どぜう鍋はドジョウ(泥鰌)を煮た鍋です。ドジョウをそのままの形で食べるため、見た目のインパクトは大きいです。ネギを大量に載せ、山椒や七味唐辛子をかけて食べます。東京下町の名物料理です。
ドジョウはコイ目ドジョウ科の淡水魚です。浅い池や沼、小川、水田、用水路などの泥の底に生息します。ドジョウは安くて栄養価の高いスタミナ食です。カルシウムやビタミンB(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12)などの栄養が含まれます。骨や歯を形成し、神経の興奮を抑える効能があります。
ドジョウはウナギと比べて骨ばった感じで、カルシウムが多いことに納得します。ドジョウはウナギと比べて一匹丸ごと食べることが多く、その点でも多様な栄養を摂取できます。養殖ウナギに比べると脂質が少なくヘルシーです。
ドジョウは江戸時代から庶民に愛されてきた夏の滋養食です。夏バテ予防になります。「二匹目のドジョウ」と諺に使われるほど親しまれてきました。ウナギよりも安いのに栄養面では匹敵するという位置付けで、ウナギを買えない人がドジョウで代用しました。しかし、今日ではウナギ以上に接することが少なくなりました。
同じドジョウ料理でも、ドジョウやゴボウを鶏卵で綴じたものを煮たものは柳川鍋です。鶏卵で綴じたものを丼ご飯に載せると柳川丼になります。鶏卵で綴じたものを載せた丼というところから、牛肉の柳川丼、さんまの柳川丼、うなぎの柳川丼などのバリエーションもあります。トロトロした卵でご飯が進みます。
東京都墨田区の「両国どぜう 桔梗家」で2018年4月4日にドジョウ鍋(丸鍋)、鯉こく、さらし鯨を食べました。ドジョウ鍋にはネギを入れます。桔梗家では骨なしのドジョウ料理も提供していますが、カルシウム摂取のためにも骨付きを食べます。
桔梗家ではランチメニューで牛丼や柳川丼を提供しています。2018年3月14日には柳川丼を食べました。美味しそうな匂いが漂います。柳川丼には味噌汁が付いています。味噌汁にはネギが沢山入っています。柳川丼は1100円です。
桔梗家は昭和8年創業の川魚料理専門店です。鰻や鯉、なまずも扱っています。玄関の桶には井戸水が注がれており、ドジョウがいます。畳に座って食べるところも趣があります。100円の割引券をもらえます。店舗は京葉道路沿い、両国橋のたもとにあります。両国橋は武蔵国と下総国の境にあることから名付けられました。