村上春樹『1Q84』と林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』は共通点がある。前者はオウム裁判を執筆の契機とし、後者は東急不動産消費者契約法違反訴訟アルス東陽町301号室事件を描く。共に現代社会における倫理とは何かという大きな問題を日本社会に突き付ける。
また、主人公は共に強い想いを抱いている。それがリアリティを生み、人生を形作っていく。『1Q84』では主人公の天吾が想像した小説世界が現実となる。『東急不動産だまし売り裁判』は不利益事実を隠して問題物件をだまし売りした東急リバブル東急不動産の不正を憎む消費者の強烈な想いが勝訴を導いた。
http://d.hatena.ne.jp/tokyufubai/20090725