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9月20日放送予定の日本海賊TVテーマは「東急池上線乗り放題は経営危機の予兆か」です。

東急池上線乗り放題は経営危機の予兆か
東急池上線の乗り放題イベントが東京急行電鉄(東急電鉄)の経営危機の予兆と指摘される。東急電鉄は2017年10月9日に池上線を誰でも終日乗り放題とするイベントを開く。沿線価値の低下や乗客流出の焦りが動機ではないか。
池上線が乗り放題イベントに選ばれた理由は田園都市線や東横線に比べて沿線ブランド価値が低いためであるが、東急グループ自体が池上線の沿線価値を毀損している。東急不動産は池上線久が原駅最寄りの大田区鵜の木で新築分譲マンション「ザ・久が原レジデンス」「ブランズシティ久が原」を立て続けに建設したが、共に住環境を破壊するとして建設反対運動を起こされた(林田力『東急不動産だまし売り裁判37ブランズシティ久が原伐採』Amazon Kindle)。
東急不動産は「ブランズシティ久が原」建設のために、江戸時代から続く自然林を伐採した。この問題は日本海賊TV『金曜8時は今週のふりかえり』(2015年1月23日)で取り上げた。忘年会を中継した『金八アゴラ』(2016年12月30日)でも取り上げた。
「ザ・久が原レジデンス」では竣工時に外壁がパンフレットやウェブサイトと大きく異なるという問題も発覚した。外壁色が黄色系の茶から赤茶系になっていた。また、三色タイルが一色になっていた。東急不動産だまし売りと共通する問題である。
東急電鉄のドル箱路線とされる東急田園都市線も安泰ではない。田園都市線は混雑が酷く、事故が多い。そのために乗客流出の動きがある。小田急電鉄は田園都市線からの乗客シフトを見込んでいると分析されている。「小田急電鉄は来春の複々線化による混雑緩和やスピードアップを機に田園都市線からの利用者シフトをもくろむ」(大坂直樹「東急が池上線を「無料乗り放題」にするワケ」東洋経済Online 2017年9月11日)
「小田急江ノ島線の中央林間で田園都市線に乗り換えている旅客、南武線から田園都市線を経由している旅客、成城学園??二子玉川間の路線バス(東急バス、小田急バス)から田園都市線を利用している旅客のシフトが見込まれる」(「大予想!「小田急線複々線化」でダイヤはこう変わる」現代ビジネス2017年9月8日)
このような動きを踏まえると、鉄道業界にも競争原理を機能させることは有益である。東急沿線に平行線を稼動させることは沿線住民の利益になる。
田園都市沿線は地価も危うい。長嶋修『5年後に笑う不動産 マンションは足立区に買いなさい!』(ビジネス社、2017年8月25日)は「田園都市線の「勝ち組エリア」が負け組に転落する」と指摘する。但し、本書は田園都市線内でも区部と郊外の格差を指摘する。もはや沿線で一体感を持つ時代ではない。『金八アゴラ』「二子玉川ハロウィンパーティーはヤンキー化促進」(2017年9月6日)では川崎のヤンキーが二子玉川に来て治安を乱すと指摘された。
http://www.hayariki.net/poli/chihou.html

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■ 林田力 Hayashida Riki
■■ 『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者
■■◆ http://www.hayariki.net/