二子玉川ライズを見直す理由の一つは、再開発による街の陳腐化である。どこにでもあるような巨大再開発ビルは街を陳腐化させ、地域経済にも大きなダメージを与える。二子玉川ライズでは人々が駅や商業施設、オフィスなど個々の機能を利用して通過するだけである。地域の人々が気軽に集まり、交流し、にぎわいを生み出す機能が欠けている。再開発による経済発展を期待する人々はプロパガンダを軽信する軽率な人々である。

再開発が街の個性を喪失させ、衰退させることは商店街からも指摘される。東京都墨田区の錦糸町商店街振興組合の山田昇理事長は以下のように語る。「90年代から2度の再開発で駅前はキレイになりましたが、どの街にもあるような店ばかりになってしまった。かつての雑多な魅力が失われ、街は廃れるばかり。確実にゴーストタウンになってしまいます」(「スカイツリーのせいでゴーストタウンになる錦糸町」日刊ゲンダイ2012年3月29日)

二子玉川ライズを見直す理由の一つは、広域生活拠点の時代遅れである。二子玉川ライズは玉川に賑わいの広域生活拠点を作ることが目的であるが、これ自体が時代遅れである。ターミナル駅に人を集める広域生活拠点は徒歩圏の商店街を衰退させ、買い物難民を増加させる。単一の拠点が経済や文化をけん引する時代は終わった。広域生活拠点への機能集中から生まれる歪みを認識しなければならない局面が到来している。
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東急リバブルのアルス東陽町虚偽広告 林田力
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