10月2日〜4日は千葉舞浜で日本美容外科学会が開催されました。

私は学会の運営に関わる評議委員であるため、2日は評議委員会の会議に出席、


シンポジウムで「シミ」について発表しました。


タイトルは「シミを確実に消すためのキーワードは「毛細血管拡張の見極めである」

としました。


シミの治療がレーザーで行われるようになってから約25年は経ちますが、いまだ学会で討論

されると言うことは、実はシミ治療は難しく、奥が深いと言うことなのです。


今回のシンポジウムで討論したのも美容外科業界では超有名な重鎮の先生ばかり。

当然皆さんプロ中のプロ、だれもレーザーだけ照射して終わり、なんて軽く考えてる人はいません。



しみ治療はレーザー照射すれば簡単にとれるものではないのです。

まず、診断が重要になってきます。いくつかの画像解析装置をもちいてシミの診断をします。

それによって使用するレーザーも異なってきますし、治療のタイミングも異なってきます。

いつ治療すべきか、どの機械をするのか、どんな出力で、また繰り返し治療を行う場合、

その間隔とか。またアフターケアー等についても考えないといけません。

一種類のレーザーを当てるだけではプロがやる「シミ治療」とはいえません。

診断も全くおろそかで、看護師さんとが照射するというクリニックが少なくないと聞きま

すが、レーザー照射の時の皮膚の反応を見ながら微調整をするなど、照射のテクニックも

重要ですので、それでは上手くいくはずがありません。


シミ治療はとても奥が深いのです。


IMG_5902 2
スクリーンショット 2019-10-07 18.27.24
IMG_5974 2
IMG_5973EA62B6EE-18FF-4D31-BCC3-53137012ECAE