香取神社は江東区亀戸にあるスポーツ振興の神社です。御祭神は香取大神に加え、相殿に鹿島神宮の祭神・武甕槌神も祀ります。戦の神様が現代ではスポーツ振興の神様になっています。オリンピック選手も訪れます。
香取神社は天智天皇4年(665年)の創立と伝えられます。中臣鎌足が訪れた際に、香取大神を招き太刀一振りを納めて旅の無事を祈ったことが由来とされます。天慶年間の平将門の乱では、追討使俵藤太(藤原秀郷)が香取神社に戦勝を祈願し、乱を平定し弓矢を奉納しました。これを勝矢と命名され、今日も勝矢祭が続いています。地図を見ると江東区の北の突き出た場所にありますが、辺境とは言えません。埋め立て地よりもはるかに歴史のある地域です。
参道の入口は蔵前橋通りです。参道沿いは商店街になっています。一の鳥居も二の鳥居も灰色です。二の鳥居の手前にトイレがあります。トイレには「といれっと」の表札があり、洒落ています。勝守(かちまもり)のお守りや勝運袋が販売されています。勝守(かちまもり)は勝矢をモチーフとしています。勝運袋は境内の白い石を自分で拾って守り袋に入れます。
境内には亀戸大根の碑があります。大根の形状の碑です。亀戸大根は幕末の文久年間(1861年から1864年)の頃に栽培され始めた江戸野菜です。第14代将軍・徳川家茂の時代です。普通の大根よりも小ぶりですが、ビタミンCが豊富です。葉は柔らかく、浅漬けなどに利用されます。味噌汁の具としても美味です。「おかめ大根」や「お多福大根」と呼ばれました。