先に観てきた家族が
ちょっとビミョー?に首を傾げながら

「人がほんとに大勢出てくるんだけど
・・・まあ・・・良かったよ」

群像劇?と訊くと
まあそんな感じとのこと。

群像劇は好きなので
昨日雨の中を映画館まで行って
なんとか観てきました。


とても重く辛い内容・テーマなのに
スクリーンを観ていると、なあんとなく
辺りを風が吹き抜けていくような
不思議な空気感があって・・・

『ヘヴンズ  ストーリー』とか
『64ーロクヨンー』〔前・後編)も
こんな感じがしたな~なんてぼんやり考えていたら
3作とも同じ、瀬々敬久監督の作品だとか。
この間知人から聞いていたのに
きれいさっぱり忘れてました(^^;。


主要人物だけでも5~6人いて
まさに「群像劇」ですが、中でも
重要なのが、30代の男性二人。

片方〔鈴木)は、チラシでも予告編でもはっきり
かつての「少年A」と謳っている人。
もう一人(益田)は、たまたま同じ工場に
同じ日に(住み込みで)勤め始めた
元ジャーナリスト。

人づき合いを明らかに避けている鈴木はもちろん
仕事上の挫折を経験した益田も
人に言えない秘密を抱え、ギクシャクしながら
それでも二人は親しくなっていきます。

彼らの人生に交差する形で
息子(当時未成年)が無免許運転で
(ヨソの)子どもたち3人を死なせてしまった父親と
恋人に唆されてAV出演を強いられ
別れた今もつきまとわれている女性、そして
少年医療刑務所で鈴木の担当だった女性職員など
それぞれの物語も描かれます。

・・・とにかく、どの人も
〔或いはその他の人たちもほとんど全員?)
抱えている「人生の苦労」が深刻で
見ていて、息が詰まる思いだったのですが・・・


さまざまなことを考えさせられました。
中でも強く、私に響いてきたのは

「謝罪しても赦されることはない」
「何をしても償うことなど到底出来ない」
そういう「罪」を犯しても
「人はそれでも、生きていかなければならない」という
ある種の感慨(ため息?諦観?)のようなものでした。

「罪」と言っても、直接法に触れるものとは限らない
ただ、その人に「罪」の自覚があり
他者のみならず、自分で自分を赦すことが出来ない・・・
そういう場合も含めてのこと。

でも、作り手はおそらくそれを
「希望」として描こうとしたのだろうと。


顔も名前も知っている俳優さんたちが
大勢出演していて、そのお蔭で(見分けがつくので)
ちょっと詰め込みすぎ?のようなストーリーでも
私にもついていける・・・というのも
私が以前観た2作品と共通しています(^^;。

もうちょっと細かい部分でも感想も
書けたらいいのですが・・・こういう作品の場合
私には〔物思いが広くなりすぎて)
整理しては書けないかもしれない・・・と思い
とりあえずこちらの日記に書きました。


神サマ・・・

調子がなかなか良くならなくて
もう観られないと思っていました。

観られて良かった。

ありがとうございました。





にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ