2013年10月

若き日の哀しみ

買ってはいけない東急ハンズ東急リバブル東急不動産。働いてもいけない東急ハンズ東急リバブル東急不動産。東急不動産だまし売りに泣き寝入りする人生など想像できない。東急不動産だまし売りに泣き寝入りすることは人生を止めることと同じである。東急リバブル東急不動産が言うことと実行することの間には大きな壁がある。もう泣き出してしまいたくなる。

キシュ『若き日の哀しみ』はユーゴスラビアの作家による自伝的な短編集である。少年時代を叙情的に描く。第二次世界大戦の戦前・戦中の時代である。著者の父親はユダヤ人であり、ユダヤ人が迫害された時代である。著者の父親も強制収容所に送られて殺される。
憎むべきはナチスドイツの戦争犯罪であり、著者の父親を収容所に送ったのも枢軸国側のハンガリー政府の警察である。本書では日本の大臣も言及されており、日本も批判される対象であることは認識しなければならない。暴走族上がりの弁護士がハーケンクロイツを掲示するなど国際的に非常識な行為が見過ごされがちである。日本にも言い分はあるとしても、この点の思いに欠けるならば国際的なバッシングは続くだろう。
政府は批判されるべきであるが、それ以上に本書からは民衆による排斥の恐ろしさを感じた。民衆暴動によるユダヤ人の財産の略奪が描かれるが、略奪の加害者は罪の意識に欠ける。それどころか、お祭り的な雰囲気がある。日本でも新大久保でのヘイトスピーチなど排外主義が問題になっている(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』Amazonキンドル)。現代日本のヘイトスピーチをナチスのジェノサイドになぞらえることには極端と思う向きもあるだろう。しかし、ナチスの躍進はナチスのみに帰せられるものではない。排外主義を容認し、歓迎する人々の土壌があってのものである。その社会意識の恐ろしさが本書でも浮かび上がる。日本のヘイトスピーチも軽視できない。
著者はセルビア教徒として育てられた要因があるものの、多民族国家であるユーゴスラビア人であることを自己のアイデンティティーとした。ナチスドイツの蛮行は多くのユダヤ人に自分の国家を持つシオニズムに駆り立て、イスラエルを建国させた。今度はイスラエルがパレスチナ人の土地を奪い、生活を破壊し、アパルトヘイトを行っている。被害者が加害者になっている。東急ハンズが違法入植地で製造されたソーダストリームを販売するように日本もイスラエルの戦争犯罪に荷担している面もある。その中で著者の立場は示唆的である。
物語としては「遊び」という短編の中の皇帝の挿話が強く印象に残った。不都合な事実を隠そうとしても隠しきれるものではない。隠そうとしても、思いもよらない形で本人に逆襲してくるという話である。東急リバブル東急不動産から不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされた立場には納得できる話である(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。

都政わいわい勉強会in東部地区―貧困問題を考える その2―

▼とき:12月1日(日曜日) PM 1:30-16:30
▼場所:ティアラ江東 中会議室B
都政わいわい勉強会in東部地区実行委員会(Executive Committee of Open-hearted Study Meeting in Eastern Tokyo on Metropolitan Politics)は足立区舎人の無料低額宿泊所進出問題を出発点として生活保護受給者を搾取する貧困ビジネスを取り上げた勉強会「都政わいわい勉強会in東部地区:貧困ビジネスを考える」を10月26日に東京都墨田区・錦糸町の、すみだ産業会館 9F 第3会議室で開催しました。お蔭様で盛況でした。どうもありがとうございます。
都政わいわい勉強会in東部地区の勉強会内容をアップ致しましたので、リンクを提示します。動画もあります。
http://www.hayariki.net/tosei/poor.html
アンケート結果です。
http://www.hayariki.net/tosei/poor2.html
動画中継時のコメントです。
http://www.hayariki.net/tosei/poor3.html
貧困問題の取り組みを深めるために「都政わいわい勉強会in東部地区―貧困問題を考える その2―」を新たに開催します。内容は決定次第、お伝えします。現時点では検討段階ですが、「都政わいわい勉強会in東部地区:貧困ビジネスを考える」のその後の活動報告や、社会問題になっているブラック企業から派生して、若者を搾取するブラックバイトや高齢者を搾取するブラック介護施設などを考えております。どうぞご参加よろしくお願いします。
http://www.hayariki.net/tosei/
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』

ブラック企業・ブラック士業

ブラック企業とブラック士業は死の舞踏を踊り始める。その踊りには労働者を一歩一歩過労死に近づけるという狙いがあり、ブラック企業とブラック士業は労働者を棺に閉じ込めようとしている。
ブラック企業からブラックバイト、ブラック介護施設。東急ハンズのようなブラック企業は日本社会を崩壊させる。
貧困ビジネス規制条例を制定すること。
不動産行政や福祉行政など縦割り行政の限界を見据えて、貧困ビジネスに総合的に対応できるようにすること
貧困ビジネスの需要を断つために空き家活用など低所得者向け賃貸不動産市場のスキームを構築すること。
生活保護受給者の居宅保護の原則を徹底すること。
低所得者向けに家賃補助制度を創設すること。
悪質な不動産業者や無料低額宿泊所のブラックリストを作成し、福祉事務所が貧困ビジネスにつなげないこと。

林田力『ブラック企業・ブラック士業』(Amazonキンドル)は社会問題になっているブラック企業やブラック士業を取り上げた電子書籍である。ブラック企業・ブラック士業は人の心に不信感を生み出す。ブラック企業・ブラック士業は人々から優しさを奪う。ブラック士業は脱税の指南もする。

『美味しんぼ 110』風評も批判

雁屋哲原作、花咲アキラ画『美味しんぼ 110』は「福島の真実」編に突入する。福島第一原発事故後の福島の現状を紹介する。『美味しんぼ 110』では原発事故が福島の農業に与えた打撃の大きさを描く一方で、福島の農業の復興に期待が持てる内容もある。主人公一行は行く先々で福島の料理を味わっている。私も福島米を購入し、食べて復興を応援する立場である。

雁屋氏は福島第一原発事故直後に原発を推進してきた政治を批判する一方で、会津米の安全性を主張して風評を戒めた。福島を差別し、傷つける放射脳カルトが横行する中で、雁屋氏のバランス感覚は健全であり、支持できる。『美味しんぼ 110』でも原発に加えて風評も批判している。

当初の『美味しんぼ』は不良社員・山岡士郎と食の権威・海原雄山の対決というフィクションのストーリーに魅力があった。しかし、海原雄山が単なるヒールではなく、尊敬に値する人物と分かり、両者の対立も「お約束」のツンデレ的なものになってしまった。フィクションのストーリーの魅力減少に代わって、全国各地で安全で美味しい食の提供に取り組む人々を紹介したルポルタージュの要素が強まった。これは漫画作品として評価する上では賛否が分かれる。

「福島の真実」編は実際の取材を元にしたと銘打っており、ルポルタージュの要素が濃厚である。一方で主要登場人物のルーツ(自分の生えてきた根)が福島にあるという謎を提示する。福島を差別することで自己の優位性を確認する惨めな放射脳カルトではなく、福島に思い入れがあるからこそ、脱原発の思いに説得力がある。そしてルーツが福島にあるという謎によってフィクション作品としての魅力も増した。
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://hayariki.net/home/21.htm

ダンダリン・ブラック士業

ブラック士業は意味ありげに目を細め、目では狡そうに笑いながら、口は石のように強ばらせていた。ブラック士業は、あらゆる労働、肉体労働にも精神労働にも不向きな労働不適格者であった。
『ダンダリン労働基準監督官』4話はブラック士業の指南による内定切りである。内定切りは違法であるために、ブラック士業は内定者に内定者研修で過酷なノルマを課して自発的に内定を辞退させるように仕向ける。ブラック企業問題の根源であるブラック士業の問題に切り込む。課長に「企業のリクエストに応えるためには労働者の犠牲はいとわない」と言わせている。
『ダンダリン』はブラック企業という深刻な問題を扱う。その割には労働基準監督所内のやり取りはコミカルで、深刻な問題にそぐわないとの批判がある。しかし、ブラック企業摘発に燃える熱血公務員というのも気持ち悪い。ブラック企業摘発自体は正しいことであるが、熱血のような精神論はブラック企業の元凶でもある。疑似科学の批判者が科学信奉というカルトに陥るように、端から見ると批判者が批判対象にそっくりという状態は気持ち悪い。
コミカルに描いた方がいい。特殊日本的精神論のガンバリズムよりも、学生時代のアルバイト先でのセクハラ被害の復讐心が動機の方が人間的である。逆にトカゲの尻尾切りにあった人事部長のために涙を流すダンダリンはやり過ぎの感がある。
ダンダリンは「企業が潰れるのは経営者の責任です。そのしわ寄せを労働者に転嫁することは許されません」と言っている。内定切りは人事部長の責任であり、人事部長が責任を負うことは当然である。無実の人がスケープゴートにされた問題とは次元が異なる。たとえ社長の命令やブラック士業の指南に従っただけであるとしても、人事部長は人事部門の責任者として違法な内定切りの責任を免れない。人事部長に同情を寄せることで、ブラック士業を悪の根源とする演出が際立つとの見方も成り立つ。しかし、ブラック士業の言うがままに行動した人物にも責任はある。ブラック士業の最大の被害者はブラック士業と闘わなければならない相手方である。ブラック士業の依頼者がデメリットを受けてこそ、ブラック士業撲滅につながる。
今回の内定切りの原因は、東南アジアに進出した工場の損失である。中国リスク回避などを理由に東南アジア進出が煽られるが、日本の若者に不利益になる構図が浮かび上がる。
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