木更津市
はやさかクリニック
抗加齢医学会指導士
分子整合栄養医学 栄養カウンセラー
早坂 麻奈美です






虹の橋
Author Unknown
訳◎チタリニ
天国のほんのすこし手前に「虹の橋」という場所がある。
この世のだれかと親しくしていた動物は
いのちを終えると「虹の橋」へ旅立つのだ。
そこには草原や丘がひろがり
彼らは共に走りまわって遊ぶことができる。
食べ物や水はたっぷりあるし、太陽の光が豊富に降りそそぎ
暖かい安らぎの中で過ごしている。
病気だった友や、年老いてしまった友は
すべて健康と力強さを取り戻し、
傷付いたり、からだが不自由になってしまった友は
まったく元どおりの丈夫なからだを取り戻す。
ちょうど、過ぎ去った日々の思い出の中のままの姿で。
みんな幸せで満足しているが、たったひとつ心残りがある。
それは、特別なだれかが、
あとに、残してきてしまっただれかが、
ここにはいないということ。
彼らはみんなで走りまわって遊んでいる。
だが、ついにある日、
その中の一匹がふいに立ち止まり、遥か彼方に目をこらす。
彼の瞳はきらきら輝き、抑えようのない興奮にからだは震えはじめる。
突然彼は仲間たちから離れ、緑の草地を駆け出した。
まるで飛ぶかのように速く。
あなたを見つけたのだ。
ついに出会ったあなたとそのかけがえのない友は
固く抱き合って再会を喜ぶ。
そしてもう二度と離れることはない。
幸福なキスの雨があなたの顔に降りそそぎ
あなたの両手はいとしい友の頭をやさしく撫でる。
そしてあなたは信頼にあふれるその瞳をもういちど覗き込む。
あなたの人生から長いあいだ失われていたが
決してあなたの心の中からいなくなることのなかったその瞳を。