真夏日を観測した11日から一転して、昨日5月13日の大阪は気温も下がり、カラっとした過ごしやすい1日でした。

確かに一昨日雨が降ったせいもあるのでしょうが、どうしてこんなに気候が変わったのでしょうか?
天気図等で解析してみたいと思います。

5・11 06chijou-tenkizu5・13 06chijou-tenkizu








ます左側が真夏日を観測した5月11日の15時の地上天気図、右側が昨日5月13日の15時の天気図です。

11日は日本の南海上と東北地方の東海上に高気圧の中心があって、その高気圧が日本列島を覆っていました。

その後この高気圧は東に移動し、日本海側にあった前線と大陸の沿海州付近にあった低気圧が合流して日本に南下して接近したために12日は全国的に雨が降りました。

13日はこの低気圧が東進し、日本に雨を降らせていた寒冷前線が日本の南海上に南下しました。
中国大陸にはまた高気圧があり、日本付近は東の低気圧と西の高気圧の間です。

5・11 kishou-suuchi data5・13 kishou-suuchi data





上の表は左が5月11日の大阪の気象庁1時間値のデータ、右が5月13日の大阪の気象庁1時間値のデータです。
気象庁1時間値のデータをコピーしてEXCELにコピーした画像です。
11日の最高気温30.3℃だったのが13日の最高気温は24.7℃と5.2℃の低下し、平均気温も2.6℃低下しました。

5・11 kaze&nisshouion&kongouhi-gurafu5・13 kaze&nisshouion&kongouhi-gurafu





上のグラフは上記のデータをもとにして作成したグラフです。
左から5月11日の混合比、日照時間、風の数値グラフ、右は5月13日の混合比、日照時間、風の数値グラフです。
ここで着目すべきは風速・風向と混合比です。
11日は日中は西よりの風が吹いていたのに対し、13日は北よりの風が吹いていて風速も11日よりも強く吹いています。
また混合比も11日の日中は6〜8g/kgであるのに対し、13日では北よりの風が吹き始めた日中から混合比は下がり始め、4g/kgで推移しています。
このことから13日の気温の低下は北よりの風が吹き、その北風によって湿度が下がったためであると考えられます。

5・13・09 850pha-tenkizu5・13・09 500pha-tenkizu






まず左が13日の午前9時の850hPa天気図、右が13日の午前9時の500hPa天気図です。
どちらの図にも北海道から北西のほぼ同位置の所に等圧線の閉じた寒冷渦があり、日本付近はこの寒冷渦を中心にして北西から北よりの風が吹いていて、等温線(天気図の点線)の低温部から高温へ横切るように吹いています。北から寒気が移流していることを表しています。

5・11・21 850pha-tenkizu5・13・21 500pha-tenkizu






次に左が13日の21時の850hPa天気図、右が13日の21時の500hPa天気図です。
この気圧配置は9時の時とそれ程変化していません。
そして9時よりも等温線(天気図の点線)が混み入り、各等圧面の気温も9時の時よりも低下しているところが大勢です。
寒気移流が9時より持続していて、気温が低下したと考えられます。

今日の気温低下は上層から下層にかけて寒冷渦による北よりの風による寒気移流が持続していたこと、そして寒気移流に伴って空気が乾燥した(湿度が低下した)ためでした。
この気候は寒冷渦の勢力が弱まるまでしばらく続きそうな気配です。