食物価もはるかに安かった。
彼女に会ったのはイテウォンのビルの地下にある商店街の片隅の店だった。
この頃までは、日本式の影響がまだ残っていたのか、女性の名前は×子が結構多かった。今は日本でも××子は少なくなってきて、代わりにDQNネームが増えている。
韓国では買い物するときにガシガシ値切るのが当然と聞いていたので、厳しく値切った。
彼女は「そんなに下げたら私のコミッションが無くなってしまいます」とか細く言った。
はっと思った、彼女はたぶん給料は俺の1/5くらいだろう。
バブル真っ最中の豊かな国から来て、ちょっとした値段の違いでこんなにイジめてどうするのか。
それから僕たちはいろんな話をした。
「私は、韓国は日本よりも10年遅れていると思います。どう思いますか?」
そうだね・・・と言った。
でも本音は、これは10年どころじゃない。20年遅れているんじゃないか?
今、韓国が日本より20年遅れているという人は誰もいないだろう。
彼女の肌は白い。ぬけるように白い、というありふれた形容しか思いつかないが、白磁の肌のようだ、では大げさすぎる。
しかし、とにかく白い。
身体もスリムで、とくに足首の細さはきわだっている。そして、伏目がそこはかとない哀愁をただよわせて美しい。
翌日、彼女は約束のプラザホテルのロビーに30分ほど遅れてやってきた。
景福宮、落ち葉の散歩道。
銀杏の枯葉が舞っていた。
半島の大地と空気は乾いていた。透明な風が吹き、空は深い青色をたたえて高かった。
そんなことはどうでもいいですね。
このエスコートアガシというシステムは、李氏朝鮮の朝貢外交から戦後のキーセン観光の流れを汲む、本流の由緒正しき業態であると勝手に思っているのですが、物価水準があまりに日本と接近してきたため、かつてのような外貨獲得のメリットが薄くなっているのではないかと思います。
2013年11月21日
非飲み屋系風俗
さて、風俗カテゴリに入れてはみたものの、全然風俗の話題がないじゃないかと言われそうなので、そろそろ韓国風俗の話でもします。
近頃は韓国に彼女が出来たため、全然風俗に行かなく(行けなく)なっています。
なにしろ、空港の到着ゲートを出た瞬間から、出国ゲートをくぐるところまでフル監視状態なんで・・・
なので、この話は数カ月以前の経験が元になっています。
韓国風俗ですが、大別して飲み屋系と非飲み屋系になります。
飲み屋系は、ルームサロンやフルサロンなど。北倉洞(プッチャンドン)式もこのカテゴリです。
基本的には飲み屋なのでアガシと会話が必須で、ややハードルが高いですかね。
しかし、ルームサロンに行って一切会話をせず、ひたすら飲むだけ飲んで二次(イーチャ・風俗的行為)に行かれる剛の者も知っていますが、ルームサロンに行く意味あるんですかね・・・
なので、比較的手軽な非飲み屋系の話をまずしたいと思います。
ただし、588に代表される置屋は一度も行ったことがないので、置屋話は余所でどうぞ・・・
何から話したらいいのかよく分からないのですが、まずは、とりあえず、一番利用頻度の高い「按摩」の話をしますと・・・
私の場合、情報収集はありません。
全てフィールドワークです。
と言うと聞こえがいいのですが、要するに行き当たりばったりです。
適当に見つくろって飛び込む、この繰り返しです。
按摩はソウル市内に点在しています。
韓国はなぜか同業種の店が寄り集まるという習性があり、飲食店でも例えば三角地には「テグタン通り」というテグタンの店が寄り集まってる地帯があったり、新沙洞には「アグチム・カンジャンケジャン」の店が集まってる地帯があります。
この習性は飲食店に限らず、商店でも同様な品物を扱う店が一か所に集積したりしています。
そして、按摩にも集積地があります。
そこに行けば、適当に見つくろって飛び込めばいいだけなので、楽です。
知らない店への「飛び込み」は怖くないですか?
などと、韓国人からも言われたりしますが、金は取られても命を取られることはありません。
江南地区で言うと、ルネッサンスホテルの裏側一帯と、三稜公園とテヘラン路に挟まれた一帯が按摩集積地になっています。
地下鉄最寄駅で言うと、前者が駅三、後者は宣稜。
タクシーで行くなら、前者がルネッサンスホテル、後者はポスコサゴリ(ポスコ交差点)を目指して行くといいでしょう。
どちらもラブホ街でもあるので、ラブホ、按摩、ラブホみたいな感じで密集しています。
按摩の流れとしては、1.風呂に入って、2.マッサージを受けて、3アガシのサービスを受ける
2と3が逆になったり、1が省略されてしまうこともあります。
ところで、按摩と言うからには、本来的には按摩の店なのです。
なので、按摩室には、大韓按摩ナントカ協会の料金表が張ってあり、ああ、ここは按摩の店であって、なぜか、あくまで付随的に女の子のサービスが付いているのだな・・・と思い知ります。
按摩には目が不自由な人が来ます。
按摩という職種は目が不自由な人の雇用機会のために保護されていて、そのような政策的な部分も絡むため、性売買特別法施行以降も、按摩がなかなか無くならないのかなーと想像しています、よく知らないけど。
しかし、それでも頻繁に店名が変わったり、もぬけの空になったりします。
最近でも、馴染みにしていた店が、突然電話がつながらなくなりました。
オキニにしていた子がいたので、どうしても諦めきれず、電話が不通にも関わらず店に直接出向きました。
しかし、照明が全部消えて入口に鍵がかかっていました。
店の前で途方に暮れていると背中から声がかかり、
「もしかして、××(店の名前)のお客さんですか?」
はい、そうですと答えると、私は店の者なのですが、たまたま用があって来ました。いま訳あって別の場所で営業しています。よかったら車でご案内します、と。
もう怪しさ指数満点なのですが、車に乗ってしまいました。
しばらく走って、臨時間借り営業しているという、全く別の店に案内されました。
そこには、馴染みの案内係のオンニがいました。
内容的には、日本のソープランドとだいたい同じですが、普通はキスはありません。そしてゴム必須です。
指名、チェンジはありません。
体感的には8~9割の子は日本語NGで、それでもたまーに日本人客ということで、日本語可能な嬢を付けてくれた場合もありました。
「どこで日本語を覚えたの?」
「東京で働いていたことがある」
「それもしかして、鶯・・・」
これでだいたい20万ウォンです。
なんか物価上昇率を上回るスピードで値上げされいてる気がします・・・
失われた20年のほとんど物価が上がらない日本から行くと、行くたびに値が上がっているような気がします。
それでも、1万円=14万ウォンで、料金が18万ウォンだった頃は多少は割安感もあったのですが、今はハッキリ言って割安感はないですね。
逆に言うと、日本に出稼ぎに来る意味も、経済的にはあまりなくなりつつあるってことですね。
次に、インコールと言われる住居の一室に女性が待機している種類の業種です。
オフィスの上層階がマンションになっている、「オフィステル」という場所が使用されているケースが多く「オフィステル売春」とも言われます。
これは看板を掲げているわけではないので、飛び込みは不可能です。
探し当てる方法は、路上に不法に撒かれているビラです。
江南~駅三~宣稜のテヘラン路を夕方以降に歩くと、この手のビラが路上に撒かれているのを見つけることができます。
散歩がてらに歩きながらビラ収集をして、これはと思うところに電話します。
そうすると、宣稜駅の×番出口で待ち合わせ、などと指示されるので、そこに行くと案内係の男性が待っています。
これは、按摩に比べると三重の意味でハードルが高いです。
まず看板が無い、韓国語で電話しないといけない、外国人客に対する免疫が按摩ほどないので、20万ウォンのところ25万ウォンなどと日本人料金を吹っかけられたりする。
確かにね・・・外国人が来たら面倒くさいよね・・・
なので、オフィステル売春に関してはガイドを通したほうが無難かもしれません。
次に床屋です。
いわゆる頽廃理髪所という奴ですが、すごいスピードで回転する二本ポールの床屋をもうあまり見なくなっている気がするんですが、絶滅危惧種なんじゃないですかね?
いま見るポールは、「スポーツマッサージ」などと書かれたものが多いです。
床屋も以前は集積地があって、長漢洞一帯がそうだった頃に、よく行ったものですが、数年前の東大門警察署の一斉摘発で壊滅してしまいました。
長漢洞にあった床屋というのは、按摩との違いは目の不自由な人によるマッサージがあるかないかだけで、あとは同じでした。
床屋用の椅子があって、そこで理髪した後、サービス用の女性がやってきて、という伝統的な頽廃理髪所ではなかったです。
2013年11月15日
チャギアプスピョ
先日の日記でチャギ=自己のことと書きましたが、チャギといえば私が一番先に覚えたのが자기앞수표(チャギアプスピョ)漢字で書くと自己宛手票、手票とは小切手のことです。
自己つまり、この小切手の発行元の銀行が、これを持ってきた人にこの金額を支払いますよ、と約束した紙です。
韓国は、1万ウォン札が最高額紙幣だった時代が長く続き、ちょっと高額の金銭のやりとりをするとすごい量の札束になってしまい、とても不便だったため、このスピョが発達しました。
いちいち銀行に持って行かないといけないのー?不便じゃない?と思われるかもしれませんが、このスピョがお札のように普通に流通します。
お店で買い物をすると、現金の代わりにこのスピョを受け取ってもらえます。
(額面100万ウォン以上のスピョだと、お釣りがない、と断られることも)
銀行のATMにも、スピョのボタンがあり、スピョを入金したり、スピョで払い出したりできます。
一般化しているので、ドラマとか映画とかにもたびたび登場します。
こっそりと裏金を渡す場面で、ペラペラの封筒を1枚。おいおいそんな少額かよと思いきや、中身が額面が1億ウォンのスピョだったり。
花札賭博の現場に警察が踏み込む場面で、ざぶとんの上に現金が散らばっている中にスピョが混じってたり。
2009年から5万ウォン紙幣が登場したため、日常の場面でスピョが活躍することは減りましたが、高額のやりとりではまだまだ使われています。
2013年11月13日
韓国語を話す弊害について
某口コミサイトを見ると、「初来日新車!業界未経験!」などという文句が踊っています。
なんで初来日がいいの?
疲弊してない?
だったら、再来日直後だって疲弊してないじゃん。むしろヤル気満々では?
なんで業界未経験がいいの?
一般的に経験者のほうが技術は上でしょ。
中途採用の求人なんて「経験者求ム」ばっかりじゃん。
なぜ「初来日新車!業界未経験!」がいいのか、それぞれの方々に理由を聞いてみたいです。
実はこれ、向こうにとっても同じだったりします。
ずいぶん前ですが、「2泊3日で1万円台後半」という激安なツアーを発見し、これ普通に日本で暮らすより安くない?と思わず申し込んだことがありました。
激安なツアーには、必ず免税店・土産物店立ち寄りというのが付いてきます。
激安ツアーは飛行機代、宿泊代は只同然のダンピング価格、主催者のマージン引いたら、現地ガイドの利益なんてどこにも乗せようがない。
只同然、もしくは只、あるいはマイナス。
では現地の利益はどこから出るかというと、ボッタ土産物屋ほかの各種バックマージンになります。
こんな構造は非常に不健全だし、後でボッタくられ感を植え付ける元。
適正な利潤を上乗せして、旧態依然のボッタ土産物屋への強制連行など止めた方がいいと思うのですが・・・
消費者は1000円でも安いツアーに飛びついてくるので、なかなか止められないのだと思います。
当時、ある程度韓国語を話し始めたところで、韓国に着いたら話したくて仕方なかったです。
ボッタ土産物店への強制連行の途中、ガイドさんに韓国語で話しかけました。
明らかに、ガイドさんの顔色がサッと変わったのを見逃しませんでした。
ガイドさんは、自分にだけ話しかけてくれなくなりました(笑)
他の人たちには
「ガイドブックに載っているような店は、観光客用の店であまり味も良くなく、値段が高いです。私が地元の人が行く人気の店を紹介します。」
などと言ってショップカードを配っています。
観光客達は、この「地元の人が行く店」という煽り文句に非常に弱いです。
他のツアー客に、「さっきガイドさんからもらったショップカード見せて」と見せてもらいました。
裏をひっくり返すと右隅に、ちょっとだけ修正液が塗ってありました。
なんだこれは?と思い、修正液をカリカリと爪で削ってみたら。
ガイドさんの名前がハングルで書かれていました(笑)
だから俺にはくれなかったのか・・・・
エスコートアガシを頼んだときも似たようなことがあり・・・
自分が韓国語を話し始めたところで、警戒心丸出し、そしてもう完全に投げた様子。
僑胞(在日)?違うの?じゃ女でしょ。女いたんでしょ。
韓国語を話す日本のアジョシは在日か女絡みと決めつけるステレオタイプ思考。
まあ、間違ってるとも言い切れないんですが(笑)
彼女は「発訪韓新車!韓国風俗未経験!」がよかったのに、来たのは再々再々再々・・・訪韓のスレきったおっさんだったわけです。
右も左も分からずオドオドとし、羊のように従順に彼女の言うがままの食堂で飯を食い、日本人向けカラオケに連行され、各所でバックマージンを落としてくれるが理想だったのに、スレきった中古車のオッサンが来て落胆したというわけです。
それにしても、韓国まで行って日本人用カラオケに行って熱唱して面白いのか私にはよく分かりません。
無理もないなーと思うのは、エスコートアガシの取り分というのは結構少ないんですよね。
なので、マージンとかチップとかなければ、あまり割の良い仕事とは思えません。
とあるきっかけで、以前エスコートアガシのブローカーをやったことがあるので、この辺のことはまた書きます。
なので、ある程度韓国に慣れたら、パックツアーとエスコートアガシは卒業されたほうがよいのではないかと思います。
ぼったくりタクシー編(3)
非常に不思議なんですが、韓国には外来人に対して親切にする文化と、無慈悲にボッタくる文化が共存しています。
その昔、韓国が高度成長期の頃、急増する都市人口にタクシーの供給が追いついておらず、各所で争奪戦が繰り広げられていました。
その結果、当たり前のように乗車拒否、相乗りが横行していました。
この当時、タクシーを捕まえたら「まず助手席に乗る」のが普通でした(後から乗ってくる相乗者に備えて)。
供給不足のため運転手の立場が上がるにつれ
運転手 (ウンジョンス)
↓
運転技士 (ウンジョンキサ 技術者に昇格!)
↓
運転技士様 (ウンジョンキサニム 敬称を獲得!)
↓
技士様 (キサニム 今ココ)
と呼ばれ方まで出世していきました。
さすがにこの状態は外国人に対してはタクシー乗車の敷居が高すぎると考えたのか、オリンピック後の1992年、模範タクシーが、外国人に対してのタクシーの不正運行やぼったくりを撲滅するべく生まれました。
なので、模範タクシーは乗車拒否や価格交渉や相乗りは禁じられています。
その代わり、料金は最初から約2倍とぼったくっています(笑)
オリンピック前に食べてしまいたくなるくらい可愛いワンちゃんのお店を表通りから一掃してしまったのと同じく、本質に目をつむって表面上の外向けの体面だけ取り繕うのは韓国の得意技と言えるでしょう。
遠回りについては、非常に主観の入る問題なので、何とも言えません。
タクシーだけでは食っていくのが難しいのか、男性一人客と見るや、エッ○な場所や事柄に対するお誘いのアルバイトに精を出す運転手が数多くいます。
チマチマと運転するよりも、これは一件決まるとバックマージン単価が大きいので、大変熱心に誘ってきます。
ちなみに紹介者(運転手)の取り分は1/3になるそうです。
男性の方で、もしも需要があるならば、模範タクシーに乗っていろいろと情報を引き出すといいかもしれません。
2004年の性売買特別法以降、韓国ではこの手の商売は表向きなくなっているはずなのですが・・・
なぜか普通に営業しています。
前回書き忘れていたのですが、複数の韓国人の指南によると、
安全なタクシーを見分ける目安として「個人タクシー」に乗ると良い、と聞きました。
車体のどこかに개인 (ケイン=個人)と書かれています。
個人タクシーの免許は優良な運転手に限られ、非常に許可を得るのが難しいそうです。
とはいえ、走ってくるタクシーを瞬時に見分けるのは容易ではないので、数台タクシーがたむろしているような時の参考にしてください。
ここまでやっても、なおボッタクリの被害に遭ってしまったとします。
最後に残されているのは、
「イゴ パガジガ アニャ!?」(これ、ボッタクリじゃねえ!?)
と捨て台詞を吐いて鬱憤を晴らすしかないでしょう。
2013年11月12日
今日からすぐできる韓国語会話
朝鮮戦争当時の新聞記事
私の韓国語レベルですが、手加減してゆっくりとわかりやすく話してくれれば分かるが、手加減無しで普通に話されると半分くらいしか分からない、という程度のもので決して上級者ではありません。
ちなみに、学校とか学院とかで正式に習ったことがなく実践オンリーの、練習場に一度も行かずにラウンドしてるゴルファーのようなものなので、基本は全然できてないんだと思います。
すこし話すようになると、向こうはこっちの言ってることは分かるが、向こうの言うことがさっぱり分からない、という段階が必ず来ます。
それは、こっちは200発くらいの弾(語彙)をやりくりして撃っているのに、向こうは話せると勘違いして無限の弾(語彙)を撃ってくるからです。
この時期を乗り越えると何とか会話らしきものができるようになり、あまり不便を感じなくなるため、私の場合一切の向上がここで止まってしまいました。
もう数年レベルアップしていません(笑)
さて本題の、今日からすぐできる韓国語会話ですが
最近はスマホ翻訳機という便利なものがありますが、ポチポチと押してハイっと見せる無言の動作よりも、やはりコミュニケーションは音声を発してナンボだと思うので、拙くても実践の場数を踏んでいくほうがいいと思います。
相手が韓国語で何か話したら、まずは
네 ネ (はい)
と言えば、さあ韓国語会話のスタートですよ、という狼煙が上がります。
そこからは、言葉の切れ目切れ目で以下のような相づちを挟みます。
네 ネ (はい)
응 ウン (うん)
그래요 クレヨ (そうですか)
パンマルだとクレ 語尾を上げるとクレ?(そう?)
그렇죠 クロッチョ
그쵸 クッチョ (そうでしょ)
パンマルだとクロッチ クッチ
그렇구나 クロックナ(そうなんだ)
独り言っぽい相づちです
정말? チョンマル
진짜? チンチャ
맞아? マジャ (ホント?)
こまかいニュアンスの違いはあるのですが、似たようなもんです。
相づちを打つのはいいけど、何を言ってるのか分からないだろうって?
いいんですよ、どうせ大したこと言ってないですから(爆)
2013年11月10日
ぼったくりエステ編
そういえば今回の初日、彼女と妹とご飯を食べたとき、
「明日どこに行く?」みたいな話になって、
妹が「日本人は弘大に行くんでしょ!あと明洞」
彼女が、「最近はカンナムスタイルだよ、カロスキルでショッピングして、狎鴎亭で整形」
よく知ってるじゃん!両方正解です。
これは彼女と江南にあるエステに行ったときの話です。
前回も今回と同様、COEXに滞在していて、江南でカップルマッサージを受けれるところをネットで探した。
ホームページは全部韓国語。
なかなかいい感じそうで、しかも値段も手頃なところが見つかったので、電話で予約。
その店は、繁華街から裏道に入ったところにあった。
照明を落としてキャンドルに照らされたジャグジーバスに二人で入ったあと、別室に移動して二人でマッサージを受ける。
雰囲気も良く、技術も申し分なく、大満足だった。
終わった後、受付に日本語が書いてあるのを見て、
「ここは日本のお客さんも来るんですか?」
「日本語のメニューはありますか?」
と聞いてみたら、日本人客はかなり多いという。当然日本語のメニューもあった。
見ると、明らかに値段が違いました。
これ、高くないですか?と聞いたところ、
その店は、言わずと知れた、超有名韓国旅行ガイドサイトに広告を出しているそうで、日本人客はその超有名サイトから流れてくるらしい。
広告費用もあるので値段を変えています、とのこと。
つまり、同じネット経由でも韓国語ホームページを見て来るか、超有名韓国旅行ガイドを見て来るかで値段が違うのだ。
後でそのサイトの口コミを見ると、おおむね高評価や絶賛がずらずら並んでいたので、まあ別に満足してるんならそれでいいんかなーとも思った。
韓国風俗でもガイドを頼むとガイドのマージンが上乗せになるしね。
2013年11月09日
ぼったくりタクシー編(2)
それでは、いよいよぼったくりを回避する方法に話を移したいと思います。
1.あきらめる
1.法外な料金を請求する
2.遠回りをしてメーターを上げる
前回お話しした通り、1を回避することが何より大事です。
それができたら、もうぼったくりの金額はたかが知れています。
そうとうダイナミックな遠回りしても1.5倍くらいです。
東京でタクシーで10km走ったら3200円、ソウルなら8000ウォン(750円)
1.5倍遠回りされても1100円くらいです(一般)。
被害額は300円くらいのものです。
そもそも安いので、潔く諦めるの一つの手だと思います。
しかし、この値段で生活していけるのか本当に不思議です。
相当な薄給なのは間違いないでしょう。
いじましく数百円の水増しをしようとする相手を哀れに思えば、さして腹も立たないかと思います。
2.偽装する
そうは言ってもぼったくられることが悔しくてたまらない人もいるかと思います。
私の経験では、韓国語での意思疎通が可能になって、地理に精通するようになったらぼったくりが皆無になりました。
つまり、与しやすい相手=言葉ができない、道を知らない 相手が狙われるのでしょう。
そこで、まず、韓国語ができないかどうか、判別しづらくして相手の警戒度を上げる作戦です。
旅行者向け会話集などでは
명동까지 가 주세요.ミョンドンカジ カ ジュセヨ 明洞まで行ってください
等という例文が載っていたりしますが、これはダメです。
センテンスが長くなればなるほど、発音のアラが目立つようになります。
外国人が「トウキョウエキマデイッテクダサイ」とたどたどしい発音で言ってるようなもので、丸わかりです。
そもそも、地元民でこんな説明的な言い方をする人はまずいません。
××요 ××ヨ ××です(××は地名)
タクシーに乗ったとき、これが一般的です。地名にヨを付けるだけです(ヨは丁寧化のヨ)。
短いので発音のアラも目立ちません。
あなたが、男性、しかもコワモテな男性ならば
ぶっきらぼうに、しかもドスの効いた声で言い、ついでに睨み付けるのもよいでしょう。
そうすれば、モメると面倒くさそうな相手だとアピールできて、ぼったくり回避につながります。
さらに、ダメ押しに携帯電話を取り出し
「アー、ナヤナヤ~!チグム カゴイッソ(あーオレオレ、いま向かってるとこ)」
などと誰かと通話しているフリをすれば完璧。
3.威嚇する
車内で地図を広げ、車外の景色と地図を見比べながらブツブツ言い続けます。
地図は、るるぶ韓国、などでは絶対にダメです。
書店でこの手の地図を入手してください。
できたら、助手席に座るとベストでしょう。
延々と地図と外を交互に見続け、ひたすらプレッシャーを与え続けます。
このプレッシャーに耐えて、遠回りをする運転手はそうそういないと思います。