椎名高志『GS美神 極楽大作戦!! 4』(小学館)は小竜姫の下での修行がメイン。小竜姫は横島の眠れる才能に気付く。横島は作品内で能力的に大きく変わっていくが、その出発点となった。

修行と言っても訓練的なものではなく、実践バトルである。これはチマチマ修行することは合わないという美神令子の性格によるところが大きいが、漫画として修行シーンは地味という点もあるだろう。

実践バトルであるが、戦闘から学ぶのではなく、倒すことの報奨として能力が向上する。ロールプレインゲーム的な感覚である。昭和の精神論根性論とは無縁である。元々、主人公がワンレン・ボディコンというバブルの残り香のある作品であるが、バブル崩壊後も長期連載が続いた。その背景にはガンバリズムの対極である点があるだろう。

良い話は、おキヌちゃんが不良少女の肉体に入る話である。横島の良いところが描かれる。不良少女は不良のリーダーであるが、依存性薬物だけはするなと仲間に徹底している。最低限のモラルがある。危険ドラッグが社会問題となっている現代も見習わなければならない。