「プリクラ」生んだアトラス、業務用ゲームから撤退 - ITmedia News
 アトラスは2月6日、「プリクラ」などを生んだ業務用ゲーム関連事業から3月末で撤退すると発表した。アミューズメント業界が低迷しており、今後黒字化する可能性は少ないと判断した。

 2008年7月期の同事業売上高は53億8400万円、営業利益は5900万円だった。ただ09年7月期の同事業は営業赤字は避けられない見通しで、再建と成長可能性を検討した結果、「同事業が今後黒字転換し、収益を確保できる可能性は乏しいとの判断に至った」として撤退を決めた。今後は家庭用ゲーム機に経営資源を集中する。

 アトラスといえば「プリント倶楽部」なんだけど、フォトシールベンダー市場でのアトラスはもうすでに主要なプレイヤーではなく、これをもって「プリクラブームも不況には勝てず」とするのはちょっとピントがずれている。

 そもそも「プリント倶楽部」というものは、任天堂ではないが「枯れた技術の水平思考」の産物ともいえる製品であった。安価な基板(家庭用ハード、メガドライブ上位互換のSystem C2基板)と卓上用単焦点ビデオカメラ(今で言うwebカメラみたいなもの)、そして民生用のビデオプリンター(SONY製)の組み合わせで、簡単な合成写真が撮れるというものであった。

 余談だが、プリント倶楽部は稼動初期はインカムが低迷していて、1プレイ300円のプレイ料金を200円にディスカウントしてもやっぱりダメで、「どうしたもんかなー」と思っていたらアトラス広報さんがTV番組(SMAPの番組だったはず)などでのパブを積極的に展開して盛り返した、という経緯がある。俺もいろいろと営業努力をしたもののサッパリ手応えが無く、ある日突然インカムが激増したので「SMAPには勝てねえ」と思ったものである。

 そして、アトラスの「プリント倶楽部」はそこから大きく進化する事がなかった。(「メイキング倶楽部」という派生シリーズをセガと共同で展開したが、そのどれもがニーズを読みきれてなかった)

 最近のフォトシールベンダーは、アトラスの製品に比べてはるかに高機能である。グリーンバックでの背景合成や、「デカ目」などの画像補正機能、携帯電話への画像データ転送などなど。顧客(女性客)のニーズを最大限くみ上げ、日々進化し続けているのだな。

デカ目に見せる『Jewella Eye』、人気の要因は? | エキサイトニュース
また、昨年12月4日からは従来の「デカ目効果」に加え、「小顔効果」と「ツヤ髪効果」の機能もプラスされた。
この機能については
「小顔効果については、顔がほっそりする感じです。あくまでさりげなくで、通常の写真と見比べてみるとわかる、といったレベルです。
ツヤ髪効果は、髪に“天使の輪”ができるという形になっております」
と、可愛く写るための機能が、ますます磐石なものに。ちなみに、『Jewella Eye』は1回400円で撮影できるそうです。

 なんで、アトラスの撤退劇は、WiiとかDSといった任天堂ハードの今後の姿になる可能性もあるなあ、なんてことも思うわけです。ま、任天堂はR&Dにすんげー金を使っているので、任天堂自身が「技術的に立ち遅れる」ことは無いだろうが、サードパーティは立ち遅れるところも出てくるだろう。(もう出てるともいえる)

 アトラスさんのマシンで「これがなくなるとちょっと困るかも」というのは「TRYシリーズ」かな。よくある、「制限時間内にバスケットボールをゴールに入れる」とかいうやつ。この手のゲームって、上手に運営できているロケーションが少ないんですけど(モニター付のゲームに比べて発光部が少ないので、ただ設置しただけだとその周辺の光量が落ちて寂れた印象になってしまい、お客のプレイ意欲を喚起できてないお店が多い)、無いとちょっと困るなあ、という感じ。

 でもまあRS(リバーサービス)さんがやってくれているので、「完全に市場からそのジャンルが消える」ということは無いんですけど。

 注文をつけるならば撤退と同時に技術資料を全部公開してほしいっすねえ。公式サイトにPDFを置いておくだけでいいので。TRYシリーズにしろプライズマシンにしろ、筐体はこれからも長く置かれるわけだしさ。

 とまあ、倒産したサンワイズのプライズマシン(ハンマー叩いてマーカーを打ち上げる奴)の修理相談のメールに返信しながら思った俺だ。パーツが無いときは自分で鉄板折り曲げて作るしかねえっす。元がアルミ板だから、金属疲労で折れるですわ。つーか物持ち良いナー。

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