1.日時 12月10日(火) 午前10時 京急新逗子駅集合 (日程変更)

2.コース 新逗子駅ー金沢文庫駅ー称名寺ー日向山ー稲荷山ー金沢山ー
       谷津ー能見堂跡ー金沢文庫駅ー新逗子
金沢三山
















称名寺 (しょうみょうじ)

金沢山(きんたくさん) 称名寺 (真言律宗)

金沢北条氏一門の菩提寺。
鎌倉幕府の要人・北条実時が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂から発展が起源とされます。
実時の孫・貞顕の時代には三重の塔を含む七堂伽藍を完備した大寺院として全盛期を迎えました。

朱塗りの赤門をくぐると桜並木の参道が続き、突き当りには仁王門。
鎌倉時代に造られた高さ4mの大きな仁王像が出迎えます。
仁王門横の通用門を入ると、阿字ヶ池を中心に中之島・反橋・平橋を配した「浄土庭園」が広がります。
浄土庭園の向こうには、緑豊かな金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を背に金堂・釈迦堂・鐘楼(称名晩鐘)があります。

春の桜、初夏の黄菖蒲、秋の紅葉と四季折々の景観が美しく訪れる人の憩いの場所となっています。
例年5月初めに境内で薪能が開演されます。

本尊:弥勒菩薩(みろくぼさつ) (国指定重要文化財)
開山:審海上人(しんかいしょうにん)
開基:北条実時(ほうじょうさねとき) 

創建:13世紀中頃

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能見堂跡 (のうけんどうあと)

能見堂は、寛文年間(1661~73)に、当時の領主久世大和守広之(くぜやまとのかみひろゆき)が、芝増上寺の子院を移設し、地蔵菩薩を本尊として再興した擲筆山(てきひつざん)地蔵院のことです。

明からの渡来層、心越禅師(しんえつぜんじ)が故郷の景色を偲んで、ここから見た金沢八ヶ所の勝景を漢詩に詠んだことで、『金沢八景』の場所と名称が定まりました。

歌川(安藤)広重らが、これを題材に浮世絵を描いたことによって、能見堂は広く知られるようになりました。

現在、能見堂跡には享和三年(1803)に、江戸の庶民百数十人によって建てられた「金沢八景根元地」の石碑が残っています。
これは江戸・保土ヶ谷・金沢・鎌倉・江ノ島の観光ルートの証でしょう。

現在では梅の名所のひとつです。

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(sa)