お稽古日誌。

花柳 多智雛と申します。 日本舞踊・長唄三味線・茶道 のお稽古の日々を綴っております。

2007年05月

師匠の好み。

稽古がない。
今月はもう休みなのだ。
しかしなぜか今日も師匠と一緒にいるわたし・・・。

師匠がおつきあいでデパートの展示会に行かなくちゃならないから「アンタも一緒に来る?」てなわけで着いて行った。
昔からわたしはよく師匠の買い物に着いて行く。
そのおかげで随分と勉強?させていただいて、今となっては着物や小物やインテリアなど、師匠の好みはズバリ分かる。
そんなことは自慢にはなりませんが・・・。

この間、師匠が出稽古先からどうしてもの用事で急にそのまま他所に出掛けることになり、「着物一揃え」必要になったから持って来て欲しいと、電話がかかってきた。出稽古先で師匠は今、浴衣なのだ。
「地味がいいから着物はアレ、帯はアレでお願い。時間無いから切るね!他のものはまかせる」
との指示。
「はい」
と返事したものの、、、、、帯締め、帯揚げはどうすんねん。

師匠の箪笥、どこに何があるかは分かっているが、、、
言われた着物を揃えてみたら、どうも師匠の思ってるイメージと違う気がする。地味にしたいとのことだったが、言われた着物は白地に紺の大柄。たぶん、師匠が想像しているよりずっと派手に写る気がする。
それより地味でぴったりくる着物を知ってる。

・・・・・・・・・・。

迷って迷って、師匠に電話。忙しい最中だったら、迷惑をかける・・・。用件だけ短く伝えて、すぐ切ろう。
「もしもし?」
「せんせ、白の着物は思ったより派手です、○○さんで買った○○の○の着物どうですか」
「あ!そうか、それにして!アンタの言う通り」ブツ、ツーツーツー(電話切れる)


(○゜▽゜○)/ ヨッシャ! ぐっと拳をにぎる。

しかし、試練はそこから始まる。

帯締め、帯揚げ・・・・・。

そもそも、用意した着物は単衣だが。小物は夏物でいいのか?!ちょっと早過ぎやしないか?
自分が単衣の着物を持っていないもんだから(単衣の季節もんが無い)、この時期の合わせ方がまったくもって分からん!不勉強を嘆く。
さっきの電話の雰囲気から、もう電話はできない・・・。

冬の帯締めを置いてみる。


なんか暑苦しい・・・(T^T)。


あ、そういえば、最初の電話で、帯揚げは今してるのでもいいわ、って言われてたな。浴衣にしてる帯揚げは夏物のはずだから、小物はやっぱり夏物でいいのか。


夏の帯締めを置いてみる。


ちょっと透け感が強すぎるような・・・(T^T)。


結局、迷いに迷った挙げ句、夏のグレーの帯揚げと、あまり透け感の無い(レースじゃない)、でも色は白と青で初夏らしい爽やかなしっかりしたタイプの帯締めを選んで持って行く事に。


たとう紙から出して、風呂敷に重ねる。
着物が一番下、次が帯、着物と帯の間に一枚薄い紙を入れる。
真ん中より少しずれて、夏の肌着・半襦袢・衿芯など小物類を置く。
そして風呂敷でくるんだあと、半分折りにすれば、肌着と小物の厚みで着物と帯に皺が寄らない。

あ。せんせは今浴衣だから、腰紐も一本追加。


あとは・・・コーディネートに合格が出るか出ないか(・ω・)ノ


結果。


ダメその1
・小物は夏物でよい(夏に向かう季節のときの単衣には夏物でよい。秋に着る単衣のときは冬物、というふうに季節にそって考えること)

ダメその2
・急いでいるのに、衿芯を襦袢の衿に入れていなかった(すぐに着られるようにしましょう)


でした。

他は、何も言われなかったので、良しと思おう!
( ´o`)п< <(ホ) 


ツーときたらカー、応えられる弟子になりたい。
そして、いつでもアンテナをピピッと張って、自分のスキルを上げなくてはね!

先生、ご心配かけてすみません〜〜☆


で、デパートの展示会・・・・・
呉服のコーナーで、わたしがいるせいか「娘さんに」といった雰囲気で、辻が花のすごい着物を勧められる。
「アンタ、この着物好き?」
「いや・・・苦手です」
「そうやろ(笑)」

師匠もわたしも、辻が花が苦手である・・・。ぜんぜん良いと思わない(職人さんごめんなさい)。
しかしそれはわたしが師匠の好みに洗脳されたからなのか、元々ああいうタイプが苦手なのか、今となっては分からない。



なんとなく、弾いてます(T^T)

講習のことやら何やら色々書きたいことはあるのだけど・・・

とりあえず。

今日の落ち込み。

その1
おさらい会のビデオが届いた。観て死にそうになった。あうあう(T^T)
棚の奥に封印。

その2
三味線の稽古でいままでになく注意された(というか呆れられた)。
お稽古の後半はほとんど先生の「なんとなく弾かないで!・・・・・・」の話で終わった・・・

ご冥福をお祈り致します。

花柳のお家元がお亡くなりになりました。
ショックです。

わたしは二度だけお家元さまにお会いした(一方的に)事があります。
花柳の追善公演のとき。
名取試験のとき。


追善のときは、舞台からはらはら、はらはらとたくさんの桜が降っていました。
試験のときは、クリスマスで、銀座はキラキラと輝いて、空気はしんと冷えていました。

季節は巡って行くのですよね。


明日から広島で講習会です。
踊りがんばります。



淡々と。

0fad8d85.jpg昨日の続きデス。

「なんかよくわからないけど忙しい踊りだった」って言われないようにしたいな。
それには、手が多くて衣裳がドッサリで小道具満載のこの踊りを、「サラッ」と、良い意味で淡々と踊りたい。
キツそうな雰囲気、必死な雰囲気、そんな雰囲気を踊りに表す人なんてそもそもいないだろうけど、それよりもっと、重さとかキツさとか長さとか「全く平気」「全く問題にしない」人形のように、踊りたい。それがいつもの普通のことのように。
感情は、振りについてるから、わたしが出す事はいらない。余計なことはしなくていい。ただ、淡々と・・・

できるかな・・・?

でも、挑戦したい!


と思ってお稽古にのぞみました。
で、結果はどうだったかは、観た人のみぞ知る、ですが、、、
振り鼓のところは大好きな部分で、それまで押し殺していたものが一気にあふれるような箇所なので、楽しくて楽しくて顔もかなり緩んでしまったのですが、、、、、、

あんなに稽古したのに、間違ってしまってドヒー!という箇所もあったのですが・・・

いまだ、人から、
「大変そうな踊りだったねー」とか
「難しい踊りだねー」とか
言われてないので、まあ良しとします(^▽^)/



(余談:友達に突っ込まれたのですが、船を下げるときに、舳先と逆の下手(しもて)へ下げました。その理由ですが・・・あのホールは上手側に袖のスペースが無い造りで船を下げて置くスペースが上手に無いからなのです。それで仕方なく・・・です。浅妻船は、本当は船の舳先が上手に向いていますから、下げるときは上手へ進めて下げます)

浅妻船のまわりくどさ。

hina
日本舞踊♪長唄 お稽古場日誌。:これまでの詩。 - livedoor Blog(ブログ)


↑以前書いた日記(詩)の苦しみ(?)の末、うまれる舞台、このたびは「浅妻船」でした。
毎回、毎回、踊る前は悩んだり吹っ切れたりを繰り返して、まさに三歩進んで二歩下がる。いや、まず二歩下がって三歩進む。みたいな感じで。
でも、浅妻船は、、、お稽古して本当によかった。

わたしにとって日本舞踊の好きなところって、「まわりくどいところ」です。
例えば、月を見るにしても、まず水に映った月をみて、空を見上げて本当の月を見る、とか、鐘の音を聞いて、ハッと我に返る、とか、そういうイチイチまわりくどいところが大好き。
そして、浅妻船は、そういった「まわりくどさ」満載の踊りでした。

振りにしても歌詞にしても、、、良かったです。

「浅妻船」って、支度も大変(衣裳のごてごても¥も大変)、踊りも大変、長い、盛り上がって来たら踊りっぱなし、そのわりに盛り上がったらすぐ終わる、小道具多い、休む所無し、、、、、

本当に大変な踊りだと思います。
語弊があるかもしれないけれど、道成寺や汐汲は、手ぬぐいがあって、たっぷりクドキがあるじゃないですか。
あの、ゆっくり部分が、浅妻船には、無いのです。
だから、変な言い方だけど、気持ちと体が休まる部分が無いというか・・・

で、踊りまくってるうちに終わっていくから、よほど気をつけて踊るか、観る方が踊りが好きな人か(笑)じゃないと、「ゆっくり始まったかと思ったら一気に踊り狂っていつのまにか終わってた」ってなります、きっと。
そういう印象にならないように・・・というのが自分にとって大きな課題でした。

やっと

bb80bab4.jpg家の中もお稽古場も自分も落ち着いてきました〜
アイロンかけ遅すぎ?

さよなら浅妻船。

d705818c.JPG終わった。
およそ半年間のつきあいだったが・・・浅妻船よ。ありがとう。

美しいことは、きついこと。

89bbc7fe.jpg昨日は広い舞台を借りての稽古だった。

朝からずっと、いろんな人の踊りをみながら思うのだが・・・・・

自分にとって「ラク」な格好は、美しさから遠ざかると思った。

お膝を曲げない、腰を落とさない、、、
楽だけど、抜けて見える。

もう、きついよ〜〜〜〜ってとこで、もうひとつ、ググッと腰をいれる。しっかり、目を開く。

きつい格好が、踊りでは美しいんやな。
でもそのキツさは「きつい」ってことが見えたら駄目で。

ひとつの曲をず〜〜〜っと稽古してると、力が抜けるポイントが分かってきたりして、気付かないうちに手を抜いていたり、自分が踊りやすい方法で踊っていたりする。
気をつけよ〜

写真は、自分の稽古。きつい格好の部分のはずだが・・・。

師匠の踊り「晴天の鶴」

1a924b24.gif今月13日のおさらい会で師匠が踊られる「晴天の鶴」。
あまり観られない演目らしく、知っている人が少ない。
ご祝儀の雰囲気で、お目出度い曲。

うちの先生がこういう雰囲気の曲を踊られるのは、とってもとっても珍しい。

前回踊られた曲からさかのぼると、

「都風流」
「たぬき」
「玉屋」

そのほかにも

「流星」
「雷船頭」
「棒しばり」

とか

「小鍛冶」
「三社祭」
「勢獅子」

と 今まで踊られた曲をあげだしたらキリが無いのだけど、とにかく、雰囲気はこういうのだ。

だから、「わたし今度は鶴になるのよ〜」なんてアッケラカンとして言われたときには、ちょっとびっくりした!

つ、つ、鶴かあ・・・・・。

先生の鶴・・・・・観たいっ!どんなだろう・・・


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「長唄 黒髪」
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「常磐津 廓八景」
花柳 多智雛
(はなやぎ たちひな)

・日本舞踊(花柳流師範)
 花柳 多佳広師に師事
公益社団法人 日本舞踊協会 会員

・長唄三味線
 杵屋 勝禄絵師に師事

山口県下関市在住。
昭和50年生まれ。人情深い卯年&情熱の牡羊座。
お稽古場:下関、北九州
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