素朴な疑問

七年の夜・韓国小説書評

#韓国 #小説 #書評
『七年の夜』は韓国の小説である。韓国で話題の作家の作品である。現在進行形の話と回想が並行して描かれる。
有力者のバカ息子のために警察が見込み捜査する腐敗が描かれる。真相が明らかにされても反省しない。「弱みを見つけて横暴な捜査をもみ消そうとしたのかも知れない」(42頁)
その後は虐待の話が続き、重たい。息子が視点人物の話は感情移入できるが、大人達が視点人物の話は病んでおり、読んでいて辛い。暴力の描写も色濃い。女流作家がよく書けると感じた。韓国は日本よりもジェンダーの壁は低いと感じた。
可哀想なキャラクターはウンジュである。韓流ドラマのラブコメでは強気なツンデレのヒロインになりそうなキャラクターであった。しかし、本書では良いところがない。
本書のプロットが日本の作品で登場したならばスマートなキャラクターによって相手の何手先を読む高度な心理戦になりそうである。しかし、本書では、ただただ偏執的である。

ソロモンの偽証3

#ミステリ #書評 #小説
宮部みゆき『ソロモンの偽証』文庫版3巻は、真実を明らかにするための学校内裁判が始まる。真実を明らかにするために裁判するという発想が面白い。皆が同じ方向に一致団結して進むという特殊日本的集団主義ではない。弁護人側や検察側など各々が異なる役割を果たして真実を見つけようとする。
一方で次々と事件が起きた2巻と比べると迫力の低下は否めない。ジャーナリストが登場し、真剣に社会悪を糾弾しようとした2巻に比べると中学生中心の物語であり、所詮は裁判ごっことの見方も出てくる。
幼稚な裁判ごっこにしない要素として非常に大人びた新キャラクターが登場する。彼は裁判に深みを与える意味のあるキャラクターであるが、中学生離れしたキャラクターが降ってわいたように登場することは御都合主義にも感じる。
2巻と比べた物足りなさとして、視点人物が優等生中心になっていることもある。ルサンチマンを抱えたキャラクターの内面を描く生々しさが乏しくなった。
藤野は学校の考える優等生のレールから外れたかもしれないが、ヤンキーの気持ちを考えようとする点は金八先生的な意味の優等生である。ヤンキーとは向き合うのに、ヤンキーにいじめられていた少女は後回しにされる点に世の中の不公正を感じる。野田健一のようなヤンキーの被害者になりうる存在でさえ、ヤンキーに共感する一方で、いじめられていた少女は皆から嫌われていたと評していた。
ヤンキーには荒れる理由があるかもしれない。しかし、それは周囲の生徒がヤンキーの被害を我慢しなければならない理由にならない。ヤンキーにばかり一方的に理解が求められる状況は不公正である。

海堂尊レビューのキンドル本

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#Amazon #書評 #医療
林田力『海堂尊レビュー』は医療ミステリー作家・海堂尊の桜宮サーガのレビューである。海堂尊『チーム・バチスタの栄光』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、多くの作品がドラマ化や映画化されている。

【書名】海堂尊レビュー/カイドウタケルレビュー/Review about Kaido Takeru
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
【出版社】江東住まい研究所/コウトウスマイケンキュウジョ/Koto House Laboratory

『ジェネラル・ルージュの凱旋』大学の旧友の距離感
『ジェネラル・ルージュの伝説』
『ナイチンゲールの沈黙』医療ミステリーらしさ
『イノセントゲリラの祝祭』官僚はゴキブリ以下
『極北クレイマー』開発と福祉はトレードオフ
『ジーン・ワルツ』禁断の告発に衝撃
『マドンナ・ヴェルデ』新築マンションの危うさにも言及
『モルフェウスの領域』過去の作品を大切にする豊かさ
『アクアマリンの神殿』
『ひかりの剣』大学生活が人間形成の基盤
『ブラックペアン1988』青かった高階権太病院長
『ブレイズメス1990』経過の作品を読みたくなる
『スリジエセンター1991』
『夢見る黄金地球儀』没個性的な開発への怒り
『ナニワ・モンスター』
『螺鈿迷宮』終末期医療がテーマ
『輝天炎上』
『ケルベロスの肖像』
『カレイドスコープの箱庭』
『アリアドネの弾丸』法医学者を演じる小西真奈美の華と謎
『アリアドネの弾丸』仲村トオルが原作よりカッコいい熱血漢に
『アリアドネの弾丸』第3話、伊藤淳史の善良さが他者の心を動かす
『アリアドネの弾丸』第4話、ダブル主演キャラの逆転現象
『アリアドネの弾丸』第5話、仲村トオルの人を食った魅力
『アリアドネの弾丸』第6話、悪役ポジションを固めた高橋克典
『アリアドネの弾丸』第7話、葛藤と悲哀を演じた福士誠治
『アリアドネの弾丸』第8話、科学信奉者から人間味を見せた安田顕
『アリアドネの弾丸』第9話、冤罪事件に際どい演出
『アリアドネの弾丸』第10話、気弱そうな中村靖日の見せ場
『アリアドネの弾丸』最終話、掟破りの真犯人

前近代の日本史

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#Amazon #歴史 #日本史
東急不動産だまし売りをナアナアで放っておくことは正しくない。東急不動産だまし売りを思い出すと腸がフツフツと煮えくり返り、吐き気がし、酸っぱいものが込み上げてくる。怒りの炎はオリンピックの聖火のように燃え上がる。
マンションだまし売り営業は自分の裁量次第で解決できることも、一度たりとも快諾したことがない。必ず消費者に頭を抱えさせる癖があった。

林田力『前近代の日本史』は古代から江戸時代までの日本史の記事集である。

【書名】前近代の日本史/ゼンキンダイノニホンシ/Pre-modern Japanese History
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
【出版社】江東住まい研究所/コウトウスマイケンキュウジョ/Koto House Laboratory

『日本の歴史をよみなおす』
『天駆ける皇子』
『飛鳥燃ゆ 改革者・蘇我入鹿』新鮮な歴史観
『大和燃ゆ』十五年戦争の日本に重なる白村江の戦い
『空海の秘密』
『風と雲と虹と』
『小説 平清盛』前向きな清盛像
『平清盛』『忠臣蔵』貴族的な権威に人間味を対置
『平清盛』源平の御曹司
王家は序の口、大河ドラマ『平清盛』の大胆さ
大河ドラマ『平清盛』の画面の汚さと王家使用
中二病患者から離れられない『平清盛』
『平清盛』佐藤義清の出家で二極分化
『建礼門院徳子』徳子の秘められた心理描写
『源頼朝―鎌倉殿誕生』
『かまくら切通しストーリー』
豊臣政権と徳川幕府
本多正信
『家康、江戸を建てる』
『千姫狂乱』時代の狂乱
『バガボンド(34)』
萩城
毛利輝元
伊予松山城
島津の琉球侵攻
『沢庵』
『権力に抗った薩摩人』
『三くだり半と縁切寺』
『弾左衛門とその時代』
『江戸の非人頭 車善七』
『江戸のアウトロー 無宿と博徒』
『大奥』
『我間乱 GAMARAN』
『茶と美』『茶の湯の常識』
『釜と炉・風炉 扱いと心得』茶道具の写真撮影の参考
『茶人と名器』茶人と茶道具を紹介
『茶道をめぐる歴史散歩』茶室は結界
『やきもの鑑定五十年』
「江戸・東京の茶の湯展」が日本橋高島屋で開催
茶室における露地の効用
茶道と禅宗
薄板
茶碗
唐物茶入れ
茄子
真行草
茶室は神聖な空間
唐物点前(唐物点)
播州林田藩

世界史

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#Amazon #歴史 #世界史
マンションだまし売りを許すことは、「死んでも構わない」と言うことと同じであった。マンションだまし売りの東急不動産が誠実に振る舞う確率は地球と冥王星がランデブーする確率より低い。マンションだまし売り被害者の絶望は計り知れない。

林田力『世界史』(アマゾンKindle)は世界史に関する作品のレビュー集である。

【書名】世界史/セカイシ/World History
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
【出版社】江東住まい研究所/コウトウスマイケンキュウジョ/Koto House Laboratory

『ヒストリエ』古代ギリシアの風俗
『ハンニバル戦争』
『ガリア戦記 (まんがで読破)』
東急不動産だまし売り裁判とテルマエ・ロマエ
『テルマエ・ロマエ II』
『テルマエ・ロマエ III』
テルマエ・ロマエの長編化に賛否両論
『テルマエ・ロマエ V』
『テルマエ・ロマエ VI』
『アンヌウヴンの貴公子』
『三国志40人の名脇役』
『SOUL 覇 第2章』
『女王の花』
『女王の花 2』
『女王の花 3』
不寛容への怒り『秘密の巻物』
『女教皇ヨハンナ』女性を抑圧したキリスト教の家父長的性格
『修道女フィデルマの探求 修道女フィデルマ短編集』
『翳深き谷』
『消えた修道士』
『オクシタニア』
『ヴィンランド・サガ』
『傭兵ピエール』弱さと熱い感情
『預言者ノストラダムス』歴史上の預言者を描く
『ルネサンスの偉大と退廃』
『チェーザレ〜破壊の創造者〜』
『黒王妃』
『ハプスブルクの宝剣』
『かの名はポンパドール』
『二都物語』
『革命のライオン』少しの勇気が革命を起こす
『バスティーユの陥落』口火を切る勇気
『聖者の戦い』怪物タレイラン
『議会の迷走』
『王の逃亡』人を馬鹿にした嘘への怒り
『フイヤン派の野望』ジャコバン・クラブの分裂
『ジロンド派の興亡』生存権
『小説フランス革命XI 徳の政治』
『小説フランス革命XII革命の終焉』
『バスティーユの陰謀』
『マリーアントワネットの遺言』ブラック士業
『マリー・アントワネットの料理人』
『象牙色の賢者』
『青年将校ジョージ・ワシントン』
『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』
『エジンバラの古い柩』
『家政婦は名探偵』
『憂国のモリアーティ』
『乙嫁語り』
『濡れた魚』
『ゴールドスティン』
『オリーブも含めて』
『火星からの侵略』
『スターリン秘史 巨悪の成立と展開 3』雇われ左翼批判
ナチス批判
欅坂46のハロウィン衣装がナチス酷似
『若き日の哀しみ』
『ダライ・ラマ自伝』
『ルポ チェルノブイリ28年目の子どもたち』
『パレスチナ・そこにある日常』
『イスラム国の野望』
パレスチナ問題
『緑の資本論』
『冬の兵士』
『バーニー・サンダース自伝』
『アメリカ帝国衰亡論・序説』
『探偵は壊れた街で』
『観光コースでないシカゴ・イリノイ』
『中国は民主主義に向かう』
『アジアに架ける橋―ミャンマーで活躍するNGO―』を読んで
『雪』
『ソマリアの海賊』
『マンガでわかる! 世界最凶の独裁者18人』
『世界国勢図会』
『BILLY BAT(7)』ケネディ大統領暗殺の裏面を描く
『BILLY BAT(8)』
『BILLY BAT(9)』アポロ計画の嘘に挑む
『BILLY BAT(10)』
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