青森県警警備部の20代男性巡査部長が新型コロナウイルスに感染した可能性が高いと知りながら来店し、営業上の損害を被ったとして、十和田市内の居酒屋とナイトクラブの両経営者が計約550万円の損害賠償を求めて青森地裁に提訴した。第1回口頭弁論(佐々木耕裁判官)は2021年1月12日に開かれた。警察官側は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
訴状によると警察官は2020年7月14日夜、他の警察官4人とともに両店に来店した。翌15日に検査で陽性が判明し、両店は12日から14日間の休業を余儀なくされた。警察官が来店前に陽性者の出た派遣型風俗店(デリバリーヘルス)を利用したことを指摘、店に損害を与える予見可能性が認められると主張した(「感染者出たデリヘル利用後、警官が来店した居酒屋が休業分の賠償請求…警官側は争う姿勢」読売新聞2021年1月13日)。「風評被害も重なり売り上げが減少し、感染の恐怖にもさらされた」と主張する(「コロナ接触隠しで初弁論、青森 警官側が賠償請求棄却主張」共同通信2021年1月12日)。
クラブのママは「休業を余儀なくされたとして青森県警を相手に損害賠償を求め、法的措置を検討している」と報道されていた(「警察官がデリヘルでの感染隠しクラブで酒を…ママが怒りの激白「青森県警を訴えます」」日刊ゲンダイ2020年8月1日)。居酒屋店主は「接触を認め、自覚した行動を取らなかった」と憤っていた(「「影響の大きさ認識を」/感染警察官利用・十和田の飲食店、賠償請求も視野」東奥日報2020年7月29日)。
https://note.com/hayariki/n/n6e23068ff0e1