林田力 だまし売りのない世界へ

マンション問題や警察不祥事、書籍や漫画の書評など。書籍『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者。マンションだまし売り被害者。東急不動産消費者契約法違反訴訟原告。みんなの未来(あした)を守る会代表。江東住まい研究所長。マンションだまし売りや迷惑勧誘電話、貧困ビジネス、危険ドラッグのない世界を目指します。 http://www.hayariki.net さいたま市の話題は林田力@さいたま市桜区ブログ

 林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社)は東急不動産(販売代理・東急リバブル)から不利益事実を隠して問題物件をだまし売りされた消費者(=原告)が消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、東京地裁平成18年8月30日判決、平成17年(ワ)3018号)で売買代金を取り戻した闘いの記録。

FJネクスト・ガーラ・グランディ木場問題
http://hayariki.x10.mx/
東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
http://www.mynewsjapan.com/reports/1101

辺獄のシュヴェスタ

竹良実『辺獄のシュヴェスタ』(ビッグコミックス)は神聖ローマ帝国の異端審問、魔女狩りを描いたサバイバル歴史漫画である。魔女狩りが行われ、魔女とされた親から離された少女たちが一箇所の修道院に集められ、集団生活を強いられる。そこから主人公は復讐を胸に生き抜いていく。

ヨーロッパの魔女狩りは凄惨である。この凄惨さへの反省が信教の自由や内心の自由に結実した。そこは評価しなければならないが、当時の人々には地獄であったことには変わりない。この凄惨さは日本人からは一神教の独善の結果と理解される傾向がある。そこには八百万の神々を信仰する自分達はもっと寛容という自惚れが見え隠れする。

しかし、本作品で描かれた主人公らへの抑圧は、日本型集団主義による個人への抑圧と似ている。ブラック企業のパワハラや学校のいじめ、移住者への村八分から左翼学生運動の査問会ごっこに至るまで日本の至るところに見られる。不都合な真実を知る賢者が魔女として告発される展開は東急不動産だまし売り裁判原告として他人事ではない。支配の手段として依存性薬物が使われる点も、危険ドラッグが蔓延する現代日本に重なる。

主人公の決意と闘いは日本の集団に向けられたものとしても不思議ではない。遠い世界の物語ではなく、身近な問題として読むことができる。

退職代行サービス

退職代行サービスというものが登場しています。かつて労働問題と言えば不当解雇と言っても良い状態でしたが、今や「辞めたくても辞めさせてもらえない」という問題もあります。退職しようとすると莫大な罰金や違約金を請求するブラック企業もあります。莫大な違約金という点ではゼロゼロ物件などの貧困ビジネスと重なります。

労働者には契約自由の原則があり、退職の自由があります。そのために、この問題は裁判ならば明快です。退職させない使用者は法律を無視し、労働者の無知につけこむ悪質業者です。しかし、労働者本人は追い詰められて大変な状態ですので、退職代行サービスのビジネスのニーズはあります。法律的には争いがなく、明確に処理できる点は消費者金融の過払い金請求と状況は似ています。その意味では宣伝広告だけは熱心なブラック弁護士法人のような悪質な業者を排除できるかが重要になります。

労働者の代わりに使用者と交渉する役回りは伝統的に労働組合が担っていました。しかし、労働組合が退職代行のニーズを果たすことは考えにくいところがあります。企業別組合ならば無理でしょう。産業別組合ならば可能ですが、このようなニーズをつかみとる発想が出てくるか。集団的な労働者の底上げが労働者の地位向上になるという発想では、この種のニーズに応えられなくなります。労働者側のニーズは個別化しています。

東急不動産消費者契約法違反訴訟お祭り風

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』 PVをYouTubeの動画加工ツールで「お祭り風」にしました。
東急リバブル東急不動産は不利益事実を告知せずに新築分譲マンションをだまし売りしました。東急リバブル東急不動産のマンションだまし売りを許さないことは経済学的にも重要です。2001年の経済ノーベル賞は「情報の非対称性のある市場分析」を発表したジョージ・アーサー・アカロフ氏らが受賞しました。これは商品の売り手と買い手に情報格差が存在し、消費者に欠陥商品を見分ける情報が提示されていない「情報の非対称性のある市場」(レモン市場)では粗悪な商品ばかりが出回り、高品質の商品が流通しなくなる問題です。不利益事実を説明しない東急リバブル東急不動産の販売手法は不動産市場をレモン市場にするものです。
東急不動産だまし売り裁判を契機としてインターネット上では東急リバブル東急不動産の批判が急増し、炎上と報道されました(「ウェブ炎上、<発言>する消費者の脅威−「モノ言う消費者」に怯える企業」週刊ダイヤモンド2007年11月17日号39頁)。今や日常生活に欠かすことができないデジタルテクノロジーですが、消費者と企業の関係も大きく変えていきます。世の中がすごい速さで進んでいると感じます。子どもの頃に描かれた未来世界が現実化しつつあります。
東急リバブル東急不動産が消費者との情報格差を利用して、不利益事実を隠して新築分譲マンションをだまし売りすることは、ただただおぞましい光景です。恣意的な不利益事実の不告知は、不正義の念と憤りを深化させるだけです。マンションだまし売り営業は卑しく、救い難い人種です。契約を取るためならばどれほど外道な、下劣な策でも昼食の内容を考えるように思いつくのだから。
マンションだまし売りが問題にならないと考えていたならば、幼児用プールのように浅い考えです。マンションだまし売りは人間としての尊厳を置き忘れた所業です。東急不動産だまし売りは日本政府の財政赤字のような重大性をはらんでいます。東急不動産だまし売りマンションは不動産というよりも負動産という言葉が似あいます。だまし売りされたマンションは捨てられないという点で粗大ごみ以上に厄介です。

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』 PV
https://youtu.be/9dCCJdH0jw4
東急不動産だまし売り裁判クロスプロセス
https://www.youtube.com/watch?v=wnjyEt5p8-Y
東急不動産だまし売り裁判HDR
https://www.youtube.com/watch?v=WYxV5i_bka4

羊肉酒場悟大

羊肉酒場悟大・佐賀駅前店で羊肉を食べました。最初に味付けジンギスカンのラムロースとマトンロースを食べました。ラムは子羊、マトンは成長した羊の肉です。マトンは牧草の臭みがありますが、ラムは臭みが少なく、肉も柔らかいです。ラムとマトンの間にはホゲットという分類もあります。
肉は網で焼きます。これにより脂が落ち、肉の旨みが凝縮されます。脂のために炎が出ていました。焼いているうちにガスボンベのガスが少なく、途中で切れてしまい、交換しました。
次に特上肩ロース、タンを食べました。特上肩ロースは肉が分厚いです。焼きあがると店員が鋏で切ります。噛み応えがあります。ネギとニンニクが付いています。最後は羊肉餃子を食べました。普通の餃子とは異なる珍しい味でした。店内のモニターには映画『君の名は』が流れていました。
ジンギスカンはモンゴル帝国のジンギスカンに因みますが、モンゴル料理とはかけ離れた日本風にアレンジされた料理です。羊肉酒場悟大は庄やグループの経営です。店舗のテーブルはビールケースを重ねて天板を載せたラフなものです。タレは「秘伝のタレ」と「山本さんのタレ」があります。山本さんは羊肉の仕入先の北海道の「肉の山本」を指します。
佐賀駅前店は佐賀駅南口から中央通りを南に進んだ場所にあります。佐賀と言えば佐賀牛ですが、コスパと相対的なヘルシーさでジンギスカンにしました。肉の値段と味が比例する発想は拝金主義者の浅ましい考えです。食べたいものを食べることが幸福です。

山本周五郎「花咲かぬリラ」

山本周五郎「花咲かぬリラ」は第二次世界大戦後の日本を舞台とする。復員兵が米作一辺倒の日本の農業を批判し、酪農を始めようとする。食を欧米化することが進歩的な発想とする。21世紀に生きる現代人から見たら倒錯である。今や和食は健康的と評価され、日本人の洋食化が生活習慣病を増加させたと批判される。米作は生産性が高いとされ、アジア人が肉食を増やしていることが世界の食料危機を高めている。

本作品は現代小説に分類される。作品執筆時を舞台としている点では現代である。しかし、江戸時代を舞台にした小説を読むよりも古さを感じる。時代小説の方が人間の普遍性を感じる。時代は動いている。昭和戦後は一時代前という認識が必要だろう。昭和戦後の価値観と現代に求められているものは大きく異なる。

極道ピンポン

遠藤徹『極道ピンポン』(五月書房新社)はヤクザが卓球で対決する小説である。ヤクザの出入りが殺しあいではなく、卓球勝負になっている。何とも馬鹿馬鹿しい設定であるが、卓球の対決の描写が馬鹿馬鹿しいほど細かい。

途中で映画撮影の話になり、メタ作品かと思いきや、並行した物語になっている。最後は予想外の展開になった。思いもしなかった良い話で終わっている。表紙のイラストからは想像できない爽やかな読後感をもたらした。ヤクザは現実世界では反社会的勢力であるが、ヤクザだからこそ人を救えるというフィクション世界のリアリティーがある。半グレ・ヤンキーでは無理だろう。自らの責任逃れ第一の公務員の世界でも救えないだろう。

著者は学園小説『七福神戦争』を同時刊行している。これがラノベならば、本書は劇画的である。『七福神戦争』は人間の幸福という骨太のテーマを背景にしながら、最後は不完全燃焼気味で終わった。本書も何かの決着がつくという終わり方ではないものの、物語としては素晴らしい終わり方になった。

平成30年7月豪雨

平成30年7月豪雨により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。台風7号および梅雨前線等の影響で2018年(平成30年)6月28日から7月8日頃にかけ、西日本を中心に広範囲で大雨災害が起きています。過去の豪雨災害と比べても大きな降水量でした。
大変なる御心痛、御苦労があるかと存じます。お亡くなりになられた多くの方々の御冥福を衷心よりお祈り申し上げます。ご遺族の皆様に対し深くお悔やみを申し上げます。一人でも多くの命が助かりますことをお祈り申し上げます。
私はマンションだまし売り被害者として、災害に乗じた悪質な業者への注意を喚起します。災害につけ込んだ詐欺や悪徳商法が多発しています。点検商法や悪質リフォームの次々販売などです。

歯はみがいてはいけない

森昭『歯はみがいてはいけない』(講談社、2016年)は歯科医による歯の健康の書籍である。食後の歯磨きや歯磨き粉など既存の常識を否定する大胆な書籍である。世界的には歯磨きは起床前と就寝前に行うものとする。歯磨き粉の普及は歯磨き粉メーカーの営業政策によるものに過ぎない。歯磨き粉で口の中が磨かれたような感覚になるが、それは実際に磨かれたかとは別問題とする。舌回しは私も励行しようと思う。

本書の素晴らしいところは歯科衛生士の役割を高く評価していることである。歯科医が別の職種の歯科衛生士を評価することは中々できることではない。下に見る歯科医が多いだろう。同質性の高い日本は相違を相違として受け止めず、上下関係でしか見られない人間が多い。役割が違うだけということが理解できない。

本書の予防重視や薬漬け医療批判は全ての医療分野に当てはまることである。一方で寝たきりや延命治療についての主張には異論がある。日本で寝たきりが多くなる背景には車椅子生活が不便という環境の貧困があるだろう。銀河英雄伝説では首から下は役に立たないと言われたキャラクターがいた。寝たきりになるような健康状態でも人生の価値を高められるような社会的仕組みを工夫することはできる。

また、延命治療をするかしないかは社会的必要性ではなく、自己決定権の問題である。そこの視点がない治療中止の議論は周りの意向で死なせる政策に陥りかねない。

歯科医が考案 毒出しうがい

照山裕子『歯科医が考案 毒出しうがい』(アスコム)は歯科医が歯の健康法を紹介した書籍である。毒出しうがいは虫歯や歯周病を予防し、口臭や生活習慣病も抑止する。歯磨きよりも効果があると主張する。私も毒出しうがいを励行したい。

歯磨き粉に否定的な点は、森昭『歯はみがいてはいけない』と共通する。日本の医療が治療重視で予防が軽視されているとの指摘も共通する。

毒出しうがいは歯磨きよりも簡単にできる。水があれば良い。本当に良い方法は無駄にお金をかけなくても実現できるものである。但し、毒出しうがいは真面目に行うと、かなり疲れる。歯磨きと異なり、手を使わなくてもできるが、普段使わない口の筋肉を使う。

毒出しうがいがかなり疲れると感じる背景には、これまでの歯磨きが惰性でやっていたという面がある。日本は食後の歯磨きの習慣化を推進してきたが、それは形式主義だったと言えるかもしれない。形式的に行わせて満足という公務員体質は日本社会のあちこちに存在する。無駄な作業が増え、日本社会の生産性が低くなる原因である。

のこぎり型家並み

佐賀県佐賀市の長崎街道では八戸町から長瀬町にかけて、のこぎりの歯型のような家並みになっています。宅地が街道と並行していません。戦への備えとする説が有力です。敵が攻めて来た時に家のカギ形の部分に隠れ、不意を突いて攻撃します。また、荷車を置くためのものとの説もあります。
長崎街道があった場所ということで側溝の蓋に江戸時代の旅行者の絵が描かれています。佐賀は福岡と長崎に挟まれて観光客が見落としがちですが、街全体で観光に力を入れていると感じました。RPGとのコラボ『ロマンシング佐賀』には驚かされましたが、基本的な努力もきちんとしています。

築地反射炉
https://www.youtube.com/watch?v=ps5TZcslOio
白山アーケード七福神
https://www.youtube.com/watch?v=hm_KvC7kryw
幕末維新記念館・佐賀県立図書館
https://www.youtube.com/watch?v=KmQpw3A6Y5g

北面天満宮

北面天満宮は佐賀県佐賀市六座町の長崎街道の道筋にあります。菅原道真が祭神です。北面天満宮の名前の通り、鳥居と社殿は北側に面しています。これは神社として異例です。
北面天満宮は六座町の守護神です。六座町は穀物座、縫工座、煙硝座、木工座、金銀座、鉄砲座の六つの座で構成されていました。佐賀藩祖の鍋島直茂が鍋島から商人を呼び寄せて、独占的な商人の集団「座」を設けた場所です。北面天満宮も肥前の国府鍋島町蛎久から移されました。

のこぎり型家並み
https://www.youtube.com/watch?v=BxsS-6fssg4
築地反射炉
https://www.youtube.com/watch?v=ps5TZcslOio
白山アーケード七福神
https://www.youtube.com/watch?v=hm_KvC7kryw
幕末維新記念館・佐賀県立図書館
https://www.youtube.com/watch?v=KmQpw3A6Y5g

医療過誤原告の会の会員の医療裁判傍聴支援のお願い

立正佼成会附属佼成病院裁判でお世話になっている医療過誤原告の会の会員が提訴した医療裁判の東京高裁判決が2018年7月12日(木)午後1時15分から東京高裁5階511号室で言い渡されます。どなたでも傍聴できます。直接、法廷の傍聴席においで下さい。裁判終了後に交流会を予定しています。
相手方医療法人及び医師らから判決直前の7月6日(金)になって書面が提出され、それに対して、7月10日に会員側が反論書を提出しました。反論書の内容は「金沢大学准教授・小川和宏のブログ」に掲載されています。
https://ameblo.jp/iryouziko/
会員は以下のように指摘します。「控訴審の第1回口頭弁論直前にも、医療側から主張書面が提出され、反論の時間がないまま審理が打ち切られました。それに続いて、判決直前の提出で、反論できないだろうと言わんばかりの酷い行いが実際行われている事実を、知っていたければと思います」
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