埼玉県警と神奈川県警の警察官が捜査書類を偽造し、書類送検された。浦和東警察署(さいたま市緑区)の男性警部(58)は草加署や武南署に所属していた2011年2月から2014年3月にかけ、前任地の岩槻署で未処理だった窃盗事件の捜査書類47通を署外に持ち出した上、5事件6通の捜査書類の作成日などを偽って作成し、刑事課長に提出した。

警部は公用文書等毀棄と虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検された。県警は警部を停職6カ月の懲戒処分とし、警部は依願退職した(「個人情報不正照会、住居侵入、捜査書類偽造… 埼玉県警、2人免職、1人停職」産経新聞2015年1月24日)。

神奈川県警川崎署の男性警察官5人は捜索令状の請求に必要な捜査報告書を偽造したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検された(「虚偽報告書作成疑い、警察官6人書類送検 神奈川県警」産経新聞2018年11月30日)。嘘の捜査書類で家宅捜索令状を請求しようとしたとする。

書類送検されたのは川崎署の警部補(35)と29〜35歳の巡査部長2人と巡査長2人。警部補は停職3カ月の懲戒処分を受け、同日付で依願退職した。警部補は「担当する事件で実績を上げたかった。見栄を張りたかった」と容疑を認めている(「うそ書類で家宅捜索しようと…警部補を書類送検」テレビ朝日2018年11月30日)。

5人は銃刀法違反事件の捜査に携わっており、警部補が捜査指揮を執っていた。警部補は部下に対し、事件の関係者が捜索予定場所に出入りしている様子を見ていないにもかかわらず、実際に確認したかのように虚偽の内容を捜査報告書に記載するよう指示していたという。

2018年5月下旬、捜査に携わっていた男性巡査部長(33)から「虚偽の捜査報告書が提出されている」などと上司に報告があったことから発覚。この男性巡査部長も虚偽の捜査報告書を作成しており、虚偽有印公文書作成容疑で書類送検された。また、監督を怠ったとして同署の男性警視(55)と男性警部(41)も本部長注意の処分を受けた。警察官の職務上の犯罪は罪の重さが違う。