読売新聞などが、バイエルン国立歌劇場団員の来日拒否の話を報道したらしい。この話題はドイツ国内では劇場が休みに入る7月中から話題になっていたけれど、劇場の総裁が来日したので記者会見で質問が出たのかもしれない。結果的に100人近くが無給休暇をとって、その分はエキストラで補うという。どうやら日本人の合唱団も参加するようで、合唱指揮者らが一足先に来日してリハーサルを積んでいるようだ。

来日拒否はバイエルン国立歌劇場に限るのかと言えば、そう考えるのはちょっと甘いような気がする。メトの来日だってきっと来日拒否した団員はいただろう。でも何人が来日拒否してエキストラに代わったかなんて、普通なら公表する必要は無い。もともと毎日公演している劇場では、エキストラの起用は当たり前だ。今回はちょっと多いけれど、その分しっかりリハーサルするだろうから、質の低下があるとは限らない。

それでは今後来日する有名団体はどうなのだろうか。週末にウイーンに行って小耳にはさんだのだが、ウイーンフィルも来日したがらない演奏者がたくさんいるようだ。

ハイドンフィルのオーストリア人メンバーは、ウイーン国立歌劇場関係者も多く、例年ウイーンフィルの来日公演には何人かが同行している。でも今年は殆どの人が「日本には行かない」と言っていた。唯一参加するのはトランペットのフレディことアルフレッド・ガールのみ。実際に日本に行くメンバーを確認したわけではないからどの程度信じてよいのかはわからないけれど、今回の来日メンバーはクラリネットのシュミードルなどのリタイア組が中心で、エキストラも多いそうだ。もしかしたら今回はウインナーオーボエは誰も参加しないなんていう話も聞いた。もし本当ならウイーンフィルにフレンチ・オーボエということになる。日本のウイーンフィル通の方には残念がる方もいそうだ。

ウイーンフィルのツアーのリハーサルは今日辺りから始まって、金曜日に出発だそうだ。まず東南アジアやオーストラリアを回ってから日本に行く。ひょっとすると今年は往年の人気プレーヤーの姿を再び日本で見ることができるかもしれない。