ゆうきまさみ『鉄腕バーディー』(BIRDY THE MIGHTY)(小学館)はSF漫画である。アニメ化された。男子高校生が宇宙人の連邦警察捜査官と二心同体になる。ミスで無関係な住民に被害を及ぼしたことへの連邦警察の対応は真っ当である。

第3巻は、日常に非日常が侵食してくる。この巻では悪徳刑事の嫌らしさ、陰湿さが描かれる。悪徳刑事は見込み捜査で犯人扱いし、市民生活を破壊する。著者は『機動警察パトレイバー』で警察の仕事は弱い者いじめと少年に評させただけのことはある。

悪徳刑事の強引さは警察組織の認めたものではなく、内部から批判されているが、押し止めることはできていない。現実の警察不祥事で内部統制が働いていないことと重なる。既に指摘されているように警察を取り締まる機関が必要である。

この悪徳刑事は因果応報の目に遭う。悪徳刑事の人格は因果応報の目に遭うが、もっと嫌らしい存在になる。そのために主人公らの苦しみは続きそうである。