和歌山県警の警備部機動隊の20代の男性巡査が2018年9月14日、和歌山市内を走行中の警察車両から実弾入りの自動式拳銃1丁を路上に落とした。安倍晋三首相らが移動する際の車列を警備中だった。

警察不祥事は問題そのものに加え、隠蔽体質や発表の遅れも問題になる。この事件も同じである。和歌山県警は翌15日午前2時半に記者発表し、公表の遅れを認めて謝罪した(「首相車列警備で拳銃落とす 和歌山県警、公表遅れ認め謝罪」共同通信2018年9月15日)。近くで金物屋を営む男性は朝にニュースを見るまで、状況を知らなかった。「恐ろしい。知らせるのが遅すぎだ」と憤る(「「まさか拳銃とは」住民驚き 和歌山県警発表は6時間後」産経WEST 2018年9月15日)。

県警のコメントはお決まりの遺憾である。「大変申し訳なく、責任を感じております」と言えないのか。警察不祥事や拳銃の問題が相次いでいる(「和歌山の拳銃紛失「拾った住民が善人でなかったら…」 警察、不祥事相次ぐ」産経新聞2018年9月15日)。画一的な拳銃配備に無理が出ているのではないか。