先日書いたカウフマンのキャンセルのニュースはドイツ語の新聞でも話題になっている。キャンセルの理由は胸部に見つかった良性の腫瘍を取りのぞく手術をするためで、福島の原発事故の影響ではないと説明している。国立歌劇場の来日予定の団員400人の約4分の1にあたる100人近くが無給休暇を申請して来日を拒否したから、ここに来てスター歌手がキャンセルすると団員が同様するというのはあるだろう。せっかく見つけたエキストラが嫌がって来なくなると、また他の人を探さなければ生らない。今バイエルン国立歌劇場は劇場は夏休み中だから、迅速な対応が取れない。

理由はともかく、カウフマンを楽しみにしていた日本のファンは残念だろう。バイエルン国立歌劇場のローエングリンはヨハン・ボータだけど、ボローニャ歌劇場のドン・ホセ役はマルセロ・アルバレスだそうだ。

もうひとつ紹介したニュースの続報、ストライキを予告していたシカゴ・リリックオペラは、歌手の組合が5パーセントの賃金カットを了承して合意に達したので、ストは回避された模様。アメリカの団体はほとんど一般からの補助金で運営されているので、景気が悪くなると予算にすぐに影響がある。2008年からの経済危機の影響でフィラデルフィア管ですら倒産してしまったくらいだから、さらに2番底かもしれない今の状況では組合側も強くは主張できなかったのだろう。

ストはは回避されたので、チケットを買ったお客さんには影響は無い。