大阪では一昨日の6月9日(頃)に梅雨入りが宣言されました。

(各地の梅雨入りについては気象庁ホームページ「平成21年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」より)

そして昨日の10日の大阪はほぼ1日中雨の天気でした。

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左図は6月10日12時の赤外画像の様子です。
日本付近は大陸から日本の南海上にかけての帯状の雲域に覆われています。
薄い雲もありますが、団塊状の雲もあります。
薄い雲は券雲などの上層雲、団塊上の雲は積雲、大きい塊の雲は積乱雲であると思われます。

右図は同時刻の天気図です。
帯状雲の南縁付近が梅雨前線と対応しています。
そして大陸から朝鮮半島付近に大きな低気圧があります。
反対に梅雨前線の南側は広い太平洋高気圧に覆われています。
またオホーツク海付近から南西に伸びたオホーツク海高気圧があります。

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左図は6月10日9時の500Pha天気図、右図は同時刻の850Pha天気図です。
上記の赤外画像・地上天気図の3時間前の天気図です。
この両図より、地上天気図で大陸から朝鮮半島付近に大きな低気圧は500Pha天気図でも850Pha天気図でも等圧線の閉じた、そして寒気核を持った寒冷低気圧であることがわかります。
帯状雲はこの寒冷低気圧の南東象限で発達していることから、寒冷低気圧に対応した雲域であると考えられます。
梅雨前線南部より暖かく湿った大気が流入し、雲域、梅雨前線、寒冷低気圧の発達を促していたと考えられます。

昨日の大阪は曇っていて、それほど気温が高くないにも関らず、ジメジメとした暑い1日になりました。
それはこのような暖かく湿った大気が流入していた天候の変化が影響していたと考えられます。
梅雨前線時期の気象条件をよく表していまsす。

昨日の天気はもともと大陸西部で生成された雲域が上空のジェット気流に流されてくる際に、日本付近の南北間(梅雨前線付近間)での大気の温度、湿度の違いと南よりの暖かく湿った大気の流入、大陸北部の寒冷低気圧、梅雨前線が相互的に発達し、大きな帯状雲域を形成したのだと考えられます。
全てが相互に発達しています。

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上図は11日0時の赤外画像、天気図、雨域の合成図です。
前線と雲域と雨域が見事に対応しています。

いよいよ梅雨シーズンの到来になりました。