2012年08月

ゼロゼロ物件業者による違法契約強要

ゼロゼロ物件はダメ。ゼッタイ。敷金・礼金・仲介手数料0円などを謳って割安感をアピールするゼロゼロ物件であるが、トラブルが続発し、社会問題になっている。どうしてもゼロゼロ物件と契約しようとする際は、過去に宅建業法違反で業務停止処分を受けた業者でないか調査・確認してからにしよう。

ゼロゼロ物件では様々な費用を徴収されて普通の物件より割高になるケースが多い。賃貸借契約書に記載なく不明朗な料金を徴収し、重要事項説明義務を果たさないという宅地建物取引業法違反の事例もある。

貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者による違法契約強要も要注意である。「この契約書に実印を押さなかったら殺す」というような剣幕で契約を強要する。悪徳不動産関係者はヤクザと紙一重である。無職かつ無収入の親族に某社に勤務して給料を受け取っているとの経歴を詐称させて連帯保証人とし、賃貸借契約を締結させた事例もある。ゼロゼロ物件業者は違法契約を無理強いするようなトンデモ業者ということになる。
http://hayariki.net/0/32.htm
不動産業者が無断で住居に侵入して家財を処分するなど悪質な追い出し屋被害も続発している。多摩地区のアパートで家賃滞納者の家財道具を留守中に全て勝手に外に出し、ゴミ置き場にロープを張り「粗大ゴミ」と張り紙をしていたケースがある。

自転車の鍵ロープを切断して持ち帰って処分し、賃貸契約の更新をしない居住者に対しては適当な額を上乗せした契約書を送り付けて月割りで振り込ませていたという。振り込まない居住者には上記の「粗大ゴミ」を強行する。「振り込まないならば兵糧攻めにする」という剣幕である。

林田力『二子玉川ライズ反対運動3』

林田力『二子玉川ライズ反対運動3』(マイブックル)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住環境破壊の実態や反対住民運動を記録したノンフィクションである。2010年に刊行した『二子玉川ライズ反対運動』シリーズの3作目である。
最初に二子玉川ライズがダメな理由を明らかにする。次に裁判や集会など二子玉川ライズ反対運動の活動を述べる。二子玉川ライズ住民訴訟では実質和解という画期的な解決となった。二子玉川ライズ行政訴訟や二子玉川ライズ情報公開問題についても述べる。
続いて二子玉川ライズ問題に対する様々な観点からのオピニオンを掲載する。二子玉川ライズと東京スカイツリーや中野駅周辺再開発、海のピラミッド(熊本県)などの開発事業と共通する弊害を論じている。
その次は二子玉川ライズのビル風問題である。住民と世田谷区の緊迫感ある協議内容を収録している。さらに世田谷区議会を揺るがしたスキャンダル「二子玉川デジタル・コンテンツ問題」も記載する。最後に二子玉川ライズと同じ東急のトラブルとして、東急電鉄による東急大井町線高架下住民追い出し問題を取り上げる。
二子玉川ライズに反対する住民運動は再開発計画の誕生時より再開発反対を掲げて各地で様々な活動を行ってきた。二子玉川ライズ反対の様々なアクションを継続している。世田谷区内の様々な市民団体と連携しつつ、世田谷区にも働きかけている。二子玉川ライズ反対運動は新たなステージに突入しつつある。
http://www.mybookle.com/indiv/bookle/3124

二子玉川ライズがダメな理由
二子玉川ライズは民意に反する
二子玉川ライズの反地域性
二子玉川ライズは自然破壊
二子玉川ライズの時代遅れ
二子玉川ライズのビル風被害
二子玉川ライズの災害脆弱性
二子玉川ライズは少子高齢化社会に不適合
二子玉川ライズの反経済性
二子玉川ライズは税金の無駄づかい
二子玉川ライズは玉川を陳腐化
二子玉川ライズが空室になる理由
二子玉川ライズ反対運動
二子玉川再開発訴訟原告の集い開催
二子玉川ライズ差し止め訴訟は上告へ
二子玉川ライズ原告団・弁護団集会で方向性確認
街との調和を欠く二子玉川ライズの矛盾
二子玉川ライズ反対住民運動が団体名変更
保坂展人・新世田谷区長に二子玉川問題を期待
二子玉川ライズ反対運動が学習決起集会開催
二子玉川再開発説明会で住民の懸念続出
二子玉川の環境を守る会が保坂展人世田谷区長と面談
二子玉川再開発への税金投入額が400億円超と判明
二子玉川ライズ住民訴訟控訴審で裁判所が区政に関心
二子玉川ライズ2期事業の公聴会で住民が公共性を問う
再開発全国研究集会で二子玉川ライズ問題を現地視察
危険だらけの二子玉川ライズ
二子玉川ライズ検証シンポジウムで公共性や財政を検証
二子玉川ライズ問題を東急電鉄らに申し入れ
区民参加の計画づくりの進め方に向けた提案
世田谷区パブコメで二子玉川ライズ反対多数
二子玉川ライズへの税金投入中止を要請
二子玉川の環境を守る会総会
二子玉川ライズ住民訴訟が実質的和解で終結
二子玉川ライズ住民訴訟報告・交流会
新しいせたがやをめざす会懇談会
二子玉川ライズ行政訴訟
二子玉川ライズ行政訴訟は原告適格の審理へ
二子玉川ライズ行政訴訟は住民控訴
二子玉川ライズ情報公開問題
二子玉川ライズ決済文書一部非開示理由が明らかに
二子玉川ライズ文書非開示に意見書提出
情報公開審査会が二子玉川ライズ決済文書の一部開示を答申
二子玉川ライズ決済文書の一部非開示で意見陳述
意見陳述原稿
二子玉川ライズ反対オピニオン
ブラタモリで見た失われるニコタマの魅力
二子玉川ライズのグッドデザイン賞受賞に疑問
二子玉川ライズに新築偽装の声
二子玉川ライズ・ショッピングセンターはアンチ省エネ
二子玉川ライズの住環境被害は東急の責任
二子玉川ライズへの危惧
東京スカイツリーと二子玉川ライズの弊害
二子玉川ライズや中野のビル風被害の深刻化
二子玉川ライズとCLUB PYRAMIDは公共性の私物化
東急ホテルズ入居の二子玉川ライズ2期事業の閉塞
マンション建設反対運動は人権論で再構築を
二子玉川ライズは減築を
二子玉川ライズ公共施設入居反対論
世田谷区民が二子玉川ライズのビル風問題を世田谷区と協議
二子玉川ライズの治安面の不安と役所仕事の杜撰
二子玉川ライズのビル風問題協議内容
二子玉川デジタル・コンテンツ問題
クリエイティブ・シティは二子玉川ライズの尻拭いか
税金たかりの二子玉川デジタル・コンテンツ問題
世田谷区議会決算特別委員会
二子玉川デジコン事件は地方自治法違反
二子玉川デジコン事業はDCInありきの事業
二子玉川デジタル・コンテンツ問題を聞く会
東急電鉄が大井町線高架下住民を追い出し
東急電鉄株主総会で二子玉川と大井町住民が共闘
住民反対運動を招く東急電鉄の不誠実
東急グループの不誠実な体質

エジンバラの古い棺v林田力wikiレビュー

『エジンバラの古い棺』は英国ヴィクトリア朝を舞台とした歴史ミステリーである。場所はスコットランドの都エジンバラである。主人公は刑事である。遭遇した殺人事件と警官であった父親が追っていた事件が重なり、英国の歴史を塗り替える秘密にも迫る。
ヴィクトリア朝イギリスは多くのミステリー小説の舞台として描かれてきた馴染みの時代である。しかし、本書にはヴィクトリア朝イギリスの既成概念から外れた魅力がある。
第一にスコットランドにスポットライトをあてていることである。日本人はイギリスと単一の国家のように認識しがちであるが、イギリスは連合王国であり、イングランドとスコットランドは別の国であった。そのスコットランド人の心情を本書で味わうことができる。また、ブリテン島に出稼ぎに来ざるを得ない貧しいアイルランド人労働者を描き、経済発展の負の面を直視する。
第二にヴィクトリア女王の不人気を直視する。ヴィクトリア朝は大英帝国にとって栄光の時代と受け止められがちである。そのためにヴィクトリア女王も偉大な国母と祭り上げられる。
しかし、本書は臣民のことを考えていないと噂される存在として描かれる。イギリスの兵士は「女王のために命がけで戦っているわけではない。彼らを動かしているのは、女王への愛ではなく命令だ。」104ページ。ここには愛国心などの言葉で美化され、歪曲された国家権力の真の姿がある。
過去の王に対しても「下品で不快な男」「だらしがなくて不潔で、指先以外は滅多に洗わないものだから、ひどく臭かった」「物笑いの種になるほどの臆病者」と手厳しい。142ページ。臭いという外部に現れた体質と臆病という内面的な性質を同一人に重ねている点が興味深い。最低の人間へに相応しい形容である。
ヴィクトリア朝はディズレーリとグラッドストンに代表される二大政党政治が促進された時代である。保守主義と自由主義の路線対立があり、そのような多様性があることがヴィクトリア朝に自由なイメージを与えている。しかし、本書は衝撃のラストで、国家権力に都合の悪い事実を隠蔽するという点ではリベラル派の政治家であっても保守派と変わらない実態を浮き彫りにする。糾弾色はないものの、大英帝国の欺瞞を雄弁に物語る小説である。林田力
http://hayariki.net/

甘利明の名誉棄損訴訟にSLAPP批判

甘利明・自民党衆議院議員がテレビ東京を提訴した名誉棄損訴訟が恫喝訴訟SLAPPであると批判されている。甘利氏は安倍政権の経済産業大臣であった。テレビ東京『週刊ニュース新書』は2011年6月18日に甘利氏へのインタビューを放送した。
インタビューで取材陣は福島原発事故を自公政権の安全対策の不備に起因するのではないかと追及した。甘利氏は「津波は想定外」と責任回避するが、取材陣は日本共産党の吉井英勝・衆議院議員の「巨大地震の発生に伴う安全機能の喪失など原発の危険から国民の安全を守ることに関する質問主意書」を提示した。そこでは津波被害などによる電源喪失に起因する原発事故の危険が指摘されている。
福島原発事故が想定外でないことを示す事実であるが、この趣意書を突き付けた直後にインタビューは中断された。インタビュー中断の事実は番組で報道された。この番組放送に対して甘利氏は名誉毀損として1000万円もの損害賠償を求めてテレビ東京を提訴した。
恫喝訴訟は企業や団体が自らに都合の悪い批判意見や反対運動を封殺するために起こす訴訟である。最近では宅建業法違反のゼロゼロ物件業者が貧困ビジネスの批判を封殺するために恫喝訴訟の動きを見せている(林田力「ゼロゼロ物件業者に恫喝訴訟SLAPPの動き」)。
8月28日には東京地裁103号法廷で口頭弁論が開かれ、甘利氏本人も出廷した。甘利氏はインタビューを中断した後で別室に記者を呼び出し、「私を陥れるために取材しただろう」などと恫喝したという。「日本なんてどうなってもいい」との発言もなされたという。次回期日は10月30日である。
裁判を起こしたことで甘利氏の社会的評価は一層低下している。裁判がなければ番組を知らなかったという人も多い。林田力も、その一人である。庭山由紀・前桐生市議会議員は「甘利先生に裁判を勧めた人は、甘利先生に悪意がある人と想像します」と皮肉を述べる。
着手金目当ての無責任な弁護士の言葉を鵜呑みにして恫喝訴訟を起こす企業もある。故に代理人弁護士の問題に目を向けることもSLAPP対策になる(林田力「恫喝訴訟(SLAPP)対策は攻撃が最大の防御」PJニュース2010年3月25日)。
http://hayariki.net/3/faqindex.htm
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
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林田力『東急不動産だまし売り裁判』卑怯

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』(ロゴス社)で描かれた東急不動産だまし売り裁判は、「あの時、ああ言っていただろう」の責任追及の世界であった。東急不動産住宅事業本部の課長は「裁判所でも、どこでも好きなところへ行って下さい」と言い放った(7頁)。ところが、その後で卑怯かつ愚かにも話し合いを打診してきた(13頁)。当然のことながら、東急不動産だまし売り被害者の林田力は「あの時、ああ言っていただろう」の精神で無視し、東急不動産を提訴した。
日本の役所や企業は、その場しのぎの発言でごまかし、都合が悪くなると前言を翻す傾向が強すぎる。過去をなかったことにし、やり直したがっているために粘着する東急不動産工作員もいる。自己の過去を反省しなければならないのに、それはないことにして、これからどうするか愚にもつかない考えを巡らす。
日本人全般を見れば「あの時、ああ言っていた」と追及しないで終わらせがちである。だから役所や企業は安心して不正を繰り返すことができる。特に不正を追及するジャーナリストに「あの時、ああ言っていただろう」の精神は求められる。周囲が、そのような方ばかりならば羨ましいほどである。自己の過ちを直視できる人と、都合の悪い事実をなかったことにして話を続ける人は区別して対応したい。
消費者問題にはセオリーがある。セオリーを知らずに、あるいは軽視して、失敗する不動産業者は少なくない。東急不動産だまし売り裁判での東急リバブルや東急不動産は典型例である。http://hayariki.ichi-matsu.net/
『東急不動産だまし売り裁判』は「たかが失言」と侮ることの危険性も示している。東急リバブル東急不動産の論理では「失言」を軽く考えて笑い話で済ませてしまうケースも少なくないだろう。しかし、東急リバブル東急不動産の基準では何気ない言葉でも、深刻なトラブルを招くケースは存在する。
東急リバブル東急不動産の無神経な言葉は消費者の内面に不安や不満を蓄積させる。不安や不満と反比例するように不動産業者への信頼が損なわれる。その蓄積が東急不動産だまし売り裁判のような致命的な消費者トラブルにつながる。東急リバブルや東急不動産が消費者とのコミュニケーションの方法自体に潜む問題点に気が付かなければ、同種の失敗を必ず繰り返すことになる。好むと好まざるとに関わらず、これから企業には様々なルールが課せられる。それを前向きに解決していけるか否かが企業の存亡を決めることになる。
http://hayariki.net/damashi.html
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